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“ジャンボ”に乗りたくて、さっぽろ(4) [保存車・廃線跡]

いろいろとあって、帰宅が遅くなる日が続いている。
ブログの記事をアップして、そのまま寝るという生活。
今日の東京は、秋から冬へ、季節が移り変わっていくことを感じさせる快晴の1日。

澄んだ感じの青空、カメラを持って出かけたいのだが、会社に行かないとならない。嗚呼。

さて、さっぽろの話題。もう半月近く前になってしまった。
……  ……

2013年10月24日(木)曇り

01_0Y6C3783.JPG
【2013年10月24日10時27分】 千歳線・苗穂駅
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 40.0 mm 露出 F11.0 1/1200秒 ISO400
プログラムAE AIフォーカスAF WBオート

苗穂工場の“偵察”を終えて乗り込んだのは、10:31発の千歳ゆき。
もちろん、これで空港に向かうのではない。

02_0Y6C3791.JPG
【2013年10月24日10時38分】 千歳線・新札幌駅
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 300.0 mm 露出 F5.6 1/160秒 ISO400
プログラムAE AIフォーカスAF WBオート

降り立ったのは新札幌駅。ちょうど市の郊外、住宅街といった感じの所。
地下鉄が乗り入れ、バスターミナルがあり、郊外部分の交通の要衝となっている。

DF200牽引の貨物列車がやって来たが...、慌てて撮ったら、手ブレ+被写体ブレ。
あまりにも恥ずかしくて、ここには到底貼れない。

03_0Y6C3832.JPG
【2013年10月24日11時34分】 札幌市交通局東西線・ひばりが丘駅
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 70.0 mm 露出 F5.0 1/25秒 +1/3段補正 ISO3200
プログラムAE AIフォーカスAF WBオート

階段を下りて、地下鉄新さっぽろ駅に向かった。
東西線の終点である新さっぽろ駅。ここから向かったのは、2つ目の駅・大谷地。
(なぜ、この写真の撮影地が「ひばりが丘」なのかは内緒。)

さて、大谷地駅で下車。

幅の広い道路、大型車がひっきりなしに行き交う。少し進めば高速道路のガード。
いま話題沸騰(?)の、あの徳州会病院の横を抜け、川を渡り、歩き続ける。

ちょうど工業団地の真っ直中といった感じ。

「そんなところに何をしに来たの??」

実は、前日もここに来て、道に迷って彷徨い歩いて...、目的地に着けずに断念していた。
目指したのは「札幌建設運送事業」という所。どうやら、道路の除雪などを
請け負っているところらしいのだが...

ちょうど白石区と厚別区の境目付近。厚別川を渡って、堤防上を歩いて行く。
誰ともすれ違わない。背丈ぐらいの草がボウボウ...、昼間でも何だかビミョーな所。

川と逆側、左下方には工場が並んでいる様子だけが見える。
「ホントにあるのかなぁ...」、だんだん不安になってくるが...

「あっ!! 居た!!!」
堤防上を歩いていたので、少しだけ俯瞰する構図。堤防沿いの駐車場の片隅に...

04_0Y6C3808.JPG
【2013年10月24日11時09分】 札幌市白石区流通センター・札幌建設運送事業
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 300.0 mm 露出 F8.0 1/500秒 ISO400
プログラムAE AIフォーカスAF WBオート

札幌市電326号車が佇んでいた。
Zパンタがちょっと折損している??、排障器もビミョーな色になっているが...
真ん中に大型ガラスの顔立ち、濃淡緑色の塗り分け...

05_0Y6C3824.JPG
【2013年10月24日11時12分】 札幌市白石区流通センター・札幌建設運送事業
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 40.0 mm 露出 F13.0 1/320秒 +1/3段補正 ISO400
プログラムAE AIフォーカスAF WBオート

自分のイメージにピッタリの“正しい札幌市電”が居たのである。
急斜面の堤防を駆け下りた。幸いにも保存場所が公道に面した所なので、
敷地内に入らないように気を付けながら、すぐ近くから観察開始。

0Y6C3814.JPG
【2013年10月24日11時10分】 札幌市白石区流通センター・札幌建設運送事業
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 85.0 mm 露出 F10.0 1/400秒 +1/3段補正 ISO400
プログラムAE AIフォーカスAF WBオート

方向幕は筆文字で「札幌建設運送事業協同組合行 大谷地流通業務団地内」。
わざわざ“行”と書いているお茶目な所が何とも言えない。
ちなみに、この電車の所在地、「札幌市白石区流通センター」。
Wikiによれば、1丁目~7丁目まであって、5世帯8人が暮らしているらしい。

さて、電車をさらに観察してみた。
車内はガランとしており、特に利用されているようには感じられなかった。
でも、電柱から電線が引きこまれており、車内灯などは使用できるのかも??
事務所のような建物はあるのだが...、小心者の自分。何だか怖くて
「スミマセン、中を見たいので開けてくれませんか??」とは言えなかった。

だから、公道から遠巻きに観察を続行。

でも、発見はあった。

06_0Y6C3819.JPG
【2013年10月24日11時11分】 札幌市白石区流通センター・札幌建設運送事業
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 260.0 mm 露出 F8.0 1/500秒 ISO400
プログラムAE AIフォーカスAF WBオート

この窓の上方。札幌市のマークがちゃんと残っている。
いまの市電はST(Sapporo City Transportation Bureau)をデザインしたマークが
描かれているが、やはり、札幌市のマークと言えばコレ。

さてさて、変態とはいえども<鉄ブログ>であるからには、この車両の紹介をば。

札幌市交通局320形は1957年にナニワ工機で新製され、一条線廃止の1973年まで活躍。
全長12.5メートルの標準的な中型車で、晩年にはワンマン化改造を受けていた。
形式の「320」は製造年の昭和32年に由来し、同型の仲間は7両。
丸みを帯びたスタイル、おヘソとおでこに前照灯2つの、札幌市電らしいスタイル。

自分の中では、この色、このスタイルの方が“札幌市電らしさ”を感じてしまう。
そんな保存車の元気な姿を見て、ひと安心。
廃車から40年を経ても、良好な状態を保っており、いつまでも大事に保存して欲しいと
願うばかりだった。

……  ……

中心部の大通駅に戻ってきたのは、ちょうど正午。
たぶん、混んでいて行列するしかないのだろう...と諦めつつ、2日連続の「味の三平」。
狭い店内ながら、店員さんの手際よい対応もあって、思ったより早く味噌ラーメンがに
たどりついた。

満腹になって、荷物を取りにホテルに向かっていると...

0Y6C3846.JPG
【2013年10月24日12時48分】 札幌市中央区・時計台付近
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 50.0 mm 露出 F7.1 1/125秒 ISO400
プログラムAE AIフォーカスAF WBオート

知床斜里の観光パンフを配付しているのに遭遇。
許可を得て、キャラの写真を撮らせていただいた。

と、ANAホテルに戻って荷物を受け取り、札幌駅に向かったのだった。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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