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関鉄常総線「のんびり乗車会&撮影会」20160521(6)のぼり [常総線のキハとその仲間たち[関東鉄道]]

思えば、この「のんびり乗車会&DD撮影会」、この日は大相撲五月場所の14日目。
このイベントを終えて大急ぎで帰宅、某公共放送、曰く“テレビ桟敷”で観戦。
しかしながら、誠に遺憾ながらあの横綱の優勝が決まってしまった日だった。

そんな日の撮影記をアップしている間に、だんだん名古屋場所が近づいてくる。
今場所こそ、大関 稀勢の里の綱取り場所になることを願っているのだが...

その大関の出身は茨城県牛久市。
同じ茨城県を走るローカル私鉄のイベントに参加した話題、その続き。

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【2016年5月21日12時02分】 関東鉄道常総線・下妻駅

まさに五月晴れ、キハは心地よいエンジン音を上げながら水海道車両基地へと
向かった。

……  ……

2016年5月21日(土)晴れ

下妻駅を、折返し12:07発の「乗車会」列車キハ310系3連。
中間キハ316号車はグッズ販売専用。その運転台にも運転士携帯用の行路表が
挿されていた。

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【2016年5月21日12時11分】 関東鉄道常総線・キハ316号車内(許可を得て撮影)

「急行 3両」、注意喚起の赤札。そもそも急行列車の設定もなければ3両編成の
運転もない同線においては貴重な表示。お願いして乗務員室扉を開けていただき、
撮影させていただくことができた。

上り最初の停車駅は宗道駅だった。下妻からは5分程度、すぐの到着である。
宗道駅には12:11着、16発。この間に下り下館ゆきと交換。

参加者の多くは構内踏切を渡って向かい側のホームから撮るのに...
(対向式ホームなので対面から撮れば編成全景の写真を撮ることができる)

「オレの辞書に協調性という文字はない」との名言を残したとか残さないとか...
そんな<変態鉄>は降りたホームでそのままカメラを構えたのである。

それは...

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【2016年5月21日12時12分】 関東鉄道常総線・宗道駅

ホームの先、駅前広場との境は低いフェンスだけ。その付近に小さな花が。
背後にはちょっとレトロなタクシーの営業所、赤い花はコスモスくらいの背丈だが
季節は...、花の名前をまったくといって良いほど知らない<変態鉄>。
“小さな紅い花”としか言えないのが教養の無さなのである。

でも、名前を知らずともキレイなものはキレイ。これを入れてキハを撮りたいと。

その前に...

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【2016年5月21日12時12分】 関東鉄道常総線・下妻駅

皆さん、お目当てのこのショット。すれ違ったキハ5004は関鉄の中では最新の車両。
この車両の投入により旧国鉄キハ30系のワンマン改造車キハ100形は運用を離脱した。
また、従来の“カナック色”に変わって鬼怒川の流れをイメージした青色基調の
カラーリングになったのもこの形式から。

して...、狙っていたカットは??

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【2016年5月21日12時14分】 関東鉄道常総線・下妻駅

イベント列車の運転時には、他の人を画面に入れずにスッキリ撮るのは至難の業。
そのタイミングが訪れるまで...と、粘ったのだが「まもなく発車です!!」の声。
大急ぎでこれを撮るのが精一杯だった。

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【2016年5月21日12時16分】 関東鉄道常総線・キハ314号車内

さて、宗道駅を出たところで車内では号車ごとのイベントが始まった。
そう、こういう<鉄>イベントの定番、ジャンケン大会である。
勝ち抜くと賞品が当たるのだが、<変態鉄>はめっぽう弱い。

以前、JR東日本千葉支社のイベントでは全員の中で最後まで負け続けて...
なぜか豪華賞品を手にするという、嬉し恥ずかし...も経験している。

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【2016年5月21日12時18分】 関東鉄道常総線・キハ314号車内

この日も早い段階で敗退。もともと勝つと思っていなかっただけにショックもなく。
ちなみにこの日の賞品で最も注目されていたのは、こちらのペン立て。
常総線も水海道以北の区間では、キハ単行は整理券式ワンマン。
路線バスと同じように乗車時には整理券をとり、降車駅で運転士さんの後ろにある
運賃箱に支払う形式。その整理券の用紙はロール状になって、あのオレンジ色の
発行機の中に入っているのだが、その使い終わったロールを転用したのだとか...

それも運転士さんが業務の合間に製作されたという。手作りの一品。

……  ……

列車は平坦な直線区間を順調に飛ばしていった。
石下地区に入ると一面の水田地帯が続く。旧国鉄キハ35系が活躍していた頃に
何度も撮りに訪れた区間である。

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【2016年5月21日12時25分】 関東鉄道常総線・キハ314号車内

見渡す限りの水田地帯で、スッキリ撮れるのは嬉しいが変化に乏しいのも
また確かだった。でも、その中での“みどころ”といえば筑波山。
この日も青空がひろがり左手の車窓には筑波山がクッキリと見えていたのだった。

ちなみに、車窓から見えない位置に、常総線と並行して鬼怒川が流れている。
昨秋の豪雨ではこの付近で堤防が決壊し、同線も長期運休を強いられる被害が出た。

そして、上り列車での事実上最後の撮影タイムとなったのは三妻駅。

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【2016年5月21日12時14分】 関東鉄道常総線・三妻駅

島式ホームの小さな無人駅だが、秋にはコスモスが咲き競い、それを撮りたくて
何度か訪れたことがある。屋根のない無人駅だけに青空がひろがると
撮影はしやすいのだが、如何せん、人が多くて...

すれ違ったキハ2203号車は、すでに新塗色に変更された1両。
でも、多くの参加者がカメラを向けていたのは...

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【2016年5月21日12時32分】 関東鉄道常総線・三妻駅

この車両にも、先ほどとは色違いの「普通」のヘッドマークが掲出されていた。
三妻駅を出ると、まもなく水海道駅に到着する。物販コーナーの片付けのため、
水海道駅で2分程度の停車時間。<変態鉄>は珍しく車内で過ごした。

……  ……

ここから列車は水海道車両基地へ。
<変態鉄>が撮りに通うようになる以前、常総線の列車は水海道駅と小絹駅の中間、
車両基地に近い「南水海道信号所」で運転停車して乗務員交替を行っていた。
(いまでは水海道駅で交替している)

「車両基地の前に駅をつくっても良いのでは!?」と思うほど、水海道駅からも小絹駅からも
間隔が空いている。知らずに歩こうとして、酷い目にあったことがある。

水海道駅を出発。ここからは珍しい非電化複線区間。列車の本数も増加する。
水海道の中心街を離れ、周囲の建物が少なくなり畑がひろがりはじめると
まもなく列車は減速した。

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【2016年5月21日12時48分】 関東鉄道常総線・キハ314号車内

普段、乗客を乗せた列車が入ることのない線路に転線、いよいよ構内へ。
事実上、現役を退いているタラコ色のキハ101号車には古めかしい筆文字のサボが
挿されて撮影会の準備も万端である。まもまくDD502ディーゼル機関車を覆っている
ブルーシートが剥がされるとのこと。さぁ、撮影会である。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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