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冬晴れの信濃路で「浅間山バック」リベンジ(2) [しなの鉄道169系]

本当は今日は公休日のはずだった。そう「だった」なのだ。
別に“今夜は1年中で特別な夜”なんて絶対言わない。そんな相手などいない。
むしろショックだったのは、関東地方がこれほど見事な冬晴れの日に「臨時出社」。
そう、久々の(← ホントか?)<撮り鉄>だと張り切っていたのに...

午後から会社なんです。あ~ぁ。
それでは、16日の「しなの鉄道」撮影記の後編。

……  ……

2012年12月16日(日) 晴れ

<鉄>な方には、アニメ派を“兼務”なさっている方が多いようだ。
撮影地で皆さんのカメラケースを見ても、駐車しているクルマのボディにも、
色とりどりのステッカーなどが貼られている。
でも、自分は、まったくそういう方面のことを知らないタイプ。

というのは、この朝、坂城 10:14発、快速・軽井沢ゆきは115系ラッピング車。
「あの夏で待ってる」という作品の舞台がしな鉄沿線だった縁とかで、
キャラクターの姿が戸袋窓部分を中心にラッピングされている編成。

0Y6C0916.JPG
【2012年12月16日10時41分】 しなの鉄道・御代田駅
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 85.0 mm 露出 F8.0 1/200秒 ISO400
プログラムAE AIフォーカスAF WBオート

とりあえず、御代田で降りるときにスナップしておいた。
どれが主人公なのか、どれをアップにするべきだったのか、
まったく分からないヤツが撮ったズブの素人写真。

これだけ見事に晴れ渡ると、あの撮影ポイント(→ こちら)に向かう間もワクワクする。
駅前広場を離れ、大通りに出ると見晴らしの良い緩やかなカーブ、
右手にはクッキリと浅間山がその美しい姿を見せている。でも、とにかく風が。
山頂にも雲は見られない。ずーっと、この状態が続いてくれれば良いのだが...。

陸橋下の畑に下りる坂道には、すでに何台ものクルマが停車中。
10~20くらいはあっただろうか、広い畑の中、畦道の各所に三脚が林立。
みなさん、浅間山をバックに走ってくる169系を待ち構えていた。

浅間山の姿を強調するか、3両編成を写し止める位置を最重視するか...
背景のビニルハウスや倉庫(?)を目立たせないための撮り方は...
ファインダーを覗いて、何か難しい連立方程式を解くようなカメラの設定作業。

0Y6C0929.JPG
【2012年12月16日11時18分】 しなの鉄道・御代田-平原
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 80.0 mm 露出 F7.1 1/1600秒 +2/3段補正 ISO400
シャッター速度優先AE AIフォーカスAF WB太陽光 三脚使用

とりあえず、同業者各位より数メートル左側に三脚設置。
さきほどの「あの夏で待ってる」編成が軽井沢から折り返してきた。
今日は169系と、このラッピング編成が交互に小諸-軽井沢を往復するようだ。

液晶モニターで撮った画像を確認しながらニヤニヤしつつ、続く169系編成を待った。

0Y6C0951.JPG
【2012年12月16日11時49分】 しなの鉄道・御代田-平原
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 80.0 mm 露出 F9.0 1/1600秒 +1/3段補正 ISO400
シャッター速度優先AE AIフォーカスAF WB太陽光 三脚使用

その169系はお昼前に通過。撮っていて手応えはあったのだが...
ヒストグラムを見るとピークは左に偏っている。つまり、露出アンダーで撃沈!!
えええええーっ!! というくらいのショック。
自分としては浅間山も空の青さもクッキリ、湘南色のオレンジ色も引き立って
これくらいの硬い感じの画の方が好きなんだが...、EOSくんにダメ出しされた。
もう、1/3段プラスしておくべきだったの??

小諸-軽井沢間の列車は約80分サイクルで往復している。
次の通過は13:20頃、陽の短い時期。正午を過ぎると太陽は急速に西に傾いてくる。
これが最終チャンス。露出補正を「+1/3」にするか「+2/3」にするか、
2灯のヘッドライトの光が目に入ってくるまで、迷いに迷ったが...

0Y6C0998.JPG
【2012年12月16日13時16分】 しなの鉄道・御代田-平原
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 70.0 mm 露出 F7.1 1/1600秒 +1/3段補正 ISO400
シャッター速度優先AE AIフォーカスAF WB太陽光 三脚使用

(この写真だけ、ムダに大きなサイズでご覧いただけます)

レールラインを写真の中心線に合わせるのは、撮影者のセンスの無さの証。
でも、ヒストグラムのピークは良い感じのところに出た。EOSくんも納得の露出(笑)。
これで、ひと安心、というより、これ以降は列車サイドに光が回らないため、
この構図での撮影は終了。

0Y6C1024.JPG
【2012年12月16日13時43分】 しなの鉄道・平原-御代田
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 300.0 mm 露出 F5.6 1/1600秒 +1段補正 ISO800
シャッター速度優先AE AIフォーカスAF WB太陽光 三脚使用

折返しの軽井沢ゆきは光線状態が良くない。
前回、みごと失敗の陸橋上からの正面俯瞰で。
少しマシにはなったが...、今回も列車前面にピントが来ていなかった。

0Y6C1028.JPG
【2012年12月16日13時43分】 しなの鉄道・平原-御代田(後追い)
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 300.0 mm 露出 F8.0 1/1600秒 +1段補正 ISO800
シャッター速度優先AE AIフォーカスAF WB太陽光

正面が逆光なら背面は順光。後追いながら走り去っていく姿をスナップ。
これも手前に映り込んだ架線柱のビームにピントが合っている。
「169系を撮った」なら失敗作、「架線柱のディテール写真」と言えばVショット。
(つまり、意味不明な負け惜しみということ)

次回は、こちら側をメインに狙ってみようかな。

0Y6C1073.JPG
【2012年12月16日14時32分】 しなの鉄道・御代田-平原
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 300.0 mm 露出 F7.1 1/1000秒 +2/3段補正 ISO400
シャッター速度優先AE AIフォーカスAF WB太陽光 三脚使用

「架線柱のdetail撮影」のまさに真下には、踏切を撤去したと思われる地点。
ここから、下り列車を“正面ドカン”の構図で狙える。
(左奥に浅間山が位置するが、この角度からではまったく入らない)
列車サイドが真っ黒になる時間帯だから、浅間山に気を遣わず(?)に列車のアップ。

EOSくんによると、露出はちょっとオーバー気味?
でも、自分にとってはお気に入りの1枚となった。

0Y6C1085.JPG
【2012年12月16日14時55分】 しなの鉄道・平原-御代田
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 210.0 mm 露出 F7.1 1/640秒 ISO400
シャッター速度優先AE AIフォーカスAF WB太陽光 三脚使用

折返しの軽井沢ゆきは“ギラリ”時間帯にあたる列車。
枯れ草と共に側面を“ギラリ”させたかったが...

予想地点より少し奥(平原方)が今日の“ギラリポイント”だったみたい。
まぁ、トリミングすれば何とか誤魔化せるか...と自分を納得させるしかなかった。

0Y6C1121.JPG
【2012年12月16日15時53分】 しなの鉄道・御代田-平原
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 85.0 mm 露出 F5.0 1/1000秒 -1/3段補正 ISO400
シャッター速度優先AE AIフォーカスAF WB太陽光 三脚使用

最後は16時の小諸ゆき。
あれだけ三脚が林立していた撮影地もこの時間となると、わずか2~3人。
すっかり寂しくなったこの撮影地で、携帯電話で大声で話しながら
カメラを構えている学生さん(?)の存在感だけが目立っていた。

前回はもうちょっと山の頂上付近がオレンジ色になってくれたのに...
山頂付近にはうっすら雲が出始めてしまったこともあって、
夕方の雰囲気はちょっと出せたかな...とは思うが、待った割にはガッカリショット。

0Y6C1128.JPG
【2012年12月16日16時29分】 しなの鉄道・信濃追分駅
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 210.0 mm 露出 F5.6 1/20秒 ISO400
プログラムAE AIフォーカスAF WB太陽光

折返しの軽井沢ゆきで信濃追分まで1駅<乗り鉄>。
すぐにやってくる115系の小諸ゆきで折返し。小諸駅前から17:10発のJR高速バス。
前回の千曲バスは“貸切状態”だったのに、今日は満席になった。

ただ、それも途中の「佐久平駅前」から。
この地域の“中心地”は、中山道と信越本線で賑わった小諸の街から、
上信越道のICと新幹線の駅がある佐久平周辺に移ってしまった印象がある。

でも、佐久平駅周辺は、あの家電量販店やあの丼の店、ファストフード、コンビニ、
それから紳士服チェーン店...、何だか個性のない“全国共通”の姿。あ~ぁ。
(おわり)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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コメント 4

ma2ma2

湘南カラーの列車は良いですね(^^)
by ma2ma2 (2012-12-24 11:44) 

あるまーき

ma2ma2さん

コメントありがとうございます。
最初に電車による本格的な長距離運転が始まる東海道本線沿線のミカンをイメージしたというのが定説ですが、それにしても、山にも海にも、どこにでも似合う、しかも、色褪せが目立ちにくく遠くからでも目立つ塗色...
秀逸なカラーだと思います。

by あるまーき (2012-12-24 11:52) 

あおたけ

う〜ん、何度見ても美しい、完璧な浅間山バックですね〜。
順光はもちろん申し分無いのですが、
夕方に撮られた半逆光も山に立体感が出ていい雰囲気ですね!
by あおたけ (2012-12-25 18:54) 

あるまーき

あおたけさん

コメントありがとうございます。また、写真についてもお褒めの言葉を頂戴し、ありがとうございます。

背景の、肝心な部分に何かの工場なのか、ただのビニルハウスなのか気になるものが入ってしまうので、構図とりには苦心しました。夕方の反逆光の方は、この直前になって山にうっすらと雲がかかりはじめ、ドキドキしながらの撮影でした。単に169系の側面を真っ黒にするのではなく、もう少し工夫の余地があったかも知れないですが...

年が明けたら、浅間山ももう少し中腹付近まで白くなるようですので、そのときに再チャレンジしてみようと思っております。


by あるまーき (2012-12-25 22:58) 

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