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消印の中の鉄道(6)あのオレンジ色の市内電車が...(高岡能町郵便局) [消印の中の鉄道情景]

今日は、風景印をご紹介したい。

takaokanoumachi.jpeg

10年ほど前に姿を消したはずの塗色の電車が今も消印の中に生きている。
この塗色をリバイバルして欲しいと“妄想”している<変態鉄>としては、
ドキッとせずには居られなかったのだ。

……  ……

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【2013年7月23日10時46分】 万葉線・新能町電停
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 40.0 mm 露出 F16.0 1/500秒 ISO400
プログラムAE AIフォーカスAF WBオート

新能町電停を降りて、すぐ前の郵便局。
ここの風景印に加越能電車がばっちり描かれている。

IMG_0480.JPG
【2009年4月30日12時56分】 富山県高岡市
<撮影データ>
Canon PowerShot SX100 IS
焦点距離 9.1 mm 露出 F4.5 1/1250秒 ISO400 WBオート

富山の隣町、高岡は古くから「銅の町」として知られ、“千本格子の街並み”など
市内中心部にも歴史を感じさせる風情がひろがっている。
そんな富山県第二の都市、高岡にも市内電車が走っていた。

PICT0254.JPG
【1993年8月頃】 加越能鉄道(当時)・旭が丘電停

自分が初めて訪れた90年台はじめ、富山の電車とは扉配置を少し弄って、
オレンジ色の塗色に塗り替えれば高岡の電車となるくらいの“そっくりさん”ばかりの
路線だった。それもそのはず、かつては地鉄射水線として、高岡から新湊を経て
日本海沿いを東へ、四方を経て、富山市内線の新富山まで至る路線の一部だった。

日本海に向けた工業用港湾として「富山新港」が建設されることになって、
富山側と分断されたのが、この路線のルーツ。

IMG_0477.JPG
【2009年4月30日12時42分】 万葉線・片原町電停付近
<撮影データ>
Canon PowerShot SX100 IS
焦点距離 20.1 mm 露出 F5.0 1/1250秒 ISO200 WBオート

自家用車普及率が全国有数の富山県、県庁所在地でもない街で路面電車が
生き残るのは難しかった。すでに90年台には「廃線」の話題が聞かれていた。
加越能鉄道が廃止 → バス代替を表明すると、存続に向けた動きが加速、
2002年、高岡市や現在の射水市などが出資する第3セクター「万葉線」に移管された。

0Y6C8616.JPG
【2013年7月23日10時28分】 万葉線・高岡駅前電停
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 65.0 mm 露出 F10.0 1/320秒 ISO400
プログラムAE AIフォーカスAF WBオート

新型の低床連接車「アイトラム」への置き換えが進み、殆ど見かけなくなった旧型車、
ちょうど、この風景印を捺してもらった直後、偶然、非冷房の旧型車が高岡駅前に
向かっていくのを撮ることができたのは、以前、記事にした通り(→ こちら)。

……  ……

富山県内の郵便局、探してみると<鉄>な風景印が、かなり多いみたい。
まだまだ“在庫”を抱えているので、このシリーズもしばらく続きそう。

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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