さぁ、最後の「ちてつ顔」を撮りに(後半4)走行写真が撮りたくて。 [雷鳥色の電車たち[富山地鉄]]
天候調査の結果、明日から天候が悪化し期間中の“大俯瞰”が困難そうである点、
それから、三島町観光協会に問い合わせたところ、今秋は紅葉の色づきが遅れている
とのお話しで。今回の“出撃”を断念することにしたのである。
それで気になって調べてみたら、台風の上陸で一番遅いものは、
「平成2年台風第28号」で90年11月30日(和歌山県白浜付近)、その翌日だから
12月に入ってから低気圧に変わっても大雨を降らせた...という。
ということは11月になっても台風のリスクは伴うわけで。う~ん。
【2019年9月29日12時25分】 富山地鉄本線・新宮川駅
このとき、9月29日のときは当初の雨予報に対して、午前中は何とか天気が持ちそう。
そう思って、貴重な、それも最後の2連運行、その勝負は午前中だとみていた訳で。
ということで、越中舟橋で臨時電車を途中下車、とにかく急いで向かったのは
越中三郷駅との中間付近、前回、訪れた経験から。高圧鉄塔の付近が一番スッキリ
撮れそうで。
…… ……
2019年9月29日(日)曇り
臨時電車で越中舟橋駅に着いたのは9:41、わずか4分の折返しで越中荏原駅へ戻る
ダイヤになっていた。そう、三郷-荏原間の常願寺川鉄橋で待っている撮影組の
ことを考えると、ちょうど良い感じになる訳で。
【2019年9月29日9時42分】 富山地鉄本線・越中舟橋駅
でも、<変態鉄>は、とにかく急いだ。1回目の撮影機会は“敬遠”覚悟だったが
2度目は9:55頃の通過。それまでに...
この記事を書くのに Ya※oo! の地図で調べてみたら道のりはちょうど1 km。
「不摂生の極み」、カメラバッグを持ったまま、その距離を走るのは絶対に無理。
とにかく“1人競歩状態”。両手を思いっきり振って歩くのだった。
どうやら...
【2019年9月29日9時54分】 富山地鉄本線・越中舟橋-越中三郷(後追い)
ギリギリ間に合ったみたい。周囲にはイベント参加者も、そうでない方も含めて
多くの<鉄>が集結していて。
でも、広々とした田園地帯の上、順光・逆光が関係ないドン曇り。
撮影者も適度に散らばっていて、ちょうど良い感じになっていたのである。
ちょうど、やって来た電鉄富山ゆきの上り電車は、第126列車、宇奈月温泉からの
普通電車だろうか。「60だいこん」である。
単線の地鉄本線、10020形臨時電車と、この電車が隣の越中三郷駅で交換する
ダイヤになっているみたいで...
すぐに三郷駅側の踏切機が鳴り出して...
【2019年9月29日9時56分】 富山地鉄本線・越中三郷-越中舟橋
最初のショットは線路北側の田んぼ沿いに三脚を立てて、サイドがちに。
2両編成の姿をバッチリと記録しておきたかった。
稲刈りの終わった田んぼを手前に配し、そこを行くのは立山ゆき急行電車の
方向板を掲出したモハ10026号車を先頭にした2連。
たぶん平成になる頃までは珍しくなかった光景...なのだろうか。
思えば前面の方向板...丸看板を強調した撮り方も悪くなかったが、
でも、サイドからの方が、この貴重な2両編成が引き立つことは間違いなくて。
もしかしたら、コレがこの日のベストショットだったのかも...う~ん。
富山らしい屋敷森のある立派な農家が背後にあって、その先のカーブを曲がれば
臨時電車は舟橋駅に到着する。今度は7分の折返しで越中荏原駅まで戻るわけで。
「時間が無い!!」
【2019年9月29日10時05分】 富山地鉄本線・越中舟橋-越中三郷(後追い)
数メートルだけ移動して、今度は真横から撮ってみようと。
踏切カブリツキも考えたが、その場合、後追いショットになってしまう...
そこを考慮してのことだが...
撮ってから見てみれば、1枚目の写真とそれほど変化が無かったような...う~ん。
そして、20分後が最後の撮影機会。越中荏原駅から折返し下ってくるところは
踏切カブリツキで。
【2019年9月29日10時14分】 富山地鉄本線・越中舟橋-越中三郷(後追い)
ここでの試し撮りは、立山からの第8316列車、特急TY1列車の折返し、
ダブルデッカーエキスプレスが稲荷町車両基地に戻る列車である。
普段なら注目の列車だが、集まった全ての<鉄>にとって、この日ばかりは
10025-10026編成こそが“主役”だったわけで。単なる試し撮りとしての1枚。
【2019年9月29日10時23分】 富山地鉄本線・越中三郷-越中舟橋
いまでは、あまり使われていないのだが、特急用にも四角い大型ヘッドマークの他、
通常の方向板タイプの丸形のものもあって。円形に収めるように...だろうか、
上に向かって伸びていくような独特の書体で、行き先が書かれているのである。
「特急 立山」の方向板つき。コレ自体、<変態鉄>にとっては初めて実見する
バージョンで。モハ10026号車のヘッドライトも輝いていて。
雨が降り出す前に走行写真を撮ることができて大満足だったのである。
でも、ここで撮るという決断をしてしまった以上、10025-10026編成に追いつけ
無くて、午前中のメインでもある早月加積-西魚津間往復というのが撮れなくなる
という...、それに気づいたのは越中舟橋駅に戻ってからだった。
【2019年9月29日10時57分】 富山地鉄本線・越中舟橋駅
何だか、貸切撮影会のときのように途中駅で“バカ停”(長時間停車)が
組まれていて、ここで撮っても追いつけるような、そんな錯覚をしていたが
実は、それは単なる勘違いだった。舟橋駅に戻ったのは10時半、タッチの差で
第1025列車(上市ゆき)に乗り損ねたのだが、「どうせ区間列車だから...」と
タカをくくっていたら、後続は10:57発の宇奈月温泉ゆき(第127列車)まで無くて。
この電車では、その西魚津-早月加積間の往復を終えて帰ってくるタイミングで
ギリギリ到着する...という感じになってしまって、撮影機会が無いのである。
ということで...
【2019年9月29日11時19分】 富山地鉄本線・新宮川駅(後追い)
“東急さん”のロングシートで、手元の臨時電車の行路表と「地鉄電車時刻表」を
必死になって見比べて...
<変態鉄>の知っている地鉄電車の撮影地の中で、駅から徒歩圏にあるところ...
そして迷わず新宮川駅で下車したのである。晴れれば「立山連峰バック」、
でも、そんな状況では無く。駅から徒歩5分ほどだろうか、北陸自動車道の高架を
潜った先の踏切周辺に<鉄>の人だかりができていた。
声をかけて間に三脚を置かせてもらって。幸い、スペースに余裕もあって。
【2019年9月29日11時35分】 富山地鉄本線・中加積-新宮川
臨時電車のダイヤを挿入した関係だろうか、若干遅れ気味でやって来たのは
宇奈月温泉からの第132列車。車体側面への光の回り方が若干弱い気がしたが...
そう、この時間帯になって。天気予報に反して晴れ間が見え始めたのだった。
そこから待つこと20分。
【2019年9月29日11時54分】 富山地鉄本線・中加積-新宮川
今度は「特急 電鉄富山ゆき」のイラスト入り丸看板を掲げて。
トップライト気味で、車体側面には光がまわりきっていないものの、白地の車体色に
救われている部分もあって。
隣で撮っていた“同業者さん”も、このイベント開始前に宇奈月へと下っていった
14722編成のことを気にしていた。
次の、第134列車で来るのか...と尋ねられた<変態鉄>、宇奈月温泉駅への到着順
から考えて、14722編成は1本前の第KU82列車「エリア特急 くろべ82号」から
電鉄黒部-宇奈月温泉間の、黒部市内で完結する区間運用に入ったのではないか...
と、(結果的に)全く以て無責任な回答をして新宮川駅に戻ったのだった。
そして...
【2019年9月29日12時25分】 富山地鉄本線・新宮川駅
新宮川駅を12:22発の第134列車。新宮川駅の北側は北陸自動車道の高架があるものの
長い直線区間。遠くから電車が見えてくるときから「あっ!!」だったのである。
思いっきり、ウソを教えていた<変態鉄>。姿を現したのは14722編成である。
「とりあえず、もう少し撮っている」というような返事で、そのまま踏切に残った
あのときの方、14722編成もうまく撮れたのだろうか。
駅撮りになってしまったのは、ちょっと残念だが「午後の部」に参加するためには
この電車で無いと、電鉄富山駅に集合時間までに帰り着けなくなるわけで。
臙脂色のクロスシートに身を委ね、暫しの“惜別乗車”になったのである。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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それから、三島町観光協会に問い合わせたところ、今秋は紅葉の色づきが遅れている
とのお話しで。今回の“出撃”を断念することにしたのである。
それで気になって調べてみたら、台風の上陸で一番遅いものは、
「平成2年台風第28号」で90年11月30日(和歌山県白浜付近)、その翌日だから
12月に入ってから低気圧に変わっても大雨を降らせた...という。
ということは11月になっても台風のリスクは伴うわけで。う~ん。
【2019年9月29日12時25分】 富山地鉄本線・新宮川駅
このとき、9月29日のときは当初の雨予報に対して、午前中は何とか天気が持ちそう。
そう思って、貴重な、それも最後の2連運行、その勝負は午前中だとみていた訳で。
ということで、越中舟橋で臨時電車を途中下車、とにかく急いで向かったのは
越中三郷駅との中間付近、前回、訪れた経験から。高圧鉄塔の付近が一番スッキリ
撮れそうで。
…… ……
2019年9月29日(日)曇り
臨時電車で越中舟橋駅に着いたのは9:41、わずか4分の折返しで越中荏原駅へ戻る
ダイヤになっていた。そう、三郷-荏原間の常願寺川鉄橋で待っている撮影組の
ことを考えると、ちょうど良い感じになる訳で。
【2019年9月29日9時42分】 富山地鉄本線・越中舟橋駅
でも、<変態鉄>は、とにかく急いだ。1回目の撮影機会は“敬遠”覚悟だったが
2度目は9:55頃の通過。それまでに...
この記事を書くのに Ya※oo! の地図で調べてみたら道のりはちょうど1 km。
「不摂生の極み」、カメラバッグを持ったまま、その距離を走るのは絶対に無理。
とにかく“1人競歩状態”。両手を思いっきり振って歩くのだった。
どうやら...
【2019年9月29日9時54分】 富山地鉄本線・越中舟橋-越中三郷(後追い)
ギリギリ間に合ったみたい。周囲にはイベント参加者も、そうでない方も含めて
多くの<鉄>が集結していて。
でも、広々とした田園地帯の上、順光・逆光が関係ないドン曇り。
撮影者も適度に散らばっていて、ちょうど良い感じになっていたのである。
ちょうど、やって来た電鉄富山ゆきの上り電車は、第126列車、宇奈月温泉からの
普通電車だろうか。「60だいこん」である。
単線の地鉄本線、10020形臨時電車と、この電車が隣の越中三郷駅で交換する
ダイヤになっているみたいで...
すぐに三郷駅側の踏切機が鳴り出して...
【2019年9月29日9時56分】 富山地鉄本線・越中三郷-越中舟橋
最初のショットは線路北側の田んぼ沿いに三脚を立てて、サイドがちに。
2両編成の姿をバッチリと記録しておきたかった。
稲刈りの終わった田んぼを手前に配し、そこを行くのは立山ゆき急行電車の
方向板を掲出したモハ10026号車を先頭にした2連。
たぶん平成になる頃までは珍しくなかった光景...なのだろうか。
思えば前面の方向板...丸看板を強調した撮り方も悪くなかったが、
でも、サイドからの方が、この貴重な2両編成が引き立つことは間違いなくて。
もしかしたら、コレがこの日のベストショットだったのかも...う~ん。
富山らしい屋敷森のある立派な農家が背後にあって、その先のカーブを曲がれば
臨時電車は舟橋駅に到着する。今度は7分の折返しで越中荏原駅まで戻るわけで。
「時間が無い!!」
【2019年9月29日10時05分】 富山地鉄本線・越中舟橋-越中三郷(後追い)
数メートルだけ移動して、今度は真横から撮ってみようと。
踏切カブリツキも考えたが、その場合、後追いショットになってしまう...
そこを考慮してのことだが...
撮ってから見てみれば、1枚目の写真とそれほど変化が無かったような...う~ん。
そして、20分後が最後の撮影機会。越中荏原駅から折返し下ってくるところは
踏切カブリツキで。
【2019年9月29日10時14分】 富山地鉄本線・越中舟橋-越中三郷(後追い)
ここでの試し撮りは、立山からの第8316列車、特急TY1列車の折返し、
ダブルデッカーエキスプレスが稲荷町車両基地に戻る列車である。
普段なら注目の列車だが、集まった全ての<鉄>にとって、この日ばかりは
10025-10026編成こそが“主役”だったわけで。単なる試し撮りとしての1枚。
【2019年9月29日10時23分】 富山地鉄本線・越中三郷-越中舟橋
いまでは、あまり使われていないのだが、特急用にも四角い大型ヘッドマークの他、
通常の方向板タイプの丸形のものもあって。円形に収めるように...だろうか、
上に向かって伸びていくような独特の書体で、行き先が書かれているのである。
「特急 立山」の方向板つき。コレ自体、<変態鉄>にとっては初めて実見する
バージョンで。モハ10026号車のヘッドライトも輝いていて。
雨が降り出す前に走行写真を撮ることができて大満足だったのである。
でも、ここで撮るという決断をしてしまった以上、10025-10026編成に追いつけ
無くて、午前中のメインでもある早月加積-西魚津間往復というのが撮れなくなる
という...、それに気づいたのは越中舟橋駅に戻ってからだった。
【2019年9月29日10時57分】 富山地鉄本線・越中舟橋駅
何だか、貸切撮影会のときのように途中駅で“バカ停”(長時間停車)が
組まれていて、ここで撮っても追いつけるような、そんな錯覚をしていたが
実は、それは単なる勘違いだった。舟橋駅に戻ったのは10時半、タッチの差で
第1025列車(上市ゆき)に乗り損ねたのだが、「どうせ区間列車だから...」と
タカをくくっていたら、後続は10:57発の宇奈月温泉ゆき(第127列車)まで無くて。
この電車では、その西魚津-早月加積間の往復を終えて帰ってくるタイミングで
ギリギリ到着する...という感じになってしまって、撮影機会が無いのである。
ということで...
【2019年9月29日11時19分】 富山地鉄本線・新宮川駅(後追い)
“東急さん”のロングシートで、手元の臨時電車の行路表と「地鉄電車時刻表」を
必死になって見比べて...
<変態鉄>の知っている地鉄電車の撮影地の中で、駅から徒歩圏にあるところ...
そして迷わず新宮川駅で下車したのである。晴れれば「立山連峰バック」、
でも、そんな状況では無く。駅から徒歩5分ほどだろうか、北陸自動車道の高架を
潜った先の踏切周辺に<鉄>の人だかりができていた。
声をかけて間に三脚を置かせてもらって。幸い、スペースに余裕もあって。
【2019年9月29日11時35分】 富山地鉄本線・中加積-新宮川
臨時電車のダイヤを挿入した関係だろうか、若干遅れ気味でやって来たのは
宇奈月温泉からの第132列車。車体側面への光の回り方が若干弱い気がしたが...
そう、この時間帯になって。天気予報に反して晴れ間が見え始めたのだった。
そこから待つこと20分。
【2019年9月29日11時54分】 富山地鉄本線・中加積-新宮川
今度は「特急 電鉄富山ゆき」のイラスト入り丸看板を掲げて。
トップライト気味で、車体側面には光がまわりきっていないものの、白地の車体色に
救われている部分もあって。
隣で撮っていた“同業者さん”も、このイベント開始前に宇奈月へと下っていった
14722編成のことを気にしていた。
次の、第134列車で来るのか...と尋ねられた<変態鉄>、宇奈月温泉駅への到着順
から考えて、14722編成は1本前の第KU82列車「エリア特急 くろべ82号」から
電鉄黒部-宇奈月温泉間の、黒部市内で完結する区間運用に入ったのではないか...
と、(結果的に)全く以て無責任な回答をして新宮川駅に戻ったのだった。
そして...
【2019年9月29日12時25分】 富山地鉄本線・新宮川駅
新宮川駅を12:22発の第134列車。新宮川駅の北側は北陸自動車道の高架があるものの
長い直線区間。遠くから電車が見えてくるときから「あっ!!」だったのである。
思いっきり、ウソを教えていた<変態鉄>。姿を現したのは14722編成である。
「とりあえず、もう少し撮っている」というような返事で、そのまま踏切に残った
あのときの方、14722編成もうまく撮れたのだろうか。
駅撮りになってしまったのは、ちょっと残念だが「午後の部」に参加するためには
この電車で無いと、電鉄富山駅に集合時間までに帰り着けなくなるわけで。
臙脂色のクロスシートに身を委ね、暫しの“惜別乗車”になったのである。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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