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3月「ことでん」と徳島のキハを(4)「ちん電」にて。<後編> [ちん電[阪堺電気軌道]]

人間、誰しも多かれ少なかれ、「ダメだ」と分かっていると、それをしてみたくなる
ものであるような気がする。いや、もしかしたら、そんなヘンなヤツは<変態鉄>
だけなのかも知れないが...

今週...というか、4月の第1週は、工夫すれば3~4連休をねじ込めそうな...
5月の大型連休を除けば、7月までで唯一の期間なのである。でも...
その通りに連休などとってしまったら、再来週以降の自分の首を絞めることになる
のは必至な情勢で。仕事をするか...、それとも“出撃”を選ぶか...

まだ自分の中で決め切れていないのである。ずっと気になっている、あのキハを...
現地は“雪とサクラの端境期”のような感じだろうか!?
だからこそ、人が少ないはずで列車写真中心に思い通りに撮ってこられたら...

週明けの拙ブログが<速報版>になるか、あるいは、貯まっている撮影記を“放流”
している最中か、そのあたり、乞うご期待。

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【2019年1月3日11時37分】 阪堺電軌阪堺線・我孫子道-安立町(後追い)

本当は、こんなシーンが撮りたくて早起きして大阪に立ち寄ったものの...

我孫子道でウロウロと。

……  ……

2019年3月5日(火)晴れ

お正月の記事に載せたが、阪堺電車の方向幕に見られる独特の表示が
「あびこ道」と「┃あびこ道┃」(→ こちら)。モ161形車では黒文字と赤文字の
違いがある。

運転台にある方向幕と自動放送の設定機には「┃あびこ道┃」に相当する部分には
“入庫”と書かれていたと思う。日中は半数強の電車が「あびこ道ゆき」だが、
基本的にはすべて「あびこ道」。車庫と下り本線の間の線路で数分間休んだら
そのまま、天王寺駅前か恵美須町に向けて折り返していく。

通常ダイヤでは、日中1時間あたり8本の「あびこ道」ゆきがやってくる。
退屈なので、その折返しシーンを観察してみた。

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【2019年3月5日9時19分】 阪堺電軌阪堺線・我孫子道電停付近

住吉から下ってきた「あびこ道」ゆき電車は、踏切手前のあびこ道電停下りホームで
乗客を降ろすと、そのまま大和川鉄橋へと向かう上り勾配を途中まで駆け上がる。

そして、ポイントの先、本線上でおもむろに停車。

車内を小走りに運転士さんが上り方の運転台に移ったら...

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【2019年3月5日9時19分】 阪堺電軌阪堺線・我孫子道電停付近

本線から東に逸れて車庫と本線の間に位置する線路へと入っていくのである。

その分岐器側に移動して電停の方を見てみれば、向こうの方に出発待ちをしている
モ502号車の赤い車体が見えている。

042_DPP_00005160.JPG
【2019年3月5日9時19分】 阪堺電軌阪堺線・我孫子道電停付近

3分ほどして、後続のあびこ道止まりの電車が到着。やはり、同じように折り返して
折返し線に入り、赤いモ502号車のお尻に顔が付きそうな位の車間距離で停車する。

よ~~く、目を凝らせば、この時点でモ502号車の行き先表示は「えびす町」に
切り替わっており。続行してきたベージュ色のモ601号車は後続の天王寺駅前ゆきに
なる電車である。

阪堺線系統の、恵美須町から新今宮、大阪でも他の追随を許さない、あのディープな
エリアを駆け抜けて住吉、我孫子道とやってくる電車(1時間あたり3本)と
上町線系統の、「ハルカス」の目の前、天王寺駅前から帝塚山のハイソなエリアを
通って、住吉、我孫子道へと至る電車(1時間あたり5本)があって。

1時間あたり3回は、阪堺線と上町線の折返し電車が“縦列停車”することがある。
ちなみに、電車の運用は、

  あびこ道 → 天王寺駅前 → あびこ道 → えびす町 → あびこ道 → 天王寺駅前

となっているのと、

  あびこ道 → 天王寺駅前 → あびこ道 → 天王寺駅前 → あびこ道

となっているのが混在していて、上町線沿線で待っていて“待ちぼうけ”を
食らっている、学習能力のない<変態鉄>なのである。

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【2019年3月5日9時21分】 阪堺電軌・あびこ道車庫付近

朝ラッシュだけの運用だった電車たちは、大和川検車区の陽当たりの良い留置線で
休んでおり。ちょうど、<変態鉄>の正面にあたる位置では、恵※商事の広告車
だろうか、洗車されている最中で。

こういう車庫の情景を見ているのも好きなのだが...

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【2019年3月5日9時35分】 阪堺電軌阪堺線・我孫子道電停付近

でも、あびこ道で、ボーーッとしていても仕方がないので。

大和川鉄橋を渡って、一気に勾配を駆け下りてくるのは天王寺駅前ゆき。

この電車に乗って...

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【2019年3月5日9時48分】 阪堺電軌上町線・住吉電停付近(後追い)

向かった先は住吉だった。

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【2019年3月5日9時54分】 阪堺電軌阪堺線・住吉鳥居前電停付近

ここ、いろいろな撮り方がありそう...と、拙ブログを始める前から、
つまり、8年以上前からずっとそう思っていて。ただ、ここ、良い感じに撮れそう
であっても、買い物客や住吉大社への参拝客、1年中、いつ来ても人通りが多く。
決して道幅の広くない電車通り、思ったような写真はそう簡単に撮れないのである。

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【2019年3月5日10時01分】 阪堺電軌阪堺線・住吉鳥居前電停付近

そう、昨日のトップに載せたこの1枚も、何本か粘って、ようやく撮れたのだが...
相撲幟も電車の入れ方も、住吉大社の様子も...

写真としてはどれも中途半端になってしまって。次回までの“宿題”ということに
しておきたい。

ということで当初の予定より、だいぶ早かったのだが...

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【2019年3月5日9時48分】 阪堺電軌上町線・住吉電停付近

ちょうどやって来た浜寺駅前ゆきに乗って。ここで阪堺の撮影はひとまず終了。
ここから徳島へと向かうのである。

先ほどの我孫子道、大和川へ向けて出発した電車の車窓には検車区内で休んでいる
電車の姿が見えてくる。チラッと見えたのは“青い雲”、モ164号車は建屋内で
検査を受けているような感じだった。

ということで、モ161形車4両全部が車庫に居ることを確認。

一路、向かったのは「金プラ 買い ダ~~イヤ 買いの...」
独特の言い回しの広告放送が入る電停。そう、堺市内中心部の大小路電停だった。

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【2019年3月5日10時25分】 阪堺電軌阪堺線・大小路電停付近

お正月に泊まったときに気になっていたものの、撮れなかったシーンから。

堺市内に入ると阪堺線は、3キロ余りにわたって紀州街道のセンターリザベーション
区間を走る。大阪市内の狭くゴチャゴチャした感じの電車通りも堪らない風景だが
一転、堺市内の広い通りの真ん中を堂々と走るシーンも良い感じなのである。

三脚など使えるはずもなく。横断歩道を歩きながら、サッとスナップするだけ。
上下電車が離合するところが撮れて。しかも、堺東駅(南海高野線)と堺駅(南海線)
を結ぶシャトルバスのゴールドの車も入ってくれて。

ちなみに、通りを横切る青い電車の広告主「帝塚山芋忠」を最近まで芋焼酎の名前
だと思っていたのは内緒にしておきたい。

さて、再び電車通りを渡って。いまの写真でも正面奥の方にベージュ色のビルが
見えているが...

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【2019年3月5日10時32分】 南海電鉄南海本線・堺駅前

大小路電停から徒歩5分ほどで南海線の堺駅に至るわけで。
ここで昼食...と思ったが、意外にも(?)、堺東駅よりも何だか寂しい感じで。
食べたいと思う店がなかったので...。これが思いっきり裏目に出るのだが、
そんなこと、この時点では全く知るよしも無く。

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きっぷ売り場で周囲をよく見渡してみれば、和歌山港乗換で南海フェリー徳島港まで
2,000円の企画乗車券があると分かって。窓口でそちらを購入。

ちなみにフェリーの乗船券が和歌山港 → 徳島港で2,000円なので、和歌山までの
電車の運賃(800円ほど)をまるまるトクする設定...だったような気がする。

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【2019年3月5日10時51分】 南海電鉄南海本線・堺駅

そして、11:00発の特急「サザン」に乗り込んだのだが... (つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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