都電荒川線「ありがとう7000形」(1)ぷろろーぐ [都電を追って[都電荒川線]]
今日の話題に入る前に。
京王井の頭線の「東松原駅あじさいライトアップ」、先日、その様子を“偵察”に
行ってきたのだが、今年は...
自分の印象としては「...」。
今シーズンはEOSくんを連れて撮りに行くことは無さそうな気がする。
【2017年5月28日13時45分】 都電荒川線・向原-大塚駅前(後追い)
さて、今日の話題。もう何度も書いてきたので、冒頭に書く思い出話も
なくなってしまうのだが、都電7000形。今日から何回かに分けて、6月11日のイベントと
その直前、6月に入ってからの7022号「あおおび」撮影記を。
…… ……
この「都電7000形」というのが、ちょっと難しい存在。
電車に掲出されていた、お別れヘッドマークにも“since 1954”と登場した年を
昭和29年としていた。確かにそれはそう。ただ、本来の「7000形」は丸っこい車体。
戦後の都電最盛期を支えた車両だった。そして、昭和40年台、何度かに分けて
“路線撤去”が行われ、「全廃」のはずが...
【2014年10月5日10時21分】 都電荒川線・荒川電車営業所(写真は6000形の保存車)
当時の27系統と32系統を合わせて(王子駅前-赤羽駅前は廃止)、荒川線として
存続させることに“方針変更”。
「恒久存続」が決まったのは昭和50年台はじめ、ちょうど<変態鉄>が、この世に
生を受ける頃だった。
“都電”は他都市の路面電車のように、ワンマン化などによる経営合理化策は
一切、講じられなかったというのも特徴。早々に廃止にする腹づもりで設備投資を
控えていた...ということだろうか。
でも、そんな都電も荒川線だけになり、それが“恒久存続”と決まっては...
【2015年3月31日13時07分】 都電荒川線・王子駅前-飛鳥山
ワンマン化と同時に、停留場ホームの嵩上げが行われ、電車とホームとの段差が
解消された...というのも、40年前とあっては、画期的なことだった。
そのとき、7000形は1950年台に製造され、当時、製造から四半世紀。
走行機器類は活かしながら、角型の車体を新造、載せ替えたのだった。
それが1977年(昭和52年)~1978年(昭和53年)頃のこと。ちょうど40年。
冷房化、集電装置のパンタグラフ化、方向幕のLED化など、時代に合わせた改造を
受けながらも走り続けてきたのだった。
とりわけ、足回りについては60年以上前のもの。老朽化だけでなく電力消費の面から
みても、置き換えの時期に来ていたのだった。
【2017年6月11日9時41分】 都電荒川線・荒川電車営業所
数年前までは、荒川線沿線でカメラを構えると、食傷気味なくらいまで頻繁に
やって来ていた7000形も、カラフルな新型電車の増備が進むにつれて、
その数を減らしていくペースは、思ったよりも早かった。
2017年に入ると、とうとう、7000形引退に関連したイベントが告知され...
最後は7001号「あかおび」と7022号「あおおび」、2両の復刻塗装の電車だけ。
それも、土休日ダイヤの時くらいしか運用に入らなくなり。
最後の1両となった7022号「あおおび」の引退が6月と発表された時点で予想はできたが
6月10日の「路面電車の日」に関連した荒川車庫の恒例イベントが、
今年は、「さようなら7000形イベント」として。
そして、とうとう。5月下旬、都交通局の公式サイトに...
意外だったのは、撮影会が事前申込制だったこと。大急ぎで郵便局に往復ハガキを
買いに走ったのだった。ちなみに、往信は52円のまま、返信ハガキには10円切っておw
貼って発送している。
「ダメかなぁ...」と思ったのだが、6月8日。帰宅すると...
このハガキが届いていたのだった。
さらに、その翌日。9日は金曜日、ちょっとスケジュールがイレギュラーに
なっていて、この日は偶然、休みになったのだった。
そのとき、ふと見た「都電運行情報サービス」、たぶん数ヶ月ぶりに7022号が
平日の通常運用に入っていた。
【2017年6月9日19時44分】 都電荒川線・飛鳥山-王子駅前
急遽、出撃!! 飛鳥山交差点での夜間撮影敢行となった。
そんなエラそーなことを言いつつも、実は11日当日は、朝イチで駆けつけようと
思っていて二度寝してしまったのだが...
【2017年6月11日9時49分】 都電荒川線・荒川電車営業所
10時の開門を前に荒川車庫前にはこれだけの長蛇の列。
<変態鉄>も、その列に加わったのだった。
…… ……
7000形は丸っこい旧車体で...と書きながら、その写真が無いのは
実見したことが無いため。実は写真でしか見たことが無いのである。
埼玉県内の八高線沿線と静岡県内の小学校の校内(!!)に保存車があるという情報は
把握しているのだが...
そう簡単に見に行けるものでもなく。う~ん。いつか見に行きたいと。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
あなたの「ポチッ!」こそが、励みになります。あっ、あと、「nice!」も。
にほんブログ村
京王井の頭線の「東松原駅あじさいライトアップ」、先日、その様子を“偵察”に
行ってきたのだが、今年は...
自分の印象としては「...」。
今シーズンはEOSくんを連れて撮りに行くことは無さそうな気がする。
【2017年5月28日13時45分】 都電荒川線・向原-大塚駅前(後追い)
さて、今日の話題。もう何度も書いてきたので、冒頭に書く思い出話も
なくなってしまうのだが、都電7000形。今日から何回かに分けて、6月11日のイベントと
その直前、6月に入ってからの7022号「あおおび」撮影記を。
…… ……
この「都電7000形」というのが、ちょっと難しい存在。
電車に掲出されていた、お別れヘッドマークにも“since 1954”と登場した年を
昭和29年としていた。確かにそれはそう。ただ、本来の「7000形」は丸っこい車体。
戦後の都電最盛期を支えた車両だった。そして、昭和40年台、何度かに分けて
“路線撤去”が行われ、「全廃」のはずが...
【2014年10月5日10時21分】 都電荒川線・荒川電車営業所(写真は6000形の保存車)
当時の27系統と32系統を合わせて(王子駅前-赤羽駅前は廃止)、荒川線として
存続させることに“方針変更”。
「恒久存続」が決まったのは昭和50年台はじめ、ちょうど<変態鉄>が、この世に
生を受ける頃だった。
“都電”は他都市の路面電車のように、ワンマン化などによる経営合理化策は
一切、講じられなかったというのも特徴。早々に廃止にする腹づもりで設備投資を
控えていた...ということだろうか。
でも、そんな都電も荒川線だけになり、それが“恒久存続”と決まっては...
【2015年3月31日13時07分】 都電荒川線・王子駅前-飛鳥山
ワンマン化と同時に、停留場ホームの嵩上げが行われ、電車とホームとの段差が
解消された...というのも、40年前とあっては、画期的なことだった。
そのとき、7000形は1950年台に製造され、当時、製造から四半世紀。
走行機器類は活かしながら、角型の車体を新造、載せ替えたのだった。
それが1977年(昭和52年)~1978年(昭和53年)頃のこと。ちょうど40年。
冷房化、集電装置のパンタグラフ化、方向幕のLED化など、時代に合わせた改造を
受けながらも走り続けてきたのだった。
とりわけ、足回りについては60年以上前のもの。老朽化だけでなく電力消費の面から
みても、置き換えの時期に来ていたのだった。
【2017年6月11日9時41分】 都電荒川線・荒川電車営業所
数年前までは、荒川線沿線でカメラを構えると、食傷気味なくらいまで頻繁に
やって来ていた7000形も、カラフルな新型電車の増備が進むにつれて、
その数を減らしていくペースは、思ったよりも早かった。
2017年に入ると、とうとう、7000形引退に関連したイベントが告知され...
最後は7001号「あかおび」と7022号「あおおび」、2両の復刻塗装の電車だけ。
それも、土休日ダイヤの時くらいしか運用に入らなくなり。
最後の1両となった7022号「あおおび」の引退が6月と発表された時点で予想はできたが
6月10日の「路面電車の日」に関連した荒川車庫の恒例イベントが、
今年は、「さようなら7000形イベント」として。
そして、とうとう。5月下旬、都交通局の公式サイトに...
意外だったのは、撮影会が事前申込制だったこと。大急ぎで郵便局に往復ハガキを
買いに走ったのだった。ちなみに、往信は52円のまま、返信ハガキには10円切っておw
貼って発送している。
「ダメかなぁ...」と思ったのだが、6月8日。帰宅すると...
このハガキが届いていたのだった。
さらに、その翌日。9日は金曜日、ちょっとスケジュールがイレギュラーに
なっていて、この日は偶然、休みになったのだった。
そのとき、ふと見た「都電運行情報サービス」、たぶん数ヶ月ぶりに7022号が
平日の通常運用に入っていた。
【2017年6月9日19時44分】 都電荒川線・飛鳥山-王子駅前
急遽、出撃!! 飛鳥山交差点での夜間撮影敢行となった。
そんなエラそーなことを言いつつも、実は11日当日は、朝イチで駆けつけようと
思っていて二度寝してしまったのだが...
【2017年6月11日9時49分】 都電荒川線・荒川電車営業所
10時の開門を前に荒川車庫前にはこれだけの長蛇の列。
<変態鉄>も、その列に加わったのだった。
…… ……
7000形は丸っこい旧車体で...と書きながら、その写真が無いのは
実見したことが無いため。実は写真でしか見たことが無いのである。
埼玉県内の八高線沿線と静岡県内の小学校の校内(!!)に保存車があるという情報は
把握しているのだが...
そう簡単に見に行けるものでもなく。う~ん。いつか見に行きたいと。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
あなたの「ポチッ!」こそが、励みになります。あっ、あと、「nice!」も。
にほんブログ村
コメント 0