富山地鉄 デキ12021号 貸切撮影会(6)思い通りはいかないもの [雷鳥色の電車たち[富山地鉄]]
数日前の記事で「13日はキハを撮りに出撃するかも...」ということを書いた。
でも...。その準備を始めていたのだが、誠に遺憾ながら、断念せざるを得ないことに。
被写体が“予備車の予備車”のような位置づけの旧型車だっただけに、
次は、いつ撮れるか...。正直、ショックであるわけで。
わが地元、井の頭線でも下北沢駅構内の工事のため、9時過ぎまで明大前で折返し運転。
となれば、カメラを持ってその様子を窺いにいくのが正しい<鉄>としての行動!?
かも知れないが、もはや、そんな元気も無く。
現実には、愚痴と溜息しか出て来ない日々を送っているのである。
また、こんなシーンを撮ってみたい...
と、先月の富山地鉄の話題。「富山地鉄 デキ12021号貸切撮影会」の話題も、
だいぶいろいろな写真をご紹介できてきたような気がする。
今日、明日の記事で残った写真を一挙、ご紹介。
…… ……
※ おことわり ※
この記事には「デキ12021号 貸切撮影会」に参加して撮影した写真が含まれます。
よって、事情により、この記事では写真の撮影時刻・場所等の記載を省略します。
なお、この撮影会は、ある団体が企画したものであり、富山地方鉄道が主催した
イベントではありません。したがって、撮影会の詳細に関して地鉄に問合せなどは
絶対にしないようにお願いいたします。
また、この記事の写真には、通常では撮影による立ち入りが認められない場所で
許可を得て撮影した写真や、通常の運行ではあり得ない場面が含まれます。
「構図は引き算」というのは、写真の撮り方に関する本を読むと、よく出会うコトバ。
ヒトの目というのは非常にうまくできているもので...
ある景色を見て、「わぁ~、美しい」と思って、その様子を写真に撮ってみたものの、
見直してみるとアレもコレも中途半端な散漫な感じの1枚になっている...というのは
ありがちな話。でも、川の流れが澄んでいて、背後には白い雪を被った山々。
どちらも、外しがたくて...というわけで、昨日の記事でご紹介した駅のすぐ近くにある
あの有名な鉄橋。下を流れているのは常願寺川。4月ともなると山の方で雪解けが
進むのか、いつもより川の流量も多いような気がして。しかも川の水がキレイ。
でも、背後の山々も白く雪化粧したその姿は、本当にキレイで。
「鉄橋に露出を合わせれば川は見えても、山は白飛びしますよ~」、
並んで撮っていた皆さんもこれには困っていた。はて、どうするか...
「山々が見えるように、でも、川が写るように」という、最も中途半端なパターンを
選択してしまったのが<変態鉄>だったのである。
ちなみに、この20分ほど前には、普通電車が通過しており、試し撮りをしていた。
そのときは...
太陽が雲に隠れていたこともあったが、でも、もうちょっとまとまりの良い1枚だった
ような気がしてしまうのである。
さて、ここでデキホキ編成を撮ったら...
クルマの通行量も決して少なくない道路橋の歩道部分からの撮影。クルマに気をつけて
ゆっくり歩いても...
再び、デキの姿を捉えることができるのである。
この1枚、カメラが傾いているのではない。線路が急勾配になっているのである。
行った列車は、必ず戻ってくるわけで。同じ鉄橋で再びの撮影チャンス。
列車の進行方向は反対なので、サイドがちとはいえ、後追い気味になるが、
ホキ車の控えめな車高が、こういうときに良い方向に。
手前側、自分たちが撮っている方は太陽が翳っているのに、こういうときに限って、
向こうの山々には陽が射している...という撮影者泣かせの光線状態。
RAW現像のときに、できるだけ明暗差をなくすべく“悪あがき”してみたのだが...。
もちろん、すかさず三脚からカメラを外して後追いカットも。
背景が雪に覆われて白くなっているので、ピンク色のデキの車体がよく映えて。
機関車牽引列車を後追いで撮るなんて、<鉄>として救いがたいヤツと思われるかも
知れないが、自分としては結構、気に入っているカットなのである。
昨日の記事で出てきた駅のすぐ近くにある鉄橋だったわけで、デキとレッドアロー、
ということは、あと14722編成も...
となるわけで、もちろん、その撮影機会もあったのである。
やはり、山は白飛びしているが、でも、それを補って余りあるくらいに
常願寺川の激流。そのエメラルドグリーンの水面が美しくて。ほぼ“会心の1枚”。
デキの撮影会なのだが、やはり、“ちてつ顔”の20形電車は気になってしまう。
…… ……
そういえば...
4月の撮影会となれば、<サクラ鐵>には期待せざるを得ないのだが...
そんな中で撮影地の中にはこの駅もあった。
駅舎自体はしばらく前に火災で焼失して(木造であっても)いまどきのスタイルに
建て替えられていて。でも、ホームに覆い被さるようにサクラの木が残っていて。
もちろん、結果は“空振り”。これは、誰がどう見たって単なる駅撮り写真。
「桜吹雪の中のデキ」というのも、撮ることができれば美しい1枚になりそうな。
でも、「転んでもただでは起きない」のが<変態鉄>、駅を発車して住宅街の踏切を
ゆっくりと通過していくデキホキ編成を後追いで1枚。
こう撮ると“撮影臨”というより、ホンモノの「バラスト工臨」のワンシーンを
見ているような...、そんな錯覚に。
と、何だか愚痴っぽい撮影記になっている気がするので、最後は2年連続で撮影会に
参加させてもらって、その中で“リベンジ”を果たした1枚を。
空の明るさ。ISO値を多少上げたところで写し止めるのは絶対に無理。
ということで、できるだけ背景がスッキリする場所を選んで、とにかく肩の力を抜き。
パシャパシャ...と一斉にシャッター音が聞こえる中で全身をゆっくりと回転させて、
でも、ファインダーを覗く視線の先はデキの先頭、ボンネット部に集中していた。
と、格好付けて書いていても連写し続けた中に入っていた1枚だが...
ここぞの場面で流し撮りが決まると、ちょっと喜んでしまう<変態鉄>、
もうちょっと練習しないといけないのだが...(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
あなたの「ポチッ!」こそが、励みになります。あっ、あと、「nice!」も。
にほんブログ村
でも...。その準備を始めていたのだが、誠に遺憾ながら、断念せざるを得ないことに。
被写体が“予備車の予備車”のような位置づけの旧型車だっただけに、
次は、いつ撮れるか...。正直、ショックであるわけで。
わが地元、井の頭線でも下北沢駅構内の工事のため、9時過ぎまで明大前で折返し運転。
となれば、カメラを持ってその様子を窺いにいくのが正しい<鉄>としての行動!?
かも知れないが、もはや、そんな元気も無く。
現実には、愚痴と溜息しか出て来ない日々を送っているのである。
また、こんなシーンを撮ってみたい...
と、先月の富山地鉄の話題。「富山地鉄 デキ12021号貸切撮影会」の話題も、
だいぶいろいろな写真をご紹介できてきたような気がする。
今日、明日の記事で残った写真を一挙、ご紹介。
…… ……
※ おことわり ※
この記事には「デキ12021号 貸切撮影会」に参加して撮影した写真が含まれます。
よって、事情により、この記事では写真の撮影時刻・場所等の記載を省略します。
なお、この撮影会は、ある団体が企画したものであり、富山地方鉄道が主催した
イベントではありません。したがって、撮影会の詳細に関して地鉄に問合せなどは
絶対にしないようにお願いいたします。
また、この記事の写真には、通常では撮影による立ち入りが認められない場所で
許可を得て撮影した写真や、通常の運行ではあり得ない場面が含まれます。
「構図は引き算」というのは、写真の撮り方に関する本を読むと、よく出会うコトバ。
ヒトの目というのは非常にうまくできているもので...
ある景色を見て、「わぁ~、美しい」と思って、その様子を写真に撮ってみたものの、
見直してみるとアレもコレも中途半端な散漫な感じの1枚になっている...というのは
ありがちな話。でも、川の流れが澄んでいて、背後には白い雪を被った山々。
どちらも、外しがたくて...というわけで、昨日の記事でご紹介した駅のすぐ近くにある
あの有名な鉄橋。下を流れているのは常願寺川。4月ともなると山の方で雪解けが
進むのか、いつもより川の流量も多いような気がして。しかも川の水がキレイ。
でも、背後の山々も白く雪化粧したその姿は、本当にキレイで。
「鉄橋に露出を合わせれば川は見えても、山は白飛びしますよ~」、
並んで撮っていた皆さんもこれには困っていた。はて、どうするか...
「山々が見えるように、でも、川が写るように」という、最も中途半端なパターンを
選択してしまったのが<変態鉄>だったのである。
ちなみに、この20分ほど前には、普通電車が通過しており、試し撮りをしていた。
そのときは...
太陽が雲に隠れていたこともあったが、でも、もうちょっとまとまりの良い1枚だった
ような気がしてしまうのである。
さて、ここでデキホキ編成を撮ったら...
クルマの通行量も決して少なくない道路橋の歩道部分からの撮影。クルマに気をつけて
ゆっくり歩いても...
再び、デキの姿を捉えることができるのである。
この1枚、カメラが傾いているのではない。線路が急勾配になっているのである。
行った列車は、必ず戻ってくるわけで。同じ鉄橋で再びの撮影チャンス。
列車の進行方向は反対なので、サイドがちとはいえ、後追い気味になるが、
ホキ車の控えめな車高が、こういうときに良い方向に。
手前側、自分たちが撮っている方は太陽が翳っているのに、こういうときに限って、
向こうの山々には陽が射している...という撮影者泣かせの光線状態。
RAW現像のときに、できるだけ明暗差をなくすべく“悪あがき”してみたのだが...。
もちろん、すかさず三脚からカメラを外して後追いカットも。
背景が雪に覆われて白くなっているので、ピンク色のデキの車体がよく映えて。
機関車牽引列車を後追いで撮るなんて、<鉄>として救いがたいヤツと思われるかも
知れないが、自分としては結構、気に入っているカットなのである。
昨日の記事で出てきた駅のすぐ近くにある鉄橋だったわけで、デキとレッドアロー、
ということは、あと14722編成も...
となるわけで、もちろん、その撮影機会もあったのである。
やはり、山は白飛びしているが、でも、それを補って余りあるくらいに
常願寺川の激流。そのエメラルドグリーンの水面が美しくて。ほぼ“会心の1枚”。
デキの撮影会なのだが、やはり、“ちてつ顔”の20形電車は気になってしまう。
…… ……
そういえば...
4月の撮影会となれば、<サクラ鐵>には期待せざるを得ないのだが...
そんな中で撮影地の中にはこの駅もあった。
駅舎自体はしばらく前に火災で焼失して(木造であっても)いまどきのスタイルに
建て替えられていて。でも、ホームに覆い被さるようにサクラの木が残っていて。
もちろん、結果は“空振り”。これは、誰がどう見たって単なる駅撮り写真。
「桜吹雪の中のデキ」というのも、撮ることができれば美しい1枚になりそうな。
でも、「転んでもただでは起きない」のが<変態鉄>、駅を発車して住宅街の踏切を
ゆっくりと通過していくデキホキ編成を後追いで1枚。
こう撮ると“撮影臨”というより、ホンモノの「バラスト工臨」のワンシーンを
見ているような...、そんな錯覚に。
と、何だか愚痴っぽい撮影記になっている気がするので、最後は2年連続で撮影会に
参加させてもらって、その中で“リベンジ”を果たした1枚を。
空の明るさ。ISO値を多少上げたところで写し止めるのは絶対に無理。
ということで、できるだけ背景がスッキリする場所を選んで、とにかく肩の力を抜き。
パシャパシャ...と一斉にシャッター音が聞こえる中で全身をゆっくりと回転させて、
でも、ファインダーを覗く視線の先はデキの先頭、ボンネット部に集中していた。
と、格好付けて書いていても連写し続けた中に入っていた1枚だが...
ここぞの場面で流し撮りが決まると、ちょっと喜んでしまう<変態鉄>、
もうちょっと練習しないといけないのだが...(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
あなたの「ポチッ!」こそが、励みになります。あっ、あと、「nice!」も。
にほんブログ村
コメント 0