20180302 阪堺モ161形撮影記(5)そして、住吉っ!! [ちん電[阪堺電気軌道]]
40代になって初めて書く記事は、引き続き、3月2日の阪堺電車撮影記。
でも、これを書きながらも、やはり、もう一度、撮りに行きたくて。
ただ悩ましいのは、それに許された期間は...。古い車体で冷房化改造が難しいため
モ161形4両は非冷房車。つまり、冷房を使用する時期は貸切運転以外、
我孫子道の車庫でずっと寝ているのである。
ということは暖かくなる前に行かないと撮れないわけで。
何とかその機会を見つけたくて、悩んでいる次第。モ161形の長い長い“夏休み”は、
いったい、いつから始まるのだろうか!? 5月くらいまでは走ってくれるのだろうか!?
【2018年3月2日12時39分】 阪堺電軌阪堺線・我孫子道電停(後追い)
そういう意味で、なかなか撮るのが容易ではないのが、阪堺モ161形。
わずか1往復とはいえ、撮りたかった1両を撮ることができたのは、大喜びだった。
というわけで、空腹も何のその。ここからモ164号車の“追尾”を開始っ!!
「同じ電車の写真ばかり、何度も載せるなよ!!」というお叱りの声が届きそうだが、
でも、本人としては、まさに無我夢中。モ164号車が視界の中にある限り、
EOSくんのシャッターボタンを離さなかった。
…… ……
2018年3月2日(金)晴れ
ちょうど、ホントに偶然だった。石津と御陵前での撮影地の“下見”を終えて戻って。
実は綾ノ町電停周辺でも御陵前と似た撮り方が可能であって...
(撮影地としては綾ノ町の方がメジャーかも知れない)
もし、綾ノ町での“下見”をしていたら、この瞬間には出会えなかった。
近くのコンビニでトイレをかりようと我孫子道で下車していなかったら、気づかなかった
かも知れない。
何もかもが一致して...、偶然に偶然が重なって、ちょうどこのタイミングで我孫子道。
【2018年3月2日12時36分】 阪堺電軌阪堺線・我孫子道電停
そんな感慨にふける間もなく...
「貸切」表示のモ164号車、営業列車を1本通したら、ポイントの転換を待って
ヘッドライトが灯って...
【2018年3月2日12時38分】 阪堺電軌阪堺線・我孫子道電停
場所の選択の余地も無し。もう、ただただ必死になってカメラを構えるしかなかった。
串パンしてはいるものの、車体全景もこうやって記録できて。
我孫子道電停は商店街の入口、大阪らしい街、非常に活気があって...
電停前の踏切は道幅は広いものの遮断竿のないタイプ。警報音が鳴り出すのとともに
交替運転士さんが適宜、両手をひろげて人と自転車の通行を遮断するのだが...
「早く通せ!!」とオッサンが食ってかかるのが、いつもの光景。
往路は回送で復路で団体が乗車するのだろうか、車内は無人のままで。
天王寺駅前・えびす町ゆき乗り場に入線するも、営業列車と違ってドア扱いもなく、
モ164号車は、すかさず出発していくわけで。
【2018年3月2日12時39分】 阪堺電軌阪堺線・我孫子道電停(後追い)
件の踏切、電車の通過とともに飛び出していって、望遠で狙ったのが今日のトップ写真。
営業列車に続行する形で安立町電停に向かっていく姿を目で追ったら...
もちろん、追尾開始。
でも、その前に。
もう1両、今日のお目当て「金太郎塗装」のモ166号車は...
【2018年3月2日12時42分】 阪堺電軌阪堺線・我孫子道電停
こちらは「あびこ道」表示のままパンタを下ろしてお休み中。ということは、
しばらく動く気配は無さそうで。
それならば...
すぐにやって来た、後続の天王寺駅前ゆき。
「どこで撮るべきか...」
ずっと考えていた訳だが、何と言ってもモ164号車の方向幕は「貸切」だった。
つまり、天王寺駅前に向かったか、えびす町に向かったか...
途中、阪堺線なら天神の森、上町線なら住吉と松虫に折返し用のポイントがあるが
それが使われる可能性は極めて低く、どちらかの終点で折り返して戻るはず。
ここで「どちらかに賭ける」のは危険なわけで。
ということは...
住吉で降りるしか選択肢はなかった。路面上を走る区間で撮ろうとすれば、
クルマや歩行者に被られて、撮り逃すリスクも高いが、道路信号などで止まることも多く
「こうやって、ここで、こう撮る!!」と決め打ちするのでなければ、撮れる確率は
上がるわけで...
やはり、路面電車は道路上をゆく併用軌道区間で撮りたくて。
【2018年3月2日12時49分】 阪堺電軌阪堺線・住吉電停付近
終点の天王寺駅前も、えびす町も、電車1両を留置しておく程度の余裕はあるが、
どう考えても、長時間停車させておくメリットは無いわけで。他の撮影時に他車での
「貸切」運用を見たこともあるが、定期電車の合間を縫う形で、天王寺駅前での
団体乗車 → 折返し発車の流れは、超早技だったはず。ということは30分ほどで...。
ということで、暫しのあいだ“予行演習”である。
【2018年3月2日12時50分】 阪堺電軌阪堺線・住吉電停付近
赤い車体のモ704号車は「都ホテル」の広告電車。
形式によらず、阪堺電車の運用は原則として、天王寺駅前-浜寺駅前間の直通運用に
入ったら、基本的に日中一杯は、その運用に就き続けるというケースが多いみたい。
そう、この電車、午前中に石津川鉄橋で撮った車両である(→ こちら)。
【2018年3月2日12時54分】 阪堺電軌阪堺線・住吉電停付近
住吉付近で上下電車が離合することも多く...
いろいろなシーンを想定して、どう動きながら、どうやって撮れば良いか
シミュレーションを続けたのだった。
【2018年3月2日13時21分】 阪堺電軌阪堺線・住吉電停付近
1時間に2本だけにまで減便されてしまったのは、阪堺線の恵美須町発着便。
道路上にある住吉電停に停車中に、上町線からの我孫子道ゆきが先行する。
12分間隔で走る、天王寺駅前-浜寺駅前の直通電車に乗り換えできるようにダイヤを
設定しているため、「1時間に2本」であっても、36分・24分間隔が基本。
でも、ちょっとタイミングがずれると、こういう、両線の電車の出会いというのも、
時折見られるのである。
【2018年3月2日13時25分】 阪堺電軌阪堺線・住吉電停
「堺トラム」とすれ違うのはモ351号車。
この塗色、晴れた日にオート撮影で撮ろうとすると、露出オーバーになってしまう
ちょっと悩ましい存在。それが並んだのだから...
「RAW撮影で良かった」と思う瞬間。
そして、このモ351号車、そう、この電車の前を走っていたはずなのがモ164号車。
ということは、そろそろ来ないといけないタイミングだが...
天王寺駅前での折返しで、もう1本、営業電車を先行させたみたい。
(天王寺駅前電停は、1本の線路しかないが、電車2両が“縦列停車”可能な長さが...)
13時半を回って姿を現したのは...
【2018年3月2日13時34分】 阪堺電軌上町線・住吉電停
踏切や信号の関係もあって、いったん停車を余儀なくされる訳で、そのチャンスに...
住吉電停を通過するモ164号車である。
信号が変わると...(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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でも、これを書きながらも、やはり、もう一度、撮りに行きたくて。
ただ悩ましいのは、それに許された期間は...。古い車体で冷房化改造が難しいため
モ161形4両は非冷房車。つまり、冷房を使用する時期は貸切運転以外、
我孫子道の車庫でずっと寝ているのである。
ということは暖かくなる前に行かないと撮れないわけで。
何とかその機会を見つけたくて、悩んでいる次第。モ161形の長い長い“夏休み”は、
いったい、いつから始まるのだろうか!? 5月くらいまでは走ってくれるのだろうか!?
【2018年3月2日12時39分】 阪堺電軌阪堺線・我孫子道電停(後追い)
そういう意味で、なかなか撮るのが容易ではないのが、阪堺モ161形。
わずか1往復とはいえ、撮りたかった1両を撮ることができたのは、大喜びだった。
というわけで、空腹も何のその。ここからモ164号車の“追尾”を開始っ!!
「同じ電車の写真ばかり、何度も載せるなよ!!」というお叱りの声が届きそうだが、
でも、本人としては、まさに無我夢中。モ164号車が視界の中にある限り、
EOSくんのシャッターボタンを離さなかった。
…… ……
2018年3月2日(金)晴れ
ちょうど、ホントに偶然だった。石津と御陵前での撮影地の“下見”を終えて戻って。
実は綾ノ町電停周辺でも御陵前と似た撮り方が可能であって...
(撮影地としては綾ノ町の方がメジャーかも知れない)
もし、綾ノ町での“下見”をしていたら、この瞬間には出会えなかった。
近くのコンビニでトイレをかりようと我孫子道で下車していなかったら、気づかなかった
かも知れない。
何もかもが一致して...、偶然に偶然が重なって、ちょうどこのタイミングで我孫子道。
【2018年3月2日12時36分】 阪堺電軌阪堺線・我孫子道電停
そんな感慨にふける間もなく...
「貸切」表示のモ164号車、営業列車を1本通したら、ポイントの転換を待って
ヘッドライトが灯って...
【2018年3月2日12時38分】 阪堺電軌阪堺線・我孫子道電停
場所の選択の余地も無し。もう、ただただ必死になってカメラを構えるしかなかった。
串パンしてはいるものの、車体全景もこうやって記録できて。
我孫子道電停は商店街の入口、大阪らしい街、非常に活気があって...
電停前の踏切は道幅は広いものの遮断竿のないタイプ。警報音が鳴り出すのとともに
交替運転士さんが適宜、両手をひろげて人と自転車の通行を遮断するのだが...
「早く通せ!!」とオッサンが食ってかかるのが、いつもの光景。
往路は回送で復路で団体が乗車するのだろうか、車内は無人のままで。
天王寺駅前・えびす町ゆき乗り場に入線するも、営業列車と違ってドア扱いもなく、
モ164号車は、すかさず出発していくわけで。
【2018年3月2日12時39分】 阪堺電軌阪堺線・我孫子道電停(後追い)
件の踏切、電車の通過とともに飛び出していって、望遠で狙ったのが今日のトップ写真。
営業列車に続行する形で安立町電停に向かっていく姿を目で追ったら...
もちろん、追尾開始。
でも、その前に。
もう1両、今日のお目当て「金太郎塗装」のモ166号車は...
【2018年3月2日12時42分】 阪堺電軌阪堺線・我孫子道電停
こちらは「あびこ道」表示のままパンタを下ろしてお休み中。ということは、
しばらく動く気配は無さそうで。
それならば...
すぐにやって来た、後続の天王寺駅前ゆき。
「どこで撮るべきか...」
ずっと考えていた訳だが、何と言ってもモ164号車の方向幕は「貸切」だった。
つまり、天王寺駅前に向かったか、えびす町に向かったか...
途中、阪堺線なら天神の森、上町線なら住吉と松虫に折返し用のポイントがあるが
それが使われる可能性は極めて低く、どちらかの終点で折り返して戻るはず。
ここで「どちらかに賭ける」のは危険なわけで。
ということは...
住吉で降りるしか選択肢はなかった。路面上を走る区間で撮ろうとすれば、
クルマや歩行者に被られて、撮り逃すリスクも高いが、道路信号などで止まることも多く
「こうやって、ここで、こう撮る!!」と決め打ちするのでなければ、撮れる確率は
上がるわけで...
やはり、路面電車は道路上をゆく併用軌道区間で撮りたくて。
【2018年3月2日12時49分】 阪堺電軌阪堺線・住吉電停付近
終点の天王寺駅前も、えびす町も、電車1両を留置しておく程度の余裕はあるが、
どう考えても、長時間停車させておくメリットは無いわけで。他の撮影時に他車での
「貸切」運用を見たこともあるが、定期電車の合間を縫う形で、天王寺駅前での
団体乗車 → 折返し発車の流れは、超早技だったはず。ということは30分ほどで...。
ということで、暫しのあいだ“予行演習”である。
【2018年3月2日12時50分】 阪堺電軌阪堺線・住吉電停付近
赤い車体のモ704号車は「都ホテル」の広告電車。
形式によらず、阪堺電車の運用は原則として、天王寺駅前-浜寺駅前間の直通運用に
入ったら、基本的に日中一杯は、その運用に就き続けるというケースが多いみたい。
そう、この電車、午前中に石津川鉄橋で撮った車両である(→ こちら)。
【2018年3月2日12時54分】 阪堺電軌阪堺線・住吉電停付近
住吉付近で上下電車が離合することも多く...
いろいろなシーンを想定して、どう動きながら、どうやって撮れば良いか
シミュレーションを続けたのだった。
【2018年3月2日13時21分】 阪堺電軌阪堺線・住吉電停付近
1時間に2本だけにまで減便されてしまったのは、阪堺線の恵美須町発着便。
道路上にある住吉電停に停車中に、上町線からの我孫子道ゆきが先行する。
12分間隔で走る、天王寺駅前-浜寺駅前の直通電車に乗り換えできるようにダイヤを
設定しているため、「1時間に2本」であっても、36分・24分間隔が基本。
でも、ちょっとタイミングがずれると、こういう、両線の電車の出会いというのも、
時折見られるのである。
【2018年3月2日13時25分】 阪堺電軌阪堺線・住吉電停
「堺トラム」とすれ違うのはモ351号車。
この塗色、晴れた日にオート撮影で撮ろうとすると、露出オーバーになってしまう
ちょっと悩ましい存在。それが並んだのだから...
「RAW撮影で良かった」と思う瞬間。
そして、このモ351号車、そう、この電車の前を走っていたはずなのがモ164号車。
ということは、そろそろ来ないといけないタイミングだが...
天王寺駅前での折返しで、もう1本、営業電車を先行させたみたい。
(天王寺駅前電停は、1本の線路しかないが、電車2両が“縦列停車”可能な長さが...)
13時半を回って姿を現したのは...
【2018年3月2日13時34分】 阪堺電軌上町線・住吉電停
踏切や信号の関係もあって、いったん停車を余儀なくされる訳で、そのチャンスに...
住吉電停を通過するモ164号車である。
信号が変わると...(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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