お正月の大阪で(25)浜寺公園駅から向かったのは... [鉄分の濃い旅行記録]
何度も書いているが、<鉄>にとってはこの時期は“別れの季節”である。
今日になって知ったのだが、ぬぁんと...
というか、そう遠からず、この日が来るのは分かっていたのだが...
【2013年4月14日10時13分】 しなの鉄道・戸倉-坂城
最後まで残っていたJR東日本・長野支社の189系特急型電車、最後の6両が引退する
ことが発表された。あと、少し前に発表されていたのだが、長崎電軌に残る他都市
からの譲渡車も、来月の初旬で引退なのだとか。
仙台市電と都電...といっても狭軌の「杉並線」出身の車輌、さらには大正生まれ
箱根登山鉄道小田原市内線の最後の1両も消えることになった。一部、報道によれば
保存されず解体予定なのだとか。旧型車の場合、アスベスト対策の関係はあるが、
特に箱根登山鉄道小田原市内線出身の151号車は残して欲しかった。
「いつか撮りに行きたい」と思ったのは高校生の時だから25年ほど前。それ以来、
その“いつか”は、ずっと来ないままだった。あぁ、撮りに行きたかった。
でも、これはどの路線だってそう。「いつか行こう」ではダメだと分かっては
いるものの...、相変わらずの<変態鉄>なのである。
ということで(← どういうことだ!?)、引き続き、1月5日の大阪での撮影記。
浜寺公園駅から南海電車に揺られて向かったのは...
…… ……
2019年1月5日(土)雨のち曇り
仮設駅舎から下りホームへと続く地下通路を抜けると、そこには、昔ながらの
ホームが残っていた。
【2019年1月5日9時35分】 南海電鉄南海本線・浜寺公園駅
日中時間帯、浜寺公園駅に停まるのは各駅停車のみ。
今度の電車は9:49発の和歌山市ゆきで、少し時間があった。
【2019年1月5日9時36分】 南海電鉄南海本線・浜寺公園駅(後追い)
と、いきなりやって来たのは、上り特急「サザンプレミアム」。
ただ、曇っていて、これほど薄暗いとシャッター速度は上がらなくて。
次の特急停車駅は堺で、少し距離があるので、やはり、かなり高速で通過していく。
プログラムAEでカメラを構えてみると、シャッター速度が...
「こりゃ無理だ」と思った瞬間、咄嗟にカメラを振っていた。
ということで“流し撮り”成功である。ほんの僅かだが背景が流れている。
「サザン」は和歌山市と難波を結ぶ特急列車、名鉄の“一部特別車特急”のように
編成の半分が特急型電車、残り半分は通勤型電車を併結しての運転である。
その上り「サザン」と、阪堺線の立体交差付近ですれ違ったのが...
【2019年1月5日9時36分】 南海電鉄南海本線・浜寺公園駅
下りの特急「ラピート」である。こちらは、いわずと知れた関空特急である。
今度の各駅停車は9:49発。あと5分ほどあるので、その間に駅の様子を...
【2019年1月5日9時36分】 南海電鉄南海本線・浜寺公園駅
この浜寺公園駅というのは、ちょっと不思議な...関東の私鉄では思いつかない
駅の構造になっている。
<変態鉄>が立っているのは下りホームの前寄りの位置。構内踏切の先に小さな
改札口があるのも、私鉄駅らしさだが...
それはさておき。
下りは1・2番のりば。<変態鉄>のいるホームは何の変哲も無い島式ホーム。
でも、向かい側の上り線は...
ちょうど先ほど写真の右端の所に分岐器が見えているが...
【2019年1月5日9時38分】 南海電鉄南海本線・浜寺公園駅
そう、上下線のホームが千鳥状に配置されているのである。
4番のりばは3番のりばの前方、通路を抜けた先に位置している。
こちらのホームは、朝ラッシュのピーク時などに数本が発着するだけ。
駅撮りするのにちょうど良さそうな気もするのだが、日中はロープが張られて
立ち入れなくなっている。
ということで、前記事でご紹介した、あの駅舎が現役だった頃から駅舎に繋がる
部分は、3番のりばだったのである。旧国鉄では基本的に駅舎(駅本屋)側から
1番、2番、...とホームに番号を付けていたので、駅舎に面するのが3番というのは
若干違和感を感じずには居られないが、私鉄の場合、下り線に1番から、その続きで
上り線という付番方法も多いので、南海は後者のタイプだろうか?!
その3番ホーム、望遠レンズで覗き込んだら...
【2019年1月5日9時38分】 南海電鉄南海本線・浜寺公園駅
手前に見えるのが現在の3番のりば、その奥では真新しいホームが建設されており。
いかにも...といった感じの仮設ホームである。新幹線工事が始まった頃の富山駅を
思い出すような...
でも、浜寺公園駅のすぐ南側、高石側まではすでに高架化が進んできていて。
間もなく、上り線から順にいったん仮線に切り替えられて、この渋いホームも
取り壊され、高架橋ができることになっている訳で。
【2019年1月5日9時41分】 南海電鉄南海本線・浜寺公園駅
ということで、ステンレスの電車が入ってきた。これまた、関東の大手私鉄にいて
おかしくないような“顔立ち”の電車である。
車内は各車数名といった程度の乗客だろうか。浜寺公園駅を出るとすぐに高架区間、
先行して下り線のみの高架化が完了しているみたいで。車内は各駅での乗客の
入れ替わりが多いようで、でも、各車4~5名の乗客で。
途中、泉大津で空港急行に乗り換えて。こちらは“走ルンです”的な...
イマドキな電車だった。キャリーバッグを持った外国人観光客で車内は混雑して
いたが、幸い、空席を見つけて。
【2019年1月5日10時05分】 南海電鉄南海本線・貝塚駅
およそ、30分弱で到着したのは貝塚駅である。
2面4線式のホームは、“いかにも”といった感じの私鉄駅。緩急接続もこの駅で
とられているようで、駅ホームでは多くの人が待っており。
【2019年1月5日10時06分】 南海電鉄南海本線・貝塚駅
橋上駅舎、そして駅周辺は商店街...、関東の大手私鉄でも当たり前のように
見られる光景だが...、<変態鉄>が気になっていたのは、その橋上駅舎の真下で
薄暗い南海電車のホームでは無くて、その下り線の向かい側にある小さなホーム。
【2019年1月5日10時07分】 南海電鉄南海本線・貝塚駅
階段を上ってみれば、貝塚駅自体、共同使用駅のような感じになっているみたいで。
【2019年1月5日10時08分】 水間鉄道線・貝塚駅
東口へと続く階段を下りると、すぐ目の前に小さな頭端式ホームがあって。
ちょうど電車が発車していくところだった。次の電車は20分後である。(つづく)
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今日になって知ったのだが、ぬぁんと...
というか、そう遠からず、この日が来るのは分かっていたのだが...
【2013年4月14日10時13分】 しなの鉄道・戸倉-坂城
最後まで残っていたJR東日本・長野支社の189系特急型電車、最後の6両が引退する
ことが発表された。あと、少し前に発表されていたのだが、長崎電軌に残る他都市
からの譲渡車も、来月の初旬で引退なのだとか。
仙台市電と都電...といっても狭軌の「杉並線」出身の車輌、さらには大正生まれ
箱根登山鉄道小田原市内線の最後の1両も消えることになった。一部、報道によれば
保存されず解体予定なのだとか。旧型車の場合、アスベスト対策の関係はあるが、
特に箱根登山鉄道小田原市内線出身の151号車は残して欲しかった。
「いつか撮りに行きたい」と思ったのは高校生の時だから25年ほど前。それ以来、
その“いつか”は、ずっと来ないままだった。あぁ、撮りに行きたかった。
でも、これはどの路線だってそう。「いつか行こう」ではダメだと分かっては
いるものの...、相変わらずの<変態鉄>なのである。
ということで(← どういうことだ!?)、引き続き、1月5日の大阪での撮影記。
浜寺公園駅から南海電車に揺られて向かったのは...
…… ……
2019年1月5日(土)雨のち曇り
仮設駅舎から下りホームへと続く地下通路を抜けると、そこには、昔ながらの
ホームが残っていた。
【2019年1月5日9時35分】 南海電鉄南海本線・浜寺公園駅
日中時間帯、浜寺公園駅に停まるのは各駅停車のみ。
今度の電車は9:49発の和歌山市ゆきで、少し時間があった。
【2019年1月5日9時36分】 南海電鉄南海本線・浜寺公園駅(後追い)
と、いきなりやって来たのは、上り特急「サザンプレミアム」。
ただ、曇っていて、これほど薄暗いとシャッター速度は上がらなくて。
次の特急停車駅は堺で、少し距離があるので、やはり、かなり高速で通過していく。
プログラムAEでカメラを構えてみると、シャッター速度が...
「こりゃ無理だ」と思った瞬間、咄嗟にカメラを振っていた。
ということで“流し撮り”成功である。ほんの僅かだが背景が流れている。
「サザン」は和歌山市と難波を結ぶ特急列車、名鉄の“一部特別車特急”のように
編成の半分が特急型電車、残り半分は通勤型電車を併結しての運転である。
その上り「サザン」と、阪堺線の立体交差付近ですれ違ったのが...
【2019年1月5日9時36分】 南海電鉄南海本線・浜寺公園駅
下りの特急「ラピート」である。こちらは、いわずと知れた関空特急である。
今度の各駅停車は9:49発。あと5分ほどあるので、その間に駅の様子を...
【2019年1月5日9時36分】 南海電鉄南海本線・浜寺公園駅
この浜寺公園駅というのは、ちょっと不思議な...関東の私鉄では思いつかない
駅の構造になっている。
<変態鉄>が立っているのは下りホームの前寄りの位置。構内踏切の先に小さな
改札口があるのも、私鉄駅らしさだが...
それはさておき。
下りは1・2番のりば。<変態鉄>のいるホームは何の変哲も無い島式ホーム。
でも、向かい側の上り線は...
ちょうど先ほど写真の右端の所に分岐器が見えているが...
【2019年1月5日9時38分】 南海電鉄南海本線・浜寺公園駅
そう、上下線のホームが千鳥状に配置されているのである。
4番のりばは3番のりばの前方、通路を抜けた先に位置している。
こちらのホームは、朝ラッシュのピーク時などに数本が発着するだけ。
駅撮りするのにちょうど良さそうな気もするのだが、日中はロープが張られて
立ち入れなくなっている。
ということで、前記事でご紹介した、あの駅舎が現役だった頃から駅舎に繋がる
部分は、3番のりばだったのである。旧国鉄では基本的に駅舎(駅本屋)側から
1番、2番、...とホームに番号を付けていたので、駅舎に面するのが3番というのは
若干違和感を感じずには居られないが、私鉄の場合、下り線に1番から、その続きで
上り線という付番方法も多いので、南海は後者のタイプだろうか?!
その3番ホーム、望遠レンズで覗き込んだら...
【2019年1月5日9時38分】 南海電鉄南海本線・浜寺公園駅
手前に見えるのが現在の3番のりば、その奥では真新しいホームが建設されており。
いかにも...といった感じの仮設ホームである。新幹線工事が始まった頃の富山駅を
思い出すような...
でも、浜寺公園駅のすぐ南側、高石側まではすでに高架化が進んできていて。
間もなく、上り線から順にいったん仮線に切り替えられて、この渋いホームも
取り壊され、高架橋ができることになっている訳で。
【2019年1月5日9時41分】 南海電鉄南海本線・浜寺公園駅
ということで、ステンレスの電車が入ってきた。これまた、関東の大手私鉄にいて
おかしくないような“顔立ち”の電車である。
車内は各車数名といった程度の乗客だろうか。浜寺公園駅を出るとすぐに高架区間、
先行して下り線のみの高架化が完了しているみたいで。車内は各駅での乗客の
入れ替わりが多いようで、でも、各車4~5名の乗客で。
途中、泉大津で空港急行に乗り換えて。こちらは“走ルンです”的な...
イマドキな電車だった。キャリーバッグを持った外国人観光客で車内は混雑して
いたが、幸い、空席を見つけて。
【2019年1月5日10時05分】 南海電鉄南海本線・貝塚駅
およそ、30分弱で到着したのは貝塚駅である。
2面4線式のホームは、“いかにも”といった感じの私鉄駅。緩急接続もこの駅で
とられているようで、駅ホームでは多くの人が待っており。
【2019年1月5日10時06分】 南海電鉄南海本線・貝塚駅
橋上駅舎、そして駅周辺は商店街...、関東の大手私鉄でも当たり前のように
見られる光景だが...、<変態鉄>が気になっていたのは、その橋上駅舎の真下で
薄暗い南海電車のホームでは無くて、その下り線の向かい側にある小さなホーム。
【2019年1月5日10時07分】 南海電鉄南海本線・貝塚駅
階段を上ってみれば、貝塚駅自体、共同使用駅のような感じになっているみたいで。
【2019年1月5日10時08分】 水間鉄道線・貝塚駅
東口へと続く階段を下りると、すぐ目の前に小さな頭端式ホームがあって。
ちょうど電車が発車していくところだった。次の電車は20分後である。(つづく)
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2019-02-15 03:00
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