名残の「あか × あお」並びは!? 201704_都電荒川線(8=最終回)あかおび!! [都電を追って[都電荒川線]]
5月もそろそろ終わりに近づいてきており。来週には6月なのだから...
ついこの前、お正月を迎えたようなそんな気分だったのだが、忙しい忙しいと
連呼しているうちに、ただ時間だけが過ぎていくような...
そんな訳で、拙ブログは相変わらず1ヶ月近く遅れて、4月30日の都電荒川線撮影記。
【2017年4月30日10時49分】 都電荒川線・滝野川一丁目電停
「あかおび × あおおび」、7000形電車で最後まで残った2両の離合シーンが
撮りたくて、この日、リベンジを挑んだのだった。
朝の滝野川一丁目電停で、あっさりとクリア。
次の、梶原でのすれ違いシーンは「見ただけ」。嗚呼。
あとは4月30日、この日限りとなった7001号「あかおび」の姿を記録しておこうと。
梶原から、「あかおび」の後続電車で向かったのは...
…… ……
2017年4月30日(日)晴れ
ここ、荒川区役所前電停だった。
【2017年4月30日12時26分】 都電荒川線・荒川区役所前電停
そう、ここスカイツリーをバックに都電が撮れるとして有名撮影地になった。
夜景を撮るのが有名なのだが、あまり良い思い出が無く...
「あかおび」をここで撮ったことはなかった。
ということで、最後の最後に。
【2017年4月30日12時25分】 都電荒川線・荒川区役所前電停
終点・三ノ輪橋まですぐの地点。自分が着いて数分で折り返してきた。
カーブの向こうから区役所前電停に到着するところも撮りたかったが、
カメラの準備が間に合わず。まさに、滑り込みセーフで撮ったのが、この1枚。
明暗差でスカイツリーが飛んでしまいそうだったが、RAW現像で何とか
誤魔化した次第。最終日だからといって、ヘッドマーク以外には
特別な装飾などがなく、普段と同じように通常運用に入っていた「あかおび」。
そのまま後続の早稲田ゆきに乗っても良いのだが...
都電荒川線を撮りに来ても、宮ノ前あたりまでで折り返してしまうのだが、
最近の<変態鉄>のパターンだった。
【2017年4月30日12時34分】 都電荒川線・三ノ輪橋電停
と言うわけで、大した用事も無かったが、いったん三ノ輪橋へ。
琺瑯看板などが飾られた“レトロ調”電停として整備された三ノ輪橋、
いまごろは、ホームの向かい側のバラの花が見頃なのだろうか。
この青い7700形、折返し早稲田ゆきに。
【2017年4月30日13時02分】 都電荒川線・王子駅前電停
「もう、そろそろ“あおおび”がやってくる頃かなぁ...」
と、車窓を見ていたら、王子駅前で遭遇したのだった。
ちょっと苦しい構図だが、王子駅前電停に停車中の7022号「あおおび」。
王子駅前電停というのは、JR線の築堤というかガードの影になる位置で、
昼間でもちょっと薄暗く、あまり撮ることがなかった場所だけに良い記録になった。
と、ここまで来れば、あとは歩いて。
飛鳥山に沿って急カーブの上り坂。その坂で都電を撮った写真もよく見るが、
クルマの通行量が非常に多く、忍耐が必要な撮影となりそう。特定の車両を
狙って撮るのはリスクが高すぎる。その、坂を上りきる付近、音無橋付近で、
電車通りから少し入ったビルの屋上に、鯉のぼり発見!!
「おっ、鯉のぼり × 都電 !!」と、一瞬、コーフンしたが、カメラを
構えようとすると、もれなく、そういうホテルが写り込んでしまい...
「う~ん、何だかビミョーな構図!!」
そもそも<鯉のぼり鉄>は、電車が来る瞬間に風がないといけない分、
リスキーな撮影。やはり、ちょっと...
【2017年4月30日13時17分】 都電荒川線・王子駅前-飛鳥山(後追い)
と言うわけで、やって来たのは、いつもの歩道橋。
都電荒川線撮影の定番中の定番である。やって来たのは、赤い8900形、
「東京さくらトラム」のヘッドマーク付きである。
この歩道橋、いろいろな撮り方ができるのだが、自分が一番好きなのは、
この角度。郵便局側の階段の“中腹”付近で構えることが多い。
でも、それにしても...
【2017年4月30日13時17分】 都電荒川線・飛鳥山-王子駅前
<鉄>、大集結である。歩道橋の、こちら側の階段だけでも10人以上は。
7001号「あかおび」の通過予想時刻まで30分ほど。その間、少しずつ、
“同業者さん”が増えていくのだった。
三ノ輪橋方面の電車は飛鳥山交差点で、数分間、信号待ちするのが通常。
自分の位置からだと、その様子も撮ることができるのである。
でも、信号待ちする電車を撮ろうと車道の中央に駆け出してきてカメラを
構える人がいたり...、う~ん。
【2017年4月30日13時25分】 都電荒川線・飛鳥山-王子駅前
「東京さくらトラム」のマークを付けた9002号と8907号、2両の人気車両同士の
すれ違い...、でも、明治通りを右折中の都営バスがどいてくれなくて。嗚呼。
ちょっと待ちくたびれてきた頃、いよいよ。
でも、そのときに限って...
【2017年4月30日13時51分】 都電荒川線・飛鳥山-王子駅前
ここの電車の隣でクルマが信号待ちするのは、結構レアケースなのだが...
こんなときに限って...、う~ん。運が悪い!!
後は、飛鳥山交差点の信号が変わったところを狙うしか...
さぁ...
【2017年4月30日13時52分】 都電荒川線・飛鳥山-王子駅前
とにかく連写!! その中に、ちょうど自動車をかわしたこの1枚があった。
午後の陽の光が、「あかおび」の黄色い車体を輝かせていたのだった。
まだ、14時。他の撮影地を巡る時間はあったのだが、でも、充実感とともに
カメラをバッグにしまって、飛鳥山電停に向かったのだった。
…… ……
最後に、撮っておきたい1枚があった。移動中の車窓に見つけて、ちょっと
気にしていたのだが、主要電停にだけあるみたい。
それは...
【2017年4月30日14時07分】 都電荒川線・大塚駅前電停
「都電写真館」というポスターである。シリーズになっているみたいで、
四季折々の沿線の姿、今昔のような写真など、荒川線のさまざまな姿が。
荒川遊園地前の薔薇の花と7000形電車の1枚も良いのだが、注目は右下。
【2017年4月30日14時08分】 都電荒川線・大塚駅前電停
「7000形は引退します。これまでのご乗車ありがとうございました」
という文章と、お辞儀する「とあらん」。
その7000形の写真も、前面方向幕がLED化される前の姿が使われており...
さらに、もう1枚。
【2017年4月30日14時08分】 都電荒川線・大塚駅前電停
荒川車庫での「あおおび」と「あかおび」の並び。
“惜別・遂に最終章!!”のフレーズ。この日までの掲出許可になっていた。
この駅張りポスターを記録しておきたかったのだった。
…… ……
1954年(昭和29年)、まだ都内を縦横無尽に走り回っていた頃の新車が
7000形だった。その60年を超える活躍、その前半は戦後、都電の全盛期から
都電の路線撤去に向かっていく時期だった。
【2017年4月16日11時01分】 都電荒川線・向原-大塚駅前
本来は、昭和40年台終わりまでに全廃となるはずだったが、王子電軌として
開業した区間は道路併用軌道が少なかったこともあって、一転、27・32系統の
存続が決定、それが約40年前。
【2017年4月16日10時59分】 都電荒川線・大塚駅前-向原
「荒川線」として再出発を切った都電。その12キロの路線をずっと走り続けてきた。
小学1年生のとき、初めて乗せてもらった都電も7000形だった。
中学生になって一眼レフ片手に撮り歩くようになったときも、荒川線に来れば、
撮ろうと思わなくても、7000形はどんどんやって来た。
拙ブログでも何度も取り上げてきた...
最後まで残った、7022号の“最終日”は6月11日と見られている。
もし、そうだったとしたら仕事は、公休日に重なっている。
たとえ、<葬式鉄>と罵られようとも11日なら、「あおおび」の最後の姿を
見に行こうと思っている。(おわり)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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ついこの前、お正月を迎えたようなそんな気分だったのだが、忙しい忙しいと
連呼しているうちに、ただ時間だけが過ぎていくような...
そんな訳で、拙ブログは相変わらず1ヶ月近く遅れて、4月30日の都電荒川線撮影記。
【2017年4月30日10時49分】 都電荒川線・滝野川一丁目電停
「あかおび × あおおび」、7000形電車で最後まで残った2両の離合シーンが
撮りたくて、この日、リベンジを挑んだのだった。
朝の滝野川一丁目電停で、あっさりとクリア。
次の、梶原でのすれ違いシーンは「見ただけ」。嗚呼。
あとは4月30日、この日限りとなった7001号「あかおび」の姿を記録しておこうと。
梶原から、「あかおび」の後続電車で向かったのは...
…… ……
2017年4月30日(日)晴れ
ここ、荒川区役所前電停だった。
【2017年4月30日12時26分】 都電荒川線・荒川区役所前電停
そう、ここスカイツリーをバックに都電が撮れるとして有名撮影地になった。
夜景を撮るのが有名なのだが、あまり良い思い出が無く...
「あかおび」をここで撮ったことはなかった。
ということで、最後の最後に。
【2017年4月30日12時25分】 都電荒川線・荒川区役所前電停
終点・三ノ輪橋まですぐの地点。自分が着いて数分で折り返してきた。
カーブの向こうから区役所前電停に到着するところも撮りたかったが、
カメラの準備が間に合わず。まさに、滑り込みセーフで撮ったのが、この1枚。
明暗差でスカイツリーが飛んでしまいそうだったが、RAW現像で何とか
誤魔化した次第。最終日だからといって、ヘッドマーク以外には
特別な装飾などがなく、普段と同じように通常運用に入っていた「あかおび」。
そのまま後続の早稲田ゆきに乗っても良いのだが...
都電荒川線を撮りに来ても、宮ノ前あたりまでで折り返してしまうのだが、
最近の<変態鉄>のパターンだった。
【2017年4月30日12時34分】 都電荒川線・三ノ輪橋電停
と言うわけで、大した用事も無かったが、いったん三ノ輪橋へ。
琺瑯看板などが飾られた“レトロ調”電停として整備された三ノ輪橋、
いまごろは、ホームの向かい側のバラの花が見頃なのだろうか。
この青い7700形、折返し早稲田ゆきに。
【2017年4月30日13時02分】 都電荒川線・王子駅前電停
「もう、そろそろ“あおおび”がやってくる頃かなぁ...」
と、車窓を見ていたら、王子駅前で遭遇したのだった。
ちょっと苦しい構図だが、王子駅前電停に停車中の7022号「あおおび」。
王子駅前電停というのは、JR線の築堤というかガードの影になる位置で、
昼間でもちょっと薄暗く、あまり撮ることがなかった場所だけに良い記録になった。
と、ここまで来れば、あとは歩いて。
飛鳥山に沿って急カーブの上り坂。その坂で都電を撮った写真もよく見るが、
クルマの通行量が非常に多く、忍耐が必要な撮影となりそう。特定の車両を
狙って撮るのはリスクが高すぎる。その、坂を上りきる付近、音無橋付近で、
電車通りから少し入ったビルの屋上に、鯉のぼり発見!!
「おっ、鯉のぼり × 都電 !!」と、一瞬、コーフンしたが、カメラを
構えようとすると、もれなく、そういうホテルが写り込んでしまい...
「う~ん、何だかビミョーな構図!!」
そもそも<鯉のぼり鉄>は、電車が来る瞬間に風がないといけない分、
リスキーな撮影。やはり、ちょっと...
【2017年4月30日13時17分】 都電荒川線・王子駅前-飛鳥山(後追い)
と言うわけで、やって来たのは、いつもの歩道橋。
都電荒川線撮影の定番中の定番である。やって来たのは、赤い8900形、
「東京さくらトラム」のヘッドマーク付きである。
この歩道橋、いろいろな撮り方ができるのだが、自分が一番好きなのは、
この角度。郵便局側の階段の“中腹”付近で構えることが多い。
でも、それにしても...
【2017年4月30日13時17分】 都電荒川線・飛鳥山-王子駅前
<鉄>、大集結である。歩道橋の、こちら側の階段だけでも10人以上は。
7001号「あかおび」の通過予想時刻まで30分ほど。その間、少しずつ、
“同業者さん”が増えていくのだった。
三ノ輪橋方面の電車は飛鳥山交差点で、数分間、信号待ちするのが通常。
自分の位置からだと、その様子も撮ることができるのである。
でも、信号待ちする電車を撮ろうと車道の中央に駆け出してきてカメラを
構える人がいたり...、う~ん。
【2017年4月30日13時25分】 都電荒川線・飛鳥山-王子駅前
「東京さくらトラム」のマークを付けた9002号と8907号、2両の人気車両同士の
すれ違い...、でも、明治通りを右折中の都営バスがどいてくれなくて。嗚呼。
ちょっと待ちくたびれてきた頃、いよいよ。
でも、そのときに限って...
【2017年4月30日13時51分】 都電荒川線・飛鳥山-王子駅前
ここの電車の隣でクルマが信号待ちするのは、結構レアケースなのだが...
こんなときに限って...、う~ん。運が悪い!!
後は、飛鳥山交差点の信号が変わったところを狙うしか...
さぁ...
【2017年4月30日13時52分】 都電荒川線・飛鳥山-王子駅前
とにかく連写!! その中に、ちょうど自動車をかわしたこの1枚があった。
午後の陽の光が、「あかおび」の黄色い車体を輝かせていたのだった。
まだ、14時。他の撮影地を巡る時間はあったのだが、でも、充実感とともに
カメラをバッグにしまって、飛鳥山電停に向かったのだった。
…… ……
最後に、撮っておきたい1枚があった。移動中の車窓に見つけて、ちょっと
気にしていたのだが、主要電停にだけあるみたい。
それは...
【2017年4月30日14時07分】 都電荒川線・大塚駅前電停
「都電写真館」というポスターである。シリーズになっているみたいで、
四季折々の沿線の姿、今昔のような写真など、荒川線のさまざまな姿が。
荒川遊園地前の薔薇の花と7000形電車の1枚も良いのだが、注目は右下。
【2017年4月30日14時08分】 都電荒川線・大塚駅前電停
「7000形は引退します。これまでのご乗車ありがとうございました」
という文章と、お辞儀する「とあらん」。
その7000形の写真も、前面方向幕がLED化される前の姿が使われており...
さらに、もう1枚。
【2017年4月30日14時08分】 都電荒川線・大塚駅前電停
荒川車庫での「あおおび」と「あかおび」の並び。
“惜別・遂に最終章!!”のフレーズ。この日までの掲出許可になっていた。
この駅張りポスターを記録しておきたかったのだった。
…… ……
1954年(昭和29年)、まだ都内を縦横無尽に走り回っていた頃の新車が
7000形だった。その60年を超える活躍、その前半は戦後、都電の全盛期から
都電の路線撤去に向かっていく時期だった。
【2017年4月16日11時01分】 都電荒川線・向原-大塚駅前
本来は、昭和40年台終わりまでに全廃となるはずだったが、王子電軌として
開業した区間は道路併用軌道が少なかったこともあって、一転、27・32系統の
存続が決定、それが約40年前。
【2017年4月16日10時59分】 都電荒川線・大塚駅前-向原
「荒川線」として再出発を切った都電。その12キロの路線をずっと走り続けてきた。
小学1年生のとき、初めて乗せてもらった都電も7000形だった。
中学生になって一眼レフ片手に撮り歩くようになったときも、荒川線に来れば、
撮ろうと思わなくても、7000形はどんどんやって来た。
拙ブログでも何度も取り上げてきた...
最後まで残った、7022号の“最終日”は6月11日と見られている。
もし、そうだったとしたら仕事は、公休日に重なっている。
たとえ、<葬式鉄>と罵られようとも11日なら、「あおおび」の最後の姿を
見に行こうと思っている。(おわり)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
あなたの「ポチッ!」こそが、励みになります。あっ、あと、「nice!」も。
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