SSブログ

臨鉄キハに会いに_20160403(5)笠岡の街<後編> [町歩き(鉄分薄め)]

歌謡曲の一節ではないが「♪ バスを待つ間に~~」、駅前での1時間の待ち時間、
その間に保存車を見に行って、歩いて戻ってきたというだけで3日間も引っぱる...
相変わらずの拙ブログなのである。

とはいえ、そんなことをしているから撮影記が「1ヶ月待ち」(笑)という
有り得ない<鉄>ブログを実現させているのである。

s4_DPP_3695.JPG
【2016年4月6日15時10分】 いすみ鉄道・小谷松駅付近

という訳で、サクラ咲く小谷松で撮影した「いすみ鉄道キハ」(4月6日)も、

01_DPP_3926.JPG
【2016年4月30日13時48分】 高松琴平電鉄・仏生山車両所東工場

今月初めの、高松琴平電鉄「レトロ電車特別運行」(4月30日・5月1日)も、
さらに、5月の臨鉄キハの話題も。アップ待ちになっている撮影記が目白押し。

でも、まだまだ続く、4月3日の笠岡の話題。
……  ……

2016年4月3日(日)曇りのち雨

10_IMG_5788.JPG
【2016年4月3日12時06分】 岡山県笠岡市・西ノ浜北児童遊園地

<変態鉄>が生まれる遙か前に姿を消した小さなローカル私鉄。
笠岡駅近くの児童遊園には廃車されて半世紀が過ぎようとしていた1両の
ディーゼル動車が残されていた。

それが目的で、この小さな公園を訪れたのだが...
「児童遊園地」と言う割には遊具らしいものは殆ど無く。

02_IMG_5791.JPG
【2016年4月3日12時07分】 岡山県笠岡市・西ノ浜北児童遊園地

ヒコーキだろうか!?
この雲梯付きの滑り台くらいなものだろうか。もちろん、遊ぶ子どもの姿もなく。

でも、その向こう。カメラを提げた38歳児がドキドキしてしまうような光景。

03_DPP_3907.JPG
【2016年4月3日12時05分】 岡山県笠岡市笠岡付近

切妻、瓦葺きの商店には「住友の液肥」の琺瑯看板が残っており、
店の正面には「住友肥料」の看板が確認できる。あのマークも健在!!

ムムム、これは...

モルタルだろうか?! 妻部の装飾も何とも渋い。
いつか、模型のジオラマを作るときは是非とも取り入れたい渋い建物である。

でも、これだけではない。

04_DPP_3906.JPG
【2016年4月3日12時05分】 岡山県笠岡市笠岡付近

隣の2階建てもかなり渋いのである。

「関藤健治商店」「石炭 セメント 煉瓦 土管」
いずれも右書きの大きな文字。さぞ、モダンな建物だったのではあるまいか。
洋風建築でありながら、高い窓の内側には障子が見えていて...、これまた渋い!!

もちろん、2軒の間にある丸ポストも忘れてはいけないアイテムである。

街並み散策も「隠れた趣味」である<変態鉄>にとっては大コーフンの町並みだった。
駅前には新しい建物も多かったが、駅に戻る道路沿いにはこれまた渋い建物が
溢れており、路地裏など、一度カメラを持って、ゆっくりと歩いてみたいと思う
そんな街だった。

さて、駅前を13:00発のバスに乗らないといけない。
ゆきとは少しルートを変えて、駅に戻ることにした。1つ北側の通りを迂回したら...

05_IMG_5795.JPG
【2016年4月3日12時38分】 岡山県笠岡市中央町付近

何と、その名前が「県庁通り」という不思議。
笠岡は岡山県である。たぶん、このまま真っ直ぐ進んでも岡山県庁にはたどり着かない。

06_IMG_5796.JPG
【2016年4月3日12時41分】 岡山県笠岡市中央町付近

やはり気になって帰宅後、調べてみたら、廃藩置県直後の1871年(明治4年)から
1875年(明治8年)頃まで福山など広島県の東部とこの笠岡周辺を合わせた地域が
「小田県」だったのだとか。明治新政府の意向もあり、その県庁は笠岡に置かれていた
という。その「県庁」は代官屋敷、いまの笠岡小学校の位置にあり、いまも小学校の
正門は「県庁門」として大事にされているとのこと。

07_IMG_5798.JPG
【2016年4月3日12時42分】 岡山県笠岡市中央町付近

その小学校は、この日、「さくらまつり」の臨時駐車場として開放されていた。

08_IMG_5799.JPG
【2016年4月3日12時42分】 岡山県笠岡市笠岡付近

お祭り会場を訪れたら、焼きソバを食べずには居られない<変態鉄>なのだが、
その気持ちをグッと堪えて、歩行者天国に露店が並んで華やいだ雰囲気の
メインストリートを歩いて笠岡駅前に帰り着いたのだった。

09_IMG_5800.JPG
【2016年4月3日12時47分】 岡山県笠岡市中央町付近

電車には乗らず、この駅前ロータリーを13時に出発する矢掛線の路線バス。
運行は「井笠バスカンパニー」、岡電などと一緒の両備グループの一員で
バスも白地に青帯の同グループらしい車体だが、かつての井笠鉄道である。
さらに、このバスは井笠鉄道のルートをトレースして走る系統である。

10_IMG_5804.JPG
【2016年4月3日13時18分】 岡山県笠岡市山口付近

そのバスの途中停留所・新山、その近くに「笠岡市 井笠鉄道記念館」がある。
保存車たちの姿を軽~く眺めて後続のバスに乗ろうと、軽い気持ちで
田んぼの中の1本道を歩いて行った。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

あなたの「ポチッ!」こそが、励みになります。あっ、あと、「nice!」も。
にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村

nice!(22)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 22

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0