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20180302 阪堺モ161形撮影記(11=最終回)クライマックスは「暗いMAX」!? [ちん電[阪堺電気軌道]]

もう覚悟を決めるしか無かった。ISO値を3200まで上げて。これ以上、上げれば画像は
パッと見にわかる位、酷いノイズが発生した荒れた画面になってしまって。
いくら、都市部で、高感度撮影とはいえ、19時の街中で電車の走行写真を撮ろうなど
ある種の“暴挙”かも知れない。

でも、この目で初めて見た「金太郎塗り」モ166号車の走行シーン。
すれ違ってしまった限り、このまま撮らずに“不戦敗”というわけにはいかないわけで。

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【2018年3月2日18時51分】 阪堺電軌上町線・住吉電停付近

少しでも停まる可能性が高いところ、少しでも撮影機会の多そうなところ...

そう考えて、住吉の信号前にすべてを賭けたのだった。18時50分、いよいよ現れて。

……  ……

2018年3月2日(金)晴れ

上町線の住吉電停の向こう側には踏切があって。これが鳴動する度に緊張する訳で。
ここに着いて20分余り。いよいよ、そのときが。

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【2018年3月2日18時51分】 阪堺電軌上町線・住吉電停付近

住吉電停の蛍光灯が、金太郎塗りの古豪の車体を照らし出して。
でも、「貸切」の場合、停留所でドア扱いがないので一瞬停まってすぐに動き出す。

さぁ、いよいよ。“正面ドカン”の「本命ショット」。

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【2018年3月2日18時51分】 阪堺電軌上町線・住吉電停付近

住吉公園に向かう線路が撤去されたものの、阪堺線と上町線の合流地点。
複雑に絡み合うポイント部分の線路をヘッドライトが照らし出した瞬間を。

ヘッドライトの強い光が正面から入射するのは、わが愛機にとって最も苦手とする場面。
でも、酷いゴーストは発生しておらず。

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【2018年3月2日18時51分】 阪堺電軌上町線・住吉電停付近

もう、このとき、<変態鉄>は必死だったのである。何も考えずに、もう兎に角
無我夢中でシャッターボタンを押し続けたのだった。

ガチャンガチャンと大きな音を立ててポイントを渡って、阪堺線に合流。
みずほ銀行脇にいた<変態鉄>は狭い歩道を猛然とダッシュ。

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【2018年3月2日18時51分】 阪堺電軌阪堺線・住吉-住吉鳥居前

住吉鳥居前電停との中間点付近まで、一生懸命走って。
睡眠不足、運動不足...、「不摂生の極み」のような生活の39歳児(当時)、
数百メートルとはいえ、カメラを提げての猛ダッシュは息も絶え絶え。

でも、呼吸を整える余裕も無く、夢中でカメラを構えて。
流し撮りにチャレンジ。でも、残念ながら電車の“顔”ではなく、側面の「166」の
車号あたりの動きにシンクロした意味不明の1枚に仕上がってしまって。う~ん。

こういうときのためにも、流し撮りはもう少し練習しておかないと...反省。

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【2018年3月2日18時52分】 阪堺電軌阪堺線・住吉鳥居前電停付近(後追い)

期待していた住吉鳥居前の信号は変わってくれず。クルマも少なくなった時間帯。
モ166号車は青信号を加速して、通り過ぎて。

その後ろ姿を。元画像では、手ブレが確認できるがここまで縮小してしまうと
その影響も限定的!? その状況下では、自分なりには“納得の1枚”だった。

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【2018年3月2日18時52分】 阪堺電軌阪堺線・住吉鳥居前電停付近(後追い)

吊り掛け音を残して我孫子道へと向かっていくモ166号車を見送りながら、
カメラをバッグにしまうのだった。

……  ……

「最後の最後に“金太郎塗り”も撮ることができて...」
終日、営業運用に入ってくれるのを期待しての訪問だったのに比べれば撮影機会も
撮影環境も厳しいものにはなったが、でも、とりあえず、撮りたかった2両がどちらも。

そんな、ドキドキを抑えられないまま、目の前の住吉大社駅に戻ってきたのだった。
駅構内に、たこ焼き屋さんがあるのが大阪らしさ!?
すっかり、夕ラッシュの光景の高架ホーム。

所定18:55発の羽倉崎ゆき普通電車は「難波駅で車両交換したため」遅れての到着。
すでに19時を回っていたが、7分遅れで、19:02頃発。
「堺駅での急行への接続は...」、何だかダイヤが乱れているみたい。

車掌さんに尋ねてみると、やはり、堺駅で後続の空港急行を待てとのこと。

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【2018年3月2日19時54分】 南海電鉄空港線・関西空港駅

その急行電車も若干の遅れで20時前に関西空港に到着。

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【2018年3月2日19時55分】 大阪府泉南郡田尻町泉州空港中付近

改札口をでて、すぐ左の、この通路を進めばすぐ。

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【2018年3月2日20時50分】 大阪府泉南郡田尻町泉州空港中・関西国際空港

さっと、保安検査を済ませて、搭乗待合室のベンチ。
今回、航空券は変更できるものだったが、でも、21時のNH098便に拘ったのには
理由があった。(実は勘違いで...嗚呼)

その機体というのが...

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【2018年3月2日20時04分】 大阪府泉南郡田尻町泉州空港中・関西国際空港

「何だ、フツーのB767型じゃないか!?」
確かに、B787型やエアバスの新型機に置き換えられ徐々に数を減らしつつあるB767型、
とはいえ、まだまだANAグループの主力機の1つであるのは間違いなく。

それなのに...

外から見れば、ごくフツーの767型機。もう、イヤになるくらい乗っている。
でも、この機体レジ番は「JA611A」、予約サイトや時刻表で国内線のB767-300型機は
“76P”“B6”などと表示されるが、ANAのサイトでも、この便は“763”と表示される。

これ、実は国際線の機体なのである。主に関西-香港線などに使われているそうで。
香港や中国方面から関空に到着した機体の羽田への“回送”を兼ねた便なのだろうか!?

「何がスゴいの!?」
そのシートマップを見てみれば...(→ こちら

普通席(エコノミー)はいいとして、前半分はビジネスクラス。でも、国内線仕様の
プレミアムクラスの座席は無いわけで。この便だけプレミアムクラスの設定が無い。

つまり...

<鉄>な言い方だと「ロ室はハ代用」の状態。国際線ではビジネスでも国内線では
普通席として扱われるのである。(もちろん、どの席も同じ料金)
その、前方窓側「15K」席を入手したので、それが楽しみだったのだ。

「初ビジネス。ムフッ...」と。

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【2018年3月2日21時27分】 NH098便(JA611A)機内

搭乗口でちょっとアクシデントがあって...
自分が乗り込むのが、かなり後の方になってしまったのだが、楽しみにしていた機内。

「えーーーーっ」
11~14列目が欠番になっていて、15列目というのは壁の後ろだったのである。嗚呼。

壁のこちら側は、座り慣れた、あのシートとほぼ同一仕様。機内誌「翼の王国」が
“Wing Span”なのとオーディオがリモコンタイプのコントローラであるくらい。

最後はちょっとガッカリ。羽田では到着口から全速力で猛ダッシュ。カウンターにも
立ち寄らず、14番バス乗り場へ。バス停のポーターさんが22:30発の吉祥寺ゆきに
発車合図を出すタイミングで駆け込み。羽田発のリムジンバスは、予め、発券窓口で
“時刻指定票”を手にしておく必要があるのだが、係員に頼めば手書きのものをくれる。

車内でタブレット端末でブログをチェックしていたら...

22:35に羽田空港(国内線第1)を発車したはずなのに23時には高井戸に近づいており。
あっという間の1日が終わるのであった。(おわり)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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