春色のキハを探しに(3)桜と桃と菜の花と。 [小湊鐵道キハ200と鉄道情景]
今日の話題に入る前に。
仕事の面でもグダグダ感が強い今年。でも、それよりも自分にとっては...。
この記事がアップされる頃、自分はモゾモゾとベッドから起き出して羽田空港へ。
「仕事も一段落したところで撮影に...」だったら、良かったものの...
羽田 → 富山 → 羽田と日帰りで往復。12月に祖母が入院、年末の葬儀、そのあと2月と
富山への往復も今回がとりあえず最後。2月に予定されていた納骨が遅れて。
2月は酷い雪でヒコーキが欠航になって難儀したのだが...
【2014年4月9日8時19分】 富山地鉄本線・稲荷町-電鉄富山(※ 4年前の撮影です)
例年より早く富山市内のサクラも見頃を迎えているとのことで。
もう富山に行っても、有沢線のバスに乗ることも少なくなりそう。
(とはいえ、4月中に地鉄電車を撮りに富山に行く予定はあるのだが...はたして!?)
そんなわけで、2日の未明までブログを巡回したり、コメントや「nice!」を確認したり
することができませんので、どうぞご了承下さい。
さて、引っ張りに引っ張り続けている、27日の小湊鐵道撮影記。月崎駅近くの菜の花を
絡めてキハを撮ることができて。次に向かったのは、やはり、定番の、あの駅。
…… ……
2018年3月27日(火)晴れのち曇り
月崎駅を13:13発の第32列車もキハ2連。後方のキハ204号車に空席を見つけて。
【2018年3月27日13時11分】 小湊鐵道線・月崎駅
車内は行楽客で混雑しているかと思いきや、意外と座席にも余裕があって。
この時間帯なら、皆さん「帰る」より「撮る」なのだろうか??
飯給のサクラも見頃に近づきつつあり、里見駅やS字カーブの菜の花とサクラも
気にはなったのだが...。こういう観光パンフに載るような“定番”スポットに行けば
中高年ツアー客を中心とした、その予期できぬ、ある種、傍若無人な振る舞いに、
イライラさせられた上、思ったような写真が撮れないというのが“関の山”、
ここは、駅撮りになる撮り方より、少しでも駅から離れた場所の方が良いと思って...
【2018年3月27日13時31分】 小湊鐵道線・上総鶴舞駅(後追い)
限りなく駅撮りに近いスポットとは思いつつも、降り立ったのは上総鶴舞駅だった。
「春らしい景色」と言えば、やはり清々しい青空の下で撮りたいと思うもの。
でも、「午後から雲がひろがる」という朝の天気予報、こういうときはピッタリ当たる。
空は一面に灰色の雲が広がり、雨が降りそうな感じは無くても、ドン曇り。嗚呼。
でも...
上総鶴舞駅のすぐ横の田んぼには水が張られていて。“水鏡”を狙えそう。
次の列車は下り第25列車が14:22発、あと40分少々。水鏡が目立つローアングル、
ヘッドライトが水面に反射してくれたら...と妄想していたら、14時頃から風がでて。
急遽、線路脇のポジションに移動、田んぼを入れるのはやめて、上総鶴舞駅構内の
サクラと菜の花を入れて撮ろうと。
【2018年3月27日14時19分】 小湊鐵道線・上総鶴舞駅付近
ホーム先端でカメラを構える観光客をキハの後ろに隠そう...と意図して選択した
この平凡な構図。何度も言うが、青空だったら、もうちょっと画になっていたような...
右端に転轍機標識と、かつての通信用ケーブルだろうか、木製支柱を入れて
フレーミングしているところが、<変態鉄>の“こだわり”なのである。
このままキハを引きつけて...
【2018年3月27日14時19分】 小湊鐵道線・上総鶴舞駅付近
と、そのまま撮ったのだが、先ほどの木製支柱の後ろに1人のオッサン...というか、
爺さんが一面の菜の花の中に分け入って、隠れて撮っていた。
次のショットには、バッチリ、その姿が写り込んでいたのである。も~ぉ、最悪っ!!
というわけでRAW画像の現像の時に、(縦画像に変更して)思いっきりトリミング。
キハをアップにした列車写真に変えてしまったのである。
【2018年3月27日14時20分】 小湊鐵道線・上総鶴舞-上総久保(後追い)
海士有木の駅前から上総鶴舞駅まで、ずっと大多喜街道に沿って進んできた小湊鐵道線
上総鶴舞駅の直前で大多喜街道に別れを告げ、森の中へと分け入っていき、やがて、
養老川に沿ってその上流に向かっていく。
「里山トロッコ」のスジが空いているので、次の列車まで1時間余り。来るときの車窓で
気になるものを見つけたので、それとキハを絡めて撮れないかと、とりあえず
上総久保駅に向かって。
【2018年3月27日14時52分】 小湊鐵道線・上総鶴舞-上総久保
それが、上総鶴舞駅と上総久保駅の中間付近にあった、この木。サクラとは全く異質な
濃いピンク色の花、たぶん桃の花だろうと思ったのだが...(自信が無い)
雷神下踏切のすぐ近くの築堤の下だった。
【2018年3月27日14時49分】 小湊鐵道線・上総鶴舞-上総久保
というわけで、その雷神下踏切へ。警報器も遮断機も無い、いわゆる第四種踏切。
その踏切を通る、曲がりくねった細い道は急な上り坂になって、一気に山の中へと
入っていく“隘路”なのである。数十メートルも進めば、いい歳したオッサンでも、
ちょっと入っていくのを躊躇うような鬱蒼とした森の中へと分け入っていく。
ということで...
「プチ俯瞰」が楽しめそう...と怖くない範囲(笑)で、進んでみたが...
そうすると桃(?)の花を入れることができず。
ただ、それは逆に言えば「築堤上をゆくキハ」をプチ俯瞰気味に撮ることは可能で。
次回、花が気にならない時期になったらチャレンジしてみたい。
【2018年3月27日15時23分】 小湊鐵道線・上総鶴舞-上総久保
結局、踏切の反対側、線路に沿った道路沿いから狙ったのだった。
15時半の第29列車もキハ2両編成、この場所ではこれが限界だった。2両目に木が
かかったが、でも、これはこれで良かったと思っている。
でも、この場所、駅間だけあってキハもかなりスピードを出しており。
ドン曇りではシャッタースピードが稼げず、若干、被写体ブレ気味なのが心残り。
桃(?)のピンク色、下にはわずかに黄色い菜の花も見えて。青空の下で撮りたかった。
来シーズン、リベンジしてみたい。
ここからは「トロッコ」のスジが無くなり、学校帰りの生徒のためキハが1時間間隔。
先ほどの第29列車は、里見駅で第38列車と交換、先ほど、上総鶴舞駅のカーブで撮った
編成の折返しである。その通過まで約20分。
あまり遠くには移動できないのだが...
【2018年3月27日15時42分】 小湊鐵道線・上総鶴舞-上総久保
実は雷神下踏切の周りには菜の花がいっぱい咲いていて。
三脚をちょっとローアングルでセットして、手前に思いっきり菜の花を入れることで。
残念ながら、この運転士さん、ヘッドライトを点けてくれなかったのである。
実は、手前の花にピンを持っていって列車を思いっきりボカす、いわゆる「花ピン」に
するかどうか迷っていたのだが、もし、「花ピン」にしていたらヘッドライト無点灯の
時点で“撃沈”となっていたはずで。う~ん、セーフ!!
さぁ、50分後の下り第31列車がこの日最後の撮影機会に。どうするか?? (つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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仕事の面でもグダグダ感が強い今年。でも、それよりも自分にとっては...。
この記事がアップされる頃、自分はモゾモゾとベッドから起き出して羽田空港へ。
「仕事も一段落したところで撮影に...」だったら、良かったものの...
羽田 → 富山 → 羽田と日帰りで往復。12月に祖母が入院、年末の葬儀、そのあと2月と
富山への往復も今回がとりあえず最後。2月に予定されていた納骨が遅れて。
2月は酷い雪でヒコーキが欠航になって難儀したのだが...
【2014年4月9日8時19分】 富山地鉄本線・稲荷町-電鉄富山(※ 4年前の撮影です)
例年より早く富山市内のサクラも見頃を迎えているとのことで。
もう富山に行っても、有沢線のバスに乗ることも少なくなりそう。
(とはいえ、4月中に地鉄電車を撮りに富山に行く予定はあるのだが...はたして!?)
そんなわけで、2日の未明までブログを巡回したり、コメントや「nice!」を確認したり
することができませんので、どうぞご了承下さい。
さて、引っ張りに引っ張り続けている、27日の小湊鐵道撮影記。月崎駅近くの菜の花を
絡めてキハを撮ることができて。次に向かったのは、やはり、定番の、あの駅。
…… ……
2018年3月27日(火)晴れのち曇り
月崎駅を13:13発の第32列車もキハ2連。後方のキハ204号車に空席を見つけて。
【2018年3月27日13時11分】 小湊鐵道線・月崎駅
車内は行楽客で混雑しているかと思いきや、意外と座席にも余裕があって。
この時間帯なら、皆さん「帰る」より「撮る」なのだろうか??
飯給のサクラも見頃に近づきつつあり、里見駅やS字カーブの菜の花とサクラも
気にはなったのだが...。こういう観光パンフに載るような“定番”スポットに行けば
中高年ツアー客を中心とした、その予期できぬ、ある種、傍若無人な振る舞いに、
イライラさせられた上、思ったような写真が撮れないというのが“関の山”、
ここは、駅撮りになる撮り方より、少しでも駅から離れた場所の方が良いと思って...
【2018年3月27日13時31分】 小湊鐵道線・上総鶴舞駅(後追い)
限りなく駅撮りに近いスポットとは思いつつも、降り立ったのは上総鶴舞駅だった。
「春らしい景色」と言えば、やはり清々しい青空の下で撮りたいと思うもの。
でも、「午後から雲がひろがる」という朝の天気予報、こういうときはピッタリ当たる。
空は一面に灰色の雲が広がり、雨が降りそうな感じは無くても、ドン曇り。嗚呼。
でも...
上総鶴舞駅のすぐ横の田んぼには水が張られていて。“水鏡”を狙えそう。
次の列車は下り第25列車が14:22発、あと40分少々。水鏡が目立つローアングル、
ヘッドライトが水面に反射してくれたら...と妄想していたら、14時頃から風がでて。
急遽、線路脇のポジションに移動、田んぼを入れるのはやめて、上総鶴舞駅構内の
サクラと菜の花を入れて撮ろうと。
【2018年3月27日14時19分】 小湊鐵道線・上総鶴舞駅付近
ホーム先端でカメラを構える観光客をキハの後ろに隠そう...と意図して選択した
この平凡な構図。何度も言うが、青空だったら、もうちょっと画になっていたような...
右端に転轍機標識と、かつての通信用ケーブルだろうか、木製支柱を入れて
フレーミングしているところが、<変態鉄>の“こだわり”なのである。
このままキハを引きつけて...
【2018年3月27日14時19分】 小湊鐵道線・上総鶴舞駅付近
と、そのまま撮ったのだが、先ほどの木製支柱の後ろに1人のオッサン...というか、
爺さんが一面の菜の花の中に分け入って、隠れて撮っていた。
次のショットには、バッチリ、その姿が写り込んでいたのである。も~ぉ、最悪っ!!
というわけでRAW画像の現像の時に、(縦画像に変更して)思いっきりトリミング。
キハをアップにした列車写真に変えてしまったのである。
【2018年3月27日14時20分】 小湊鐵道線・上総鶴舞-上総久保(後追い)
海士有木の駅前から上総鶴舞駅まで、ずっと大多喜街道に沿って進んできた小湊鐵道線
上総鶴舞駅の直前で大多喜街道に別れを告げ、森の中へと分け入っていき、やがて、
養老川に沿ってその上流に向かっていく。
「里山トロッコ」のスジが空いているので、次の列車まで1時間余り。来るときの車窓で
気になるものを見つけたので、それとキハを絡めて撮れないかと、とりあえず
上総久保駅に向かって。
【2018年3月27日14時52分】 小湊鐵道線・上総鶴舞-上総久保
それが、上総鶴舞駅と上総久保駅の中間付近にあった、この木。サクラとは全く異質な
濃いピンク色の花、たぶん桃の花だろうと思ったのだが...(自信が無い)
雷神下踏切のすぐ近くの築堤の下だった。
【2018年3月27日14時49分】 小湊鐵道線・上総鶴舞-上総久保
というわけで、その雷神下踏切へ。警報器も遮断機も無い、いわゆる第四種踏切。
その踏切を通る、曲がりくねった細い道は急な上り坂になって、一気に山の中へと
入っていく“隘路”なのである。数十メートルも進めば、いい歳したオッサンでも、
ちょっと入っていくのを躊躇うような鬱蒼とした森の中へと分け入っていく。
ということで...
「プチ俯瞰」が楽しめそう...と怖くない範囲(笑)で、進んでみたが...
そうすると桃(?)の花を入れることができず。
ただ、それは逆に言えば「築堤上をゆくキハ」をプチ俯瞰気味に撮ることは可能で。
次回、花が気にならない時期になったらチャレンジしてみたい。
【2018年3月27日15時23分】 小湊鐵道線・上総鶴舞-上総久保
結局、踏切の反対側、線路に沿った道路沿いから狙ったのだった。
15時半の第29列車もキハ2両編成、この場所ではこれが限界だった。2両目に木が
かかったが、でも、これはこれで良かったと思っている。
でも、この場所、駅間だけあってキハもかなりスピードを出しており。
ドン曇りではシャッタースピードが稼げず、若干、被写体ブレ気味なのが心残り。
桃(?)のピンク色、下にはわずかに黄色い菜の花も見えて。青空の下で撮りたかった。
来シーズン、リベンジしてみたい。
ここからは「トロッコ」のスジが無くなり、学校帰りの生徒のためキハが1時間間隔。
先ほどの第29列車は、里見駅で第38列車と交換、先ほど、上総鶴舞駅のカーブで撮った
編成の折返しである。その通過まで約20分。
あまり遠くには移動できないのだが...
【2018年3月27日15時42分】 小湊鐵道線・上総鶴舞-上総久保
実は雷神下踏切の周りには菜の花がいっぱい咲いていて。
三脚をちょっとローアングルでセットして、手前に思いっきり菜の花を入れることで。
残念ながら、この運転士さん、ヘッドライトを点けてくれなかったのである。
実は、手前の花にピンを持っていって列車を思いっきりボカす、いわゆる「花ピン」に
するかどうか迷っていたのだが、もし、「花ピン」にしていたらヘッドライト無点灯の
時点で“撃沈”となっていたはずで。う~ん、セーフ!!
さぁ、50分後の下り第31列車がこの日最後の撮影機会に。どうするか?? (つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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