春めいてきた北陸へ(7)冷たい風に吹かれながら頑張ったが... [雷鳥色の電車たち[富山地鉄]]
「ちてつ」(富山地方鉄道)を撮る者にとって、絶対に撮っておきたいのが立山バック。
でも、これが難しい。立山連峰を入れて地鉄電車を撮るためには、
カメラを東に向かって構えることになるので、順光となるのは午後。
富山市街が晴れていても山の方に雲がかかればアウト。この「立山バック」は、
「晴れている」かつ「午後になっても空気が澄み切っている」というのが前提条件。
だから、天気予報を見て出撃してきたとしても、東京から時折やってきて撮る程度では
美しい「立山をバックに走る地鉄電車」を撮るのは至難の業。
前日の夕方、富山駅北の交差点から見た立山連峰の見事さに「明日も絶対!!」と
思って、午後から常願寺川鉄橋に撮りに来てはみたが...
…… ……
2013年3月6日(水) 晴れ
「上滝朝3」は、雪こそなかったが「2枚窓ちてつ顔」たちを意図通りのカットで
撮ることができた。新撮影ポイントも見つけられたし、気分上々。
いったんホテルに戻って、ホテル内のレストランで“日替わりランチ”。
続いて、12時過ぎの電車で越中荏原に向かった。
運転本数が多く、手軽に、立山バックを狙えるのは荏原と三郷の間の常願寺川鉄橋。
しかし、...
1) 荏原駅で降りて、常願寺川の堤防に向かう途中、
そう、ちょうど金剛化学の前あたりまで来たとき、14722編成がやって来てしまった。
つまり、せっかくの「2枚窓ちてつ顔」を撮り損ねた...、嗚呼。
2) 立山連峰が霞んでしまってよく見えない。(昨日は見事だったのに...)
雪を抱いた山並みに露出を合わせれば電車が暗く沈み、
電車をしっかりと描写できるようにすれば山並みは空といっしょに白く飛んでしまう。
3) 堤防の上には遮るものもなく、強い風。気温は上がっても体感温度は...
テンションも下がってしまう。でも、そんな中、電車は10-20分間隔でやってくる。
…… ……
【2013年3月6日12時55分】 富山地鉄本線・越中荏原-越中三郷(後追い)
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 220.0 mm 露出 F8.0 1/1250秒 +1/3段補正 ISO400
シャッター速度優先AE AIフォーカスAF WB太陽光
まずは、レッドアロー編成でやってきた上市ゆき(1035レ)。
この構図で、いや、もうちょっと電車をクローズアップにしても、
立山連峰がクッキリと映り込むはずだったが...、1日遅かった。
「ヒコーキの空席がある日」という理由で日程を決めたバカが悪いのだが...
というわけで、立山連峰バックは“再履修課題”に。
【2013年3月6日12時59分】 富山地鉄本線・越中三郷-越中荏原
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 300.0 mm 露出 F5.6 1/1250秒 +1/3段補正 ISO400
シャッター速度優先AE AIフォーカスAF WB太陽光
「30かぼちゃ」の電鉄富山ゆきは完全に練習モードで。
もっと、クッキリと山並みが映り込んでくれると予想、いや、妄想して出かけたのに...
【2013年3月6日13時21分】 富山地鉄本線・越中荏原-越中三郷(後追い)
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 300.0 mm 露出 F8.0 1/1000秒 ISO400
シャッター速度優先AE AIフォーカスAF WB太陽光 三脚使用
本線が宇奈月ゆき1本と、上市とか滑川とか区間便1本と立山線が毎時1本、
それの上下列車があるので、10分くらいの間隔で電車は次々にやってくる。
14760系の宇奈月温泉ゆきを後追いで。
先の10030系(かぼちゃ色)とこの14760系(だいこん色というか雷鳥色)の間は約20分、
でも、背景の山並みは頂上の方から、徐々に雲の中へ。
【2013年3月6日13時25分】 富山地鉄本線・越中三郷-越中荏原
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 300.0 mm 露出 F9.0 1/1000秒 ISO400
シャッター速度優先AE AIフォーカスAF WB太陽光 三脚使用
最近、「ちてつ」で最も注目の(?)、10030系「京阪特急色」、通称“鳩マーク”。
未練たらしく“立山バック”を狙い続けてきた自分も、このカットを撮って
「山並みを入れるのは諦めるしかない」と悟ったのだった。
柵の外に三脚を置くように注意しながら、無理のない範囲で線路に近づいた。
電車をアップで狙う作戦に変更。
あの顔の14722編成は、電鉄富山 13:43発の滑川ゆきで折り返して来る。
グッと線路に近寄って...
【2013年3月6日13時47分】 富山地鉄本線・越中荏原-越中三郷(後追い)
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 160.0 mm 露出 F7.1 1/1000秒 ISO400
シャッター速度優先AE AIフォーカスAF WB太陽光 三脚使用
後追いながら、このカット。
曇ってしまっているのと電車の位置が遠くなってしまったのは“減点”だが、
この顔をアップで撮れた。しかも、串パンしなかった。“ゲッツ!!”
ということで、15時に、この編成が滑川から折り返して来るまで、ここで。
(ツッコミが来ないように一言。「滑川ゆき」は、単線棒線式の滑川駅で折返せず、
ホントは早月加積(はやつきかづみ)まで回送の上、折り返す...
くらいのことは知ってますよ!!)
【2013年3月6日14時08分】 富山地鉄本線・越中荏原-越中三郷(後追い)
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 200.0 mm 露出 F5.6 1/1000秒 ISO400
シャッター速度優先AE AIフォーカスAF WB太陽光 三脚使用
先ほど電鉄富山に向かった“鳩マーク”、こんどは岩峅寺ゆきとして通過するのを
顔をアップで後追い。でも、串パンしないように...と気をとられて、
右隅に中途半端に映り込んだ架線柱に目が届かないのが、この撮影者のバカさ加減。
【2013年3月6日14時30分】 富山地鉄本線・越中三郷-越中荏原
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 190.0 mm 露出 F9.0 1/1000秒 ISO400
シャッター速度優先AE AIフォーカスAF WB太陽光 三脚使用
まだまだ3月初旬、15時前になると陽はぐっと傾いてくる。
同じポジションで14760系を撮ったが、架線柱の影が電車の顔に落ちて、撃沈!!
【2013年3月6日14時43分】 富山地鉄本線・越中三郷-越中荏原
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 200.0 mm 露出 F9.0 1/1000秒 ISO400
シャッター速度優先AE AIフォーカスAF WB太陽光 三脚使用
「アルプスエキスプレス」も来てくれたけれど...
4灯ヘッドライトの光に、わがEOSくんの内蔵露出計はすっかり惑わされて、
露出アンダーで撃沈。(オート撮影にしている自分のせいだけど...)
【2013年3月6日14時59分】 富山地鉄本線・越中三郷-越中荏原
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 200.0 mm 露出 F5.6 1/800秒 +1段補正 ISO400
シャッター速度優先AE AIフォーカスAF WB太陽光 三脚使用
そして、ヘッドライトを輝かせて14722編成が滑川から帰ってきた。
ただ、他形式とはパンタの位置も違うし、車長も違う。思いっきり串パン。
でも、この構図で串になるのは、地鉄線の架線柱の建植間隔が狭すぎるからでは??
「自分の腕が悪いのが原因ではないはず!!」と、自分に言い聞かせるのだった。
…… ……
ここから電鉄富山に戻る...のではなく、越中三郷駅まで歩いて電鉄黒部ゆきに
乗り込むのだった。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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でも、これが難しい。立山連峰を入れて地鉄電車を撮るためには、
カメラを東に向かって構えることになるので、順光となるのは午後。
富山市街が晴れていても山の方に雲がかかればアウト。この「立山バック」は、
「晴れている」かつ「午後になっても空気が澄み切っている」というのが前提条件。
だから、天気予報を見て出撃してきたとしても、東京から時折やってきて撮る程度では
美しい「立山をバックに走る地鉄電車」を撮るのは至難の業。
前日の夕方、富山駅北の交差点から見た立山連峰の見事さに「明日も絶対!!」と
思って、午後から常願寺川鉄橋に撮りに来てはみたが...
…… ……
2013年3月6日(水) 晴れ
「上滝朝3」は、雪こそなかったが「2枚窓ちてつ顔」たちを意図通りのカットで
撮ることができた。新撮影ポイントも見つけられたし、気分上々。
いったんホテルに戻って、ホテル内のレストランで“日替わりランチ”。
続いて、12時過ぎの電車で越中荏原に向かった。
運転本数が多く、手軽に、立山バックを狙えるのは荏原と三郷の間の常願寺川鉄橋。
しかし、...
1) 荏原駅で降りて、常願寺川の堤防に向かう途中、
そう、ちょうど金剛化学の前あたりまで来たとき、14722編成がやって来てしまった。
つまり、せっかくの「2枚窓ちてつ顔」を撮り損ねた...、嗚呼。
2) 立山連峰が霞んでしまってよく見えない。(昨日は見事だったのに...)
雪を抱いた山並みに露出を合わせれば電車が暗く沈み、
電車をしっかりと描写できるようにすれば山並みは空といっしょに白く飛んでしまう。
3) 堤防の上には遮るものもなく、強い風。気温は上がっても体感温度は...
テンションも下がってしまう。でも、そんな中、電車は10-20分間隔でやってくる。
…… ……
【2013年3月6日12時55分】 富山地鉄本線・越中荏原-越中三郷(後追い)
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 220.0 mm 露出 F8.0 1/1250秒 +1/3段補正 ISO400
シャッター速度優先AE AIフォーカスAF WB太陽光
まずは、レッドアロー編成でやってきた上市ゆき(1035レ)。
この構図で、いや、もうちょっと電車をクローズアップにしても、
立山連峰がクッキリと映り込むはずだったが...、1日遅かった。
「ヒコーキの空席がある日」という理由で日程を決めたバカが悪いのだが...
というわけで、立山連峰バックは“再履修課題”に。
【2013年3月6日12時59分】 富山地鉄本線・越中三郷-越中荏原
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 300.0 mm 露出 F5.6 1/1250秒 +1/3段補正 ISO400
シャッター速度優先AE AIフォーカスAF WB太陽光
「30かぼちゃ」の電鉄富山ゆきは完全に練習モードで。
もっと、クッキリと山並みが映り込んでくれると予想、いや、妄想して出かけたのに...
【2013年3月6日13時21分】 富山地鉄本線・越中荏原-越中三郷(後追い)
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 300.0 mm 露出 F8.0 1/1000秒 ISO400
シャッター速度優先AE AIフォーカスAF WB太陽光 三脚使用
本線が宇奈月ゆき1本と、上市とか滑川とか区間便1本と立山線が毎時1本、
それの上下列車があるので、10分くらいの間隔で電車は次々にやってくる。
14760系の宇奈月温泉ゆきを後追いで。
先の10030系(かぼちゃ色)とこの14760系(だいこん色というか雷鳥色)の間は約20分、
でも、背景の山並みは頂上の方から、徐々に雲の中へ。
【2013年3月6日13時25分】 富山地鉄本線・越中三郷-越中荏原
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 300.0 mm 露出 F9.0 1/1000秒 ISO400
シャッター速度優先AE AIフォーカスAF WB太陽光 三脚使用
最近、「ちてつ」で最も注目の(?)、10030系「京阪特急色」、通称“鳩マーク”。
未練たらしく“立山バック”を狙い続けてきた自分も、このカットを撮って
「山並みを入れるのは諦めるしかない」と悟ったのだった。
柵の外に三脚を置くように注意しながら、無理のない範囲で線路に近づいた。
電車をアップで狙う作戦に変更。
あの顔の14722編成は、電鉄富山 13:43発の滑川ゆきで折り返して来る。
グッと線路に近寄って...
【2013年3月6日13時47分】 富山地鉄本線・越中荏原-越中三郷(後追い)
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 160.0 mm 露出 F7.1 1/1000秒 ISO400
シャッター速度優先AE AIフォーカスAF WB太陽光 三脚使用
後追いながら、このカット。
曇ってしまっているのと電車の位置が遠くなってしまったのは“減点”だが、
この顔をアップで撮れた。しかも、串パンしなかった。“ゲッツ!!”
ということで、15時に、この編成が滑川から折り返して来るまで、ここで。
(ツッコミが来ないように一言。「滑川ゆき」は、単線棒線式の滑川駅で折返せず、
ホントは早月加積(はやつきかづみ)まで回送の上、折り返す...
くらいのことは知ってますよ!!)
【2013年3月6日14時08分】 富山地鉄本線・越中荏原-越中三郷(後追い)
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 200.0 mm 露出 F5.6 1/1000秒 ISO400
シャッター速度優先AE AIフォーカスAF WB太陽光 三脚使用
先ほど電鉄富山に向かった“鳩マーク”、こんどは岩峅寺ゆきとして通過するのを
顔をアップで後追い。でも、串パンしないように...と気をとられて、
右隅に中途半端に映り込んだ架線柱に目が届かないのが、この撮影者のバカさ加減。
【2013年3月6日14時30分】 富山地鉄本線・越中三郷-越中荏原
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 190.0 mm 露出 F9.0 1/1000秒 ISO400
シャッター速度優先AE AIフォーカスAF WB太陽光 三脚使用
まだまだ3月初旬、15時前になると陽はぐっと傾いてくる。
同じポジションで14760系を撮ったが、架線柱の影が電車の顔に落ちて、撃沈!!
【2013年3月6日14時43分】 富山地鉄本線・越中三郷-越中荏原
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 200.0 mm 露出 F9.0 1/1000秒 ISO400
シャッター速度優先AE AIフォーカスAF WB太陽光 三脚使用
「アルプスエキスプレス」も来てくれたけれど...
4灯ヘッドライトの光に、わがEOSくんの内蔵露出計はすっかり惑わされて、
露出アンダーで撃沈。(オート撮影にしている自分のせいだけど...)
【2013年3月6日14時59分】 富山地鉄本線・越中三郷-越中荏原
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 200.0 mm 露出 F5.6 1/800秒 +1段補正 ISO400
シャッター速度優先AE AIフォーカスAF WB太陽光 三脚使用
そして、ヘッドライトを輝かせて14722編成が滑川から帰ってきた。
ただ、他形式とはパンタの位置も違うし、車長も違う。思いっきり串パン。
でも、この構図で串になるのは、地鉄線の架線柱の建植間隔が狭すぎるからでは??
「自分の腕が悪いのが原因ではないはず!!」と、自分に言い聞かせるのだった。
…… ……
ここから電鉄富山に戻る...のではなく、越中三郷駅まで歩いて電鉄黒部ゆきに
乗り込むのだった。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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2013-03-16 00:01
nice!(27)
コメント(2)
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立山バックのむずかしさ、、よーく分かります(^^
by さといも野郎 (2013-03-17 20:41)
さといも野郎さん
コメントありがとうございます。
「立山バック」は、これからも粘り強く挑戦していきたいと思っております。
難しい分、たぶん、成功したときの嬉しさも限りないと思います。
by あるまーき (2013-03-17 20:56)