20180302 阪堺モ161形撮影記(10)でも、撮るしか無い。 [ちん電[阪堺電気軌道]]
産医師、異国に向こう。産後、厄無く、産婦、御社(みやしろ)に
虫、散々、闇に泣く...
このフレーズ、ご存じだろうか??
すでに日付は変わってしまっているが、昨日、3月14日は「円周率の日」だった。
そう、3月14日。「3.14」は円周率πの近似値として知られるが、正確な値ではない。
分数(あるいは「有限小数」と「循環小数」)で表せる数を総称して有理数というが、
「円周率π」は有名な無理数である。その実際の値、
3.141592653589793238462643383279502884197...
を覚えるときの語呂合わせとして昔から知られているのが、「産医師~~」である。
<変態鉄>も会社員なのだが、こんなことも、ちょっと“本職”には関係していて。
一応、大学は理工学部の出身。典型的な(?)、理系人間なので、
存在が証明できないものは信じたくない...という、どちらかと言えば、
そういうタイプの人間。
でも、<鉄>活動をしていると、時折、運とか巡り合わせとか、
「確率」では説明できないような、そんなことが
あるのかも知れないと思いたくなるときがある。
【2018年3月2日18時51分】 阪堺電軌阪堺線・住吉電停付近
この3月2日も、そんな1日だった。尤も、撮っているときはそんなことを
考えられるだけの余裕など、あるはずも無く。
必死にシャッターボタンを押し続けただけだが。
カメラをバッグにしまい、後は空港に向かうだけだと思っていた。
…… ……
2018年3月2日(金)晴れ
18時前の粉浜駅に到着して...
【2018年3月2日17時45分】 南海電鉄南海本線・粉浜駅
この周辺案内図を眺めたのは道順をチェックするため。
粉浜駅から一番近い阪堺電軌の電停は、阪堺線の東粉浜。
駅前の通りを電車が走っている。
でも、1時間に2本と運転間隔が開いている上に、電車は全て我孫子道止まり。
それなら...
ちょっと歩けば、上町線の沿線にでられるはず。たぶん、まっすぐ東に向かえば
神ノ木か帝塚山四丁目あたりにたどり着けるはず...
薄暗くなってきた住宅街へと足を踏み入れたが...
東粉浜小学校の付近を抜け、一方通行の細い道がクネクネ。周囲は住宅街で目立った
建物も無く。道は“格子状”にはほど遠く、だんだん、どこを歩いているのか
分からなくなってきて。「帝塚“山”」の地名が表すとおり、アップダウンもあって。
突然、目の前に現れたのは謎の小高い丘。しかも立派な門が...
【2018年3月2日17時57分】 大阪市住吉区帝塚山西付近
「これは、もしかして...??」
やはり、その直感は当たっていた。
【2018年3月2日17時57分】 大阪市住吉区帝塚山西付近
「帝塚山古墳」である。薄暗い中、チラッと見ただけだが何となく墳丘の様子も
わかるくらいに整っていて。全長120 mの前方後円墳だとのこと。
このあたりまでは、こういうのに注目できるくらい、気持ちの余裕もあったが...
「道を間違えた」と薄々思っていたが、でも、歩き続けたのだった。
いや、というか、<変態鉄>は初めて訪れた土地でも鉄道の路線図がアタマに
インプットされているので、その線路の位置関係で、歩いている場所が大まかに
分かっているわけで。この付近、阪堺線と上町線は平行に走っているはずなので、
阪堺線の線路を跨いで東に向かえば、必ず、上町線の線路のところに到達できるはず。
まもなく南海高野線の帝塚山駅ヨコの踏切を通過。すでに周囲は暗くなっていて、
だんだん気持ちの余裕も無くなってきて。ちょうど駅ヨコの踏切が鳴動していたが
カメラを取り出す気にすらならず。次の訪問時には高野線も撮りたいと思っている。
迷いに迷った末、18時過ぎ、粉浜駅から20分近くかかって漸くたどり着いたのは
帝塚山三丁目電停近く。でも、電車通りにたどり着くのと同時に<変態鉄>の目の前を
浜寺駅前ゆき電車が通過してしまった。
12分待てば良いのだが...
ジッとしていられない性格の自分。隣の姫松電停まで歩いてみようと。
【2018年3月2日18時06分】 阪堺電軌上町線・姫松電停付近(後追い)
そして、姫松までたどり着いたのだった。
もう、思いっきり手ブレしてしまって。コンデジでも写真を撮るのは難しい時間帯。
そんな中、やって来た浜寺駅前ゆき。
その発車直後だった。夕ラッシュにかかり、天王寺駅前ゆき電車もひっきりなしに
やって来るのだが...
いきなり、車窓に見えてきたのは、ぬぁんと「金太郎塗り」。間違いなくモ166号車っ!!!
叫び出しそうになるのを、グッと堪えて。すでに真っ暗。でも、撮らずに帰るのも...
信号待ちで停車する確率が高い場所として考えられるのは住吉付近。
EOSくんのISO感度を思いっきり上げ、手ブレ補正機構に全てを賭けることにした。
【2018年3月2日18時18分】 阪堺電軌阪堺線・住吉鳥居前電停付近
住吉鳥居前電停で下車。
路面電車でなければ三脚にカメラを載せてバルブ(長時間露光)を試みる場面だが、
人やクルマの動きを見ながら、信号の変わり方を考えながら...
臨機応変にどんどんカメラの構え方を変えてシャッターを切らないといけないのが
路面電車撮影。場所柄、三脚など立てたくても立てる余地などあろう筈も無く。
ISO3200で撮ってみたら、何とか見られる画が撮れそうで。
【2018年3月2日18時35分】 阪堺電軌阪堺線・住吉電停付近(後追い)
昼間の「青い雲」といっしょ。天王寺駅前に向かった電車は必ず戻ってくるはず。
30分~1時間程度だろうか。選んだ撮影地は、住吉の、みずほ銀行の隣あたり。
住吉電停の上屋のある付近だった。
「うんっ?? この時間帯は恵美須町ゆきも多いのか??」
と思ったら回送電車。車内はモールのようなもので飾り付けがされており。
恵美須町から貸切になるのだろうか。人気の「パンダ電車」モ710号車である。
【2018年3月2日18時36分】 阪堺電軌上町線・住吉電停付近
「パンダ電車」はもう1両ある。入れ違いにやって来たのは、モ701号車の方である。
そう、この電車、姫松の交差点で撮っていた天王寺駅前ゆき。この電車の1~2本後に
やって来たのが「貸切」表示のモ166号車だった。
ということは...
“そのとき”のために試し撮りを重ねたのだった。
【2018年3月2日18時37分】 阪堺電軌上町線・住吉電停付近
“本命カット”は、この1枚。被写体ブレを抑えるためには電車の「見かけの速度」を
できるだけ抑える必要がある。
つまり、アタマの中では(思いっきり単純化した)こんなモデルを思い描いている訳で。
周囲が暗いとシャッタースピードを遅くしないと写真は撮れない。
露光時間が長くなると言うことは、その間に電車が移動する距離が伸びるわけで。
これが、列車がブレて映ってしまう原因(被写体ブレ)。
もちろん、1/1000秒だろうが1/2000秒だろうが、走行中の電車を撮れば“理論上”
被写体ブレしているのが鉄道写真の“宿命”なのだが、画像をどのサイズで見るか...
によって、肉眼で被写体ブレが確認できない(であろう)シャッター速度というのが
あって。でも、これは一定値では無く。広角レンズだと相当な高速シャッターでも
被写体ブレが見えるし...
同じレンズ、同じ条件で撮るとしたら、簡単に言うと真横から列車を撮る写真...
ファインダー内での「見かけの速度」は、図で言う、V sinθに相当する値になり...
【2016年1月8日15時08分】 小湊鐵道・上総大久保-月崎
つまり、θ=90度の、こういうケースが一番、被写体ブレしやすい撮り方で...
【2016年1月8日16時42分】 小湊鐵道・上総山田駅
θ=0度の、こういうケースが一番、被写体ブレしづらい撮り方ということになる。
この写真、実はシャッター速度は 1/15秒 というかなりのスローシャッター。
でも、望遠(150 mm)と、列車を遠くに置いて撮ったということと、この「θ」を
0に近づけるように心がけたことで、夕方の撮影でもヘッドマークがキチンと確認できる
程度には写すことができたのである。
というわけで、住吉の、あの信号のすぐヨコに立ったのは“正面ドカン”に
賭けたということなのである。
ただし、コレにも、ヘッドライトの光が、レンズの正面から思いっきり入射する訳で。
強い光に惑わされてオートフォーカスが機能しないとか、ゴーストが発生して
画像がメチャクチャになるとか...、いろいろなリスクも負っており。
さて、理屈っぽい話になってきたところで、<鉄>ブログに戻ると。
【2018年3月2日18時38分】 阪堺電軌上町線・住吉電停付近
続いて、住吉電停にやって来たのは大阪市立大病院の広告電車、モ504号車。
この正面のLED表示に注目。といっても、単色表示の「あびこ道」だが...
【2018年3月2日18時49分】 阪堺電軌上町線・住吉電停付近
その次の我孫子道ゆきはオレンジ色の広告電車どうしの離合シーンで。
ちょっと遠めだが、こちらのLED表示もよく見て頂きたい。もちろん「あびこ道」。
違いにお気づきだろうか???
LED表示に2タイプあることに気づいたのは最近のことだった。
白いモ504号車は「┃あびこ道┃」、オレンジのモ501号車は「あびこ道」。
当初はLED表示の設定ミスだと思っていたのだが...
前者の「“棒線”付き我孫子道」は車内の表示指示器を見ると「入庫」となっていて
ただの「あびこ道」は我孫子道ゆきとなっているのである。つまり、我孫子道に到着後、
そのまま車庫に入ってしまって折り返しの運用が無いのが“棒線”付き。
ちなみに方向幕が残っている古豪モ161形では...
【2017年1月1日13時18分】 阪堺電軌上町線・帝塚山3丁目-帝塚山4丁目
「赤・あびこ道」と...
【2016年3月1日10時12分】 阪堺電軌阪堺線・塚西-東粉浜
「黒・あびこ道」というのがあって。
赤文字が“入庫”だと、それが“最後の撮影機会”という意味だと、
そういうことに気づき始めているのである。
(※ ここに書いた内容は、自分の“個人的思い込み”を書いただけです。)
さて、そろそろ、やって来てもおかしくない時間帯に入ってきたが... (つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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すでに日付は変わってしまっているが、昨日、3月14日は「円周率の日」だった。
そう、3月14日。「3.14」は円周率πの近似値として知られるが、正確な値ではない。
分数(あるいは「有限小数」と「循環小数」)で表せる数を総称して有理数というが、
「円周率π」は有名な無理数である。その実際の値、
3.141592653589793238462643383279502884197...
を覚えるときの語呂合わせとして昔から知られているのが、「産医師~~」である。
<変態鉄>も会社員なのだが、こんなことも、ちょっと“本職”には関係していて。
一応、大学は理工学部の出身。典型的な(?)、理系人間なので、
存在が証明できないものは信じたくない...という、どちらかと言えば、
そういうタイプの人間。
でも、<鉄>活動をしていると、時折、運とか巡り合わせとか、
「確率」では説明できないような、そんなことが
あるのかも知れないと思いたくなるときがある。
【2018年3月2日18時51分】 阪堺電軌阪堺線・住吉電停付近
この3月2日も、そんな1日だった。尤も、撮っているときはそんなことを
考えられるだけの余裕など、あるはずも無く。
必死にシャッターボタンを押し続けただけだが。
カメラをバッグにしまい、後は空港に向かうだけだと思っていた。
…… ……
2018年3月2日(金)晴れ
18時前の粉浜駅に到着して...
【2018年3月2日17時45分】 南海電鉄南海本線・粉浜駅
この周辺案内図を眺めたのは道順をチェックするため。
粉浜駅から一番近い阪堺電軌の電停は、阪堺線の東粉浜。
駅前の通りを電車が走っている。
でも、1時間に2本と運転間隔が開いている上に、電車は全て我孫子道止まり。
それなら...
ちょっと歩けば、上町線の沿線にでられるはず。たぶん、まっすぐ東に向かえば
神ノ木か帝塚山四丁目あたりにたどり着けるはず...
薄暗くなってきた住宅街へと足を踏み入れたが...
東粉浜小学校の付近を抜け、一方通行の細い道がクネクネ。周囲は住宅街で目立った
建物も無く。道は“格子状”にはほど遠く、だんだん、どこを歩いているのか
分からなくなってきて。「帝塚“山”」の地名が表すとおり、アップダウンもあって。
突然、目の前に現れたのは謎の小高い丘。しかも立派な門が...
【2018年3月2日17時57分】 大阪市住吉区帝塚山西付近
「これは、もしかして...??」
やはり、その直感は当たっていた。
【2018年3月2日17時57分】 大阪市住吉区帝塚山西付近
「帝塚山古墳」である。薄暗い中、チラッと見ただけだが何となく墳丘の様子も
わかるくらいに整っていて。全長120 mの前方後円墳だとのこと。
このあたりまでは、こういうのに注目できるくらい、気持ちの余裕もあったが...
「道を間違えた」と薄々思っていたが、でも、歩き続けたのだった。
いや、というか、<変態鉄>は初めて訪れた土地でも鉄道の路線図がアタマに
インプットされているので、その線路の位置関係で、歩いている場所が大まかに
分かっているわけで。この付近、阪堺線と上町線は平行に走っているはずなので、
阪堺線の線路を跨いで東に向かえば、必ず、上町線の線路のところに到達できるはず。
まもなく南海高野線の帝塚山駅ヨコの踏切を通過。すでに周囲は暗くなっていて、
だんだん気持ちの余裕も無くなってきて。ちょうど駅ヨコの踏切が鳴動していたが
カメラを取り出す気にすらならず。次の訪問時には高野線も撮りたいと思っている。
迷いに迷った末、18時過ぎ、粉浜駅から20分近くかかって漸くたどり着いたのは
帝塚山三丁目電停近く。でも、電車通りにたどり着くのと同時に<変態鉄>の目の前を
浜寺駅前ゆき電車が通過してしまった。
12分待てば良いのだが...
ジッとしていられない性格の自分。隣の姫松電停まで歩いてみようと。
【2018年3月2日18時06分】 阪堺電軌上町線・姫松電停付近(後追い)
そして、姫松までたどり着いたのだった。
もう、思いっきり手ブレしてしまって。コンデジでも写真を撮るのは難しい時間帯。
そんな中、やって来た浜寺駅前ゆき。
その発車直後だった。夕ラッシュにかかり、天王寺駅前ゆき電車もひっきりなしに
やって来るのだが...
いきなり、車窓に見えてきたのは、ぬぁんと「金太郎塗り」。間違いなくモ166号車っ!!!
叫び出しそうになるのを、グッと堪えて。すでに真っ暗。でも、撮らずに帰るのも...
信号待ちで停車する確率が高い場所として考えられるのは住吉付近。
EOSくんのISO感度を思いっきり上げ、手ブレ補正機構に全てを賭けることにした。
【2018年3月2日18時18分】 阪堺電軌阪堺線・住吉鳥居前電停付近
住吉鳥居前電停で下車。
路面電車でなければ三脚にカメラを載せてバルブ(長時間露光)を試みる場面だが、
人やクルマの動きを見ながら、信号の変わり方を考えながら...
臨機応変にどんどんカメラの構え方を変えてシャッターを切らないといけないのが
路面電車撮影。場所柄、三脚など立てたくても立てる余地などあろう筈も無く。
ISO3200で撮ってみたら、何とか見られる画が撮れそうで。
【2018年3月2日18時35分】 阪堺電軌阪堺線・住吉電停付近(後追い)
昼間の「青い雲」といっしょ。天王寺駅前に向かった電車は必ず戻ってくるはず。
30分~1時間程度だろうか。選んだ撮影地は、住吉の、みずほ銀行の隣あたり。
住吉電停の上屋のある付近だった。
「うんっ?? この時間帯は恵美須町ゆきも多いのか??」
と思ったら回送電車。車内はモールのようなもので飾り付けがされており。
恵美須町から貸切になるのだろうか。人気の「パンダ電車」モ710号車である。
【2018年3月2日18時36分】 阪堺電軌上町線・住吉電停付近
「パンダ電車」はもう1両ある。入れ違いにやって来たのは、モ701号車の方である。
そう、この電車、姫松の交差点で撮っていた天王寺駅前ゆき。この電車の1~2本後に
やって来たのが「貸切」表示のモ166号車だった。
ということは...
“そのとき”のために試し撮りを重ねたのだった。
【2018年3月2日18時37分】 阪堺電軌上町線・住吉電停付近
“本命カット”は、この1枚。被写体ブレを抑えるためには電車の「見かけの速度」を
できるだけ抑える必要がある。
つまり、アタマの中では(思いっきり単純化した)こんなモデルを思い描いている訳で。
周囲が暗いとシャッタースピードを遅くしないと写真は撮れない。
露光時間が長くなると言うことは、その間に電車が移動する距離が伸びるわけで。
これが、列車がブレて映ってしまう原因(被写体ブレ)。
もちろん、1/1000秒だろうが1/2000秒だろうが、走行中の電車を撮れば“理論上”
被写体ブレしているのが鉄道写真の“宿命”なのだが、画像をどのサイズで見るか...
によって、肉眼で被写体ブレが確認できない(であろう)シャッター速度というのが
あって。でも、これは一定値では無く。広角レンズだと相当な高速シャッターでも
被写体ブレが見えるし...
同じレンズ、同じ条件で撮るとしたら、簡単に言うと真横から列車を撮る写真...
ファインダー内での「見かけの速度」は、図で言う、V sinθに相当する値になり...
【2016年1月8日15時08分】 小湊鐵道・上総大久保-月崎
つまり、θ=90度の、こういうケースが一番、被写体ブレしやすい撮り方で...
【2016年1月8日16時42分】 小湊鐵道・上総山田駅
θ=0度の、こういうケースが一番、被写体ブレしづらい撮り方ということになる。
この写真、実はシャッター速度は 1/15秒 というかなりのスローシャッター。
でも、望遠(150 mm)と、列車を遠くに置いて撮ったということと、この「θ」を
0に近づけるように心がけたことで、夕方の撮影でもヘッドマークがキチンと確認できる
程度には写すことができたのである。
というわけで、住吉の、あの信号のすぐヨコに立ったのは“正面ドカン”に
賭けたということなのである。
ただし、コレにも、ヘッドライトの光が、レンズの正面から思いっきり入射する訳で。
強い光に惑わされてオートフォーカスが機能しないとか、ゴーストが発生して
画像がメチャクチャになるとか...、いろいろなリスクも負っており。
さて、理屈っぽい話になってきたところで、<鉄>ブログに戻ると。
【2018年3月2日18時38分】 阪堺電軌上町線・住吉電停付近
続いて、住吉電停にやって来たのは大阪市立大病院の広告電車、モ504号車。
この正面のLED表示に注目。といっても、単色表示の「あびこ道」だが...
【2018年3月2日18時49分】 阪堺電軌上町線・住吉電停付近
その次の我孫子道ゆきはオレンジ色の広告電車どうしの離合シーンで。
ちょっと遠めだが、こちらのLED表示もよく見て頂きたい。もちろん「あびこ道」。
違いにお気づきだろうか???
LED表示に2タイプあることに気づいたのは最近のことだった。
白いモ504号車は「┃あびこ道┃」、オレンジのモ501号車は「あびこ道」。
当初はLED表示の設定ミスだと思っていたのだが...
前者の「“棒線”付き我孫子道」は車内の表示指示器を見ると「入庫」となっていて
ただの「あびこ道」は我孫子道ゆきとなっているのである。つまり、我孫子道に到着後、
そのまま車庫に入ってしまって折り返しの運用が無いのが“棒線”付き。
ちなみに方向幕が残っている古豪モ161形では...
【2017年1月1日13時18分】 阪堺電軌上町線・帝塚山3丁目-帝塚山4丁目
「赤・あびこ道」と...
【2016年3月1日10時12分】 阪堺電軌阪堺線・塚西-東粉浜
「黒・あびこ道」というのがあって。
赤文字が“入庫”だと、それが“最後の撮影機会”という意味だと、
そういうことに気づき始めているのである。
(※ ここに書いた内容は、自分の“個人的思い込み”を書いただけです。)
さて、そろそろ、やって来てもおかしくない時間帯に入ってきたが... (つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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