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北関東に“乗り得”列車を(7=最終回)常磐線 第683M → 第682M列車 [鉄分の濃い旅行記録]

仕事柄、どうしてもこの時期はバタバタしてしまって。ふと、ケータイの画面を見て。
すでに8月も20日を過ぎていることに気づくのだった。まもなく、2018年も3分の2が
経過しようとしているわけで。振り返ってみると、仕事でもプライベートでも、
いろいろとあって。例年、同じようなことを書いているように思うが、でも、今年は...

むしろ仕事の面では懸案になっていた事項で、自分の希望が叶うような形で話を
まとめてもらったり、思わぬ評価を受けたり...、良いこともあるのだが、それ以外の
生活面では辛いことや悩ましい問題が山積していて。もうすぐ、涼しくなってくるの
だろうか。猛暑、酷暑...、暑さが落ち着いたと思った頃には、年末に向かって
また忙しい時期になっていきそうな...

秋になったら、<鉄>活動も充実させていきたいと思っているのだが...

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【2018年7月30日16時50分】 常磐線・富岡駅

ということで、7月30日の常磐線乗車記、その最終回。

……  ……

2018年7月30日(月)晴れ時々曇り

16時を回る頃、いわき駅3番ホームには、第683M列車の651系K205編成4連が入線。

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【2018年7月30日15時59分】 常磐線・いわき駅

この4両編成が、いわき-富岡の朝夕2往復に“専従”のような形で使われている。
乗り込む乗客の中には、わずかに“同業者さん”と思しき姿も見られたが、大半は
地元のオバチャンたち。買い物袋を手に乗り込んでくるような感じは、あくまで
ローカル列車。車内は座席を4人掛けボックスになるようにセットしてあり。

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【2018年7月30日16時34分】 常磐線・第683M列車(クハ650-11車内)

座席には枕カバーが付けられていないが、それ以外はリクライニングも含めて特急仕様
のままになっており。座席を回転させて、特急時代のような2人掛けにしてから座る
人もいるようで。たぶん、車掌室の放送装置には「スーパーひたち」時代の3種類の
車内チャイムが残されているはずだが、さすがに、それは流れず。

ただ車内放送では、発車前から「この列車は乗車券だけで...」
「自由席です。お好きな席に...」と繰り返していたのが他の列車との違いだろうか。

4両編成の車内、なぜか前寄りの2両に乗客が集中していたような...

<変態鉄>は最後部1号車に陣取ったのだった。なぜか眩しいし、海も見えない
進行方向左側の席に座ってしまったのだが...

16:13発、いくら特急型とはいえ、普通電車なので小さな駅をこまめに拾っていく。

駅ごとに下りていく人がいて。乗ってくる人より降りる人の方が多いので、徐々に
車内は閑散としてきて。これぞ、ローカル列車である。

他の乗客もほとんどいないので、バッグからコンデジを取り出して。
やはり、この地域。どうしても原発事故の印象が強くて。“単なる野次馬じゃないか”
との批判もあろうが、車窓を見ていても...

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【2018年7月30日16時37分】 常磐線・第683M列車(クハ650-11車内)

ただ、車窓を見ていた限り、通過する電車の車窓に見た町は、ぱっと見には「被災地」
という感じはほとんど感じられなかった。あえて言えば、何というか...
真新しいニュータウンのような...開発中の新興住宅地のような、真新しい戸建て住宅と
空き地が点在しているという感じ。もちろん、その理由は知っているわけだが、
やはりニュース映像とは印象が違っていて。いろいろな問題もあるのだろうが、
復興は少しずつ進んでいるのではないか...というのが<変態鉄>が感じたこと。

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【2018年7月30日17時01分】 常磐線・第682M列車(モハ651-11)車内

ただ、最近、運転再開したばかりの竜野-富岡の最後の1区間だけは、確かに
黒い大きな袋と重機が並ぶ光景...TVのニュースで見るようなシーンが眼前に広がる
場所があったのも確か。ちょっと迷ったが、折返し第682M列車の窓越しにスナップ。

ということで、17時の富岡駅へ。ここからは列車代行バスが接続しており。
やはり、地元の方を中心に、代行バスで原ノ町方面に向かう人もいるようで。

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【2018年7月30日16時48分】 常磐線・富岡駅

その富岡駅、現在は2面3線式のホーム、駅舎は海と反対側、西側に設けられているが
海側の3番ホームだけを使っている模様。下り方もホームの先まで線路は続いており
出発信号機も設置されている。(もちろん「赤」現示だったが...)

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【2018年7月30日16時48分】 常磐線・富岡駅

わずか10分での折返し。気づけば側面方向幕はいつの間にか「普通 いわき」に
変わっていた。

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【2018年7月30日16時48分】 常磐線・富岡駅

<変態鉄>は折返しの10分余りをホームで写真を撮りながら過ごしていたが、
ちょうど、この列車に接続する形で代行バスが到着したようで、ここまで乗ってきた
下り第683M列車のときよりも、ぱっと見にわかる位、折返しの第682M列車の方が乗客が
多かった。4人ボックスのようにセットされていた座席も、乗客が多いと...

皆さん、三々五々、座席を回転させて特急電車らしい2人掛けに戻して。
隣席には誰も来なかったが、大半の座席は埋まっていただろうか。乗車率5割ほど。

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【2018年7月30日17時11分】 常磐線・第682M列車(モハ651-11)車内

陽の長い時期だけに、17時を過ぎても青空が広がっていた。
でも、線路の上は曇っていて...、「曇り」と「晴れ」の境界線がハッキリ分かる
ちょっと不思議な空を眺めながら。

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【2018年7月30日17時18分】 常磐線・第682M列車(モハ651-11)車内

車窓に見える太平洋は、穏やかだったのである。

下り第683M列車の時とは逆で、富岡からいわきに近づくにしたがって、徐々に車内の
乗客が増えてきて。とはいっても、4両編成でじゅうぶん余裕があるような乗客数。

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【2018年7月30日17時41分】 常磐線・いわき駅

終点・いわき駅には定刻17:46着。往復1時間半の651系の旅はここで終了。

……  ……

9分の接続で17:55発の第572M列車、こちらはE531系編成。発車時点では車内は
ガラガラ。夕暮れ迫る常磐線を南下していくのだが...、駅に停まってもドアは
半自動扱いで、車内に動きはなく静粛そのもの。いつの間にか、ウトウトしていた。

気づけば周囲は暗くなっており。大津港駅から茨城県内に入ると、だんだん車内は
退勤客が増えてきて、通勤電車の雰囲気に。小木津、日立駅でまとまった乗車があって
確か、常陸多賀駅で特急の待避があったような...次に目が覚めたときには、車内は
吊革が塞がるくらいの混雑になっていて。

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【2018年7月30日15時44分】 常磐線・勝田駅

そんな満員電車を終点の1つ手前の勝田駅で下車。1週間ぶりの勝田駅である。
急いで跨線橋を...、隣の2番ホームで待っていたのは第462M列車。勝田駅始発の
上野ゆきである。そう、最後だけはリッチに。

サロE531-13の平屋部分に。土浦駅で増結作業、車内灯が結構長い間消えたままだった
のが、記憶に残っている。21時半過ぎに上野駅に到着したのだった。(おわり)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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