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“消化試合”は、毎度、おなじみの... [鉄分の濃い旅行記録]

8月末から9月アタマにかけての広島、岡山への旅の話題は1日お休み。
9月10日は「青春18きっぷ」の最終日。5日(回)分で11,850円。

<ケチ鉄>としては買ったからには「モトをとらないと...」と。
1回あたり、 11,850 ÷ 5 = 2,370円 分だけ乗らないといけない。
ちなみに、例えば東京からとすれば、東海道線だと沼津付近、中央本線だと
甲府の少し先までの片道運賃に相当する。往復ならば、1,185円分の区間に
乗れば良い。それに該当するのが、新宿からの中央線だと鳥沢駅になる。

ということもあって、<変態鉄>の“青春18きっぷ消化試合”といえば...

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【2017年9月10日7時45分】 中央本線・新宿駅

この列車。かつての特急「あずさ」号にも使われた189系直流特急型電車は
八トタ(JR東日本八王子支社・豊田車輌センター)にあって、中央本線系統の
臨時列車を中心に活躍している。その中でも「ホリデー快速富士山」号は
朝8時に新宿を発って、中央線を走って大月へ、そこから富士急行線に乗り入れ
富士山(富士吉田)、富士急ハイランド、河口湖へと足をのばす行楽快速。

JR線内を走る新宿-大月間は、もちろん「青春18きっぷ」だけで乗車できて
“乗りドク”な列車なのである。1月に続いて、それだけのために大月へ。

……  ……

2017年9月10日(日)晴れ

お昼から新宿で<非鉄>な用事があって。純粋に大月までの単純往復となった。
前回の乗車時、結構、早いうちからホームには列がのびて、自由席の大半が
新宿発車時点で埋まっていた印象があって、余裕をもって6時半に出発。

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【2017年9月10日6時59分】 東京都武蔵野市吉祥寺南町付近

京王線で新宿にいけば通勤定期が使えるのだが、15分ほどかけて歩いて吉祥寺。
暑いとは言え、すでに9月に入っており。朝晩は吹いていく風が涼しく感じられる
ようになってきて。確実に季節が移り変わっていることを、こういうときに
実感するのだが。

さて、吉祥寺駅 7:07発の快速電車。荻窪駅付近で「宴」とすれ違ったが...

新宿駅で駅弁を買うのは「いつも通り」。この朝、<変態鉄>が手にとったのは
「いわて和牛あぶり弁当」(1,100円)。岩手のお弁当を買って中央線...という
ミスマッチが何とも...。でも、美味しかったから、それはそれでよしとして。

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【2017年9月10日7時45分】 中央本線・新宿駅

入線は7:49、でも、ドアが開くのは8:00頃。

拍子抜けするくらい列は短く。自由席も各乗車口に2~3人だっただろうか。
前回との違いは外国人観光客の利用が殆ど見られなかったこと。
カーテンを閉めなくて良い、北側、進行方向右側の窓側席を確保。

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【2017年9月10日9時09分】 中央本線・第8571M列車(モハ189-44)車内

前回とは違って、4号車モハ189-44は座席が189系特急型電車オリジナルの
テーブル無しの簡易リクライングシート、モケットは張り替えられているものの
小さめの背ズリといい、国鉄型らしさの残る車輌をチョイスした。
(2, 3号車はグレードアップした座席に交換された車両)

このタイプの座席、「リクライニング」とはいえ「背もたれが倒れる」ではない。
「座面が前進する」ことで倒れたような状態になる。オリジナル仕様では、
その状態では固定されないようになっており、座ったまま、お尻をちょっと
動かすと「バタン!!」という大きな音とともに元の状態に戻る...
というイライラする仕様だったが、さすがにそれは改善されていた。

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【2017年9月10日7時59分】 中央本線・第8571M列車(モハ189-44)車内

新宿駅を離れると同時にスピーカーからは ♪ 汽笛一声~ のオルゴール。
そして、駅弁をひろげて...。<鉄>として、至福のひとときである。

意外だったのは中央線の快速電車としての利用客が多かったこと。
立ち客が出たのは三鷹から高尾までだろうか。途中停車駅の立川、八王子でも
何割かの乗客が入れ替わり。高尾駅で車内は拍子抜けするくらいガラガラに。

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【2017年9月10日9時06分】 中央本線・第8571M列車(モハ189-44)車内

次の相模湖駅では側線に「宴」が佇んでいた。コテコテの改造車とはいえ
485系特急型電車の貴重な生き残りでもある。

晴れてはいたが雲も多く、山並みを見ることもできず。
そのまま9時半に大月駅へ。自分と同じ「青春18きっぷ」だろうか、
ここでもまとまった降車客。

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【2017年9月10日9時32分】 中央本線・大月駅(後追い)

東西方向に走る中央本線、午前中の下り列車はほぼ必ず逆光下での撮影となる。
ということで、ホーム先端から後追い撮影を選択。

長野五輪開催決定を機に塗り替えられたのが、この「あずさ」色。
自分にとっての中央本線特急とはこの形、この塗色である。

それを見送ってやって来たのは...

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【2017年9月10日9時37分】 富士急行大月線・大月駅

やはり、こちら。でも、ホームには205系改造の富士急6000系がいただけ。
「プラレール」のヘッドマークを掲出していた。

ここまで来たなら、いつもの歩道橋へ。

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【2017年9月10日9時40分】 中央本線・大月駅付近

と、そこにいきなりやって来たのは、幕張のE257系特急型電車。
時刻からして「ちばかいじ」だろうか。

そして、すぐに富士急線側の踏切が鳴り出して。

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【2017年9月10日9時42分】 富士急行大月線・大月駅付近

残念ながらやって来たのは、またまた6000系。さすがに、この短い滞在時間で
京王色に会うことは叶わなかった。

そして、10時。再び大月駅に戻って。

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【2017年9月10日9時59分】 中央本線・大月駅(後追い)

この日まで運転の臨時快速「山梨富士3号」も、189系での運転。
新宿駅を30分後に発って、追いかけてくるダイヤになっていたが、こちらは
大月までのJR線内は全車指定席となっていたので、<変態鉄>としては
先の「ホリデー快速富士山1号」を選択したのだった。

こちらの189系は、同じ豊田車でも国鉄特急型編成での運転。
思えば、この塗色を纏って稼働している特急型電車というのも全国でこの1本が
最後なのでは無いだろうか。

これを撮って、カメラをバッグにしまえば、跨線橋を渡って上りホームへ。
高尾駅で快速に乗り換えたら、12時前の新宿駅に戻ってきたのだった。

……  ……

これで、今シーズンの「青春18きっぷ」の旅は終了。

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途中、体調を崩してしまい予定変更を余儀なくされた今シーズン。
冬休みはどうしようか...、そんなことを考え始める時期が近づいているのだった。

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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