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3月「ことでん」と徳島のキハを(7)海の向こうには... [鉄分の濃い旅行記録]

行きたいけど行けない...、でも、行きたい。
福島県の会津地方の山間の町...、その天気予報を検索している<変態鉄>がいる。

あわよくば、今日、仕事に区切りを付けて、兎に角、ネットでホテルを確保したら
明日の朝から只見線キハを...と思いながら会社に行ったのだが、仕事は全然進まず。
思った分の半分以下だろうか、アレコレと手間のかかる用事が横から割り込んできて。

<変態鉄>のいまの部屋、向かい側には道路を挟んで小さな公園がある。
その公園のサクラも気づけば、緑の方が目立っていて。もうすっかり葉桜。
毛布の手放せない寒さは続いているものの、いつの間にか季節は流れていって。

071_DPP_00005184.JPG【2019年3月5日16時24分】 徳島県徳島市寺島本町西・徳島駅前

そんなわけで、相変わらずだが、3月初旬の四国の話題を続けて。
和歌山からフェリーで徳島へと渡るのだった。

……  ……

2019年3月5日(火)晴れ

わずかな乗客を乗せて、和歌山市駅を13:05に発車したワンマン電車、
ものの数分で和歌山港駅に到着である。1駅間の車窓も平凡な印象だった。
紀ノ川に沿って走り、ちょうどその河口のところ、高架に上がって県道を越えたら
行き止まり式の終着駅に到着である。

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【2019年3月5日13時02分】 南海電鉄和歌山港線・和歌山港駅前

高架ホームから階段を下れば、自動改札機が並んでいて。
でも、売店と思しき場所はシャッターが閉ざされ、駅員さんの姿も無く。
薄暗いコンクリートの駅は、何だか寂しい感じで。列車を降りた乗客は改札から
続く長いコンコースへ。<変態鉄>だけいったん外に出て、駅の様子をスナップ。

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【2019年3月5日13時03分】 和歌山県和歌山市湊・和歌山港フェリーターミナル

県道を挟んで向こうの方の桟橋まで長い通路が延びている。

駅というよりはフェリーターミナルの建物に電車のホームが併設されているといった
感じなのである。今度のフェリーは13:40発の「かつらぎ」。

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【2019年3月5日13時06分】 和歌山県和歌山市湊・和歌山港フェリーターミナル

船に乗る機会というのは意外なほど少ない<変態鉄>、自分からすると何だか
簡素な、味気ないターミナルビルに感じてしまうのだが、フェリー乗り場というのは
通常、こういった感じなのだろうか。

ガラス扉の向こうに、フェリーが着岸しているのは見えてはいたものの、
ドアは閉ざされたまま。しばらく待たされて。

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【2019年3月5日13時16分】 南海フェリー「かつらぎ」船内

出港の20分ほど前になって、ようやく乗船改札が始まって。
でも、乗り込むのはわずか数名。そう、大半の乗客はこちら側ではなくて、
下のクルマ用の乗船口から。でも、徒歩の方が先に船室に入れたようで、
まだ誰もいない船内。普通の座席が並ぶ区画の先には、桟敷席が。

ちなみに、その前方には褐色のガラスの向こうに「グリーン席」が並んでいて。

やはり、桟敷席の窓側から埋まっていくもので。15センチ角くらいだろうか、
壁沿いには合成皮革のクッションのようなものが置かれていて、皆さん、慣れた
感じでそれを枕に寝転がるのである。

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【2019年3月5日13時27分】 南海フェリー「かつらぎ」船内

マネして<変態鉄>も。

残念なことに(?)、窓のカーテンは引かれており。わざわざそれを開けるのも
気が引けて。「まもなく出港です」のアナウンスを聞いて。
非常時の避難のことなどのアナウンスが入るのは、どこのフェリーでも。
徳島港まで約2時間の予定であることがアナウンスされたら、あとは...

<変態鉄>も寝転んで、ウトウトして。

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【2019年3月5日15時34分】 南海フェリー「かつらぎ」船内

次に気づいたときには15時半近く。16時の徳島入港まであと30分弱。
靴を履いたら、ドアを開けて甲板に出てみた。よく晴れていて眺めは良くても、
外に出ている人は誰もおらず。

すでに向こうの方には徳島港が見えてきているところで。

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【2019年3月5日15時36分】 南海フェリー「かつらぎ」船内

でも、一応、最上部のデッキまで上がってみるのである。
阪堺電車と同じ南海のロゴマークが掲げられており。ちょっとオイルの匂いがする
この場所からの眺めは抜群。遠くに見えたのは関西空港だろうか!?

入港が近づくと徐々に皆さん、下船口付近に集まり始めて。
和歌山港は船のお尻の方から乗るのだが、徳島港での下船口は船の脇腹付近...
何ともテキトーな記述だが...。船のことというのは全く分からない<変態鉄>
なのである。

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【2019年3月5日15時50分】 徳島県徳島市南沖洲・徳島港フェリーターミナル

徳島港フェリーターミナルは、和歌山港より一回りも二回りも小ぶりな簡素な
ターミナルビルで。フェリーの“形式写真”を撮っておきたかったが、さすがに
そういう撮り方のできそうな場所も見つからず。

ターミナル前のバス乗り場にできた列に加わったのである。

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【2019年3月5日16時23分】 徳島県徳島市寺島本町西・徳島駅前

すぐにやって来たのは徳島市営バス。フツーの生活路線のバスである。
徳島駅前まで30分ほど、幸い、<変態鉄>は座れたが、車内は吊革が塞がるくらいの
混雑になって。

16時半に徳島駅前に到着。予約していたホテルは、そごうデパートの裏手だった。
今回は駅からのアクセスと価格面だけを重視して選んだホテルだっただけに
何の期待もしていなかったが、いやはや、「この値段で良いの!?」と言うくらい、
広い部屋に立派なバスルーム、ちょっと嬉しくなってしまうホテルだった。

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【2019年3月5日16時59分】 高徳線・徳島駅付近

17時前、ホテルに着いたと言っても、ジッとしている<変態鉄>であろうはずも
無かったわけで。かつて徳島に滞在したとき、駅のすぐ近くの歩道橋からキハが
撮れたはず...だと、朧気な記憶を頼りに。

徳島駅の北側、佐古駅に向かって高架に差し掛かる地点の踏切には並行して
歩道橋があって、そこから、徳島駅に発着するキハが撮れるのである。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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