SSブログ

夏の、広島、倉敷へ(10)臨海鉄道の朝 <後編> [水島臨海鉄道キハ20]

木曜から仕事に“本格復帰”することになる。本当は、近場でも“出撃”して
きたかったのだが、今回は自宅でおとなしくしているしか無かった。
先日、腹痛で救急搬送されて以来、「外出先でアレが起きたら、どうしよう」と。
基本的に“撮影地”とされるところは、周囲に何もない場所が多い訳で、そう考えると
<撮り鉄>は不安なのである。

01_DPP_00003771.JPG
【2018年7月1日17時26分】 いすみ鉄道・デンタルサポート大多喜駅

あと、ストックしているネタは7月1日の、いすみ鉄道撮影記だけ。それをご紹介したら
拙ブログ、再び「ネタ切れ」の時がやってくる。これをどうするか...

ちょうど仕事も忙しい時期に入って(今度は、業務が...というより拘束時間が長い)、
そもそも、なかなか出かけられそうにも無く。

そんな中、引き続き、6月最後の週末に訪れた、水島臨海鉄道撮影記の続き。

……  ……

2018年6月25日(月)晴れ

平日朝のキハは2往復。その1往復目は球場前駅近くの踏切で。
いつものタテ位置で撮ったので、下り(後追い)はヨコで狙ってみたら...

まさかの“ケツ切れ撃沈”、それも、かなり盛大にやらかしてしまって。
自工前へと下っていったキハが次に上がってくるのは9時前、しばらく時間があり。

その間、他の撮影地を探してみようかと。
水島臨海鉄道というのは、失礼ながら「風光明媚なローカル線」というのは真逆な...

建て込んだ住宅地と臨海部の工業地帯、しかも路線の半分くらいは高架化されていて、
撮影できる場所は限られてしまう。しかもこの時期は線路端の雑草も気になるもので。

02_DPP_00003757.JPG
【2018年6月25日7時58分】 水島臨海鉄道水島本線・倉敷市-球場前(後追い)

まずは、いつもの踏切の1つ倉敷市寄りの踏切へ。
“隣の芝は~”ではないが、いつもの踏切から200 mほど。遠くから眺めていると
なかなか良さそうな撮影地だが...

合わせて6両在籍しているMRT300形だが、2両が白地に青帯「水島色」、残り4両が
「ヒマワリ色」になっている。運用上の区別はないみたいで、だから確率論的に
「水島色」の2連というのは意外とレアで、大抵は「ヒマワリ色」とペアを組んでいる。

その「撮れそうで意外と撮れない」編成を。
でも、この踏切、線路周囲の足場が思った以上に限られてしまい、うまく撮れない。
ジュースの自販機にもたれかかるようにして撮った苦し紛れの1枚だった。

ということで...

03_DPP_00003758.JPG
【2018年6月25日8時18分】 水島臨海鉄道水島本線・倉敷市-球場前(後追い)

「撮れそうで撮れない」場所が多いのもこの路線の特徴(?)、結局、倉工グラウンド前の
この地点まで戻ってしまった。2000年台に入ってからも、線路際まで水田が広がる
貴重な場所だったのだが、年々、田んぼは真新しい分譲住宅に姿を変えていき、
線路脇で最後まで残っていたところも、すでに耕作を止めているようで、まもなく
撮ること自体もできなくなりそうな...。

まぁ、それはそれで記録にはなるのだが...、何だか変わり映えしない1枚。

ということで、もとの踏切に戻ることにしたのだった。

04_DPP_00003759.JPG
【2018年6月25日8時40分】 水島臨海鉄道水島本線・倉敷市-球場前(後追い)

普段は、老松の...、線路南側の国道429号を歩くのだが、試しに山陽本線に沿って
移動してみたら、意外と近かった...というのが“収穫”だろうか。
DE701号機の姿を撮ることができる時期に、もう一度、訪問してみたいと思うのだが...

さて、もとの踏切に戻ってきて最初に撮った1枚は、恒例の「七夕列車」である。
車内には七夕の飾り付けがされているはず。毎年恒例の列車で、簡単なものながら
ヘッドマークも掲出される。

この「七夕列車」が、1つ先の西富井駅で交換してくるのが...

05_DPP_00003760.JPG
【2018年6月25日8時47分】 水島臨海鉄道水島本線・球場前-倉敷市

キハの2往復目である。この朝は青い水島色のキハ37形2連。
国鉄型とはいえ、船舶エンジンを設計変更した足回り、前中扉という国鉄らしくない
ドア配置は分割民営化後の新会社(つまりJR)でワンマン運転を行うことを見込んだ
と言われている。意欲的な設計ではあったが、結局、製造は5両にとどまり、
千葉の久留里線と兵庫の加古川線に配置されただけ。

そんな“国鉄っぽくない国鉄型”を側面がちに。念願叶った1枚(?)だった。

06_DPP_00003761.JPG
【2018年6月25日8時47分】 水島臨海鉄道水島本線・球場前-倉敷市(後追い)

振り返って後追いで。
先ほど挑戦してみた、1つ隣の踏切が見えている。電柱と自販機に阻まれて
カメラを構えられる場所が見つからなかったのである。

逆光ながら、テールライトがちょっと印象的に撮れて。

そんなキハ、倉敷市駅ですぐに折り返すので、次の撮影地も周辺に限られてしまう。
迷う余地は無かった。後追いにはなってしまうが、球場前駅の先、この朝、最初に
第3091列車のDE701を撮った踏切である。

線路をはさんで反対側。地平から高架へと駆け上がっていく途中の築堤上にある
踏切だけにその前後は急勾配(というか階段)になっていて。
安全に三脚を置くのは一苦労なのだが...

DPP_00003733.JPG
【2018年6月25日9時01分】 水島臨海鉄道水島本線・球場前-西富井(後追い)

キハの顔アップ。ヘッドライト消灯の前からよりも、テールライトが輝いている
後追いの方が良い...というのは一種の“負け惜しみ”だろうか!?

07_DPP_00003762.JPG
【2018年6月25日9時01分】 水島臨海鉄道水島本線・球場前-西富井(後追い)

四十瀬運動公園の樹木の影にキハが消えていくのを追って、この朝の撮影を
締めくくったのである。

……  ……

キハが隣の西富井駅で交換したMRTが5分少々でやってくる。三脚を片付けて、
大急ぎで球場前駅へ。やってきたのは、先ほど撮った「水島色2連」のMRTだった。

倉敷市駅で降りたら、再び大急ぎで近くの歩道橋へ。

08_DPP_00003763.JPG
【2018年6月25日9時17分】 水島臨海鉄道水島本線・倉敷市-球場前

階段を上りきったところで、MRTを“迎撃”。
白地の「水島色」の方が「ヒマワリ色」よりも好きな<変態鉄>、この2両編成も
きちんと記録しておきたかった。

09_DPP_00003764.JPG
【2018年6月25日9時17分】 水島臨海鉄道水島本線・倉敷市-球場前(後追い)

球場前駅へと向かっていく姿を後追いしたら、今度こそ、カメラをバッグに仕舞って。
ホテルで荷物を受け取ったら、後は空港バスに乗り込むだけである。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

あなたの「ポチッ!」こそが、励みになります。あっ、あと、「nice!」も。
にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村

nice!(17)  コメント(0) 

nice! 17

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。