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2024年GWは、新見へ、堺へ(49)南海高野線を撮る <中編>

実は、この記事が公開されて間もなく、<変態鉄>は眠い目をこすりながら起き出してきて...
1ヶ月ぶりにカメラバッグを担いで出かけることが決まっている。季節柄、どうしてもビミョーな天気になってしまう時期だが。

ただし、この書き出しで始めていても今回は羽田空港には向かわない。新宿に行くのである。もうちょっと早起きできる自信があれば特急券を買わなくても良いのだが...

ということで、引き続き、5月5日の大阪での撮影記。

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【2024年5月5日14時20分】 南海電鉄高野線・浅香山-堺東

阪堺電車を撮り終えた後は、南海高野線に“転戦”。
車両通行止めの、(本当は)歩行者専用の踏切。通路は狭いので遮断竿が上がっている間は道路側に居て、下り電車が接近してきたときだけ、カメラを構える...の繰り返し。

一応、お目当ての6000系も撮れているし、1時間経ったところで、そろそろ帰ろうかと。そんなとき...

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2024年GWは、新見へ、堺へ(48)南海高野線を撮る <前編>

“専門バカ”というコトバがある。ごく限られた範囲のことは非常によく知っていても、そのすぐ隣の分野でさえ、まったく知らない...みたいな。
<変態鉄>は、とある大学の、理工学部化学科というのを卒業しているのだが、当時の化学科の教授、例えば有機化学の先生なら、無機のことは学生よりも知識がなかったり...、そんな感じだろうか。

その<変態鉄>の趣味活動も、そんなところがあって。ただ、自分は“専門”といえるほど明るい分野があるわけでもなく。つまり、“ただのバカ”。
阪堺電車を撮っていると、すぐ近くを走っている南海電車が気になってしまうもので。ちなみに、阪堺は南海の100%子会社、80年代まで南海電鉄の軌道部門だったものが分社独立したものである。

南海電車は大きく分けて、その社名の由来でもある「南海」、和歌山から徳島方面への航路、それに接続する難波〜和歌山間の南海本線、そして、平安時代、弘法大師空海が開いた真言密教の中心である高野山金剛峯寺、そこと大阪・難波(本当は汐見橋)を結ぶのが南海高野線である。
昭和の頃は一回り小さめの電車が走る山岳路線としての性格が強かったようだが、現在は、20メートル4ドアの電車が頻繁に走る都市型の通勤路線として定着している。そんな南海高野線が通勤路線へと衣替えしていったのは戦後の高度成長期のこと。その時期、高野線用の通勤電車として導入されたのが6000系電車だった。京王井の頭線3000系、東急1000系と並んで、ステンレス電車の嚆矢ともいえる存在だが、来年度中の引退が予定されており。

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【2024年5月5日13時22分】 南海電鉄高野線・浅香山-堺東

その、6000系が撮れれば...

と、何も調べずにアプリすらチェックせずに、浅香山駅近くにある小さな踏切でカメラを構え続けた<変態鉄>だった。

当初は1時間ほど過ごすつもりだったのだが...

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2024年GWは、新見へ、堺へ(47)綾ノ町から東へ進んで...

昨日の記事でも触れた通り、木曜は朝、品川へ。新高輪プリンスホテルで行われたANAホールディングスの定時株主総会だったのである。
コロナ禍を挟んで久々の“参戦”。でも、今回は挙手せずに大人しく総会の様子を見守った。

航空事業の中では、国内線の売上げの回復が遅れているようで、2019年比で1割ほど下回り、インバウンド需要を取り込んだ国際線の売上高が、とうとう逆転した...という、歴史的な1年だったみたい。ただ、やはり現場の人手不足は、さまざまな面に影を落としているようで、そういったところで今後の成長性は...

ぜひぜひ、国内線も活性化してもらいたい。

さて、引き続き、5月5日の撮影記。3日間、阪堺電車を撮り続けて。そして、3日間ともモ162号車だったが、最後の姫松交差点も順光下で、思い通りの1枚を残すことができて。自分なりに満足のいく撮影結果だったのである。

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【2024年5月5日12時55分】 阪堺電気軌道阪堺線・綾ノ町電停

翌6日からは仕事の予定が入っていて、この日の夜の最終便で羽田に戻ることにしていたが、まだ正午。思いっきり時間が余っているのだった。
あとは何をして時間を潰すか...

我孫子道でモ162号車の入庫するところを見た後は、綾ノ町電停。ここから商店街を抜け、阪神高速の高架を潜って東に進めば、ほどなく南海高野線の踏切に出る。車両通行止めの小さな踏切である。

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2024年GWは、新見へ、堺へ(46)赤文字の「あびこ道」を...

今月のクレジットカードの請求だけは見たくない気がする。青い航空会社への支払額が...、まさに、こちらの顔が青褪める数字になることが確定しており。といっても、海外に行くわけではない。越えるのは関門海峡くらい。

7月は“出撃ラッシュ”の月にする予定である。
先日の記事でもちょっと触れたが、熊本市電を撮りに行きたいと思っている。まぁ、とはいえ、羽田 〜 熊本の単純往復にしないところが<変態鉄>の<変態鉄>たる所以。

実は、木曜は品川で、その青い航空会社の定時株主総会。コロナ禍以来、久々の“参戦”なのである。配当性向が低いのはこの会社の“伝統”だから気にしていないのだが、それでも長らく続いた無配の状態を脱して、今後の展開に期待したいと思っており。自分としては配当よりも優待券が嬉しいのだが。

さて、引き続き、5月5日の阪堺電車撮影記。この連休のモ161形車の運行は、朝9時に浜寺ゆきとして我孫子道を出庫して、1回だけ堺市内を走ったら、後は天王寺 〜 我孫子道を2往復して正午に入庫という“短期決戦”になっていた。
自分は、5月3日から“参戦”し、連休最終日の6日は仕事の予定が入っていたので、この5日までの3日間だった。幸いにも3日間とも快晴の青空の下での撮影となり。

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【2024年5月5日12時03分】 阪堺電気軌道上町線・姫松-帝塚山三丁目 

その最後、3度目の「赤・あびこ道」は、これまで何度も痛い目に遭ってきた姫松交差点に賭けることにしたのだった。

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2024年GWは、新見へ、堺へ(45)最後は姫松交差点

誰にも「知らないほうが幸せ」な事柄というのは、あるものだろう。
でも、あいにく、昨日、それを知ってしまったのである。知ってしまうと気になってしまうもので...

と、意味深な書き出しだが、あくまで趣味活動での話である。せっかくヒコーキも予約したのに...という状況になっており。あと数日で“結論”が出るはず。どうか、空振りにだけはなってほしくない...と願いつつ。

さて、まだまだ続く5月5日の撮影記。思えば、もう2ヶ月近くが経っている。

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【2024年5月5日11時55分】 阪堺電気軌道上町線・姫松-帝塚山三丁目 

あのときは、3日連続でモ162号車が出てきたとき、「せめて1日くらい、モ161号車が...」と運の無さを悔やんだが、どうやら、「筑豊色」で走る姿も見納めということで。今になって、良い記念になったと喜んでいる<変態鉄>なのである。

その、3日連続、快晴の青空の下で撮ることができたモ162号車、この旅で最後となる撮影機会は、正午前の我孫子道ゆき。
赤文字表示でやって来る姿を、最後は、何度も何度もアンラッキーな展開に...、そんな<変態鉄>にとって、まさに“鬼門”のような交差点で。

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2024年GWは、新見へ、堺へ(44)日の当たる場所

そうだった。すっかり忘れていた...
昨日...というか、24日の未明から早朝にかけてSSブログのシステムメンテナンスが行われていて、閲覧も記事公開も一切がストップしていたのだった。

というわけで、昨日の記事を楽しみにしていた方には、大変、申し訳ありませんでした。
ちなみに、(お読みの皆さんにはあまり関係ないけれど)メンテナンスに伴って、管理画面トップの閲覧数(PV)のカウンターが壊れた模様。「今日」の閲覧数が異様に多いと思って確認したら、昨日の分と合算した値を表示するようになったみたいで。

さぁ、引き続き、5月5日の阪堺電車撮影記。神ノ木のあの築堤上をゆく姿を撮るのは、やはり、思い通りにはならず。今後の“課題”ということに。
それでも、失敗を恐れて、いつもどおりの地点で撮っていたとしても、それで無難な写真が撮れたとしても、たぶん自分自身として納得できるものではなかったような気がする。だから、この失敗はこの失敗で1つの“収穫”だったと考えるようにしている。

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【2024年5月5日11時18分】 阪堺電気軌道上町線・神ノ木-住吉

線路が南北にのびる阪堺電車、そうすると、正午が近づいてくるにしたがって、どこで撮っても中途半端な光線状態になってしまうもので。
そんなときに、短い区間で線路が曲がりくねっている上に、ビル影になるところもあるので、時間によらず“撮れるポジション”を見つけられる...という認識なのが、住吉電停から神ノ木へと向かう付近。普段、使われていない渡り線があるところから、神ノ木へと続く急勾配に差し掛かるまでの区間。

あるとき、正月の住吉大社初詣輸送を撮っていて思ったのだが、もしかしたら、この地点、冬場でも最後まで陽が当たる場所...なのかも知れない。15時過ぎでも明るく撮れるポイントがあったような...

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2024年GWは、新見へ、堺へ(43)真っ青な空をバックに

パソコンを買い替えようかどうか迷っている。でも、久しぶりにパソコンを買うとそれに伴って、どうしてもソフトウェアを買い替えないといけない部分があって。

それで久々にいろいろと調べてみると、自分がずっと愛用していたソフトが絶版になっていて、メーカーのサイトには「2023年9月で発売終了」、そして、「今後の発売の予定はありません」と。どうやら、業務用などで企業にライセンスをまとまった数を販売する形態では残っているようだが...
そして、個人でも、そのソフトの2024年バージョンを入手する手段はない訳ではなく。でも、他のソフトのおまけのような感じになっているので、ウン万円もするようになってしまって...。ソフトを変えると、操作に慣れるのに時間がかかるし、何よりファイルに互換性がないので、これまでに作ったものは...

ということで、だいぶ古くなってきた“Let's Note”は、もうしばらく使い続けようと。

さて、引き続き5月5日の阪堺電車撮影記。

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【2024年5月5日11時03分】 阪堺電気軌道上町線・帝塚山四丁目-神ノ木

3日連続でモ162号車を撮ることになり、そろそろ、撮影地も「ネタ切れ」。だからこそ、苦手意識を抱いて避けてきた撮影地を、あえて巡ってみることにしたのだった。

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2024年GWは、新見へ、堺へ(42)「鬼門」とも言えそうな...

路面電車の界隈にもいろいろな変化の波が...

各地で路面電車の廃止が続く中、その譲渡車で車両の世代交代を行い、一時は「動く電車の博物館」の異名をとってきた広島電鉄。その中でも1両も欠けることなく半世紀近く広島で活躍してきた元京都市電の1900形の置換えが始まるのだとか。イマドキの超低床連接車が中心となり、旧世代の電車たちは出番が少なくなってきた近年でも、広島駅前に乗り入れる系統を含めて、日中でも市内各所で見られていた。他都市から移籍してきた電車も、広電生え抜きの電車も各形式1〜2両に絞られてきている中、譲受した15両全車がここまで頑張ったというのは、それだけ優秀な車両だったという証かもしれない。

反対に、<変態鉄>が近々撮りに訪れようと計画していた熊本市交通局。相次ぐ不祥事に車両トラブル、昨年末に続いて今月末からさらに減便されるのだとか。トラブルが相次ぐのは、乗務員全員が非正規(会計年度任用職員)ということなどを含め、組織形態・風土に根深い問題がある...と感じさせられることも報じられており。開業100周年という記念すべき年にトラブル続出という何ともイヤな展開になっているのが、<鉄>として非常に気がかり。

でも、とりあえず、「撮りに行きたい」という、いち趣味者としては、5014号車の運用が今回の改正で変わるのか否かが、まず第一の心配なのである。

さて、引き続き、5月5日の阪堺電車撮影記。3日連続でモ162号車となれば、撮る場所に「ネタ切れ感」が高まってきて。

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【2024年5月5日10時26分】 阪堺電気軌道阪堺線・住吉鳥居前-細井川

天王寺駅前ゆき電車の車窓を眺めながら、次に撮る場所を探して。

「ビビビっ」と何か感じるものがあって住吉鳥居前で降車ボタンを押したのだが...

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2024年GWは、新見へ、堺へ(41)堺市内区間・最終回

とうとう関東地方も梅雨入りしたのだとか。こうなると、<鉄>活動は...、雨らしい画を撮るだけの腕があればよいのだが、自分が撮ると薄暗い写真になるだけ。何より、線路沿いで傘を差して待っている時間というのが何とも長く感じられて。カメラが濡れないように注意しないといけないし、雨の中の<鉄>活動というのは何とも憂鬱なのである。

金曜は公休日、自宅でゴロゴロしながら過ごしたのだが、ちょっと気になっていることがあって。
仕事で使っている、microsoft WORD、これがちょっと調子が悪い...というか、(いつも通り)「更新」と称してMicrosoft社がヘンなことをしてしまったみたいで。人手の足りない中小企業に勤めていると、公休日というのは進んでいなかった仕事を持ち帰って、一気に片付けるチャンスでもあるのだが、Wordに、こちら側では解決できない問題が生じてしまうと何も進まなくなるのである。木曜の夕方から非常にイライラしているのである。

そんな中で、現実逃避としてブログを更新しようと...

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【2024年5月5日9時53分】 阪堺電気軌道阪堺線・東湊-御陵前

引き続き、5月5日、こどもの日の阪堺電車撮影記。
朝9時、浜寺駅前へと向かっていったモ162号車、ほぼ同じ地点で折返しの天王寺駅前ゆきも撮ることにしたのだった。

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2024年GWは、新見へ、堺へ(40)長く長く真っ直ぐな線路

7月の阪堺電車の撮影会イベントにも“参戦”する方針なので、いつの間にか、拙ブログは「阪堺電車専門」みたいになってしまって...
ただ、“<鉄>ブログ界”において、阪堺電車というのは“激戦区”みたいで、自分のような平凡...というか下手くそな写真を貼っただけの記事を垂れ流しているようでは、誰にも見向きもされないものなのである。

ということなのか、どうかはさておき...

たまには世の中の流れに“便乗”してみたいと。

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【2013年4月9日18時57分】 山陽新幹線・新倉敷駅

2013年4月。朝、球場前駅近くの踏切で水島臨海鉄道キハ20形を撮っていたら、ご一緒した方が教えてくれて。
「新倉敷の駅なら撮りやすいかも」とまで...あの踏切で10分ほどご一緒しただけだったのに、非常に親切で。夕方、聞いた通りの時刻に新倉敷駅に行ってみたのだった。

俗に言う「こだま検測」の日だった。新倉敷駅でも「こだま」号のように数分間の停車時間がとられており。家族連れの皆さんがそのホームに集まって記念撮影している傍ら、向かい側、誰も居ない上りホームでカメラを構えていた<変態鉄>。

それでも、「ドクターイエロー」をちゃんと撮ったのは、唯一、このときだけ。見たことすら1〜2度しか無いような気がする。2027年度までに置換えが完了するとのこと。いっそ、検測機能の付いたN700Sを「ドクターイエロー色」で走らせれば、人気が集まりそうな気がするのだが、他社と違ってJR東海は、車体塗装に付いては堅実路線というか、(皆無ではないが)特別塗装みたいなことを、あまりやりたがらない会社...というイメージ。
特に新幹線については、引退直前などに装飾を行うことはあるものの、1964年(昭和39年)の開業以来、白地に青の塗装を守り続けているわけで。

さて、こちらは数年サイクルでほぼ全部の電車の塗装が変わっていく、そんな阪堺電車の撮影記を引き続き。

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