夏の、広島、倉敷へ(3)歩道橋の上から [イマドキのTRAMたち(路面電車)]
軌道線が6路線19 km、鉄道線が宮島線の16 km、連接車は編成でカウントして、
約130両の車両が走っている。年間5000万人以上が利用するという
間違いなく日本一の路面電車が広島電鉄。
最初の区間の開業が1912年(大正元年)、その後、路線の延伸を繰り返し。
「何のメリットがあったのか!?」、間もなくガス会社と合併。(戦時中に再び独立)
その開業時に準備された車両を復元、1984年(昭和59年)に登場したのが101号車。
【2018年6月24日10時01分】 広島電鉄江波線・土橋電停
そんな、130両中の1両がどうしても撮りたくて。わざわざ、広島までヒコーキで
行ってきた...ということ。
“現役車”ではなかなか見ることのない、オープンデッキの運転台。
(それゆえ、雨が降れば運休となる)
前面には大きな救助網、運転台には手ブレーキハンドル、ダミーながら<変態鉄>が
<鉄>な本の中の、不鮮明な白黒写真でしか見たことのない時代の車両が、目の前に
居たわけで。撮影機会は4回、その1回目を土橋電停で迎えた訳で。
…… ……
2018年6月24日(日)晴れ
10時、江波からやって来た101号車が<変態鉄>の待つ、土橋電停に到着。
1年間で最大でも15日ほど、しかも日曜の午前中の8号線だけ...という“レアキャラ”
101号車だけに、およそ、<鉄>とは思えない、一般の乗客も一斉にスマホを
取り出して...
【2018年6月24日10時00分】 広島電鉄本線・土橋電停
それにしても...
最新の超低床連接車が続いてやって来るのに混ざって、大正生まれ(風の)、
2軸単車がいきなり登場するのだから...
後ろから撮ると、屋根上にはトロリーポールも確認できる。
もちろん、このトロリーポールもダミー。実際には屋根上のZパンタで集電している。
そんなトロリーポール、「嵐電」からの寄贈品だったとか...
“本線格”にあたる、2号線(広島駅 - 西広島 - 宮島口)をはじめ、各路線の
結節点でもある土橋電停、電車は頻繁にやってくる。
わずかな停車時間の間に、電停ホームを動き回って撮り続けたのだった。
【2018年6月24日10時02分】 広島電鉄本線・土橋電停(後追い)
信号が変われば、電車は横川駅へと向かって遠ざかっていく。
そんな姿を後追いしていると...
【2018年6月24日10時02分】 広島電鉄江波線・土橋電停
もちろん、後続電車がホームに入ってきているわけで。京都から来た1900形である。
京都市電が廃止されたのが、<変態鉄>が生まれたのと同じ1978年(昭和53年)、
それに合わせて広電に移籍しているわけで、すでに広島入りして40年が経とうと。
そう考えればスゴいのである。ちなみに、この時期に各地から広電へ移籍してきた電車も
だいぶ整理されてきているが、この京都市からの1900形だけは、廃車されずに
残っているのである。日中でもお目にかかるのが珍しくない。
…… ……
さて、すかさず同じ8号線を南へと下っていく、江波ゆきに。
お目当ての101号車は、横川駅電停を4分停車で、すぐに折り返してくる。
ということで撮影地を見つけないと。
ただ、あまり江波線に乗る機会は多くないわけで。運転台越しに車窓を確認。
終点・江波が近づいてきて、高いビルがなくなってきた頃、前方に手頃な歩道橋。
【2018年6月24日10時14分】 広島電鉄江波線・舟入川口町電停
というわけで、急遽、舟入川口町電停で下車したのだった。
件の歩道橋。幸い、フェンスなどは無く、カメラを構えるにはもってこいの場所。
【2018年6月24日10時16分】 広島電鉄江波線・舟入南町-舟入川口町(後追い)
江波-土橋間も6・8の2系統が走るので(1日に何度か白島線も...)、電車は
頻繁にやってくる。だから、飽きることも無く...
でも、ここで...
お腹の方からの“緊急信号”を受信して(笑)、すぐ目の前のコンビニへ。
10分くらいの“戦線離脱”の後、歩道橋に戻ってみたら...
【2018年6月24日10時28分】 広島電鉄江波線・舟入川口町-舟入南町
やってきたのは、グリーンムーバーLEXである。以前撮ったときに比べて、
ICカード乗車券所持者に対する“信用乗車制”導入のステッカーが付いたのが
以前、昨年撮ったときとの違いだろうか。
そんな様子を撮っているうちに...
【2018年6月24日10時28分】 広島電鉄江波線・舟入川口町電停付近
思ったより早く、101号車が戻ってきた。
でも、このとき実は“祈るような気持ち”だったのである。
そう、電停の目の前には信号のある横断歩道が。道路信号の変わるタイミングに
よってはクルマに被られて“撃沈”するリスクがあるわけで。
【2018年6月24日10時30分】 広島電鉄江波線・舟入川口町電停付近
さぁ、いざ!!
目と鼻の先に見える舟入川口町電停では、101号車、乗車も下車もなかったようで。
すぐに発車である。そして...
【2018年6月24日10時30分】 広島電鉄江波線・舟入川口町-舟入南町
幸運にもこのタイミングでは、線路に近い側の車線を通ろうとしているクルマは
無かったのである。
これは幸運だった。
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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約130両の車両が走っている。年間5000万人以上が利用するという
間違いなく日本一の路面電車が広島電鉄。
最初の区間の開業が1912年(大正元年)、その後、路線の延伸を繰り返し。
「何のメリットがあったのか!?」、間もなくガス会社と合併。(戦時中に再び独立)
その開業時に準備された車両を復元、1984年(昭和59年)に登場したのが101号車。
【2018年6月24日10時01分】 広島電鉄江波線・土橋電停
そんな、130両中の1両がどうしても撮りたくて。わざわざ、広島までヒコーキで
行ってきた...ということ。
“現役車”ではなかなか見ることのない、オープンデッキの運転台。
(それゆえ、雨が降れば運休となる)
前面には大きな救助網、運転台には手ブレーキハンドル、ダミーながら<変態鉄>が
<鉄>な本の中の、不鮮明な白黒写真でしか見たことのない時代の車両が、目の前に
居たわけで。撮影機会は4回、その1回目を土橋電停で迎えた訳で。
…… ……
2018年6月24日(日)晴れ
10時、江波からやって来た101号車が<変態鉄>の待つ、土橋電停に到着。
1年間で最大でも15日ほど、しかも日曜の午前中の8号線だけ...という“レアキャラ”
101号車だけに、およそ、<鉄>とは思えない、一般の乗客も一斉にスマホを
取り出して...
【2018年6月24日10時00分】 広島電鉄本線・土橋電停
それにしても...
最新の超低床連接車が続いてやって来るのに混ざって、大正生まれ(風の)、
2軸単車がいきなり登場するのだから...
後ろから撮ると、屋根上にはトロリーポールも確認できる。
もちろん、このトロリーポールもダミー。実際には屋根上のZパンタで集電している。
そんなトロリーポール、「嵐電」からの寄贈品だったとか...
“本線格”にあたる、2号線(広島駅 - 西広島 - 宮島口)をはじめ、各路線の
結節点でもある土橋電停、電車は頻繁にやってくる。
わずかな停車時間の間に、電停ホームを動き回って撮り続けたのだった。
【2018年6月24日10時02分】 広島電鉄本線・土橋電停(後追い)
信号が変われば、電車は横川駅へと向かって遠ざかっていく。
そんな姿を後追いしていると...
【2018年6月24日10時02分】 広島電鉄江波線・土橋電停
もちろん、後続電車がホームに入ってきているわけで。京都から来た1900形である。
京都市電が廃止されたのが、<変態鉄>が生まれたのと同じ1978年(昭和53年)、
それに合わせて広電に移籍しているわけで、すでに広島入りして40年が経とうと。
そう考えればスゴいのである。ちなみに、この時期に各地から広電へ移籍してきた電車も
だいぶ整理されてきているが、この京都市からの1900形だけは、廃車されずに
残っているのである。日中でもお目にかかるのが珍しくない。
…… ……
さて、すかさず同じ8号線を南へと下っていく、江波ゆきに。
お目当ての101号車は、横川駅電停を4分停車で、すぐに折り返してくる。
ということで撮影地を見つけないと。
ただ、あまり江波線に乗る機会は多くないわけで。運転台越しに車窓を確認。
終点・江波が近づいてきて、高いビルがなくなってきた頃、前方に手頃な歩道橋。
【2018年6月24日10時14分】 広島電鉄江波線・舟入川口町電停
というわけで、急遽、舟入川口町電停で下車したのだった。
件の歩道橋。幸い、フェンスなどは無く、カメラを構えるにはもってこいの場所。
【2018年6月24日10時16分】 広島電鉄江波線・舟入南町-舟入川口町(後追い)
江波-土橋間も6・8の2系統が走るので(1日に何度か白島線も...)、電車は
頻繁にやってくる。だから、飽きることも無く...
でも、ここで...
お腹の方からの“緊急信号”を受信して(笑)、すぐ目の前のコンビニへ。
10分くらいの“戦線離脱”の後、歩道橋に戻ってみたら...
【2018年6月24日10時28分】 広島電鉄江波線・舟入川口町-舟入南町
やってきたのは、グリーンムーバーLEXである。以前撮ったときに比べて、
ICカード乗車券所持者に対する“信用乗車制”導入のステッカーが付いたのが
以前、昨年撮ったときとの違いだろうか。
そんな様子を撮っているうちに...
【2018年6月24日10時28分】 広島電鉄江波線・舟入川口町電停付近
思ったより早く、101号車が戻ってきた。
でも、このとき実は“祈るような気持ち”だったのである。
そう、電停の目の前には信号のある横断歩道が。道路信号の変わるタイミングに
よってはクルマに被られて“撃沈”するリスクがあるわけで。
【2018年6月24日10時30分】 広島電鉄江波線・舟入川口町電停付近
さぁ、いざ!!
目と鼻の先に見える舟入川口町電停では、101号車、乗車も下車もなかったようで。
すぐに発車である。そして...
【2018年6月24日10時30分】 広島電鉄江波線・舟入川口町-舟入南町
幸運にもこのタイミングでは、線路に近い側の車線を通ろうとしているクルマは
無かったのである。
これは幸運だった。
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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