或るバスの晴れ舞台(7)営業所でのこのサプライズ [路線バスの旅]
今日の話題に入る前に。
実は、明日から15日まで、出撃します。
【2014年8月3日15時38分】 いすみ鉄道・風そよぐ谷 国吉駅
普段は、高速バスで駆けつけて日帰り往復のこの路線。
今回は茂原駅前のビジネスホテルを予約、泊まりがけで気合いを入れて撮ろうと...
こういう時、出撃予定を考えている時には、やはり、気になって週間天気予報に
注目しているのですが...
自分の経験則として、当初「晴れ」の予報の場合は2~3日前に「曇り」「雨」に変わり、
逆に、天気が悪そうだ...と思っていたときは直前に好転するような。
今回は前者のパターン。豪雨にだけは見舞われたくないものだが...
という訳で、7月6日の富山地鉄バスのイベントの話題。
有峰口を出たツアーは、このまま富山駅前に戻って解散となると思っていたら...
☆ おことわり ☆
「地鉄バス95号車で行く、称名滝と立山駅周辺の旅(7月6日)」は、
地鉄バスをこよなく愛する、あんぷてぃ氏を中心に企画したイベントであり、
富山地鉄および地鉄バスが催したイベントではありません。
なお、イベントの性格上、普段は撮影が許可されない場所や、このバスが
走らない地点で撮影した画像が含まれます。
…… ……
2014年7月6日(日)晴れ一時雨
何とも言えないサプライズ。富山の市街地に入って、まもなく富山駅前かと思ったところで
バスは左折、富山地鉄バス富山自動車営業所構内に入っていったのである。
【2014年7月6日15時41分】 富山地鉄バス・富山自動車営業所内
さらに、参加者一同が驚かされたのは、その敷地の奥の方。
路線バスを中心に10台近くのバスが一列に並べられていた。
その中心は「青バス」。自分が幼稚園から小学校の頃まではクリーム色に水色の
“旧々塗装”というのだろうか...、そんな塗色のバスを見かけることもあったが、
富山に行くたびに乗っていた“地鉄バス”は白地に細い青帯を入れたこの塗色。
【2014年7月6日16時17分】 富山地鉄バス・富山自動車営業所内
でも、いつしか、アイボリーに緑帯の“新塗色”が登場、新車や他社からの譲受車は
すべて緑系統の“新塗装”で統一され、90年台に導入された車両が引退を迎えるのと
ともに、この「青バス」も徐々に数を減らしつつあるとのこと。
ちなみに、緑系統の塗装は東京都交通局のバスの塗色を前後入れ違いにした感じ。
“都バスのパクリ”などと揶揄する向きも。
そんななか、幼稚園の頃から、当たり前に見ていた、そして乗っていた「青バス」、
詳しくなくても何だか撮りたくなるのだった。
【2014年7月6日15時57分】 富山地鉄バス・富山自動車営業所内
それにしても、これだけの台数が並べば、広角レンズでも全体を撮れなくて...
【2014年7月6日16時17分】 富山地鉄バス・富山自動車営業所内
「95号車が2台居るぞ!!」と、もちろん、そんなことはない。
今回のツアーで使われた95号車の僚車、140号車。
詳しい方曰く、こちらもかなり価値ある車両だそうだが...
【2014年7月6日15時58分】 富山地鉄バス・富山自動車営業所内
という訳で、95号車と140号車の並びに、青バスを入れて。
1990年台の地鉄バスを再現したシーン??
【2014年7月6日16時16分】 富山地鉄バス・富山自動車営業所内
バスに詳しい皆さんは、運転席に入って正面の方向幕をドンドン操作!!
皆さんこだわりの行き先を表示させては、シャッターを切っていた。
オレンジ色の方向幕、有沢橋経由の20番台系統に乗れば、<変態鉄>の父方の
実家の最寄りである新布瀬バス停に行くことができる。そう、一番、お馴染みの表示。
「速星 頼成山」などという表示も懐かしい。でも、取り損ねた...
【2014年7月6日15時44分】 富山地鉄バス・富山自動車営業所内
こちらは<変態鉄>がリクエストして、表示していただいてしまった。
「専用道 総曲輪」、“専用道”というのは旧地鉄射水線の廃線跡を利用した
地鉄バス専用道。最後は朝ラッシュ時に数本の富山駅前方面のバスが設定されていて
専用道経由がなくなると聞いて、<変態鉄>も惜別乗車に訪れた。
最後まで残った八ヶ山付近の区間、八ヶ山駅ホームがそのままバス停に転用されていて
小型の電車が行き来していた当時を彷彿とさせたのだった。
その惜別乗車の話題は、開設間もない頃の拙ブログでご紹介している(→ こちら)。
【2014年7月6日16時06分】 富山地鉄バス・富山自動車営業所内
撮影会も後半に近づくと、こういう面白い表示も。
蔵出しの前看板(?)、自分は、この表示は見た記憶がないのだが...
そういえば、昔は非冷房のバスも多かったような。
東京で生まれ育った自分、富山のバスが「後乗り、整理券式」というのが驚きだった。
ドア横の箱からピュッと出てくる小さな紙片、引くと「チンッ!」と鳴る。
小学校低学年当時の自分、あれが何とも珍しくて...
【2014年7月6日16時10分】 富山地鉄バス・富山自動車営業所内
“JET'92”というのを、恥ずかしながら知らなかったのだ。
周囲の皆さんに「ええっ、JET'92を知らないの~~」と驚かれてしまった。
1992年夏には撮影を兼ねて、富山に遊びに行っていた記録が残っているが...
【2014年7月6日16時12分】 富山地鉄バス・富山自動車営業所内
振り返れば、高速バス車も並んでいた。
新宿・池袋-富山線の高速バスで見かける車両も。ちょっと背が高くて四角い感じの
中央の「700号車」は、なかなか希少性のある車両だということなのだが...
【2014年7月6日16時44分】 富山市牛島町付近
思えば、いつしか撮影タイムも終わりの時間が。
17時前に富山駅北口に到着したのだった。
【2014年7月6日16時44分】 富山市牛島町付近
バスには全然詳しくない自分であっても十分楽しむことができた。
称名滝を散策したのも、貴重な経験。これだけでも訪れる価値があった。
それにしても拙ブログ、まさか、車庫で撮ったバスの写真で記事を書くとは思わなかった。
しかし、形式写真風に撮りながら、車両の型式の説明を一言も書かないのも...
でも、わからないものはわからないのだから仕方ない。
どなたか、拙ブログにいらした「バス派」の方からフォローコメントが
いただければ幸いだが。
…… ……
<変態鉄>のお気に入り、オークスカナルパークホテル。
整えられた客室には、ベッドの枕元に小さなクマのぬいぐるみが置かれている。
【2014年7月6日16時59分】 富山市牛島町・カナルパークホテル
旧バージョンの時から含めて、色とりどりのクマが<変態鉄>の自宅には
すでにカゴ一杯たまっている。
【2014年7月6日16時59分】 富山市牛島町・カナルパークホテル
今回のバスツアーのお土産は、黒部の天然水。
これを、この部屋で飲み干したのだった。
【2014年7月7日7時26分】 富山地鉄上滝不二越線・月岡駅
さぁ、翌7日、月曜の朝は雨の中、月岡に出撃したのである。
明日からは拙ブログも<鉄>モードに戻ってくる。
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
あなたの「ポチッ!」こそが、励みになります。あっ、あと、「nice!」も。
にほんブログ村
実は、明日から15日まで、出撃します。
【2014年8月3日15時38分】 いすみ鉄道・風そよぐ谷 国吉駅
普段は、高速バスで駆けつけて日帰り往復のこの路線。
今回は茂原駅前のビジネスホテルを予約、泊まりがけで気合いを入れて撮ろうと...
こういう時、出撃予定を考えている時には、やはり、気になって週間天気予報に
注目しているのですが...
自分の経験則として、当初「晴れ」の予報の場合は2~3日前に「曇り」「雨」に変わり、
逆に、天気が悪そうだ...と思っていたときは直前に好転するような。
今回は前者のパターン。豪雨にだけは見舞われたくないものだが...
という訳で、7月6日の富山地鉄バスのイベントの話題。
有峰口を出たツアーは、このまま富山駅前に戻って解散となると思っていたら...
☆ おことわり ☆
「地鉄バス95号車で行く、称名滝と立山駅周辺の旅(7月6日)」は、
地鉄バスをこよなく愛する、あんぷてぃ氏を中心に企画したイベントであり、
富山地鉄および地鉄バスが催したイベントではありません。
なお、イベントの性格上、普段は撮影が許可されない場所や、このバスが
走らない地点で撮影した画像が含まれます。
…… ……
2014年7月6日(日)晴れ一時雨
何とも言えないサプライズ。富山の市街地に入って、まもなく富山駅前かと思ったところで
バスは左折、富山地鉄バス富山自動車営業所構内に入っていったのである。
【2014年7月6日15時41分】 富山地鉄バス・富山自動車営業所内
さらに、参加者一同が驚かされたのは、その敷地の奥の方。
路線バスを中心に10台近くのバスが一列に並べられていた。
その中心は「青バス」。自分が幼稚園から小学校の頃まではクリーム色に水色の
“旧々塗装”というのだろうか...、そんな塗色のバスを見かけることもあったが、
富山に行くたびに乗っていた“地鉄バス”は白地に細い青帯を入れたこの塗色。
【2014年7月6日16時17分】 富山地鉄バス・富山自動車営業所内
でも、いつしか、アイボリーに緑帯の“新塗色”が登場、新車や他社からの譲受車は
すべて緑系統の“新塗装”で統一され、90年台に導入された車両が引退を迎えるのと
ともに、この「青バス」も徐々に数を減らしつつあるとのこと。
ちなみに、緑系統の塗装は東京都交通局のバスの塗色を前後入れ違いにした感じ。
“都バスのパクリ”などと揶揄する向きも。
そんななか、幼稚園の頃から、当たり前に見ていた、そして乗っていた「青バス」、
詳しくなくても何だか撮りたくなるのだった。
【2014年7月6日15時57分】 富山地鉄バス・富山自動車営業所内
それにしても、これだけの台数が並べば、広角レンズでも全体を撮れなくて...
【2014年7月6日16時17分】 富山地鉄バス・富山自動車営業所内
「95号車が2台居るぞ!!」と、もちろん、そんなことはない。
今回のツアーで使われた95号車の僚車、140号車。
詳しい方曰く、こちらもかなり価値ある車両だそうだが...
【2014年7月6日15時58分】 富山地鉄バス・富山自動車営業所内
という訳で、95号車と140号車の並びに、青バスを入れて。
1990年台の地鉄バスを再現したシーン??
【2014年7月6日16時16分】 富山地鉄バス・富山自動車営業所内
バスに詳しい皆さんは、運転席に入って正面の方向幕をドンドン操作!!
皆さんこだわりの行き先を表示させては、シャッターを切っていた。
オレンジ色の方向幕、有沢橋経由の20番台系統に乗れば、<変態鉄>の父方の
実家の最寄りである新布瀬バス停に行くことができる。そう、一番、お馴染みの表示。
「速星 頼成山」などという表示も懐かしい。でも、取り損ねた...
【2014年7月6日15時44分】 富山地鉄バス・富山自動車営業所内
こちらは<変態鉄>がリクエストして、表示していただいてしまった。
「専用道 総曲輪」、“専用道”というのは旧地鉄射水線の廃線跡を利用した
地鉄バス専用道。最後は朝ラッシュ時に数本の富山駅前方面のバスが設定されていて
専用道経由がなくなると聞いて、<変態鉄>も惜別乗車に訪れた。
最後まで残った八ヶ山付近の区間、八ヶ山駅ホームがそのままバス停に転用されていて
小型の電車が行き来していた当時を彷彿とさせたのだった。
その惜別乗車の話題は、開設間もない頃の拙ブログでご紹介している(→ こちら)。
【2014年7月6日16時06分】 富山地鉄バス・富山自動車営業所内
撮影会も後半に近づくと、こういう面白い表示も。
蔵出しの前看板(?)、自分は、この表示は見た記憶がないのだが...
そういえば、昔は非冷房のバスも多かったような。
東京で生まれ育った自分、富山のバスが「後乗り、整理券式」というのが驚きだった。
ドア横の箱からピュッと出てくる小さな紙片、引くと「チンッ!」と鳴る。
小学校低学年当時の自分、あれが何とも珍しくて...
【2014年7月6日16時10分】 富山地鉄バス・富山自動車営業所内
“JET'92”というのを、恥ずかしながら知らなかったのだ。
周囲の皆さんに「ええっ、JET'92を知らないの~~」と驚かれてしまった。
1992年夏には撮影を兼ねて、富山に遊びに行っていた記録が残っているが...
【2014年7月6日16時12分】 富山地鉄バス・富山自動車営業所内
振り返れば、高速バス車も並んでいた。
新宿・池袋-富山線の高速バスで見かける車両も。ちょっと背が高くて四角い感じの
中央の「700号車」は、なかなか希少性のある車両だということなのだが...
【2014年7月6日16時44分】 富山市牛島町付近
思えば、いつしか撮影タイムも終わりの時間が。
17時前に富山駅北口に到着したのだった。
【2014年7月6日16時44分】 富山市牛島町付近
バスには全然詳しくない自分であっても十分楽しむことができた。
称名滝を散策したのも、貴重な経験。これだけでも訪れる価値があった。
それにしても拙ブログ、まさか、車庫で撮ったバスの写真で記事を書くとは思わなかった。
しかし、形式写真風に撮りながら、車両の型式の説明を一言も書かないのも...
でも、わからないものはわからないのだから仕方ない。
どなたか、拙ブログにいらした「バス派」の方からフォローコメントが
いただければ幸いだが。
…… ……
<変態鉄>のお気に入り、オークスカナルパークホテル。
整えられた客室には、ベッドの枕元に小さなクマのぬいぐるみが置かれている。
【2014年7月6日16時59分】 富山市牛島町・カナルパークホテル
旧バージョンの時から含めて、色とりどりのクマが<変態鉄>の自宅には
すでにカゴ一杯たまっている。
【2014年7月6日16時59分】 富山市牛島町・カナルパークホテル
今回のバスツアーのお土産は、黒部の天然水。
これを、この部屋で飲み干したのだった。
【2014年7月7日7時26分】 富山地鉄上滝不二越線・月岡駅
さぁ、翌7日、月曜の朝は雨の中、月岡に出撃したのである。
明日からは拙ブログも<鉄>モードに戻ってくる。
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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いつもご訪問くださいまして、ありがとうございます。m(_ _)m
富山地方鉄道のバス、20世紀末の時点でも「都バスみたいな色だな」と思うボディカラーのものが多数だったような。
最近の都バス新車は黄色をアクセントに追加していますが、ベースになったアイボリーと緑は、かれこれ約30年の歴史を経た“伝統色”になりましたね。
それよりも、首都圏などでは経年劣化(?)で数を減らし続けている富士重工製ボディ(それも割と古そう)が印象的でした。
(引退間近のものを記念撮影用に並べてくださっただけかもしれませんが・・・)
結構なものを拝見いたしました。m(_ _)m
by s-tooru (2014-08-13 02:42)
s-tooruさん
コメントありがとうございます。
地鉄の自社発注車は「青バス」でしたが、ちょうど20世紀の終わりに近づく頃から、これらの一部を塗り替え、と、同時に首都圏や関西圏から中古車(前中扉車)が多数転入し、これらは全て「逆・都バス色」で登場しました。最近では、神奈中から転入してきた車両も多いようです。
富士重工製の車両、今回の95号車もそうでしたが、他にも引退の迫っている車両があるようで、地鉄バス内部に、こうした趣味活動に理解のある職員がいらっしゃるようで、時折、それを活用したイベントがあるようです。
by あるまーき (2014-08-13 08:34)
ご無沙汰しております。
地鉄の青バス好きです。
小学生のころこれに乗って西町まで行っていたことを
思い出します。
最近富山に行ってもラッピングだったり、
緑のバスだったり、さすがに時代の変化を感じます。
また、こんな企画があれば参加したいものです。
(といっても私はバスマニアではありませんが)
by 旧大阪はりあ (2014-08-21 20:17)
旧大阪はりあさん
お久しぶりです。そして、コメントありがとうございます。
自分もバスのことは全然わからないものなのですが...、だから、車両形式とか、そういったことはよくわかりませんが、でも、これだけ青バスが並ぶのは壮観でした。
青バスは、残すところわずかな両数となり、最近では富山駅前のバスロータリーでも、青バスに出会わないことが少なくないようです。
バスの企画も、楽しめるものになっていましたので、自分もまた参加してみたいと思います。
by あるまーき (2014-08-21 22:27)