エイプリルフールの富山地鉄（２）ちょっとだけ日曜の地鉄電車を。 [雷鳥色の電車たち［富山地鉄］]
昨日は急遽の出撃で1回、お休みをいただいた、この話題。
今週末に、もう一度、今度は＜鉄＞な目的（も込み）で富山に向かう予定になっている。
【2018年4月5日12時27分】 阪堺電軌阪堺線・住吉鳥居前－細井川
ということで、阪堺電車撮影記がアップできるのは来週の半ばになりそうな。
さて、4月1日には、やはり日帰りで富山を訪れていた。
法事という、極めて＜非鉄＞な用事である。今シーズンは近年では珍しく雪が多かった
富山の街、2月に断念していた祖母の納骨を改めて...ということになって。
仕事の関係もあって、富山での滞在時間は実質9～10時間程度。本当は＜非鉄＞なことに
過ぎなかったはずが...
でも、朝早く、東京の自宅を出発する頃、ある“問題”に気づいていたのだった。
それは...
…… ……
サイフの中に現金が3千円ほどしか無かったという...
40歳になるオッサンが...である。空港から、昨年末まで祖母が暮らしていた家までは
タクシーで2,000円程度。もちろん親戚が一同に集まるわけで、誰かに頼んで
タクシー代を借りればいいわけで。尤も、富山ではクルマは必需品。
「19時半の最終便で羽田へ向かうのに、空港までのタクシー代が無くて...」と言えば、
たぶん、親戚の誰かが空港まで乗せてくれそうだが。
不惑になって、そんなこと恥ずかしいことこの上なく。
2018年4月1日（日）晴れのち曇り
NH313便は少し早く青空のひろがる富山きときと空港に着陸。直行バスの前、8:55発の
各停・富山駅前ゆき（36系統）の地鉄バスが待っていたのだった。
空港の時点で車内は自分だけ、途中、西荒屋あたりで高齢女性が運転手さんと
「このバスは時刻が変わらないね」という趣旨のことを富山弁で。この日が地鉄バスは
ダイヤ改正初日だった。ノンビリした車内、市街地に近づくにしたがって数名の乗客。
【2018年4月1日9時24分】 富山市大手町付近
このバスで総曲輪へ。富山城の模造天守は戦後、建てられたもの。
本来、こんなタイプの天守閣があるような“城”では無く、実際の富山城というのは
自分のようなシロートには“大きな屋敷”にしか見えないような...木造平屋建ての。
でも、そんなことを抜きにして富山城址のサクラもちょうど満開、観光客や散歩に
きていた人たちも皆さん、スマホのカメラを向けて。
【2018年4月1日9時31分】 富山県富山市本町付近
というわけで、もう1つ東側の「桜橋電車通り」へ。総曲輪通りのアーケード街を
歩いても、この時期なら、松川べりのサクラを見ながらでも良かったが、一番近い
交差点を曲がって歩くのだった。
み※ほ銀行を探していたのである。桜橋か電気ビル前の電停近くにあったはず。
そのATMコーナーに行きたかった。地元銀のATMでも良いのだが、＜変態鉄＞には
口座手数料が勿体なくて仕方なかったのである。ちなみに、「み※ほ」なら
＜変態鉄＞は時間外手数料が常に無料になるステージにいる。
日曜の朝ということもあって電車通りのクルマの量も少なかった。ということで...
【2018年4月1日9時37分】 富山地鉄市内線・電鉄富山エスタ前－地鉄ビル前
ATMに立ち寄ってホッとした後は、市内軌道線の電車をちょっとだけ。
この朝は、なぜかデ7000形の姿をあまり見かけなかったような。
先日、「あまり撮ることが無い」と書いたデ8000形もこのチャンスに。
【2018年4月1日9時37分】 富山地鉄市内線・地鉄ビル前－電鉄富山ｴｽﾀ前（後追い）
地鉄乗車券センターに立ち寄って、バスの時刻表をもらったら、いよいよ家に向かうべく
10時前の有沢線のバス。速星の近くに大型商業施設ができて以来、意外と混雑する。
…… ……
＜変態鉄＞の家のお墓は五艘...、ちょうど呉羽山、富山駅を出発した列車が
神通川鉄橋を渡って、北陸本線（← 「あ※の風」なんて呼ばない）と高山本線が
別れていくところ、2本の路線を見下ろす小高い丘のようなところにあるお寺にある。
子ども頃はお墓の数も少なく木々の間からかすかに列車の走行音がする程度だったが、
いまでは新幹線の俯瞰撮影地に使えそう...、そんな時にも、そんなことを考えている
＜変態鉄＞なのである。尤も、撮りに来ることは無さそうだが...
15時前、親戚一同で家に戻ってきたのだが...
最初は年の近い、いとこ同士で雑談して盛り上がっていたのだが、でも、だんだんと
現実的かつ非常に面倒な問題が話題に...きな臭い雰囲気になってきたところで。
EOSくんを忍ばせたトートバッグ片手に、気づかれないように家を出た＜変態鉄＞。
【2018年4月1日15時34分】 富山市布瀬本町・新布瀬バス停付近
あと何回来ることがあるのか、はじめてこのバス停にカメラを向けてみた。
反対側の速星・八尾方面のバス停ポールの方は、昭和の頃から変わっていないタイプ
なのだが、わざわざそこまで行く気にはならず。16時過ぎ、少し遅れ気味のバスで駅前。
【2018年4月1日16時26分】 富山地鉄本線・電鉄富山駅
さっそく電鉄富山駅に行ってみれば、発車を待っていたのは16:33発の上市ゆき。
「30かぼちゃ」である。
【2018年4月1日16時26分】 富山地鉄本線・電鉄富山駅
そしてホーム壁面の“ヘッドマークコレクション”は...
懐かしいモノとともに新調された“TY”用のマーク。特急「立山」号は上りも設定され
アルペンルートの営業再開に伴い、4月中旬から“夏ダイヤ”になるとしばらくの間、
立山線は多客増結が実施されるのがここ数年の“慣例”となっており、10020形も
駆り出されることも出てきており。
その時期に撮りに訪れたいのだが...う～ん。
上市ゆきを最初の停車駅・稲荷町で下車した。当初は、駅に隣接する稲荷公園のサクラ、
これと絡めて地鉄電車を撮ってみたかったからだったが、でも、その“計画”は...
16:33に「30かぼちゃ」が発車する間際に隣のホームに入ってきた電車が...
電鉄富山駅に到着した電車は、一応、電鉄富山駅構内にも電留線があるのだが、通常は
次の運用まで時間があれば稲荷町車両基地に入庫、折り返しの下り電車に充当されても
どの場合でも稲荷町駅までの1駅間は同じ線路を走る。
ということは、待っていれば確実に撮れるはずで...
でも、その前に。
【2018年4月1日16時43分】 富山地鉄上滝不二越線・稲荷町駅
稲荷町駅の上滝不二越線ホームに立てば車両基地・工場（TC：テクニカルセンター）を
一望することができるのだが、ここのラインナップがちょっと豪華すぎて...
奥で整備を受けているのが「アルプスエキスプレス」、もと西武レッドアローである。
その隣、一番、奥まった位置に見えるのが「ダブルデッカーエキスプレス」、こちらは
もと京阪特急テレビカー3000形である。
【2018年4月1日16時44分】 富山地鉄上滝不二越線・稲荷町駅
さらにデキ12021号の姿も見えており、手前の線、定位置に10020形も待機中。
しかも10020形、休日の午後にもかかわらずパンタグラフを上げて通電状態で待機中。
なぜか方向幕は「特急 宇奈月温泉」、多客時や車両不足の時にごく稀に見られる
そうだが、通常は上滝線の朝の通学列車で1往復するだけであり...
【2018年4月1日16時45分】 富山地鉄上滝不二越線・稲荷町駅
しかも整備中の16010形「アルプスエキスプレス」は「アルペン特急」の表示が。
「特急 うなづき」のヘッドマークに「アルペン特急」幕。
「アルペン特急」は夏ダイヤ限定の列車なので、いまの時期に走っている訳も無く、
しかも同列車は宇奈月と立山を直結するので、稲荷町や電鉄富山を通らない列車であり。
２つの意味で、この日、この場所で「アルペン特急」というのも謎な表示なのである。
どうみても、撮影会のワンシーンのような。超豪華ラインナップだった。
【2018年4月1日16時53分】 富山地鉄本線・電鉄富山－稲荷町
折返しの時間がある列車はいったん稲荷町まで回送されてくる上、
3つの路線が乗り入れ、電鉄富山－稲荷町間は地方私鉄とは
思えないほどの運転頻度。（実は唯一の複線区間）
まずは、「立山あーとれいん」のヘッドマークを掲げた14760形。
「普通 電鉄富山」を表示して下り線を走る...のは、回送電車という意味。
【2018年4月1日16時57分】 富山地鉄本線・電鉄富山－稲荷町
続けてやってくるのは、下り・宇奈月温泉ゆき。こちらは入庫ではなく稲荷町駅に
入るので、一番手前の線路を走ってくる。
でも、なかなか、お目当ての電車はやってこないのである。
…… ……
＜鉄＞なことも含めて、7日の朝から数日間、富山に行ってきます。
富山の記事を書き終わらないうちに、次の富山。ちょっとわかりにくくなりますが、
この記事の続きは、来週の中頃を予定しています。（つづく）
（※）撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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今週末に、もう一度、今度は＜鉄＞な目的（も込み）で富山に向かう予定になっている。
【2018年4月5日12時27分】 阪堺電軌阪堺線・住吉鳥居前－細井川
ということで、阪堺電車撮影記がアップできるのは来週の半ばになりそうな。
さて、4月1日には、やはり日帰りで富山を訪れていた。
法事という、極めて＜非鉄＞な用事である。今シーズンは近年では珍しく雪が多かった
富山の街、2月に断念していた祖母の納骨を改めて...ということになって。
仕事の関係もあって、富山での滞在時間は実質9～10時間程度。本当は＜非鉄＞なことに
過ぎなかったはずが...
でも、朝早く、東京の自宅を出発する頃、ある“問題”に気づいていたのだった。
それは...
…… ……
サイフの中に現金が3千円ほどしか無かったという...
40歳になるオッサンが...である。空港から、昨年末まで祖母が暮らしていた家までは
タクシーで2,000円程度。もちろん親戚が一同に集まるわけで、誰かに頼んで
タクシー代を借りればいいわけで。尤も、富山ではクルマは必需品。
「19時半の最終便で羽田へ向かうのに、空港までのタクシー代が無くて...」と言えば、
たぶん、親戚の誰かが空港まで乗せてくれそうだが。
不惑になって、そんなこと恥ずかしいことこの上なく。
2018年4月1日（日）晴れのち曇り
NH313便は少し早く青空のひろがる富山きときと空港に着陸。直行バスの前、8:55発の
各停・富山駅前ゆき（36系統）の地鉄バスが待っていたのだった。
空港の時点で車内は自分だけ、途中、西荒屋あたりで高齢女性が運転手さんと
「このバスは時刻が変わらないね」という趣旨のことを富山弁で。この日が地鉄バスは
ダイヤ改正初日だった。ノンビリした車内、市街地に近づくにしたがって数名の乗客。
【2018年4月1日9時24分】 富山市大手町付近
このバスで総曲輪へ。富山城の模造天守は戦後、建てられたもの。
本来、こんなタイプの天守閣があるような“城”では無く、実際の富山城というのは
自分のようなシロートには“大きな屋敷”にしか見えないような...木造平屋建ての。
でも、そんなことを抜きにして富山城址のサクラもちょうど満開、観光客や散歩に
きていた人たちも皆さん、スマホのカメラを向けて。
【2018年4月1日9時31分】 富山県富山市本町付近
というわけで、もう1つ東側の「桜橋電車通り」へ。総曲輪通りのアーケード街を
歩いても、この時期なら、松川べりのサクラを見ながらでも良かったが、一番近い
交差点を曲がって歩くのだった。
み※ほ銀行を探していたのである。桜橋か電気ビル前の電停近くにあったはず。
そのATMコーナーに行きたかった。地元銀のATMでも良いのだが、＜変態鉄＞には
口座手数料が勿体なくて仕方なかったのである。ちなみに、「み※ほ」なら
＜変態鉄＞は時間外手数料が常に無料になるステージにいる。
日曜の朝ということもあって電車通りのクルマの量も少なかった。ということで...
【2018年4月1日9時37分】 富山地鉄市内線・電鉄富山エスタ前－地鉄ビル前
ATMに立ち寄ってホッとした後は、市内軌道線の電車をちょっとだけ。
この朝は、なぜかデ7000形の姿をあまり見かけなかったような。
先日、「あまり撮ることが無い」と書いたデ8000形もこのチャンスに。
【2018年4月1日9時37分】 富山地鉄市内線・地鉄ビル前－電鉄富山ｴｽﾀ前（後追い）
地鉄乗車券センターに立ち寄って、バスの時刻表をもらったら、いよいよ家に向かうべく
10時前の有沢線のバス。速星の近くに大型商業施設ができて以来、意外と混雑する。
…… ……
＜変態鉄＞の家のお墓は五艘...、ちょうど呉羽山、富山駅を出発した列車が
神通川鉄橋を渡って、北陸本線（← 「あ※の風」なんて呼ばない）と高山本線が
別れていくところ、2本の路線を見下ろす小高い丘のようなところにあるお寺にある。
子ども頃はお墓の数も少なく木々の間からかすかに列車の走行音がする程度だったが、
いまでは新幹線の俯瞰撮影地に使えそう...、そんな時にも、そんなことを考えている
＜変態鉄＞なのである。尤も、撮りに来ることは無さそうだが...
15時前、親戚一同で家に戻ってきたのだが...
最初は年の近い、いとこ同士で雑談して盛り上がっていたのだが、でも、だんだんと
現実的かつ非常に面倒な問題が話題に...きな臭い雰囲気になってきたところで。
EOSくんを忍ばせたトートバッグ片手に、気づかれないように家を出た＜変態鉄＞。
【2018年4月1日15時34分】 富山市布瀬本町・新布瀬バス停付近
あと何回来ることがあるのか、はじめてこのバス停にカメラを向けてみた。
反対側の速星・八尾方面のバス停ポールの方は、昭和の頃から変わっていないタイプ
なのだが、わざわざそこまで行く気にはならず。16時過ぎ、少し遅れ気味のバスで駅前。
【2018年4月1日16時26分】 富山地鉄本線・電鉄富山駅
さっそく電鉄富山駅に行ってみれば、発車を待っていたのは16:33発の上市ゆき。
「30かぼちゃ」である。
【2018年4月1日16時26分】 富山地鉄本線・電鉄富山駅
そしてホーム壁面の“ヘッドマークコレクション”は...
懐かしいモノとともに新調された“TY”用のマーク。特急「立山」号は上りも設定され
アルペンルートの営業再開に伴い、4月中旬から“夏ダイヤ”になるとしばらくの間、
立山線は多客増結が実施されるのがここ数年の“慣例”となっており、10020形も
駆り出されることも出てきており。
その時期に撮りに訪れたいのだが...う～ん。
上市ゆきを最初の停車駅・稲荷町で下車した。当初は、駅に隣接する稲荷公園のサクラ、
これと絡めて地鉄電車を撮ってみたかったからだったが、でも、その“計画”は...
16:33に「30かぼちゃ」が発車する間際に隣のホームに入ってきた電車が...
電鉄富山駅に到着した電車は、一応、電鉄富山駅構内にも電留線があるのだが、通常は
次の運用まで時間があれば稲荷町車両基地に入庫、折り返しの下り電車に充当されても
どの場合でも稲荷町駅までの1駅間は同じ線路を走る。
ということは、待っていれば確実に撮れるはずで...
でも、その前に。
【2018年4月1日16時43分】 富山地鉄上滝不二越線・稲荷町駅
稲荷町駅の上滝不二越線ホームに立てば車両基地・工場（TC：テクニカルセンター）を
一望することができるのだが、ここのラインナップがちょっと豪華すぎて...
奥で整備を受けているのが「アルプスエキスプレス」、もと西武レッドアローである。
その隣、一番、奥まった位置に見えるのが「ダブルデッカーエキスプレス」、こちらは
もと京阪特急テレビカー3000形である。
【2018年4月1日16時44分】 富山地鉄上滝不二越線・稲荷町駅
さらにデキ12021号の姿も見えており、手前の線、定位置に10020形も待機中。
しかも10020形、休日の午後にもかかわらずパンタグラフを上げて通電状態で待機中。
なぜか方向幕は「特急 宇奈月温泉」、多客時や車両不足の時にごく稀に見られる
そうだが、通常は上滝線の朝の通学列車で1往復するだけであり...
【2018年4月1日16時45分】 富山地鉄上滝不二越線・稲荷町駅
しかも整備中の16010形「アルプスエキスプレス」は「アルペン特急」の表示が。
「特急 うなづき」のヘッドマークに「アルペン特急」幕。
「アルペン特急」は夏ダイヤ限定の列車なので、いまの時期に走っている訳も無く、
しかも同列車は宇奈月と立山を直結するので、稲荷町や電鉄富山を通らない列車であり。
２つの意味で、この日、この場所で「アルペン特急」というのも謎な表示なのである。
どうみても、撮影会のワンシーンのような。超豪華ラインナップだった。
【2018年4月1日16時53分】 富山地鉄本線・電鉄富山－稲荷町
折返しの時間がある列車はいったん稲荷町まで回送されてくる上、
3つの路線が乗り入れ、電鉄富山－稲荷町間は地方私鉄とは
思えないほどの運転頻度。（実は唯一の複線区間）
まずは、「立山あーとれいん」のヘッドマークを掲げた14760形。
「普通 電鉄富山」を表示して下り線を走る...のは、回送電車という意味。
【2018年4月1日16時57分】 富山地鉄本線・電鉄富山－稲荷町
続けてやってくるのは、下り・宇奈月温泉ゆき。こちらは入庫ではなく稲荷町駅に
入るので、一番手前の線路を走ってくる。
でも、なかなか、お目当ての電車はやってこないのである。
…… ……
＜鉄＞なことも含めて、7日の朝から数日間、富山に行ってきます。
富山の記事を書き終わらないうちに、次の富山。ちょっとわかりにくくなりますが、
この記事の続きは、来週の中頃を予定しています。（つづく）
（※）撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
あなたの「ポチッ！」こそが、励みになります。あっ、あと、「nice!」も。
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