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新緑の夷隅路へ(1)大多喜駅の朝 [いすみ鉄道 国鉄型キハ]

朝6時にホテルを出発。JR栗林駅前のホテルから栗林公園前バス停までは
歩いて15分ほど。空港での計測重量が約10 kgだったバッグと、もう1つ
カメラバッグを。そして、予想通り、1便目の空港バスは「満員」で。
2台目のバスで、7時ちょうどに空港。羽田の滑走路が南風運用で少し遅れた
ものの、午前中には自宅に戻れて。あとはボーーッと過ごしていたわけで。

平成から令和に変わって。自分にとって令和最初の“出撃”は水島臨海鉄道と
高松琴平電鉄だった。でも、ことでんの「レトロ廃車」の話題が...
何だか、28日のいすみ鉄道の撮影がすごく昔のことであるかのような。

ということで、平成の最後に撮ったのは...

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【2019年4月28日11時03分】 いすみ鉄道・大多喜駅

4月28日、大型連休前半戦の、いすみ鉄道の話題。
……  ……

2019年4月28日(日)晴れ

以前のダイヤでは、朝8時半に動き出していたキハ。大型連休とあっては高速バスは
アクアラインの渋滞で到着時刻が全く読めない状況になって...

でも、正午の運用開始となると、朝8時半の高速バス。それでも2時間の余裕があって
むしろ高速バスが少し遅れる位がちょうど良い...なんてことになり。

品川駅のコンコースは、新幹線の乗客と羽田空港を目指す家族連れで...
大きなキャリーバッグをガラガラと。それらを避けながらカメラバッグを背負った
オッサンがひとり、高輪口に降り立ったのは朝8時過ぎ。

シナガワグースを8:30発の小湊高速バスは普段通り、10名足らずの乗客。
首都高湾岸線が渋滞している...とのことで勝島から大師まで1号羽田線に迂回。
やはり、浮島から渋滞したものの、アクアトンネルの出口が近づいてくると
不思議なくらい順調な流れになって...

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【2019年4月28日10時06分】 いすみ鉄道・城見ヶ丘駅(小湊高速バス車内より)

ちょうど城見ヶ丘駅に停車しているのは第57D列車だろうか。つまり、バスは
20分ほどの遅れで大多喜までやって来たと言うことで。それでも、キハが動き出す
まで、あと2時間の余裕があるのだから...

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【2019年4月28日10時15分】 いすみ鉄道・大多喜駅

ということで、大多喜駅前には10:15着。すでに駅周辺には観光客の姿。
「レストラン列車の受付は...」と探し歩く中高年女性のグループや家族連れで
賑わっている大多喜駅前なのである。

でも、駅は現在の中心街とは夷隅川を挟んで反対側に位置していることもあってか
駅前は意外と静かなのである。耳を澄ませば駅舎の奥の方から

  カラカラカラカラ...

という、国鉄型キハの...DMH17系エンジン特有のアイドリング音が聞こえて。
ということで、いったん駅舎の中へ。

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【2019年4月28日10時26分】 いすみ鉄道・大多喜駅

前の社長さんの時代は、大多喜駅でもホームには自由に立ち入って写真撮影できた
のだが、今年になってから大多喜駅、大原駅ではホームに入るのに入場券が必要に
なってしまって。尤も、大半の乗客は1日フリーきっぷだから関係なさそうだが...

でも、<ケチ鉄>の<変態野郎>は、その入場券(170円)を買うのがイヤで
改札越しの...駅舎内からの撮影なのである。まぁ、入場券を買ってホームに
入ったとしてもスッキリした編成写真は撮れない位置に停まっているのだが...。

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【2019年4月28日10時30分】 いすみ鉄道・大多喜駅

この日、最初の撮影となる正午の「急行2号」は上総中川駅近くのお寺(妙泉寺)の
踏切付近で撮ろうと来る前から決めていた。撮り慣れた場所である。

国道を歩いて行くことも多いのだが、大多喜駅 11:05発の第60D列車に乗っていって
それで撮影の準備をしていても十分に間に合うわけで、それまで大多喜駅で
ゆっくりしようと。たぶん、もう何十回もしていて、新たな“発見”など絶対に
無さそうだが、大多喜駅周辺を歩きながら。

なぜか大多喜駅周辺には藤棚が結構、見られるのである。
サクラはすっかり萌黄色の葉っぱに変わっており、菜の花は隅の方にチラチラと
残っている程度。でも、今度は紫色の花がキレイで。

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【2019年4月28日10時41分】 いすみ鉄道・大多喜駅

この藤棚の向かい側、以前の記事でもご紹介した通り、ちょうど上下線が分かれる
分岐器がある付近、線路サイドの植え込み(?)に細い通路のようなものがあって。

そこから、留置されているキハ28 2346の顔を撮ることができるのである。
キハの観光急行列車、大原方がキハ28 2346号車、上総中野側がキハ52 125号車。
まもなく塗装変更となるキハ52形も撮っておきたいが、でも、今のダイヤになって
<撮り鉄>として最大の“悩み”は、キハ28側が順光になる撮影地が少なくなって
しまった...ということ。以前は、朝の快速100D列車で、キハ28側が順光だった。

一方、大手門側の留置線は...

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【2019年4月28日10時38分】 いすみ鉄道・大多喜駅

土曜の朝など、前日が平日ダイヤだったときはキハは大手門側にいることが多い
のだが、この日は、こちらは「いすみ型」が留置されており。検修庫から顔を
覗かせているのが301号車。トイレ付きセミクロスシート車なのだが、そのぶん
定員が少ないせいもあってか、意外と乗れる機会が少ないのである。

そして、左側の、半分シャッターが閉まっている方には、よ~~~く目を凝らすと
隠居状態の206号車が休んでいる。まだ車籍は残っているのだろうか!?
貴重な富士重製LEシリーズの生き残りなのだが...

さて、同じ頃、上総中川までの乗車券を買ってホームに入れば、キハが洗浄線付近へ
小移動の上、何やら洗浄台付近で作業が。

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【2019年4月28日10時49分】 いすみ鉄道・大多喜駅

そう、キハ28「レストラン・キハ」の食材や食器類の積み込み作業である。
以前は駅の停車時間を利用して行われていたが、出庫時刻が遅くなった分、
積み込み作業の方法も変わったと言うことか。

そんな光景を眺めていると...

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【2019年4月28日10時51分】 いすみ鉄道・大多喜駅

10:51に下り第59D列車が大多喜駅に到着する。
この列車は、大多喜より上総中野方面への接続はなく、到着後はそのまま入庫。
夕方まで大多喜駅構内で休むことになる。

全線単線ながら、上下列車の交換ができる駅が限られており。それもあってか
本線上に出ている列車の数が常に3本になるようなダイヤ設定になっており。
そう、キハを出庫させるにあたって「いすみ型」の普通列車を1本入庫させる必要が
あったということ。206号車と国鉄型を除いて、300番台の「いすみ型」は5両の陣容。

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【2019年4月28日10時33分】 いすみ鉄道・大多喜駅

ということは、キハが退役したとしても、行楽期にはちょっと混雑するものの
5両で3運用なら「いすみ型」だけでも全運用を賄えることになる訳で。
大型連休中にもキハを休ませて「いすみ型」が代走する日が設定されていた。

大がかりな検査などを菜の花とか夏休みとか...そういった行楽客のピークを外した
スケジュールで設定しておけば国鉄型キハがなくても、全運用が賄える計算...
というのは、来年あたり、車検(全般検査)の期限がやってくるキハ52形を考えると
<変態鉄>にとって、これは心配なことなのである。

さぁ、その入庫風景を眺めて... (つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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