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寝台特急のことを書こうとして思いだした(特急「あかつき」京都始発前) [車内放送]

18日の水島臨海鉄道撮影記を書こうと思っていたのだが、
写真や資料の整理が全然追いつかなくて...、600枚ほど撮った写真も、
グッズ販売コーナーなどで手に入れたものも...、もう少しまとめてから
記事にしたいと思っている。というか、月曜日は仕事が忙しくて、
帰宅後も、なかなかパソコンに向かえなかったわけで。

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【2015年1月18日6時46分】 伯備線・倉敷駅(後追い) 

さて、今回の倉敷。<速報版>にも書いた通り、往路は寝台特急「サンライズ出雲」号。

「寝台特急と言えば、青い客車列車でしょう!?」というのは、すでに過去の話。
いまや、寝台列車自体が、全国でも指を折って数えられる程度しかみられなくなった。

……  ……

でも、寝台特急の廃止で、なくなるのはその走行風景だけではない。
例えば、食堂車「オシ24形式」、伝統の形式記号「シ」というのも、もはや風前の灯火。
さらに「ハイケンスのセレナーデ」もSL列車と急行「はまなす」でしか聴けなくなる。

<変態鉄>にとって、寝台列車に乗るときの楽しみは、その車内放送だった。
「PA2」と呼ばれる車内放送装置、車掌室に鎮座している大きな箱形の機械である。
これまた懐かしい形状のマイク、そして「オルゴール」の押しボタンがある。

という訳で、今日は、ブルートレインの車内で録音した車内放送をご紹介。

寝台列車の場合、運転士は頻繁に交代するが、車掌は通し乗務であるケースが多い。
先週末乗った「サンライズ出雲・瀬戸」号の場合は、東京から米子車掌区の担当。
例えば、寝台特急華やかりし頃、平成に入ってすぐの当時は、東京駅のホームで
JR九州の制服姿の車掌さんを見かけるなどいうのも、決して珍しいことでもなかった。

そんな寝台特急の担当は、いつも乗務経験豊富なベテランの車掌さんが多く、
その車内放送も、原稿棒読み調ではなく、ちょっとお国訛りを感じさせる...
でも、落ち着いた声質のアナウンスが多く、<車内放送マニア>としては、
大興奮だったのである。

京都から長崎・佐世保を結んでいた特急「あかつき」号も録音目的で何度も乗車した。

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【1994年8月頃】 東海道本線・京都駅

なぜか、始発の京都駅では発車時刻の1時間近く前に入線するのだった。
そもそも始発の京都から乗ってくる乗客がわずか(大阪から乗車が多かった)、
しかも、自由席のない列車。車内は閑散としていた。



その車内に「ハイケンスのセレナーデ」のオルゴールが演奏されての放送。
よく聴いていれば、2000年頃の京都駅ホームで流れていたメロディーがかすかに
聞こえている。

「京都を出ますと新大阪、大阪、三ノ宮...」、停車駅も読み上げられる。
「肥前山口から長崎ゆきと佐世保ゆきは分かれて...」、京都駅停車中に聴く
九州の駅名、ちょうど12時間後の長崎までの乗車だった、この日の自分。

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【2000年3月2日】 長崎本線・長崎駅

終点の長崎駅でホームに降り立った乗客はわずかだった。

PICT0085.JPG
【2000年3月2日】 長崎本線・長崎駅

先頭に回れば、九州内で牽引の任にあたっていたED76電気機関車。
この「あかつき」の「お椀型ヘッドマーク」というのも、九州名物だった。

……  ……

という訳で、明日こそは18日の水島臨海鉄道撮影記を書きたいと思っている。

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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