夏の、広島、倉敷へ(4)歩道橋で撮った後は... [イマドキのTRAMたち(路面電車)]
相変わらず、仕事がバタバタしており。今週末が忙しさのピークになるか!?
ということで、趣味活動に使える時間がなかなか捻出できず...
とりあえず、このブログ記事をアップするのが精一杯...という日が続いている。
【2018年6月24日10時39分】 広島電鉄江波線・江波車庫(公道から撮影)
広島市内の...市内中心部からちょっと西に行ったところ、江波-横川間を走る
「8号線」はほぼ南北に貫く路線。原爆ドームを入れて...など、広島を象徴するような
撮影地がある路線でも無く。幅の広い電車通りの中央をほぼ真っ直ぐに走るだけ。
そこで、1両の電車を撮っていたわけだから、同じような写真の連続になってしまうが...
でも、そんな中でも、「正面ドカン!!」やサイドがちに、あるいは、ディテールを...
少しでも多くの撮り方ができるよう、頑張ったのだった。
2往復、4度の撮影機会のうち最初は土橋電停のホーム端から。
その折返しは、舟入川口町電停近くに見つけた歩道橋の上から。
…… ……
2018年6月24日(日)晴れ
コンビニのトイレに駆け込んで、歩道橋の上に戻ってきてみれば...
【2018年6月24日10時28分】 広島電鉄江波線・舟入川口町電停付近
路面電車撮影での最大の“リスク”はクルマに被られてしまって撮れないこと。
歩道橋上からの撮影であっても、センターライン...というか、軌道に一番近い車線に
トラックとか、ムダに車高の高いクルマが来てしまったときは...
【2018年6月24日10時30分】 広島電鉄江波線・舟入川口町-舟入南町
幸い、信号待ちしているクルマが少ないときだった。
電車と被りそうなクルマも無く。落ち着いてヨコ位置で撮ったのだった。
広々とした電車通り...というのも、広島らしさか!?
広島電鉄が「日本最大の路面電車」になったのにはいろいろな理由があるとされるが
もちろん広電の企業努力もさることながら、(悲惨な歴史があったとはいえ結果的に)
戦後復興の時期に片側3車線、4車線は当たり前の非常に広い街路が整備され、
その真ん中に線路が敷かれることになったこと...も一因とされる。
ちなみに、都市の規模から考えると「地下鉄に置換え」というパターンもあり得るが、
広島市街地自体が扇状地のような...、例えば、広島駅-西広島(己斐)までの2号線
でも、途中で渡る河川の数は...。地下の水の流れも複雑だそうで。
あるいは、新幹線と山陽本線の高架のすぐ“裏側”には急峻な斜面が迫っていて。
旧来からの市街地が狭い地域に凝縮されていたこと、そうしたことなども
昭和30~40年台、各都市で見られた、地下鉄が開業して路面電車が廃止される...
というパターンにならなかった大きな原因とされている。
...と、そういうマジメな考察は、他の正統派<鉄>ブログに委ねるとして、
そこは<変態鉄>。変態的な切り口で記事を書かないと...。
【2018年6月24日10時30分】 広島電鉄江波線・舟入川口町-舟入南町(後追い)
もちろん、やってくる電車を撮ったら、すぐに振り返って。遠ざかっていくところを
歩道橋の上で振り返って、後追いで。
いまでは珍しい、明かり取りの付いた「二重屋根」である。
国鉄の車両で「二重屋根」が、いまに続く「丸屋根」に変わったのが昭和一ケタ。
だから「大正時代の復元車」というなら、これは“当然の仕様”である。
屋根の上には“簀の子”のようにランボードが並んでいるのも、レトロな感じ。
トロリーポールは、進行方向前側に向いていて。ここだけは何だか違和感のあるところ。
一種の“演出”として付けてあるダミーなので仕方ないが...。
江波電停は車庫に隣接していて。いったん入庫する運用になっているのだろうか、
20分近く折返し間合いがあって。もし、手前の撮りやすい位置に留置されていたら...
【2018年6月24日10時34分】 広島電鉄江波線(800形??)車内
ということで、歩道橋から北側、もともと撮っていた方を再び見れば...
後続の江波ゆき電車が迫ってきていたのである。カメラをバッグに入れて大急ぎで。
何とか間に合って。前を見れば、数百メートル差、まもなく江波終点に到着しそうな
位置に101号車の姿が、かすかに確認できる。
でも、その差は縮まりそうで、なかなか縮まらないわけで。
江波電停は、そこまで走ってきた電車通りから西へ入ったところにある。
ちょうどその、折返し江波電停を出発して電車通りへと出るところのカーブを望遠で...
とも考えていたのだが、現地で見てみると撮る気にはならなくて。
【2018年6月24日10時39分】 広島電鉄江波線・江波車庫(公道から撮影)
車庫手前側、出口に近い位置で待機していた101号車の姿を撮ったら、すぐに...
…… ……
電車を歩いて北上、最初の電停・舟入南町にやって来た。
江波ゆきホームの南端からは遮るもの無く、直線区間を走る電車を撮ることができる。
【2018年6月24日10時50分】 広島電鉄江波線・舟入南町電停
でも、その前に。北側から江波ゆきとして、やって来た電車は、もと京都市電の
1900形1914号「平安」である。
「動く電車の博物館」の異名をとった、さすがの広電でも超低床連接車が増えて
旧型車両の出番は減っているのだが、それでも例外的に(?)、1900形だけは日中でも
多数が稼働しているのを見かける。<変態鉄>としても好きな車両である。
市内中心部の紙屋町付近ほどでは無く、電車どうしが“ダンゴ状態”になることは
なかなかないが、それでも頻繁にやって来て、その車両のバラエティも...
撮っていて飽きることのない路線である。
【2018年6月24日10時51分】 広島電鉄江波線・舟入南町電停
そんな市内を走る“単車”(← 連接車に対して1両で運行する...という意味)を
置き換えているのが、市内区間用に3車体連接(ワンマン可能)で製造された1000形。
1002号車だけは“Flower Train”として。
【2018年6月24日10時56分】 広島電鉄江波線・江波-舟入南町
続けて江波電停を出発したのは800形804号車。望遠で狙えば、こんな感じで
江波電停を出発するところから舟入南町電停到着まで、時間にして1分程度、ずっと
撮り続けることができるのである。
ちなみに、この場所を選んだ理由の、もう1つは足下。
【2018年6月24日10時56分】 広島電鉄江波線・舟入南町電停付近
そう、たしか以前の記事でも書いたことがあった気がするが、広電は石畳軌道の
残存状況(場所も長さも...)が極めて良いのである。
やはり、コンクリートで舗装されているよりも四角い石を格子状に並べてある
石畳軌道の方が画になる分、好きなのである。
さて、そんなことをしていたら...
【2018年6月24日10時57分】 広島電鉄江波線・江波-舟入南町
101号車が再び、動き出したのであった。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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【2018年6月24日10時39分】 広島電鉄江波線・江波車庫(公道から撮影)
広島市内の...市内中心部からちょっと西に行ったところ、江波-横川間を走る
「8号線」はほぼ南北に貫く路線。原爆ドームを入れて...など、広島を象徴するような
撮影地がある路線でも無く。幅の広い電車通りの中央をほぼ真っ直ぐに走るだけ。
そこで、1両の電車を撮っていたわけだから、同じような写真の連続になってしまうが...
でも、そんな中でも、「正面ドカン!!」やサイドがちに、あるいは、ディテールを...
少しでも多くの撮り方ができるよう、頑張ったのだった。
2往復、4度の撮影機会のうち最初は土橋電停のホーム端から。
その折返しは、舟入川口町電停近くに見つけた歩道橋の上から。
…… ……
2018年6月24日(日)晴れ
コンビニのトイレに駆け込んで、歩道橋の上に戻ってきてみれば...
【2018年6月24日10時28分】 広島電鉄江波線・舟入川口町電停付近
路面電車撮影での最大の“リスク”はクルマに被られてしまって撮れないこと。
歩道橋上からの撮影であっても、センターライン...というか、軌道に一番近い車線に
トラックとか、ムダに車高の高いクルマが来てしまったときは...
【2018年6月24日10時30分】 広島電鉄江波線・舟入川口町-舟入南町
幸い、信号待ちしているクルマが少ないときだった。
電車と被りそうなクルマも無く。落ち着いてヨコ位置で撮ったのだった。
広々とした電車通り...というのも、広島らしさか!?
広島電鉄が「日本最大の路面電車」になったのにはいろいろな理由があるとされるが
もちろん広電の企業努力もさることながら、(悲惨な歴史があったとはいえ結果的に)
戦後復興の時期に片側3車線、4車線は当たり前の非常に広い街路が整備され、
その真ん中に線路が敷かれることになったこと...も一因とされる。
ちなみに、都市の規模から考えると「地下鉄に置換え」というパターンもあり得るが、
広島市街地自体が扇状地のような...、例えば、広島駅-西広島(己斐)までの2号線
でも、途中で渡る河川の数は...。地下の水の流れも複雑だそうで。
あるいは、新幹線と山陽本線の高架のすぐ“裏側”には急峻な斜面が迫っていて。
旧来からの市街地が狭い地域に凝縮されていたこと、そうしたことなども
昭和30~40年台、各都市で見られた、地下鉄が開業して路面電車が廃止される...
というパターンにならなかった大きな原因とされている。
...と、そういうマジメな考察は、他の正統派<鉄>ブログに委ねるとして、
そこは<変態鉄>。変態的な切り口で記事を書かないと...。
【2018年6月24日10時30分】 広島電鉄江波線・舟入川口町-舟入南町(後追い)
もちろん、やってくる電車を撮ったら、すぐに振り返って。遠ざかっていくところを
歩道橋の上で振り返って、後追いで。
いまでは珍しい、明かり取りの付いた「二重屋根」である。
国鉄の車両で「二重屋根」が、いまに続く「丸屋根」に変わったのが昭和一ケタ。
だから「大正時代の復元車」というなら、これは“当然の仕様”である。
屋根の上には“簀の子”のようにランボードが並んでいるのも、レトロな感じ。
トロリーポールは、進行方向前側に向いていて。ここだけは何だか違和感のあるところ。
一種の“演出”として付けてあるダミーなので仕方ないが...。
江波電停は車庫に隣接していて。いったん入庫する運用になっているのだろうか、
20分近く折返し間合いがあって。もし、手前の撮りやすい位置に留置されていたら...
【2018年6月24日10時34分】 広島電鉄江波線(800形??)車内
ということで、歩道橋から北側、もともと撮っていた方を再び見れば...
後続の江波ゆき電車が迫ってきていたのである。カメラをバッグに入れて大急ぎで。
何とか間に合って。前を見れば、数百メートル差、まもなく江波終点に到着しそうな
位置に101号車の姿が、かすかに確認できる。
でも、その差は縮まりそうで、なかなか縮まらないわけで。
江波電停は、そこまで走ってきた電車通りから西へ入ったところにある。
ちょうどその、折返し江波電停を出発して電車通りへと出るところのカーブを望遠で...
とも考えていたのだが、現地で見てみると撮る気にはならなくて。
【2018年6月24日10時39分】 広島電鉄江波線・江波車庫(公道から撮影)
車庫手前側、出口に近い位置で待機していた101号車の姿を撮ったら、すぐに...
…… ……
電車を歩いて北上、最初の電停・舟入南町にやって来た。
江波ゆきホームの南端からは遮るもの無く、直線区間を走る電車を撮ることができる。
【2018年6月24日10時50分】 広島電鉄江波線・舟入南町電停
でも、その前に。北側から江波ゆきとして、やって来た電車は、もと京都市電の
1900形1914号「平安」である。
「動く電車の博物館」の異名をとった、さすがの広電でも超低床連接車が増えて
旧型車両の出番は減っているのだが、それでも例外的に(?)、1900形だけは日中でも
多数が稼働しているのを見かける。<変態鉄>としても好きな車両である。
市内中心部の紙屋町付近ほどでは無く、電車どうしが“ダンゴ状態”になることは
なかなかないが、それでも頻繁にやって来て、その車両のバラエティも...
撮っていて飽きることのない路線である。
【2018年6月24日10時51分】 広島電鉄江波線・舟入南町電停
そんな市内を走る“単車”(← 連接車に対して1両で運行する...という意味)を
置き換えているのが、市内区間用に3車体連接(ワンマン可能)で製造された1000形。
1002号車だけは“Flower Train”として。
【2018年6月24日10時56分】 広島電鉄江波線・江波-舟入南町
続けて江波電停を出発したのは800形804号車。望遠で狙えば、こんな感じで
江波電停を出発するところから舟入南町電停到着まで、時間にして1分程度、ずっと
撮り続けることができるのである。
ちなみに、この場所を選んだ理由の、もう1つは足下。
【2018年6月24日10時56分】 広島電鉄江波線・舟入南町電停付近
そう、たしか以前の記事でも書いたことがあった気がするが、広電は石畳軌道の
残存状況(場所も長さも...)が極めて良いのである。
やはり、コンクリートで舗装されているよりも四角い石を格子状に並べてある
石畳軌道の方が画になる分、好きなのである。
さて、そんなことをしていたら...
【2018年6月24日10時57分】 広島電鉄江波線・江波-舟入南町
101号車が再び、動き出したのであった。(つづく)
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