青い空なのに...、白い雲との闘い(10)トワイライトタイム [ちん電[阪堺電気軌道]]
「ちん電」、阪堺電車を撮っていて、いつも気になってしまうのがヘッドマークの数々。
正直言って「よくこれだけ作ったなぁ...」と思う位、多種多様。
地元でなければ、訪れる度に変わっている位の感じになるので、これを撮ろうと
頑張ってみると...
【2017年12月18日9時46分】 阪堺電気軌道阪堺線・大和川電停
モ501形もすでに「還暦」、モ505号車だけ金太郎塗装をあしらった丸形、他の車両には
角型の小型マークが掲出されていた。
モ351形には百舌鳥古墳群の世界遺産国内推薦決定の前方後円墳型のヘッドマーク、
さらに1001形「堺トラム」にはグッドデザイン賞受賞記念マーク。
これらも撮りながら。でも、15時頃には陽もかなり西に傾いてきて。
ローカル線なら「エロい光で...!!」となるところ、路面電車撮影では建物の影が
落ちるようになるので、撮りづらくなってくるのである。
12月18日、その最後の撮影チャンスは...
…… ……
2017年12月18日(月)晴れ
長々と引っ張り続けたこの記事。陽の短い時期だけあって16時にもなると走行写真の
撮影はかなり厳しくなってくる訳で。
この日の撮影機会もあと1~2回、それをどこで撮るか!?
再び、堺市内区間で...ということで東湊へやって来たのだが。
【2017年12月18日15時12分】 阪堺電気軌道阪堺線・東湊-御陵前(後追い)
線路の東側のスペースが撮りやすそうに見えて...。それはもちろん大失敗。
そう、午後になれば、その方角は逆光に決まっているのである。
でも、時既に遅し!!
【2017年12月18日15時15分】 阪堺電気軌道阪堺線・御陵前-東湊
とりあえず、隣の踏切まで歩いてみたものの、あまりにも中途半端すぎて。
歩き回っているうちに...
ここまで来て、ぬぁんと貴重な、この日最後(かも知れない)撮影機会に。
あぁ、時間切れ!!
【2017年12月18日16時23分】 阪堺電気軌道阪堺線・東湊-御陵前(後追い)
とりあえず、フェンスの上からカメラを出してモ166の姿を何とか写し止めた...
といったところ。
でも、このカット、手前には黒く横切る電柱の影。思った位置でシャッターを切った
カットは電柱の影が思いっきり車体に落ちていて。
これはもう撃沈以外の何物でも無かったのである。
そんなモ166号車が行き過ぎた後に思ったのだった。
【2017年12月18日15時28分】 阪堺電気軌道阪堺線・東湊電停
このカットは浜寺駅前ゆき電車だが、西に傾いた陽の光を活かした撮り方を模索する
のであれば、例えば、こうやって電停ホームに進入してくる姿を、電車待ちする
乗客を絡めて撮ってみたり...
【2017年12月18日15時28分】 阪堺電気軌道阪堺線・東湊-石津北(後追い)
あえて逆光側でカメラを向けてみたり...
「電車の全景をキッチリと写し止めないと」と順光側にカメラを向けることばかり
考えてしまい、こういう情景を撮り逃すのは昔も今も変わらぬ、<変態鉄>の
撮影センスの無さそのものなのである。
趣味活動とはいえ、こういうところに自分自身の限界を感じてしまうのだが...
そのときは、そんなことを考えるヒマも無く。
後続の天王寺駅前ゆきに乗って。
間違いなく、次の浜寺駅前ゆきが、この日のモ166号車、最後の撮影機会。
ということで自分にとって、一番「ちん電」らしい沿線風景と思える場所を選択。
そう、それはもちろん...
【2017年12月18日16時17分】 阪堺電気軌道上町線・帝塚山四丁目-帝塚山三丁目(後追い)
帝塚山四丁目付近の旧熊野街道の車道、歩道、軌道敷の区別も曖昧な、あの併用軌道。
だいぶ暗くなってきて、走行写真もできるだけ正面がちに撮るしか無く。
【2017年12月18日16時13分】 阪堺電気軌道上町線・帝塚山三丁目-帝塚山四丁目
空には青さが残る一方、道路付近には陽が射さず、撮影には極めてシビアな状況。
でも、背後には「あべのハルカス」も写り込んで。下町情景と超高層ビル、その対比。
平成も終わろうとしている今、こんな情景が当たり前に残っているのは、ある意味、
奇跡のような気がするのである。
【2017年12月18日16時17分】 阪堺電気軌道上町線・帝塚山三丁目-帝塚山四丁目
レール面に近いからだろうか、モ701形だとヘッドライトの光が線路を照らし出して。
こういうシーンは、画になるように思うのだが、それを表現し切れておらず...う~ん。
「そろそろモ166号車が戻って時刻だが...」と思っていた、そんな矢先。
<変態鉄>のヨコを走り去っていった天王寺駅前ゆきは、金太郎塗装のモ505。
【2017年12月18日16時23分】 阪堺電気軌道上町線・帝塚山三丁目-帝塚山四丁目
「おっ!!」と思った途端。
そう、目を凝らせば、向こうの三丁目電停に到着しているのはモ166。
この日、追いかけてきた2両の離合シーンがすぐ先で。
【2017年12月18日16時23分】 阪堺電気軌道上町線・帝塚山三丁目-帝塚山四丁目
残念!! そのすれ違い地点は三丁目電停付近だったようで。
無理矢理、撮ってみてもやはり遠かった。
【2017年12月18日16時23分】 阪堺電気軌道上町線・帝塚山三丁目-帝塚山四丁目
とはいえ、このカットが撮れただけでも。
本当のお目当てだった「雲塗装」は動いていなかったが、それでも、古豪を追って。
【2017年12月18日16時24分】 阪堺電気軌道上町線・帝塚山四丁目-神ノ木(後追い)
神ノ木に向かって急カーブを進んでいくモ166を見送って。
大阪と堺を飛び回った1日、充実した気持ちで撮影を締めくくるのだった。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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地元でなければ、訪れる度に変わっている位の感じになるので、これを撮ろうと
頑張ってみると...
【2017年12月18日9時46分】 阪堺電気軌道阪堺線・大和川電停
モ501形もすでに「還暦」、モ505号車だけ金太郎塗装をあしらった丸形、他の車両には
角型の小型マークが掲出されていた。
モ351形には百舌鳥古墳群の世界遺産国内推薦決定の前方後円墳型のヘッドマーク、
さらに1001形「堺トラム」にはグッドデザイン賞受賞記念マーク。
これらも撮りながら。でも、15時頃には陽もかなり西に傾いてきて。
ローカル線なら「エロい光で...!!」となるところ、路面電車撮影では建物の影が
落ちるようになるので、撮りづらくなってくるのである。
12月18日、その最後の撮影チャンスは...
…… ……
2017年12月18日(月)晴れ
長々と引っ張り続けたこの記事。陽の短い時期だけあって16時にもなると走行写真の
撮影はかなり厳しくなってくる訳で。
この日の撮影機会もあと1~2回、それをどこで撮るか!?
再び、堺市内区間で...ということで東湊へやって来たのだが。
【2017年12月18日15時12分】 阪堺電気軌道阪堺線・東湊-御陵前(後追い)
線路の東側のスペースが撮りやすそうに見えて...。それはもちろん大失敗。
そう、午後になれば、その方角は逆光に決まっているのである。
でも、時既に遅し!!
【2017年12月18日15時15分】 阪堺電気軌道阪堺線・御陵前-東湊
とりあえず、隣の踏切まで歩いてみたものの、あまりにも中途半端すぎて。
歩き回っているうちに...
ここまで来て、ぬぁんと貴重な、この日最後(かも知れない)撮影機会に。
あぁ、時間切れ!!
【2017年12月18日16時23分】 阪堺電気軌道阪堺線・東湊-御陵前(後追い)
とりあえず、フェンスの上からカメラを出してモ166の姿を何とか写し止めた...
といったところ。
でも、このカット、手前には黒く横切る電柱の影。思った位置でシャッターを切った
カットは電柱の影が思いっきり車体に落ちていて。
これはもう撃沈以外の何物でも無かったのである。
そんなモ166号車が行き過ぎた後に思ったのだった。
【2017年12月18日15時28分】 阪堺電気軌道阪堺線・東湊電停
このカットは浜寺駅前ゆき電車だが、西に傾いた陽の光を活かした撮り方を模索する
のであれば、例えば、こうやって電停ホームに進入してくる姿を、電車待ちする
乗客を絡めて撮ってみたり...
【2017年12月18日15時28分】 阪堺電気軌道阪堺線・東湊-石津北(後追い)
あえて逆光側でカメラを向けてみたり...
「電車の全景をキッチリと写し止めないと」と順光側にカメラを向けることばかり
考えてしまい、こういう情景を撮り逃すのは昔も今も変わらぬ、<変態鉄>の
撮影センスの無さそのものなのである。
趣味活動とはいえ、こういうところに自分自身の限界を感じてしまうのだが...
そのときは、そんなことを考えるヒマも無く。
後続の天王寺駅前ゆきに乗って。
間違いなく、次の浜寺駅前ゆきが、この日のモ166号車、最後の撮影機会。
ということで自分にとって、一番「ちん電」らしい沿線風景と思える場所を選択。
そう、それはもちろん...
【2017年12月18日16時17分】 阪堺電気軌道上町線・帝塚山四丁目-帝塚山三丁目(後追い)
帝塚山四丁目付近の旧熊野街道の車道、歩道、軌道敷の区別も曖昧な、あの併用軌道。
だいぶ暗くなってきて、走行写真もできるだけ正面がちに撮るしか無く。
【2017年12月18日16時13分】 阪堺電気軌道上町線・帝塚山三丁目-帝塚山四丁目
空には青さが残る一方、道路付近には陽が射さず、撮影には極めてシビアな状況。
でも、背後には「あべのハルカス」も写り込んで。下町情景と超高層ビル、その対比。
平成も終わろうとしている今、こんな情景が当たり前に残っているのは、ある意味、
奇跡のような気がするのである。
【2017年12月18日16時17分】 阪堺電気軌道上町線・帝塚山三丁目-帝塚山四丁目
レール面に近いからだろうか、モ701形だとヘッドライトの光が線路を照らし出して。
こういうシーンは、画になるように思うのだが、それを表現し切れておらず...う~ん。
「そろそろモ166号車が戻って時刻だが...」と思っていた、そんな矢先。
<変態鉄>のヨコを走り去っていった天王寺駅前ゆきは、金太郎塗装のモ505。
【2017年12月18日16時23分】 阪堺電気軌道上町線・帝塚山三丁目-帝塚山四丁目
「おっ!!」と思った途端。
そう、目を凝らせば、向こうの三丁目電停に到着しているのはモ166。
この日、追いかけてきた2両の離合シーンがすぐ先で。
【2017年12月18日16時23分】 阪堺電気軌道上町線・帝塚山三丁目-帝塚山四丁目
残念!! そのすれ違い地点は三丁目電停付近だったようで。
無理矢理、撮ってみてもやはり遠かった。
【2017年12月18日16時23分】 阪堺電気軌道上町線・帝塚山三丁目-帝塚山四丁目
とはいえ、このカットが撮れただけでも。
本当のお目当てだった「雲塗装」は動いていなかったが、それでも、古豪を追って。
【2017年12月18日16時24分】 阪堺電気軌道上町線・帝塚山四丁目-神ノ木(後追い)
神ノ木に向かって急カーブを進んでいくモ166を見送って。
大阪と堺を飛び回った1日、充実した気持ちで撮影を締めくくるのだった。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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