GWは恒例の「ことでんレトロ」(9)とにかく「レトロ電車撮影会」 <後編> [ことでん旧型たち [高松琴平電鉄]]
冒頭に愚痴のような話ばかり書いている、最近の拙ブログ。
でも...
この記事で紹介している「ことでん」を撮りに行ってちょうど1ヶ月。
【2017年8月31日10時59分】 広島電鉄・千田車庫(許可を得て撮影)
なかなか撮りに行けず。カメラに触れる機会すら持てずにいる。
ということで“起死回生”ではないが、久々に遠出してみようと広島までの航空券を。
もちろん、梅雨時の訪問だけに、雨の中の撮影となるのは“覚悟の上”。
「カメラの防水カバーを用意しておかないと...」と思っていた。
でも...
そういうときに限って...
航空券をとったら、ぬぁんと来週末は...
今日、フィリピン近海で台風になりそうな雲の渦が発生したのだとか。
ちょうど来週末頃に日本付近に接近してくる恐れがあるという。
そういえば、去年の秋。ことでん長尾線でのレトロ電車運行と、ひろでんの路面電車、
そんなスケジュールで航空券を予約したら、直後に台風が発生して。
(結局、「三木まんで願」中止に伴い、長尾線のレトロ運行も中止されたのだが...)
直前になってキャンセルしたことを思い出したのである。何だか、<変態鉄>が
「ひろでん」と思い始めると台風がやってくる...みたいで。
う~ん。というわけで、1ヶ月前、仏生山車両所で催された「ことでんレトロ」の
撮影会の模様を。
…… ……
2018年5月4日(木)晴れ一時雨
8時過ぎに始まった撮影会。1950年台のものから、つい最近のイベントのものまで。
4両の電車にヘッドマークや方向板を取り付けながらの撮影会。
車両所内なので、バラスト敷きの足下、しかも撮影スペースは狭かったが、でも、
そんなことを補って余りある楽しい撮影会だった。ヘッドマークや方向板は
10~15分間隔で交換され。3時間だから、自分が撮影できたのは16パターンほど
だった。
というわけで、「昨日と同じ記事では!?」などと思わないように!!
引き続き、方向板を交換しての撮影会。
【2018年5月4日9時46分】 高松琴平電鉄・仏生山車両所東工場付近
今度は「近代化産業遺産」の記念マークを掲出して。4両のレトロ電車のうち、
琴平線の前身、琴平電鉄が開業したときに導入された3両が「近代化産業遺産」に
選ばれている。(赤いツートンカラーの23号車だけは、大阪鉄道 → 近鉄、そして
昭和30年台に琴電入りしている。)
1000形120号車に掲げられた楕円形のマーク、「ことでん」の以前のロゴ、“T.K.R.”
が入っているのは、同じ1000形100号車が1999年秋に引退したときの、お別れ運転で
掲出したもの。現役で残った同形の120号車に。
【2018年5月4日10時06分】 高松琴平電鉄・仏生山車両所東工場付近
1950年台後半からしばらくの間、運転された「こんぴら参り」の参拝客向けの
急行列車が「こんぴら号」と「りつりん号」。それらの前面に掲出されていたマークが
いまも保管されている。売店を備え、クロスシートを取り付けた豪華車輌を準備して、
運転されたと言うが、閑散期には5000形などが単行で使われたという。
当時は、23号車も琴平線にいたとのことで、あながち、あり得ないシーンでは無く。
【2018年5月4日10時21分】 高松琴平電鉄・仏生山車両所東工場付近
平成に入ってからも、長らく琴電では、いまのレトロ電車を含めた吊り掛け電車たちが
主力車として活躍していた。その頃の方向板は、琴平線の緑、長尾線の茶色、そして
志度線の青と、色分けされていた。(いま使われているのは琴平線の緑色だけ)
各色の「高松築港」ゆき...だが。1枚だけ足りなかったのだろうか、同じ4文字だから?
300号車だけは「移動禁止」で代用されていた。
【2018年5月4日10時36分】 高松琴平電鉄・仏生山車両所東工場付近
そして、再び区間運転用の方向板で。「岡本ゆき」というのは...
線路や信号の設備上、折り返し運転は可能だと思われるが、運転されているのを
見た試しがない貴重な表示(?)。
1つ手前の円座駅は日中でも乗降が多いので、一宮ゆきを2駅延伸しても面白いかも
知れないが、まぁ、当分、運転されることはなさそうで。
4形式4両に代わりばんこに掲出するわけで、同じ4種類でも、どのマークをどの車両に
取り付けるかは、単純計算で24通りあるはず。さらに組合せを変えて楽しめるので...
【2018年5月4日10時42分】 高松琴平電鉄・仏生山車両所東工場付近
写真に書き添えている撮影時刻の表示からもわかる通り、実際の掲出順通りにご紹介
している。たまに、こういう「変わり種」が出てくる。
ぬぁんと...、「試運転」が4枚揃っている。検査上がりなどで、レトロ電車も日中の
琴平線で試運転されることがあるようだが、さすがに4両いっしょに...ということは
絶対にないはず。
【2018年5月4日10時52分】 高松琴平電鉄・仏生山車両所東工場付近
10分くらいのサイクルで付け替えられるわけで。そのたびに、4両並び、2両ずつ、
そして1両ずつ。10メートルくらいのところを左右に移動しつつ、撮り続けた。
すべてのカットをご紹介してしまったら、この撮影会の話題だけで1ヶ月も2ヶ月も
記事を引っ張ってしまいそうなので、ここでは、そのうち「4両並び」だけを。
「陶ゆき」は琴平線、六万寺と八栗は志度線、白地の「平木」は長尾線の区間列車。
現行ダイヤで実在するのは「平木ゆき」だけ。いま、日中に「陶ゆき」を運転したら、
隣の綾川駅に隣接する大型ショッピングモールに行く乗客から苦情の嵐になりそうな。
【2018年5月4日10時58分】 高松琴平電鉄・仏生山車両所東工場付近
一気に、撮影会も終盤戦へ。「ことでんスリーナイン」とか「新屋島水族館」など
近年のイベントマークを取り付けて。
でも、<変態鉄>の注目は23号車に掲出されていた方向板。
イルカ駅員の「ことちゃん」をあしらったデザインのもの。
【2018年5月4日11時03分】 高松琴平電鉄・仏生山車両所東工場付近
裏返すと折返しの琴電琴平ゆき。こちらはピンク色、「ことみちゃん」のデザイン。
毎月の「レトロ電車特別運行」で一度だけ、これを掲出した姿を撮ったことがあった。
ただ、そのときは“撃沈”しており。何やら、<鉄>の間では好意的な意見ばかりでは
無かったようだが、自分としては「撮ってみたかったマーク」。
【2018年5月4日11時09分】 高松琴平電鉄・仏生山車両所東工場付近
最後は3回目のこちら。昭和30年台の急行列車で実際に使われていたマーク。
冒頭のカットとは掲出される車両が変えられている。
正午過ぎからは、4両編成に組成されて、琴平線を1往復の“特別運行”が行われる。
その準備作業のため11時半には撮影会は終了。
【2018年5月4日11時23分】 高松琴平電鉄・仏生山車両所東工場付近
終盤になってからは架線柱の影が前面に。特に明るい配色の23号車では気になったが、
でも、心配だった天気は最後まで持ちこたえてくれて、青空をバックに思う存分、
レトロ電車を撮ることができたのは、それだけでも高松にやって来た甲斐があった
というわけで。
さぁ、ここからレトロ電車は4両編成に組み替えられて。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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でも...
この記事で紹介している「ことでん」を撮りに行ってちょうど1ヶ月。
【2017年8月31日10時59分】 広島電鉄・千田車庫(許可を得て撮影)
なかなか撮りに行けず。カメラに触れる機会すら持てずにいる。
ということで“起死回生”ではないが、久々に遠出してみようと広島までの航空券を。
もちろん、梅雨時の訪問だけに、雨の中の撮影となるのは“覚悟の上”。
「カメラの防水カバーを用意しておかないと...」と思っていた。
でも...
そういうときに限って...
航空券をとったら、ぬぁんと来週末は...
今日、フィリピン近海で台風になりそうな雲の渦が発生したのだとか。
ちょうど来週末頃に日本付近に接近してくる恐れがあるという。
そういえば、去年の秋。ことでん長尾線でのレトロ電車運行と、ひろでんの路面電車、
そんなスケジュールで航空券を予約したら、直後に台風が発生して。
(結局、「三木まんで願」中止に伴い、長尾線のレトロ運行も中止されたのだが...)
直前になってキャンセルしたことを思い出したのである。何だか、<変態鉄>が
「ひろでん」と思い始めると台風がやってくる...みたいで。
う~ん。というわけで、1ヶ月前、仏生山車両所で催された「ことでんレトロ」の
撮影会の模様を。
…… ……
2018年5月4日(木)晴れ一時雨
8時過ぎに始まった撮影会。1950年台のものから、つい最近のイベントのものまで。
4両の電車にヘッドマークや方向板を取り付けながらの撮影会。
車両所内なので、バラスト敷きの足下、しかも撮影スペースは狭かったが、でも、
そんなことを補って余りある楽しい撮影会だった。ヘッドマークや方向板は
10~15分間隔で交換され。3時間だから、自分が撮影できたのは16パターンほど
だった。
というわけで、「昨日と同じ記事では!?」などと思わないように!!
引き続き、方向板を交換しての撮影会。
【2018年5月4日9時46分】 高松琴平電鉄・仏生山車両所東工場付近
今度は「近代化産業遺産」の記念マークを掲出して。4両のレトロ電車のうち、
琴平線の前身、琴平電鉄が開業したときに導入された3両が「近代化産業遺産」に
選ばれている。(赤いツートンカラーの23号車だけは、大阪鉄道 → 近鉄、そして
昭和30年台に琴電入りしている。)
1000形120号車に掲げられた楕円形のマーク、「ことでん」の以前のロゴ、“T.K.R.”
が入っているのは、同じ1000形100号車が1999年秋に引退したときの、お別れ運転で
掲出したもの。現役で残った同形の120号車に。
【2018年5月4日10時06分】 高松琴平電鉄・仏生山車両所東工場付近
1950年台後半からしばらくの間、運転された「こんぴら参り」の参拝客向けの
急行列車が「こんぴら号」と「りつりん号」。それらの前面に掲出されていたマークが
いまも保管されている。売店を備え、クロスシートを取り付けた豪華車輌を準備して、
運転されたと言うが、閑散期には5000形などが単行で使われたという。
当時は、23号車も琴平線にいたとのことで、あながち、あり得ないシーンでは無く。
【2018年5月4日10時21分】 高松琴平電鉄・仏生山車両所東工場付近
平成に入ってからも、長らく琴電では、いまのレトロ電車を含めた吊り掛け電車たちが
主力車として活躍していた。その頃の方向板は、琴平線の緑、長尾線の茶色、そして
志度線の青と、色分けされていた。(いま使われているのは琴平線の緑色だけ)
各色の「高松築港」ゆき...だが。1枚だけ足りなかったのだろうか、同じ4文字だから?
300号車だけは「移動禁止」で代用されていた。
【2018年5月4日10時36分】 高松琴平電鉄・仏生山車両所東工場付近
そして、再び区間運転用の方向板で。「岡本ゆき」というのは...
線路や信号の設備上、折り返し運転は可能だと思われるが、運転されているのを
見た試しがない貴重な表示(?)。
1つ手前の円座駅は日中でも乗降が多いので、一宮ゆきを2駅延伸しても面白いかも
知れないが、まぁ、当分、運転されることはなさそうで。
4形式4両に代わりばんこに掲出するわけで、同じ4種類でも、どのマークをどの車両に
取り付けるかは、単純計算で24通りあるはず。さらに組合せを変えて楽しめるので...
【2018年5月4日10時42分】 高松琴平電鉄・仏生山車両所東工場付近
写真に書き添えている撮影時刻の表示からもわかる通り、実際の掲出順通りにご紹介
している。たまに、こういう「変わり種」が出てくる。
ぬぁんと...、「試運転」が4枚揃っている。検査上がりなどで、レトロ電車も日中の
琴平線で試運転されることがあるようだが、さすがに4両いっしょに...ということは
絶対にないはず。
【2018年5月4日10時52分】 高松琴平電鉄・仏生山車両所東工場付近
10分くらいのサイクルで付け替えられるわけで。そのたびに、4両並び、2両ずつ、
そして1両ずつ。10メートルくらいのところを左右に移動しつつ、撮り続けた。
すべてのカットをご紹介してしまったら、この撮影会の話題だけで1ヶ月も2ヶ月も
記事を引っ張ってしまいそうなので、ここでは、そのうち「4両並び」だけを。
「陶ゆき」は琴平線、六万寺と八栗は志度線、白地の「平木」は長尾線の区間列車。
現行ダイヤで実在するのは「平木ゆき」だけ。いま、日中に「陶ゆき」を運転したら、
隣の綾川駅に隣接する大型ショッピングモールに行く乗客から苦情の嵐になりそうな。
【2018年5月4日10時58分】 高松琴平電鉄・仏生山車両所東工場付近
一気に、撮影会も終盤戦へ。「ことでんスリーナイン」とか「新屋島水族館」など
近年のイベントマークを取り付けて。
でも、<変態鉄>の注目は23号車に掲出されていた方向板。
イルカ駅員の「ことちゃん」をあしらったデザインのもの。
【2018年5月4日11時03分】 高松琴平電鉄・仏生山車両所東工場付近
裏返すと折返しの琴電琴平ゆき。こちらはピンク色、「ことみちゃん」のデザイン。
毎月の「レトロ電車特別運行」で一度だけ、これを掲出した姿を撮ったことがあった。
ただ、そのときは“撃沈”しており。何やら、<鉄>の間では好意的な意見ばかりでは
無かったようだが、自分としては「撮ってみたかったマーク」。
【2018年5月4日11時09分】 高松琴平電鉄・仏生山車両所東工場付近
最後は3回目のこちら。昭和30年台の急行列車で実際に使われていたマーク。
冒頭のカットとは掲出される車両が変えられている。
正午過ぎからは、4両編成に組成されて、琴平線を1往復の“特別運行”が行われる。
その準備作業のため11時半には撮影会は終了。
【2018年5月4日11時23分】 高松琴平電鉄・仏生山車両所東工場付近
終盤になってからは架線柱の影が前面に。特に明るい配色の23号車では気になったが、
でも、心配だった天気は最後まで持ちこたえてくれて、青空をバックに思う存分、
レトロ電車を撮ることができたのは、それだけでも高松にやって来た甲斐があった
というわけで。
さぁ、ここからレトロ電車は4両編成に組み替えられて。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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