「青い雲」が撮りたくて(8)こんどは阪堺線で“金太郎塗り”を...。 [ちん電[阪堺電気軌道]]
<鉄>として、朝起きて、真っ青な...快晴の青空が広がっていたとき、何だか
罪悪感というか、勿体ないことをしたような、そんな気分になってしまう。
「なぜ、カメラを持って出かけなかったのだろう!?」と、そんな感じ。
でも、撮りたい列車、撮りたい路線というのは減り続けていて。
やはり、誰が何と言っても鉄道写真の中心には列車、でも、その車両が...
<変態鉄>にとって、「撮りたい」と思えるような列車は、その大半が新幹線か
ヒコーキが必要な場所にしか残っておらず。おいそれと簡単には出かけられない。
【2018年3月27日12時18分】 小湊鐵道線・月崎-上総大久保
そんな中、やはり気になるのが房総のキハ。いすみ鉄道のキハ52が気になるが、
土休日にしか走らない。一方、五井からの小湊鐵道では毎日、すべての普通列車が
DMH17系エンジンをもつキハ200形で運転される。被写体として極めて魅力的...
でも、何年も撮りに通っていると、だいたい沿線の撮影地は一回りしてしまい。
そう、何度通っても同じような写真を撮るだけになりがちで...
予め、撮影の意図というか狙いを決めてから行かないと、収穫無しの撮影行に
なりがちで。そんなことを考えて、火曜日の出撃を見合わせたのだった。
ということで、引き続き、12月13日の阪堺電軌撮影記の続き。
これほど、“マンネリ化の極み”のような撮影記も珍しいが、
それでも、撮っている本人としては、1回1回の撮影機会を何とかモノにしようと
必死に頑張った記録でもある訳で...
…… ……
2018年12月13日(木)晴れのち曇り
“第1希望”は雲塗装のモ164号車だったが、午前中だけ運用に入ってあえなく入庫。
でも、金太郎塗りのモ166号車は終日、運用に入っていてくれて。
午後からは、こちらを“追跡”した。
さきほど撮った住吉鳥居前電停で待っていると、我孫子道に向かって15分ほどで
上り電車として戻ってきた。
【2018年12月13日14時20分】 阪堺電軌阪堺線・細井川-住吉鳥居前
こんどは恵美須町ゆきとして帰ってきた。「あべのハルカス」のオープンに伴い
電車の運転が上町線中心に完全にシフトして数年。6分間隔の上町線ダイヤを
干渉しないように、12-24-24分間隔の変則的な運転パターンになっている
阪堺線の恵美須町-我孫子道系統。どうやら、こちらも日中は“固定メンバー”で。
あびこ道 → 天王寺駅前 → あびこ道 → えびす町 → あびこ道
というサイクルになる運用が組まれているようで。1時間ごとに我孫子道に戻り
そこで行き先が変わって...。この日のモ166号車は、間違いなくその運用。
【2018年12月13日14時21分】 阪堺電軌阪堺線・細井川-住吉鳥居前(後追い)
路面電車を撮るならタテ位置が良い...というのが、<変態鉄>の好み。
これぞポートレート。何だか「人物写真」の印象が強い言葉だが、そもそもの意味は
“縦”を表す、絵画などの用語だったのだとか。縦位置というのが変化して、
いまのポートレートという言葉になったのだとか、違うのだとか...
望遠で後追いしたので、上手い具合に背景の街並みがボケてくれて、
車両が浮かび上がり、狙い通りの“ポートレート”が撮れたのだった。
【2018年12月13日14時21分】 阪堺電軌阪堺線・住吉鳥居前電停
住吉鳥居前電停というのは、時間帯を問わずコンスタントに乗降の多い電停で。
しかも、すぐ前に道路信号があって電車は結構長く停車するのである。
住吉鳥居前を出たら、すぐに住吉に到着するわけで。住吉も乗降の多い停留所
なので、もしかしたら“徒歩おっかけ”でもう1回撮れるかも。
電車の後を追って住吉まで行ってみたのだが...、世の中、それほど甘くなかった。
モ166号車は、自分が着く前に恵美須町に向かって発車していった。
でも、その代わりに...
12分後の、次の恵美須町ゆきを待っていたときにやって来たのが、こちら。
【2018年12月13日14時33分】 阪堺電軌阪堺線・住吉電停付近
もう1両の“金太郎塗り”、そうモ505号車である。お昼に石津川鉄橋で撮って。
そのときは「貸切」幕だったのだが、たぶん恵美須町で貸切客を降ろした後の
入庫回送ということになるのだろうが...。
再び、遭遇することができて。そもそも1957年(昭和32年)にモ501形が登場する
ことになって、それに合わせて登場した「新色」がこのツートンカラー。
しばらく前にこの塗色になっていたが、側面を中心に、旅行会社の
広告ラッピングが。しかも、かなりハデなデザインで。<変態鉄>としては撮るのに
苦慮していた電車だった。しばらく前に広告が外れた...とは聞いていたが。
<変態鉄>にとっては、このオリジナルの姿に戻ってからは初撮影だった。
これも、この日の“収穫”だったことは間違いなく。
先ほどは石津川の風景を入れての1枚、今度は車両アップの記録写真で。
【2018年12月13日14時33分】 阪堺電軌阪堺線・住吉電停
そして、モ505号車を後追いで撮ろうとしているときに、すれ違って住吉電停に
進入してくるのが恵美須町ゆき。コレに乗って、新今宮方面にモ166号車を
追跡するわけで...
東粉浜、塚西、東玉出...と南海線の高架に沿って、狭い道路上の併用軌道を北へ。
この付近は沿道に古い建物も残っており、撮影地としても知られているのだが...
今回は変化を付けて天神ノ森以北の専用軌道区間...そう、大阪の中でも最も
ディープな空間が広がる西成区内の専用軌道区間で撮ろうと、漠然と。
でも、線路際まで建物が建て込んでいる区間が多く開けた場所を見つけられないまま
北天下茶屋電停まで来てしまった。あまり、恵美須町に近づきすぎるとモ166号車と
すれ違ってしまう...つまり撮り逃す確率が高まるわけで。
めぼしい場所を見つけられないまま北天下茶屋電停で下車したのだった。
【2018年12月13日14時43分】 阪堺電軌阪堺線・北天下茶屋電停
自動販売機でジュースが50円とか70円とかで売られていたり(買ったことは無い)、
細い路地を自転車で疾走する謎のオッサンがいたり...。
普段よく撮っている上町線と、この阪堺線は東西に数百メートルから1 kmの間隔で
平行に走っているが、上町線の阿倍野区内のエリアと阪堺線の西成区内のエリア、
その間隔以上に街並みや雰囲気に違いがあって。
お目当ての電車が近づいてきているタイミングで無ければ、カメラ片手に
街並み観察を楽しむところだが...
でも、そんな余裕も無く。大急ぎで、兎に角、撮れそうな場所を探すのだった。
踏切を見つける度にカブリツキで撮れないかと確認してみるものの...
線路際、ギリギリまで家が建て込んでいて。
結局、たどり着いたのは今船電停。
隣の今池電停は、かつての平野線の分岐駅であり、南海天王寺支線という、
これまたディープな路線の乗換駅だった(地下鉄堺筋線延伸に伴い廃線)。
その、南海天王寺支線をオーバークロスするためだろうが、新今宮駅前(南霞町)
から今船にかけて、今池電停をサミットとする、ちょっとした山越えのような
線形になっており、今池電停は高架駅のような感じ。ちょうど神ノ木のような
感じだろうか。そこから勾配を下り終え、地平に戻ったところが今船電停。
ということで、文章にすると長いが、<変態鉄>が今船電停に着いてバッグから
カメラを取り出すと同時に踏切の音が...
【2018年12月13日14時52分】 阪堺電軌阪堺線・今船電停
モ166号車が隣の今池電停に到着するところだった。電車が上の方から見え始める
のが、この区間の勾配を表しているわけで。
【2018年12月13日14時52分】 阪堺電軌阪堺線・今船電停
かつて平野線が分岐していたのは、この電車のあたりだろうか!?
下り勾配、スピードを上げて近づいてくるモ166号車、<変態鉄>は必死に
撮り続けていたわけで。
でも...
まさか...
ファインダーの中で、線路を横切る小さな黒い影。
【2018年12月13日14時53分】 阪堺電軌阪堺線・今船電停
慌ててズームを引いてしまった。そう、線路を横切ったのは黒いネコだった。
「ネコ × 電車」というのも、写真として良いかと思って...
でも、咄嗟の判断で撮り方を変えて、画面をまとめきれるほど<変態鉄>に
カメラの腕は具わっていないのである。
「あ゛~~~~っ!!」
しまった!! と思ったときには、もう遅かったのである。ネコは電車が近づく前に
素早く線路の向こうへ。
“梯子を外された”という感じだろうか!?
何とも中途半端な1枚が撮れただけで。そう、しかも曇りの15時、すでに周囲の
明るさは走行写真を撮るにはだんだん厳しくなってきていた。
そういうときこそ、「電車を遠くに置く」「正面がちに構える」、電車の見た目の
スピードを極力落とした撮り方を考えるのは“鉄則”。
路面電車とはいえ、ズームを広角側に引いた<変態鉄>に残されていたのは
“撃沈”だけだったのである。
【2018年12月13日14時53分】 阪堺電軌阪堺線・今船電停
そして今船電停に停まるモ166号車の姿を、道路を挟んで向かい側の上りホームで。
案内看板が色褪せ錆び付いているのが、上町線との違いだろうか!?
【2018年12月13日14時54分】 阪堺電軌阪堺線・今船-松田町(後追い)
松田町、北天下茶屋、聖天坂...と直線区間に電停が並んでいるのが確認できる。
建て込んだ、下町情緒...というか一種、独特の雰囲気の街並みを走り去る
モ166号車の姿を撮って。
【2018年12月13日15時05分】 阪堺電軌阪堺線・今船電停
すぐに後続の我孫子道ゆき電車がやって来た。
落書きの目立つ電停ホーム、誰もいない夕方のホームに電車が入ってきた。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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罪悪感というか、勿体ないことをしたような、そんな気分になってしまう。
「なぜ、カメラを持って出かけなかったのだろう!?」と、そんな感じ。
でも、撮りたい列車、撮りたい路線というのは減り続けていて。
やはり、誰が何と言っても鉄道写真の中心には列車、でも、その車両が...
<変態鉄>にとって、「撮りたい」と思えるような列車は、その大半が新幹線か
ヒコーキが必要な場所にしか残っておらず。おいそれと簡単には出かけられない。
【2018年3月27日12時18分】 小湊鐵道線・月崎-上総大久保
そんな中、やはり気になるのが房総のキハ。いすみ鉄道のキハ52が気になるが、
土休日にしか走らない。一方、五井からの小湊鐵道では毎日、すべての普通列車が
DMH17系エンジンをもつキハ200形で運転される。被写体として極めて魅力的...
でも、何年も撮りに通っていると、だいたい沿線の撮影地は一回りしてしまい。
そう、何度通っても同じような写真を撮るだけになりがちで...
予め、撮影の意図というか狙いを決めてから行かないと、収穫無しの撮影行に
なりがちで。そんなことを考えて、火曜日の出撃を見合わせたのだった。
ということで、引き続き、12月13日の阪堺電軌撮影記の続き。
これほど、“マンネリ化の極み”のような撮影記も珍しいが、
それでも、撮っている本人としては、1回1回の撮影機会を何とかモノにしようと
必死に頑張った記録でもある訳で...
…… ……
2018年12月13日(木)晴れのち曇り
“第1希望”は雲塗装のモ164号車だったが、午前中だけ運用に入ってあえなく入庫。
でも、金太郎塗りのモ166号車は終日、運用に入っていてくれて。
午後からは、こちらを“追跡”した。
さきほど撮った住吉鳥居前電停で待っていると、我孫子道に向かって15分ほどで
上り電車として戻ってきた。
【2018年12月13日14時20分】 阪堺電軌阪堺線・細井川-住吉鳥居前
こんどは恵美須町ゆきとして帰ってきた。「あべのハルカス」のオープンに伴い
電車の運転が上町線中心に完全にシフトして数年。6分間隔の上町線ダイヤを
干渉しないように、12-24-24分間隔の変則的な運転パターンになっている
阪堺線の恵美須町-我孫子道系統。どうやら、こちらも日中は“固定メンバー”で。
あびこ道 → 天王寺駅前 → あびこ道 → えびす町 → あびこ道
というサイクルになる運用が組まれているようで。1時間ごとに我孫子道に戻り
そこで行き先が変わって...。この日のモ166号車は、間違いなくその運用。
【2018年12月13日14時21分】 阪堺電軌阪堺線・細井川-住吉鳥居前(後追い)
路面電車を撮るならタテ位置が良い...というのが、<変態鉄>の好み。
これぞポートレート。何だか「人物写真」の印象が強い言葉だが、そもそもの意味は
“縦”を表す、絵画などの用語だったのだとか。縦位置というのが変化して、
いまのポートレートという言葉になったのだとか、違うのだとか...
望遠で後追いしたので、上手い具合に背景の街並みがボケてくれて、
車両が浮かび上がり、狙い通りの“ポートレート”が撮れたのだった。
【2018年12月13日14時21分】 阪堺電軌阪堺線・住吉鳥居前電停
住吉鳥居前電停というのは、時間帯を問わずコンスタントに乗降の多い電停で。
しかも、すぐ前に道路信号があって電車は結構長く停車するのである。
住吉鳥居前を出たら、すぐに住吉に到着するわけで。住吉も乗降の多い停留所
なので、もしかしたら“徒歩おっかけ”でもう1回撮れるかも。
電車の後を追って住吉まで行ってみたのだが...、世の中、それほど甘くなかった。
モ166号車は、自分が着く前に恵美須町に向かって発車していった。
でも、その代わりに...
12分後の、次の恵美須町ゆきを待っていたときにやって来たのが、こちら。
【2018年12月13日14時33分】 阪堺電軌阪堺線・住吉電停付近
もう1両の“金太郎塗り”、そうモ505号車である。お昼に石津川鉄橋で撮って。
そのときは「貸切」幕だったのだが、たぶん恵美須町で貸切客を降ろした後の
入庫回送ということになるのだろうが...。
再び、遭遇することができて。そもそも1957年(昭和32年)にモ501形が登場する
ことになって、それに合わせて登場した「新色」がこのツートンカラー。
しばらく前にこの塗色になっていたが、側面を中心に、旅行会社の
広告ラッピングが。しかも、かなりハデなデザインで。<変態鉄>としては撮るのに
苦慮していた電車だった。しばらく前に広告が外れた...とは聞いていたが。
<変態鉄>にとっては、このオリジナルの姿に戻ってからは初撮影だった。
これも、この日の“収穫”だったことは間違いなく。
先ほどは石津川の風景を入れての1枚、今度は車両アップの記録写真で。
【2018年12月13日14時33分】 阪堺電軌阪堺線・住吉電停
そして、モ505号車を後追いで撮ろうとしているときに、すれ違って住吉電停に
進入してくるのが恵美須町ゆき。コレに乗って、新今宮方面にモ166号車を
追跡するわけで...
東粉浜、塚西、東玉出...と南海線の高架に沿って、狭い道路上の併用軌道を北へ。
この付近は沿道に古い建物も残っており、撮影地としても知られているのだが...
今回は変化を付けて天神ノ森以北の専用軌道区間...そう、大阪の中でも最も
ディープな空間が広がる西成区内の専用軌道区間で撮ろうと、漠然と。
でも、線路際まで建物が建て込んでいる区間が多く開けた場所を見つけられないまま
北天下茶屋電停まで来てしまった。あまり、恵美須町に近づきすぎるとモ166号車と
すれ違ってしまう...つまり撮り逃す確率が高まるわけで。
めぼしい場所を見つけられないまま北天下茶屋電停で下車したのだった。
【2018年12月13日14時43分】 阪堺電軌阪堺線・北天下茶屋電停
自動販売機でジュースが50円とか70円とかで売られていたり(買ったことは無い)、
細い路地を自転車で疾走する謎のオッサンがいたり...。
普段よく撮っている上町線と、この阪堺線は東西に数百メートルから1 kmの間隔で
平行に走っているが、上町線の阿倍野区内のエリアと阪堺線の西成区内のエリア、
その間隔以上に街並みや雰囲気に違いがあって。
お目当ての電車が近づいてきているタイミングで無ければ、カメラ片手に
街並み観察を楽しむところだが...
でも、そんな余裕も無く。大急ぎで、兎に角、撮れそうな場所を探すのだった。
踏切を見つける度にカブリツキで撮れないかと確認してみるものの...
線路際、ギリギリまで家が建て込んでいて。
結局、たどり着いたのは今船電停。
隣の今池電停は、かつての平野線の分岐駅であり、南海天王寺支線という、
これまたディープな路線の乗換駅だった(地下鉄堺筋線延伸に伴い廃線)。
その、南海天王寺支線をオーバークロスするためだろうが、新今宮駅前(南霞町)
から今船にかけて、今池電停をサミットとする、ちょっとした山越えのような
線形になっており、今池電停は高架駅のような感じ。ちょうど神ノ木のような
感じだろうか。そこから勾配を下り終え、地平に戻ったところが今船電停。
ということで、文章にすると長いが、<変態鉄>が今船電停に着いてバッグから
カメラを取り出すと同時に踏切の音が...
【2018年12月13日14時52分】 阪堺電軌阪堺線・今船電停
モ166号車が隣の今池電停に到着するところだった。電車が上の方から見え始める
のが、この区間の勾配を表しているわけで。
【2018年12月13日14時52分】 阪堺電軌阪堺線・今船電停
かつて平野線が分岐していたのは、この電車のあたりだろうか!?
下り勾配、スピードを上げて近づいてくるモ166号車、<変態鉄>は必死に
撮り続けていたわけで。
でも...
まさか...
ファインダーの中で、線路を横切る小さな黒い影。
【2018年12月13日14時53分】 阪堺電軌阪堺線・今船電停
慌ててズームを引いてしまった。そう、線路を横切ったのは黒いネコだった。
「ネコ × 電車」というのも、写真として良いかと思って...
でも、咄嗟の判断で撮り方を変えて、画面をまとめきれるほど<変態鉄>に
カメラの腕は具わっていないのである。
「あ゛~~~~っ!!」
しまった!! と思ったときには、もう遅かったのである。ネコは電車が近づく前に
素早く線路の向こうへ。
“梯子を外された”という感じだろうか!?
何とも中途半端な1枚が撮れただけで。そう、しかも曇りの15時、すでに周囲の
明るさは走行写真を撮るにはだんだん厳しくなってきていた。
そういうときこそ、「電車を遠くに置く」「正面がちに構える」、電車の見た目の
スピードを極力落とした撮り方を考えるのは“鉄則”。
路面電車とはいえ、ズームを広角側に引いた<変態鉄>に残されていたのは
“撃沈”だけだったのである。
【2018年12月13日14時53分】 阪堺電軌阪堺線・今船電停
そして今船電停に停まるモ166号車の姿を、道路を挟んで向かい側の上りホームで。
案内看板が色褪せ錆び付いているのが、上町線との違いだろうか!?
【2018年12月13日14時54分】 阪堺電軌阪堺線・今船-松田町(後追い)
松田町、北天下茶屋、聖天坂...と直線区間に電停が並んでいるのが確認できる。
建て込んだ、下町情緒...というか一種、独特の雰囲気の街並みを走り去る
モ166号車の姿を撮って。
【2018年12月13日15時05分】 阪堺電軌阪堺線・今船電停
すぐに後続の我孫子道ゆき電車がやって来た。
落書きの目立つ電停ホーム、誰もいない夕方のホームに電車が入ってきた。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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