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8月の富山に「ちてつ」を追って(1)ぷろろーぐ [雷鳥色の電車たち[富山地鉄]]

すべては...

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【2018年8月25日7時46分】 富山地鉄・電鉄富山駅

このヘッドマークを掲げて立山線を疾走する地鉄特急を撮りたい...ということで。
そう、これを撮りに訪れたのは8月11日の富山。

でも...

なぜか、あとにも先にもこのときだけ。

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【2018年8月11日10時40分】 富山地鉄立山線・釜ヶ淵-沢中山

EOSくんのシャッターが作動しなくなるという謎のトラブル。
これは、ショックだった。あまりにもショックで...

……  ……

富山駅北のホテルの部屋に戻ったら、すぐに内線電話でフロントを呼び出して。

「あのぅ、8月25日のシングルは...」
“出撃先”で次の予約をお願いしてしまうと言う“暴挙”にでたのである。

でも、コレには、もう1つの狙いがあった。
富山地鉄最古参の電車は“東京オリンピック世代”、「日車ロマンスカー」
シリーズ、“湘南顔”と呼ばれた正面2枚窓と臙脂色の転換クロスシートが
ズラッと並んだ車内...、各地に居た“同期生”たちは、すでに引退しており。

そんな地鉄で「20形」と呼ばれる電車たち。それも最後の2編成になっており...

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【2018年8月26日8時46分】 富山地鉄本線・越中荏原-越中三郷

7月22日と8月26日、夏休み中の日曜日がそんな「20形」最後の2編成の電動車の
車号と一致していて。公開イベントが行われたのである。

7月22日は「モハ14722-クハ172編成」を主役にしたイベント、でも、<変態鉄>は
仕事の関係で参加することができず、泣く泣く断念。

その2回目となったのは、8月26日(日)、モハ10026号車というのは「上滝朝3」の
中間車の車号である。増結クハを連結した3両編成で走らせるように調整済み。

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観光列車を除けば地鉄で唯一の非ワンマン車両となってからは、上滝不二越線の
通学列車として平日朝に1往復するだけの仕事。他編成の検査時の代走などで
本線を走ることがある程度。

そんなモハ10026号車を“主役”にしたイベント。これも楽しみで。
仕事の予定を調整して8月25・26日と富山地鉄を訪れることにしたのだった。

……  ……

2018年8月24日(金)曇り

9月になってから北海道の震災があったが、今年の夏、大きな災害が続いたのは
西日本だった。豪雨被害の山陽本線も漸く復旧の目途が立ったというニュースが。

なぜか今シーズン、関東地方は台風もあまり影響が無かったようで...。

ちょうど、このとき。

8月23日の夜、徳島県に上陸した台風20号は速さを増しながら急速に北上し、
24日になると兵庫県から日本海へと抜け、この日の午後には秋田県沖で温帯低気圧
へと変わったのだった。東京も23日の夜は一時的に風雨が激しくなったが、
それでも大した影響が出ることもなく。

24日はカメラバッグを新宿駅のコインロッカーに入れて職場に向かったのだった。

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【2018年8月24日18時22分】 京急空港線・羽田空港国内線ターミナル駅

17時過ぎに職場を出て。新宿から山手線で品川へ。そこから「エアポート急行」で
羽田空港には18時半。ごくフツーの北総車「エア急」だったが...

いつも羽田空港国内線ターミナル駅に到着してから列車の写真を撮ろうと先頭に
歩いて行くと、すでに折返しの行き先に表示が変わっているものなのだが、
初めて「羽田空港ゆき」表示のままの姿を撮ることができて。

ちょっと喜んだ<変態鉄>だった。

ギリギリだが、まだ間に合うのでは...と、直行したのは展望デッキ。

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【2018年8月24日18時30分】 東京都大田区・羽田空港国内線第2ターミナル

月明かりに照らし出されて、ちょうど出発便・到着便のラッシュを迎えた
第2ターミナルは、なかなかキレイなもので...。尤も、手持ちでテキトーに
撮っているだけなのだが...

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【2018年8月24日18時30分】 東京都大田区・羽田空港国内線第2ターミナル

振り返れば、雲の切れ間から、わずかに夕焼け空が。

こう見ると、穏やかな夕方の羽田空港...だが。

三脚を預けて搭乗手続きを済ませて、保安検査場を通過。ちょうどその頃に
<変態鉄>が搭乗するNH321便も15分遅れのフライトとなり、搭乗口も504番に
変更になる旨がアナウンスされた。

台風はすでに東北で温帯低気圧に変わっていたが、軒並み「使用機材到着遅れ」
各方面の出発便に大幅な遅れが発生していて。搭乗待合室もごった返していた。

ようやく20時前に搭乗口504番にバスが横付けされ...

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【2018年8月24日19時08分】 東京都大田区・羽田空港国内線第2ターミナル

でも、バスは67番スポット近くで飛行機の通過待ちとして“バカ停”するのだった。
「JA614A」、Star Alliance色のB767型機の機内は3人掛けの中央列が空いている
程度の搭乗率。誘導路で待たされたり...、結局、羽田を離陸したのは定刻なら
まもなく富山に着陸...となるはずの20時半過ぎ。

富山空港に着陸したのは21:25頃だった。もちろん、座席ベルトは締めていても、
それでも、座席から体が投げ出されそうになるくらいの衝撃を感じる着陸だった。
富山の街も雨は上がっていたものの、時折、吹いてくる風が強く。

いつもと、ちょっと感じが違っていたのは、空港からの直行バスが駅前のバス
ロータリーに入って、いつもバスに乗るときの「6番のりば」に到着したこと。

地下道を抜けてホテルへ。羽田空港で買っておいた弁当を食べて寝るのだった。

さぁ、25日は朝から立山線に“出撃”である。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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