SSブログ

北陸のディープ<鉄>を巡る旅(19)えぴろーぐ [鉄分の濃い旅行記録]

途中、中断を挟みながら20回近く続けてきたこのシリーズもいよいよ最終回。
“敦賀”といえば北陸地方なのだが、ぬぁんと...

JRになってからの30年間で、北陸本線の“デッドセクション”(交直切替え)は
米原から、長浜を経て、いまでは敦賀まで北上しており。
「敦賀発播州赤穂ゆき」という新快速電車も珍しくない存在。大阪までは
ピッタリ2時間である。敦賀と言えば北陸だから、そのイメージで行けば、
帰りのヒコーキは小松か富山からの便を予約するべきところだったが、敦賀なら
小松に戻るより大阪に出る方が圧倒的に便利なのである。

「青春18きっぷ」の予定だったので、大阪まで新快速で出て伊丹空港へ...
そんなルートにしたのである。

90_IMG_8882.JPG
【2018年8月12日16時13分】 北陸本線・敦賀駅

でも...、夕方の“帰宅時間帯”の快速電車。“18キッパー”と呼ばれる老若男女で
大混雑が予想されたので、少し早めに16時前にはホームに向かったのだった。

……  ……

2018年8月12日(日)晴れのち曇り

鉄道資料館からは、予定を変更してタクシーで戻ったので15時半頃には敦賀駅へ。

真新しい駅舎の大半はお店と待合室が同居したような...。(交流施設オルパーク)
帰省ラッシュの時期と言うこともあってか、特急「サンダーバード」を待つ人たち
だろうか、大勢の家族連れで賑わっていたが、ベンチには空席もあって。

しばらく、そこに居たが、ここから大阪まで新快速電車で2時間。
絶対に座りたかったので30分前にはホームへ。

91_IMG_8879.JPG
【2018年8月12日15時52分】 北陸本線・敦賀駅

駅舎は新しくなっているものの、駅舎と各ホームを結ぶ地下通路は、天井の低い
昔ながらの姿。アーチ状になっている天井まわりが何とも言えなくて...。

さて、ホームへ。特に整列位置の案内などもないようで。
狭くてカーブしたホームにはすでに、次の新快速電車を待つ乗客の列が
できはじめており。自分もそれに加わったのだが...。

90_IMG_8882.JPG
【2018年8月12日16時13分】 北陸本線・敦賀駅

大阪近郊で見る新快速電車は12両編成が基本、でも、途中駅で増解結があり、
敦賀駅まで乗り入れてくるのは付属編成の4両だけ。そのことを分かっていたので、
早めに並んでいたのだが、<変態鉄>の居たところ、ぬぁんと...

「弱令車」が当たってしまったのである。
う~ん、これでは並んでいた意味が無いというもので...嗚呼。

隣のサハ223-2165に辛うじて空席を見つけて。敦賀駅を発車する段階で既に
車内には立ち客が居る程度の混雑度である。敦賀駅を出て隣の南今庄駅までは
16 kmほどあってループ線もあり、<鉄>としては“みどころ”なのだが...

敦賀駅を発車した直後、窓の外が見えないくらいの“ゲリラ豪雨”に見舞われた
のである。とにかく激しい雨。幸い、ほどなく止んだ。
湖西線に入って琵琶湖が見え始める頃から、雨が上がった車窓には見事な虹が。
でも、<変態鉄>とは反対側の車窓、空いていればカメラを向けるのだが...

近江今津駅で8両編成を増結、12両編成になると車内放送に促されて移動する乗客も
居て、車内の混雑も一段落。車掌さんも交替したようで...
ベテランの車掌さん、琵琶湖に虹が架かっていることの案内放送も入って。

92_IMG_8886.JPG
【2018年8月12日18時22分】 東海道本線・新大阪駅

やがて京都に近づくにつれて、車内は超満員に。
そして、夕方の京都駅を出ると新快速電車は本気を出して(?)、疾走。
18時半の新大阪駅に到着したのだった。

ここから伊丹空港に向かうのだが、伊丹空港ゆきのリムジンバスも大阪周辺の
主要駅からは、大抵の駅前から運行されている。でも、大阪梅田より乗り場が
わかりやすいのでは無いか...という、妙な直感が働いて新大阪駅で下車した
のである。

「やっぱり!!」

93_IMG_8892.JPG
【2018年8月12日18時28分】 大阪市淀川区西中島・新大阪駅付近

駅舎の1階、在来線の線路が見えるあたりにリムジンバス乗り場。
伊丹ゆきは20分間隔で運転されており。自動券売機で乗車券を買って。
ちょっと渋滞していて、30分以上かかりそう...と、思いっきり関西弁で教えて
くれるのは、バス停の係員。いかにも「大阪っ!!」といった感じの人の良さそうな
オッサンである。

94_IMG_8894.JPG
【2018年8月12日18時29分】 大阪市淀川区西中島・新大阪駅付近

ほどなくリムジンバスが到着。半分くらいの座席が埋まっただろうか。
思ったほど道路は混んでおらず。地下鉄御堂筋線と北大阪急行線に寄り添うように
千里中央、ここから高速道路を左に進めば...と思えば、およそ大型バスが走るとは
思えないような住宅街の生活道路のようなところに左折し。すぐに豊中市内に
入ったかと思えば目の前には伊丹空港が。思ったよりあっさり到着したのだった。

……  ……

予約していた20:20発のNH40便は伊丹発の最終便。
真新しくなって、内部がよくわからなくなった伊丹空港、ANAのカウンターを
見つけるのに苦労してしまった<変態鉄>だが...

カウンターに立ち寄ったのは座席の変更。やはり、窓側席があれば...
<変態鉄>の経験上、伊丹便の特徴として、出発直前に変更する人が多いようで
希望の席が無くても、搭乗直前に座席変更を聞いてみると意外と窓側席が
空いていることが多いみたい。

予約の時点ではA321型機だったNH40便、B787型機のエンジン問題だろうか?!
機材変更で、ぬぁんと...、B787型国際線仕様機に変更になっており。
最後列の1列手前の席の窓側が空いていた。

少し遅れ気味のNH40便。

95_IMG_8900.JPG
【2018年8月12日20時06分】 NH40便機内(伊丹空港出発前)

搭乗時刻を迎えて。「鮫塗装」だった時代に乗って以来のB787国際線仕様機。
前方列はビジネス席だろうか、ちなみに、国際線仕様機を国内線で使う場合には
ビジネス席は「普通席代用」のような扱いになり、プレミアム席は設定されない。

というのは、関空便を利用していて学んだこと。

後方列は普通席だが、シートモニター付きの機材に乗ること自体が珍しくて。

96_IMG_8898.JPG
【2018年8月12日20時06分】 NH40便機内(伊丹空港出発前)

後方列に座ることは時折あるのだが、ここまで後ろに座ることは珍しく。
初体験だった。後ろ2列だけは座席が3列で無くて2列、そう、ちょうどヒコーキの
後部、お尻のところに位置して細くなっているのである。

窓と座席がだいぶ離れているのは何だかB747型ジャンボ機の2階席のような...
ジャンボの場合、その空間が荷物入れになっていたが、
B787型では「通り抜けしないように」という表示があるとおり、単なる空間。

97_IMG_8901.JPG
【2018年8月12日20時09分】 NH40便機内(伊丹空港出発前)

機内誌「翼の王国」が“Wingspan”になっているのも国際線仕様機の特徴。
機内オーディオを楽しんでいるうちに...

98_IMG_8905.JPG
【2018年8月12日20時38分】 NH40便機内

先日の台風、関西の3空港に関する議論が盛り上がるという“副産物”を残して
いったようで、いろいろな議論が噴出しているようだが...

個人的な勝手な思いを言えば伊丹空港の、夜の離着陸の時の“機窓”を見るのは
<変態鉄>としては大好きなのである。夜の離陸シーン、町の灯りが広がる中を
高度を上げていく場面、堪らないのである。

あとは<速報版>でも書いた通り。普段の羽田への着陸は、伊豆大島の付近から
房総へと抜けて、大多喜付近の上空を飛んでアクアラインを見ながら着陸するが
この日は風向きの関係もあったようで。

いったん千葉市上空を飛んで東京湾を回り込むように着陸態勢へ。

s39_IMG_8912.JPG
【2018年8月12日21時44分】 NH40便機内(羽田空港着陸後)

羽田に着陸すると「本日はターミナルから離れた滑走路に着陸するため...」
CAさんから羽田の地上走行が10分ほどになるというお詫びのアナウンス。

さらには、「エアバス321型をボーイング787ドリームライナーの国際線仕様
に変更して...」という、案内のあと、機内は羽田の誘導路を走りながらいったん
室内が真っ暗になって。B787型の機内はLED照明、同型が登場した当初、時折、
やってくれていた「7色の機内照明」、これ、CAさんの好みも関係するのか!?

意外なシーンに再開して、ちょっとトクした気分になっていた<変態鉄>だった
のである。(おわり)

……  ……

木曜日は仕事は公休日だった。
ということで、大相撲中継が始まる前に新宿まで買い物に。

その際に「みどりの窓口」に立ち寄ったのは昨日の記事に書いた通り。

002_DPP_00001384.JPG
【2017年7月2日6時29分】 山陽本線・岡山駅(後追い)

ご存じの通り、JRの列車の指定席券は1ヶ月前の発売開始。つまり、10月13日の晩に
東京駅を発つ「サンライズ出雲」号の寝台券は、発売開始直後になるわけで。
安心しきっていたのだが...

「B寝台個室は...、シングルの喫煙室に空席があるだけですね...」と。
ちなみに、「サンライズ」のB寝台個室は“シングル”と“ソロ”の2タイプあり、
寝台料金は1,000円ほどの差がある。もちろん、<変態鉄>はソロの方を。

一瞬、“シングル”にしようかと思ったのだが、「~瀬戸」の方で岡山まで。
ちょっと「まさか」の展開になったのである。

s6_DPP_00002163.JPG
【2017年10月15日13時46分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル

でも、10月は水島臨海鉄道のキハを撮りに行くことが確定である。

……  ……

9月も半分が過ぎようとしているが、引き続き、拙ブログでは8月下旬の
富山地鉄撮影記を。

99_DPP_00004120.JPG
【2018年8月26日10時11分】 富山地鉄・電鉄富山駅

モハ10025-モハ10036編成の単独での運転、ちてつ好きにとって、夢のような事態が
8月末の富山で起こったのである。

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

あなたの「ポチッ!」こそが、励みになります。あっ、あと、「nice!」も。
にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村

nice!(13)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 13

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。