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関鉄常総線「のんびり乗車会&撮影会」20160521(8)DD502 [常総線のキハとその仲間たち[関東鉄道]]

「ブログ記事に相応しい長さとは」というのは書いていて非常に悩むところ。
写真の腕に自信があるのなら、デーーンと自信作を1枚貼って、それにちょっとした
コメントを付ければ十分、ブログ記事として通用する。でも、自分は...

自分はどうやって記事を書いているのか...ということ、誰も興味はないだろうが
書くことがないので勝手に披露してしまうことにした。

自分の場合、記事を書くのにあたって写真など貼り付けるものを準備する。
撮ってきた写真データを整理して、貼り付けるものが10個を目途にPC内の
1つのフォルダに保存する。これが1つの記事になるわけ。過去記事から引用する
写真は別にして、毎記事に新しい写真や音声データが基本的に10個ずつ。
それを見ながら、ちょうどその説明を書くつもりで記事本文を作成、「.txt」で保存。
ある程度まとまったところで、これをアップしている。

だから、前記事のように特定の車両や路線を紹介する記事を書くときは
いろいろと調べて書くので、長くなりがち。逆に乗車記とか撮影記なら、
写真の説明も短くなり、その分、記事全体も短くなると言うわけ。

ちなみに、拙ブログはソネブロの有料プランでやっている。
最大容量が10 GBなのだが、すでに6 GBほどを使った。拙ブログの“余命”も
あと2~3年なのである。

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【2016年5月21日13時45分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地

と、どうでも良い話で冒頭部分を埋め尽くした後は、5月21日に行われた
関東鉄道常総線「のんびり乗車会&DD撮影会」の話題。いよいよ、今日の主役が。

……  ……

2016年5月21日(土)晴れ

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【2016年5月21日13時26分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地

この日の撮影会のメインはDD、同社唯一のディーゼル機関車、DD502号機の
塗装修復完成のお披露目。扱い上、廃車にはなっておらず休車の扱いだそうだが
すでにエンジンをかけるのも難しい状況だそうで、事実上、引退した身である。

でも、「カバ」を思わせる、丸みを帯びたキャブと垂れ目の窓が何ともユニーク。
しかも再塗装が済んだ車体は美しく黒光りしていて...う~ん、堪らん!!

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【2016年5月21日13時29分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地

さて、そんなDD502号機。

車体裾には「昭和31年 日本車輌 名古屋」の製造銘板。
全長11メートル、自重が33.7トン、500PS/1300rpmのDMF31SB形エンジンを装備、
ロッド式駆動...まさに黎明期のディーゼル機関車である。

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【2016年5月21日13時40分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地

昭和30年頃には、蒸気機関車の置き換えのため、まだ国鉄でも少なかった
ディーゼル機関車の導入を進めた。DD501、DD901と、このDD502はまるで三兄弟。
姿は少しずつ違えど、セミセンターキャブのロッド式ディーゼル機関車だった。

僚機のDD501は筑波線で活躍、キャブが車体中心に近い位置にあり、少し印象が違う。

一方、DD901は石岡と鉾田を結んだ鹿島鉄道で活躍していたのを鉄道誌で見た
記憶はあるが「いつか訪れたい」と思い続けた挙げ句、2007年3月に廃線となった。
その鉾田線DD901は、同世代の同じ日車製ということもあってか、このDD502より
車体は一回り大きいが、でも、“カバ顔”など非常によく似ている部分もあった。

なお、昨日の記事で取り上げた筑波線の国鉄乗り入れの臨時列車「つくば」号、
筑波線真鍋機関区配置のDD501が不調のときには、水海道からDD502が応援に駆けつけ
国鉄のこげ茶色の客車編成の先頭に立って筑波線を走ったDD502の写真も
見たことがある。

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【2016年5月21日13時08分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地

そんな三兄弟のうち2機は路線の廃線もあり、すでに過去帳入り。それでも、
DD502だけは水海道車両基地で現役を続けた。常総線の貨物輸送は1970年台はじめに
廃止となるが、取手-水海道間では沿線の宅地開発に伴う通勤需要の増大で
複線化が行われることになった。その工事の資材輸送列車の先頭に立って活躍、
そのほかにも新車投入時には国鉄線経由で運ばれてきた車両を下館まで迎えに行ったり...
比較的、近年まで現役で活躍を続けたのだった。

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【2014年12月21日12時04分】 関鉄常総線・水海道車両基地

ただ、ここ数年は新車搬入もキハによる牽引というパターンが定着しており、
DD502が動くのを見ることはなかった。

2014年暮れに行われた撮影会のときには「再塗装準備中」の表示が貼られ、
錆止めの赤い塗料が塗られた姿で、車両基地の端に佇んでいた。
確か、サプライズとしてエンジン起動の実演が行われたような...

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【2016年5月21日13時34分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地

みんなで外観、というか引いた位置から形式写真を撮ってからは、何とご開帳!!

白昼堂々、観音開きを...思いっきり開いて、って、何だかイヤらしい響き。
やはり<変態鉄>である。

それにしても関鉄のスタッフの方もマニアックな撮影だと仰っていた通り、なかなか
ディーゼル機関車のエンジンを撮らせてくれる撮影会というのは...

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【2016年5月21日13時32分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地

という訳で、エンジンのアップを。取手側、長い方のボンネット部分にエンジンが
格納されている。500PSのDMF31SB形エンジンである。

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【2016年5月21日13時31分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地

さぁ、だんだんアップで。エンジンと液体変速機(?)のアップ。
とはいえ、メカに疎い<変態鉄>。ボロが出る前にこれ以上の説明は“カッツアイ!!”
(某公共放送のコント番組ですねぇ...)

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【2016年5月21日13時33分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地

となれば、短い側のボンネットの方の観音開きも中を見てみたいという声は
当然上がるわけで、こちらはタンクが入っているのだっただろうか。

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【2016年5月21日13時34分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地

という訳で全部開いて。全部同時に開けた姿というのは関鉄職員の皆さんも
記憶にないとか。それにしてもマニアックな撮影会になったのである。

……  ……

それにしても、関東鉄道のスタッフの皆さん、こういう撮影会イベントでの誘導も
非常に理にかなった適切なもので、トラブルもなく楽しく効率的に撮れた。
最初は、「離れた場所から引いた構図で撮る」という指示がマイクで徹底された。
だから、参加者100名が一斉に1両の機関車の周囲に集まっても、
気持ちよく撮ることができたのだった。

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【2016年5月21日13時21分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地

そう、ディテール撮影に夢中の人に対して、後ろで待っている形式写真派から
「どけ、コラッ!!」と。そういうトラブルが起きないよう、配慮してくれたので、
楽しく撮ることができたのである。

途中からは規制が解かれてディテール撮影派の皆さんは、間近まで近づいていって
腰を下ろして台車や足回りをじっくりと眺めていたり、後ろを向いてロープ越しに
本線を通過していく列車の走行写真を撮ろうとしていたり...

キハを撮り、DDを撮り...、短い時間だったが何とも充実した撮影会だった。
そんな中、終盤になって関鉄職員の方から、サプライズ発表があるので、
13:50頃に全員、DDの前に集合するように...との指示が出された。

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【2016年5月21日13時48分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地

時間通り、皆さん集まって...
「関鉄のイベントがこれだけで終わるわけがない」と、ハンドマイク片手に
その“サプライズ”の発表が始まった。イベントの最終盤にサプライズ発表って...
どこかのアイドルグループを思わせるが。その内容は...(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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