冬の北陸でローカル私鉄を撮る(3)雨上がりの濃厚鉄スポットにて [福井鉄道福武線200形]
昨日は東京も雪。相変わらず、電車もクルマも大混乱。
しかも湿気を含んで“ボテ~”とした感じの雪が積もった。
今朝は、銀世界をゆく井の頭線でも撮りにいこうかなと思いつつ、寒さに負けた。
では、北陸での<撮り鉄>ネタつづき。
さて、踏切警報機の音と言えば、どんな音だろうか。
自分が物心ついた頃には既にどこも電子音化されていて、後に地方私鉄を撮るように
なって、本当の打鐘式、つまりアナログの鐘をつくタイプの音色を知った。
カンカンカンカン...
と小気味よく澄んだ音を奏でるものもあれば、
コッチンコッチンコッチンコッチンコッチン...
と間の抜けた鈍い音がするものもあって、そんな音色にすっかり魅せられた。
熊本電鉄を撮りに行ったとき、車内からこの音色を録音している。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
大手私鉄では比較的最近まで、名鉄(名古屋鉄道)に打鐘式が残っていたっけ!?
でも、福井の踏切はカンカンではなく...
…… ……
【2013年1月9日11時58分】 福井鉄道福武線・赤十字前駅
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 135.0 mm 露出 F7.1 1/200秒 ISO200
プログラムAE AIフォーカスAF WB太陽光
ジャンジャン鳴るらしい。ジャンジャンって...、元気良いなぁ。
では、北陸地方での撮影記、続きを。
2013年1月9日(水) 雨時々曇り
雨は降ったり止んだりの中、再び市役所前電停。
【2013年1月9日9時23分】 福井鉄道福武線車内
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 28.0 mm 露出 F4.0 1/40秒 +1段補正 ISO400
プログラムAE AIフォーカスAF WB太陽光
9:28発の越前武生ゆきは、名鉄からの移籍車。着席区分を明確にした座席、
丸形の連結面の通路形状...、中学生の頃、岐阜で乗った姿そのものだった。
市役所前を出ると、急カーブを左折し、福井駅前へ戻ってしまう。
この田原町発越前武生ゆきは、
田原町 → 市役所前 → 福井駅前 → 市役所前 → 越前武生
と走る。ちょうど、田原町を上にして、大きな「ト」の字型をしている福武線。
さて、鉄軌分界点を過ぎて最初の駅が赤十字前。かつての福井新。
ここで降りたら...
【2013年1月9日9時44分】 福井鉄道福武線・赤十字前駅
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 85.0 mm 露出 F7.1 1/200秒 ISO400
プログラムAE AIフォーカスAF WB太陽光
「あぁーーーーっ!! 旧急行色だぁ!!!」
完全に意表をつかれた。狭い駅構内、ちゃんとした写真なんて撮れない。
でも、203編成は武生から戻ってきてくれた。ということは、今日は終日、
車庫に戻らず、武生と福井を往復し続ける可能性大。一気にテンションが上がった。
戻ってくる時刻を確認し、住宅街の路地をできるだけ線路に離れないように
隣の駅、花堂(はなんどう)に向かった。
花堂までは、ロケハンしながら歩いても10分くらいの距離。
住宅街とJRの貨物ターミナル(南福井)の間を一直線に走り抜けていく区間。
ここが自分のような<変態的な鉄>には鼻血が出そうなくらいディープな所だった。
【2013年1月9日11時48分】 福井鉄道福武線・赤十字前-花堂
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 50.0 mm 露出 F10.0 1/250秒 ISO200
プログラムAE AIフォーカスAF WB太陽光
両駅中間点付近の踏切横には赤丸と白の「通」の文字。
「日通事務所」は昭和の鉄道情景には必要不可欠。しかも、ここは“いまなお現役”。
模型のストラクチャーでしか“現役の姿”を見た記憶がないんだが...
【2013年1月9日10時21分】 福井鉄道福武線・赤十字前-花堂
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 60.0 mm 露出 F7.1 1/160秒 +1 2/3段補正 ISO400
プログラムAE AIフォーカスAF WB太陽光
さらに隣接して、花堂側には日通倉庫。
しかも、その横の架線柱、単なる木製架線柱ではない。節までちゃんと残っている
伐採した木をそのまま使ったタイプ。長年の風雪に耐え、黒ずんでいてサイコー。
では、この日通倉庫と架線柱が入る構図で203編成を迎え撃とう...と三脚をセット。
先行列車で試し撮りしようとしていて振り返ったときに...
【2013年1月9日10時26分】 福井鉄道福武線・花堂-赤十字前
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 150.0 mm 露出 F10.0 1/400秒 ISO200
プログラムAE AIフォーカスAF WB太陽光
旧標準塗装を保つ201編成。
「おおっーー、今日はオレのために福鉄も気を遣ってくれたなぁ!!」と、
完全に勘違い男。でも、撮りたかった第1・2希望の車両が日中運用に入っている。
テンションは一気にMAXに。
待つこと30分余り。
【2013年1月9日10時44分】 福井鉄道福武線・赤十字前-花堂
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 135.0 mm 露出 F6.3 1/500秒 +2/3段補正 ISO400
シャッター速度優先AE AIフォーカスAF WB太陽光 三脚使用
203編成が田原町で折り返してきた。
「通」マークと架線柱、それから車両と、盛り込みすぎて中途半端かも知れないが、
とりあえず、ようやく203編成の走行写真を撮ることができた。
【2013年1月9日10時45分】 福井鉄道福武線・花堂駅
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 300.0 mm 露出 F8.0 1/640秒 ISO400
プログラムAE AIフォーカスAF WB太陽光
振り返ると花堂駅の構内。
ここから単線になるが、そのポイントにはカマボコ型の屋根。
降雪地だけあって分岐器の所にはこういう屋根。これも福井らしい光景。
これは望遠で撮ったから写っていないが、自分の位置と花堂駅の間には踏切がある。
【2013年1月9日11時46分】 福井鉄道福武線・花堂駅
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 50.0 mm 露出 F10.0 1/250秒 ISO200
プログラムAE AIフォーカスAF WB太陽光
これが少し謎。何って!?
ここの部分だけ複々線の痕跡(笑)があるのだ。ここで急行の通過待ちでもやってたのか?
それとも、上下線それぞれに貨物側線が分岐していたの?
帰宅後、少し調べたのだが、この花堂駅のムダな広さの謎は解けずじまい。
さて、ここから、いったん福武線の線路から離れる。
【2013年1月9日11時37分】 福井県福井市・花堂駅付近
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 300.0 mm 露出 F5.6 1/1250秒 ISO200
絞り優先AE AIフォーカスAF WB太陽光
この踏切を渡って、道なりに直進。福武線の線路と隣接してJR北陸本線が並行。
これを陸橋でこえていくが、ここから(貨物の)南福井駅構内が一望できる。
金網越しにはなるが、EF81たちの姿や除雪用のディーゼル機関車も。
でも、<変態的な鉄>の目当てはコイツじゃない!!
陸橋をこえて、さらに道なりに15分余り。建物が疎らになってくるあたりで
正面にバイパス道路が見えてくる。交差点を左折すると、右手奥に公園。
こんなに歩き続けて、たどり着いたのはコレ。
【2013年1月9日11時17分】 福井県福井市・下馬中央公園
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 60.0 mm 露出 F8.0 1/200秒 ISO200
プログラムAE AIフォーカスAF WB太陽光
下馬中央公園に保存されているのが、「モハ161-2」号車。
1933年(昭和8年)福武線が北国街道上の軌道線として福井駅前に乗り入れを
果たした年に製造され、1997年(平成9年)に引退した福武線生え抜きの車両。
「高床の小型車」では使いづらく、晩年は“予備車の予備”だったはずだが...
この車両は1948年(昭和23年)の福井地震で車体を焼失したものの、復旧されて
その人生いや“車生”を全うした幸運な車両...ということで保存されている。
マニア目線で見ると、連接車の片割れを台車の位置をかえて、無理矢理に1両に
まとめていたり、本来の連結面に珍妙な「偽前面」をつくっていたり...
不自然この上ない姿なのだが...
【2013年1月9日11時15分】 福井県福井市・下馬中央公園
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 50.0 mm 露出 F7.1 1/100秒 ISO200
プログラムAE AIフォーカスAF WB太陽光
それでも貴重な車両。屋外保存で痛みが目立つのは非常に残念。
溶接技術をお持ちの方と塗装工の方で、手伝ってくれる方がいれば、呼びかけて
整備工事をやってしまいたいくらい。← ホント!
というわけで、常人には理解しがたい、<変態的な鉄>のディープな世界を満喫、
赤十字前駅まで30分ほどの道のりをカメラバッグと三脚を担いで引き返したのである。
(これだけ歩いても、メタボリックには効果なしらしい...、あ~ぁ)(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
あなたの「ポチッ!」こそが、励みになります。あっ、あと、「nice!」も。
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しかも湿気を含んで“ボテ~”とした感じの雪が積もった。
今朝は、銀世界をゆく井の頭線でも撮りにいこうかなと思いつつ、寒さに負けた。
では、北陸での<撮り鉄>ネタつづき。
さて、踏切警報機の音と言えば、どんな音だろうか。
自分が物心ついた頃には既にどこも電子音化されていて、後に地方私鉄を撮るように
なって、本当の打鐘式、つまりアナログの鐘をつくタイプの音色を知った。
カンカンカンカン...
と小気味よく澄んだ音を奏でるものもあれば、
コッチンコッチンコッチンコッチンコッチン...
と間の抜けた鈍い音がするものもあって、そんな音色にすっかり魅せられた。
熊本電鉄を撮りに行ったとき、車内からこの音色を録音している。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
大手私鉄では比較的最近まで、名鉄(名古屋鉄道)に打鐘式が残っていたっけ!?
でも、福井の踏切はカンカンではなく...
…… ……
【2013年1月9日11時58分】 福井鉄道福武線・赤十字前駅
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 135.0 mm 露出 F7.1 1/200秒 ISO200
プログラムAE AIフォーカスAF WB太陽光
ジャンジャン鳴るらしい。ジャンジャンって...、元気良いなぁ。
では、北陸地方での撮影記、続きを。
2013年1月9日(水) 雨時々曇り
雨は降ったり止んだりの中、再び市役所前電停。
【2013年1月9日9時23分】 福井鉄道福武線車内
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 28.0 mm 露出 F4.0 1/40秒 +1段補正 ISO400
プログラムAE AIフォーカスAF WB太陽光
9:28発の越前武生ゆきは、名鉄からの移籍車。着席区分を明確にした座席、
丸形の連結面の通路形状...、中学生の頃、岐阜で乗った姿そのものだった。
市役所前を出ると、急カーブを左折し、福井駅前へ戻ってしまう。
この田原町発越前武生ゆきは、
田原町 → 市役所前 → 福井駅前 → 市役所前 → 越前武生
と走る。ちょうど、田原町を上にして、大きな「ト」の字型をしている福武線。
さて、鉄軌分界点を過ぎて最初の駅が赤十字前。かつての福井新。
ここで降りたら...
【2013年1月9日9時44分】 福井鉄道福武線・赤十字前駅
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 85.0 mm 露出 F7.1 1/200秒 ISO400
プログラムAE AIフォーカスAF WB太陽光
「あぁーーーーっ!! 旧急行色だぁ!!!」
完全に意表をつかれた。狭い駅構内、ちゃんとした写真なんて撮れない。
でも、203編成は武生から戻ってきてくれた。ということは、今日は終日、
車庫に戻らず、武生と福井を往復し続ける可能性大。一気にテンションが上がった。
戻ってくる時刻を確認し、住宅街の路地をできるだけ線路に離れないように
隣の駅、花堂(はなんどう)に向かった。
花堂までは、ロケハンしながら歩いても10分くらいの距離。
住宅街とJRの貨物ターミナル(南福井)の間を一直線に走り抜けていく区間。
ここが自分のような<変態的な鉄>には鼻血が出そうなくらいディープな所だった。
【2013年1月9日11時48分】 福井鉄道福武線・赤十字前-花堂
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 50.0 mm 露出 F10.0 1/250秒 ISO200
プログラムAE AIフォーカスAF WB太陽光
両駅中間点付近の踏切横には赤丸と白の「通」の文字。
「日通事務所」は昭和の鉄道情景には必要不可欠。しかも、ここは“いまなお現役”。
模型のストラクチャーでしか“現役の姿”を見た記憶がないんだが...
【2013年1月9日10時21分】 福井鉄道福武線・赤十字前-花堂
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 60.0 mm 露出 F7.1 1/160秒 +1 2/3段補正 ISO400
プログラムAE AIフォーカスAF WB太陽光
さらに隣接して、花堂側には日通倉庫。
しかも、その横の架線柱、単なる木製架線柱ではない。節までちゃんと残っている
伐採した木をそのまま使ったタイプ。長年の風雪に耐え、黒ずんでいてサイコー。
では、この日通倉庫と架線柱が入る構図で203編成を迎え撃とう...と三脚をセット。
先行列車で試し撮りしようとしていて振り返ったときに...
【2013年1月9日10時26分】 福井鉄道福武線・花堂-赤十字前
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 150.0 mm 露出 F10.0 1/400秒 ISO200
プログラムAE AIフォーカスAF WB太陽光
旧標準塗装を保つ201編成。
「おおっーー、今日はオレのために福鉄も気を遣ってくれたなぁ!!」と、
完全に勘違い男。でも、撮りたかった第1・2希望の車両が日中運用に入っている。
テンションは一気にMAXに。
待つこと30分余り。
【2013年1月9日10時44分】 福井鉄道福武線・赤十字前-花堂
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 135.0 mm 露出 F6.3 1/500秒 +2/3段補正 ISO400
シャッター速度優先AE AIフォーカスAF WB太陽光 三脚使用
203編成が田原町で折り返してきた。
「通」マークと架線柱、それから車両と、盛り込みすぎて中途半端かも知れないが、
とりあえず、ようやく203編成の走行写真を撮ることができた。
【2013年1月9日10時45分】 福井鉄道福武線・花堂駅
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 300.0 mm 露出 F8.0 1/640秒 ISO400
プログラムAE AIフォーカスAF WB太陽光
振り返ると花堂駅の構内。
ここから単線になるが、そのポイントにはカマボコ型の屋根。
降雪地だけあって分岐器の所にはこういう屋根。これも福井らしい光景。
これは望遠で撮ったから写っていないが、自分の位置と花堂駅の間には踏切がある。
【2013年1月9日11時46分】 福井鉄道福武線・花堂駅
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 50.0 mm 露出 F10.0 1/250秒 ISO200
プログラムAE AIフォーカスAF WB太陽光
これが少し謎。何って!?
ここの部分だけ複々線の痕跡(笑)があるのだ。ここで急行の通過待ちでもやってたのか?
それとも、上下線それぞれに貨物側線が分岐していたの?
帰宅後、少し調べたのだが、この花堂駅のムダな広さの謎は解けずじまい。
さて、ここから、いったん福武線の線路から離れる。
【2013年1月9日11時37分】 福井県福井市・花堂駅付近
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 300.0 mm 露出 F5.6 1/1250秒 ISO200
絞り優先AE AIフォーカスAF WB太陽光
この踏切を渡って、道なりに直進。福武線の線路と隣接してJR北陸本線が並行。
これを陸橋でこえていくが、ここから(貨物の)南福井駅構内が一望できる。
金網越しにはなるが、EF81たちの姿や除雪用のディーゼル機関車も。
でも、<変態的な鉄>の目当てはコイツじゃない!!
陸橋をこえて、さらに道なりに15分余り。建物が疎らになってくるあたりで
正面にバイパス道路が見えてくる。交差点を左折すると、右手奥に公園。
こんなに歩き続けて、たどり着いたのはコレ。
【2013年1月9日11時17分】 福井県福井市・下馬中央公園
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 60.0 mm 露出 F8.0 1/200秒 ISO200
プログラムAE AIフォーカスAF WB太陽光
下馬中央公園に保存されているのが、「モハ161-2」号車。
1933年(昭和8年)福武線が北国街道上の軌道線として福井駅前に乗り入れを
果たした年に製造され、1997年(平成9年)に引退した福武線生え抜きの車両。
「高床の小型車」では使いづらく、晩年は“予備車の予備”だったはずだが...
この車両は1948年(昭和23年)の福井地震で車体を焼失したものの、復旧されて
その人生いや“車生”を全うした幸運な車両...ということで保存されている。
マニア目線で見ると、連接車の片割れを台車の位置をかえて、無理矢理に1両に
まとめていたり、本来の連結面に珍妙な「偽前面」をつくっていたり...
不自然この上ない姿なのだが...
【2013年1月9日11時15分】 福井県福井市・下馬中央公園
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 50.0 mm 露出 F7.1 1/100秒 ISO200
プログラムAE AIフォーカスAF WB太陽光
それでも貴重な車両。屋外保存で痛みが目立つのは非常に残念。
溶接技術をお持ちの方と塗装工の方で、手伝ってくれる方がいれば、呼びかけて
整備工事をやってしまいたいくらい。← ホント!
というわけで、常人には理解しがたい、<変態的な鉄>のディープな世界を満喫、
赤十字前駅まで30分ほどの道のりをカメラバッグと三脚を担いで引き返したのである。
(これだけ歩いても、メタボリックには効果なしらしい...、あ~ぁ)(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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あら、いいじゃない。福井鉄道福武線車内。
まるで鍵穴みたい。
カーブする時どうなるのでしょうか。
人が立っててはさまれたりしないのですかね。
by utamaroco (2013-01-15 14:02)
福井の踏切、そんなに盛大に鳴っているんですか?(笑)
by suzuran6 (2013-01-15 14:12)
こんばんは。
(警報音がジャンジャン鳴っている時は・・・)
なんとも、すごい表現の看板ですね。
苦笑いしてしまいました(^^;
by ken2 (2013-01-15 19:36)
着席区分を明確にした座席、丸形の連結面の通路形状
どちらも、関東の車両では見かけないですね。
最近の、凹んだ着席区分よりも、座布団みたいでおしゃれですね。
by oomori (2013-01-16 00:31)
皆さま、今日もコメントありがとうございます。
☆ utamarocoさん
この車両、連接構造と言って、連結部分の真下に台車が付いています。ですから、普通の電車と違ってここの部分はどんなカーブでも線路の中心に沿った動きをしますので(理論上)大丈夫です。でも、走行中は揺れが激しいですので、立っていることはお勧めできません。
☆ suzuran6さん
それほど元気ではありませんでした(笑)。全国どこでも聴けるタイプの電子音の警報です。
☆ ken2さん
そうですね。これは赤十字前駅の構内踏切ですが、見つけた瞬間、撮らずにはいられませんでした。
☆ oomoriさん
この電車は、名鉄が、個性的な名車たちを生み出していた当時の意欲作でした。小さな車体で、600Vでも1500Vでも走行できて、新岐阜でパノラマカーとも並んでいました。車内も意欲的なデザインでしたが、構造上、長らく非冷房だったので盆地性気候の岐阜で夏にコレに乗ると地獄でした。福井に移籍して、だいぶ年数がたちましたが、こういう特徴がそのまま残されているのは嬉しい限りです。
最近のバケットシートより、わかりやすい着席区分ですね。
by あるまーき (2013-01-16 00:45)
どうもこんにちは。
日通のマークと200型のコラボとは・・・
私も撮りそうな構図なだけに、たいへんうれしく思いました。
それにしてもあるまーきさんはお若いのに、
昭和の日通事務所がお好きだとは、意外でした。
打鐘式の警報機ですが、静岡近辺では大井川鉄道と、
富士急行にもまだ残っていて、
そのちょっと間抜けた音を聴くことができます。
まさにアナログの世界ですね。
by やぶお (2013-01-20 21:20)
やぶおさん
コメントありがとうございます。
「日通倉庫とのコラボ」、車両全体を写そうとせずに、車両を大胆に切り取る構図で撮れば、もっと目立たせられるように思います。できれば、再挑戦してみたいと思います。
貨物の南福井ターミナルのすぐ横に福武線の線路があるため、現役の日通事務所が残っているようです。「現役」を撮ったのは初めてです。
打鐘式踏切は、津軽鉄道で聞いて以来、あの音色が堪りません。
大井川と富士急、最近話題の2路線に残っているというとは...
ありがとうございます。<録り鉄>として、蒸機列車と打鐘式踏切のコラボを狙いに行ってみたくなりました。でも、その前に、京王カラーを撮りに行かないといけません。
by あるまーき (2013-01-20 21:44)