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172-14722号で行く宇奈月温泉(3)いよいよ出発。 [雷鳥色の電車たち[富山地鉄]]

※※※ おことわり ※※※ 

“172-14722号で行く宇奈月温泉”は趣味者有志が主催したイベントであり、
富山地方鉄道が開催したイベントではありません。
なお、撮影イベントという性格上、通常の運行では考えられないシーンや
普段は立ち入り、撮影が認められない箇所で撮影したカットが含まれます。


いつの間にか、このイベントからも1ヶ月が過ぎた。
サッサと記事を書き終えれば良いのだろうが、なかなか書き進められないのである。
ソネブロには、書き終えた記事を一瞬で消してしまうという不思議な機能がある。
「保存」ボタンをクリックするとエラーが出て消えてしまうのである。
開設当初にこれを“学習”して以来、拙ブログはパソコンの「メモ帳」で
txt形式で書いておいて、それをコピペすることでアップしている。

でも、「地鉄ネタ」というか、富山の話題となれば、「あぁそう言えば~」
いろいろなことが思い出されてきて、話は脱線を繰り返す。テキスト形式の
下書きも何度も何度も、書いては消し、書いては消してを繰り返すことになって...

う~~んっ、全然進まん!!

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電鉄富山駅改札前で受付。今回のイベントのパンフを受け取って...

……  ……

2016年3月19日(土)雨

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【2016年3月19日8時15分】 富山地鉄・電鉄富山駅

8時半少し前、稲荷町から回送で14722編成が入ってきた。
ホームへの入場許可も出て、いよいよ撮影会開始である。

晴れれば逆光ながら、左に新幹線の高架、奥には遥か立山連峰の山並み...
たぶん、この時期なら、白い雪に覆われた稜線がクッキリと見えたはずだが、雨。
ISO感度を上げておかないと写し止めることすら難しいくらいの暗さだった。

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【2016年3月19日8時17分】 富山地鉄・電鉄富山駅

ゆっくりと停車位置へ。まもなくドアが開いた。
参加者はホームへ。もちろん、皆、めいめいに撮影開始である。

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【2016年3月19日8時30分】 富山地鉄・電鉄富山駅

おっと、その前に。

丸看板たちである。これらはイベント用ではない。「ダブルデッカーエキスプレス」以外、
特急列車用は降雪期を除いて電車の前面に掲出される。
そのほかは電車前面の方向幕が故障した時に、いまでも使われており、
<変態鉄>も何度か「丸看板付きの普通電車」を撮ったことがある。

それ以外に沿線自治体のキャラクターをデザインしたマークも出てきて、
最近ではヘッドマーク付きの普通電車も多くなってきたのである。

ちなみに、過去のイベントではここにある丸看板を前面に掲出しての撮影会が
行われたこともあったのだが、今回はイベントの性格上だろうか、
参加者持ち込みの看板だけに限定され、ここにあるマークたちは登場しない。

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【2016年3月19日8時21分】 富山地鉄・電鉄富山駅

この編成、製造は1962年(昭和37年)、今年で車齢は54年となる。鉄道線車輛としては
比較的長寿ではないだろうか。片開き2扉、2人掛けのクロスシートがズラッと並ぶ車内、
特急電車にも使用され、特にこの編成は1969年(昭和44年)には立山線で
お召し電車になったこともある車輛である。

もちろん、半世紀以上の歴史の中ではいろいろな変化があった。
冷房化改造もそうだが、丸みを帯びた車体裾のラインは後天的に直線状に改造され
14722編成とほぼ“同期”の上滝線の朝の通学列車に充当される10020形編成とは
見た目の違いが現れている。3両編成で新製されながら、わずか数年で中間サハに
運転台取付改造を施し、2両編成化したことも大きな変化。

現在、14722編成はワンマン化の上、積雪期を除いて全線で運用されており、
最近では新幹線開業に伴う黒部エリアの増発で、特急電車に充当されることも。
この“顔”の地鉄電車は14722編成と10020形編成の2本だけになってしまったが、
<変態鉄>が地鉄沿線でカメラを構えて狙っているのは、ほぼ間違いなく、
このタイプの電車たちなのである。

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【2016年3月19日8時22分】 富山地鉄・電鉄富山駅

さて、上市側のクハ172号車が、その先頭車化改造車。
2両編成ながら2両で車体長が違う。運転台部分の直後に窮屈な狭窓があるのが、
クハ172号車の特徴なのである。

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【2016年3月19日8時31分】 富山地鉄・電鉄富山駅

地鉄のイベントではリクエストに応じて、さまざまな行き先表示を行って
撮らせてくれるが、さすがに電鉄富山駅停車中は一般利用客の誤乗防止のため、
「団体」表示になっていた。でも、これもなかなか撮れない表示なのである。

という訳で、ワンマンミラー越しに。
<変態鉄>がこよなく愛する20形電車の顔、おでこのラインが強調されるのだった。

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【2016年3月19日8時32分】 富山地鉄・電鉄富山駅

隣のホームに入ってきたのは、上滝不二越線経由の岩峅寺ゆき。
14760形は<変態鉄>の中では“新車”の認識だが、でも、すでに三十路世代。
そんな地鉄らしい2本並びを撮って車内へと戻ったのである。

14722_20160319.jpeg

さぁ、これから17時前まで約8時間、昭和40年代初頭に見られた「ノンストップ特急」を
再現した旅が始まるのである。

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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