３７．水鏡、酔狂!? [飛越ゴハチを追った日々]
富山平野は言わずと知れた穀倉地帯。春になると多くの田に水がはられる。
田植えはゴールデンウィークの前後というパターンが一般的なようだ。
となれば、＜撮り鉄＞としては「水鏡」、これを狙わずには居られない。
2010年は「飛越ゴハチ」にとっては最後の春。新緑の中で急行型ディーゼルカーを
撮ることが出来るのも、これが最後のチャンス。
次の田植えの時期には、見ることができなくなっている...
…… ……
2010年5月6日 晴れ
「水田」を入れられる構図と言えば...
飽きるほど撮った、西本郷陸橋で、朝のゴハチニハチを撮ることにした。
【2010年5月6日6時22分】 高山本線・富山駅
＜撮影データ＞
Canon EOS 5D／EF35-350/3.5-5.6L USM
焦点距離 350.0 mm 露出 F7.1 1/400秒 ISO200
プログラムAE AIフォーカスAF WBオート
スタートは毎度お馴染み、朝6時の富山駅。
この前の訪問は、4月のはじめ（→ こちら）、そのときとは様子が違う...
そう、とうとう新幹線工事に伴い、幼い頃から見てきた「西ホーム」も取り壊し。
仮設ホームに移転していた。
朝の清々しい光を浴びながら、越中八尾から戻ってきたゴハチニハチ。
隣では、8時の名古屋ゆき「ワイドビューひだ」になるキハ85系が、まだお休み中。
【2010年5月6日6時24分】 高山本線・富山駅
＜撮影データ＞
Canon EOS 5D／EF35-350/3.5-5.6L USM
焦点距離 60.0 mm 露出 F10.0 1/250秒 ISO200
プログラムAE AIフォーカスAF WBオート
この朝は朱色にクリームの“国鉄急行色編成”。
でも、線路間には、ところどころに俗に「ホッチキス」と呼ばれる悪趣味な柵が...
せっかくの車両に被るのも不満だった。
【2010年5月6日7時24分】 高山本線・西富山－婦中鵜坂
＜撮影データ＞
Canon EOS 5D／EF35-350/3.5-5.6L USM
焦点距離 110.0 mm 露出 F7.1 1/500秒 ISO200
シャッター速度優先AE AIフォーカスAF WBオート 三脚使用
婦中鵜坂駅で下車。すっかり通い慣れた道を、西本郷の陸橋へ。
晴れていること、かつ、水面を揺らすような風が吹かないこと...
鉄道写真において、「水鏡」がキレイに撮れるチャンスは意外と少ない。
今朝は、その条件が揃っている!! テンションも上がる。
心持ち広角側にして、水面に列車が映り込む場所をとっておいた。
でも、＜万年初心者・撮り鉄＞の自分。
畦道を画面中央に入れてしまった。これでは、築堤上の列車が意図した位置まで
来ると、大事なゴハチの顔が畦道で... 気付いたのは撮った後...あ～ぁ
（だから、手前で撮った方のカットを掲載するしかなかった...）
【2010年5月6日7時49分】 高山本線・西富山－婦中鵜坂
＜撮影データ＞
Canon EOS 5D／EF35-350/3.5-5.6L USM
焦点距離 35.0 mm 露出 F9.0 1/500秒 ISO200
シャッター速度優先AE AIフォーカスAF WBオート 三脚使用
それならば...
と、陸橋を下り田んぼの脇に入り込んで撮影。
このシンメトリーな構図は、好みの分かれるところだが、
でも、普段は無視するキハ120、ステンレス車体がギラリと輝いてくれた。
案外、自分の中では、お気に入りの1枚。
【2010年5月6日8時13分】 高山本線・西富山－婦中鵜坂
＜撮影データ＞
Canon EOS 5D／EF35-350/3.5-5.6L USM
焦点距離 35.0 mm 露出 F9.0 1/500秒 ISO200
シャッター速度優先AE AIフォーカスAF WBオート 三脚使用
ステンレス車体なら「ギラリ!!」が狙える...
と味をしめて、8時過ぎの特急「ワイドビューひだ」も「ギラリ!!」写真で。
広角特有の歪んだ写り方、これも好みの分かれるところ。
【2010年5月6日8時31分】 高山本線・西富山－婦中鵜坂
＜撮影データ＞
Canon EOS 5D／EF35-350/3.5-5.6L USM
焦点距離 48.0 mm 露出 F10.0 1/500秒 ISO200
シャッター速度優先AE AIフォーカスAF WBオート 三脚使用
そして、お目当て、キハ58・28が富山ゆきとして戻っていった。
少し波立っている?? でも、国鉄急行色は水面に映ってもキレイ。
車両デザイナーなんて、まだ一般的でなかった昭和30年台、
どんな景色にも良く映える、この塗装を決めた国鉄技術陣のセンスには
本当に脱帽である。
【2010年5月6日9時09分】 高山本線・西富山－婦中鵜坂
＜撮影データ＞
Canon EOS 5D／EF35-350/3.5-5.6L USM
焦点距離 75.0 mm 露出 F6.3 1/800秒 ISO200
シャッター速度優先AE AIフォーカスAF WBオート 三脚使用
この日は普段より、呉羽丘陵がクッキリと見えている気がした。
最後の越中八尾ゆきは築堤上を走る所を定番の構図で狙ったが...
白の軽トラ...!!!!!、撃沈である。何もこのタイミングで走ってこなくても...
もっとサイドがちに引きつけて、水鏡構図にしておけば...（後の祭り）
そして、続行でやってくるのが、速星の化学工場向けの貨物列車。
いつもの長編成を想定して、構えていたら...
【2010年5月6日9時09分】 高山本線・西富山－婦中鵜坂
＜撮影データ＞
Canon EOS 5D／EF35-350/3.5-5.6L USM
焦点距離 130.0 mm 露出 F5.6 1/800秒 ISO200
シャッター速度優先AE AIフォーカスAF WBオート 三脚使用
「ああぁ～ぁ!!!!!」
何と機関車単機。ズームを望遠側に切り替えて撮ってはみたが、何とも中途半端。
【2010年5月6日10時14分】 高山本線・速星－婦中鵜坂
＜撮影データ＞
Canon EOS 5D／EF35-350/3.5-5.6L USM
焦点距離 230.0 mm 露出 F5.6 1/500秒 ISO200
シャッター速度優先AE AIフォーカスAF WBオート 三脚使用
最後は、やはり、この構図。
待機しているディーゼル機関車が“貨物更新色”なのは残念だが...
【2010年5月6日10時14分】 高山本線・速星－婦中鵜坂
＜撮影データ＞
Canon EOS 5D／EF35-350/3.5-5.6L USM
焦点距離 230.0 mm 露出 F5.6 1/500秒 ISO200
シャッター速度優先AE AIフォーカスAF WBオート 三脚使用
国鉄時代からの跨線橋が残る速星駅を背景に、国鉄急行色のキハは富山に向かった。
（※）撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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田植えはゴールデンウィークの前後というパターンが一般的なようだ。
となれば、＜撮り鉄＞としては「水鏡」、これを狙わずには居られない。
2010年は「飛越ゴハチ」にとっては最後の春。新緑の中で急行型ディーゼルカーを
撮ることが出来るのも、これが最後のチャンス。
次の田植えの時期には、見ることができなくなっている...
…… ……
2010年5月6日 晴れ
「水田」を入れられる構図と言えば...
飽きるほど撮った、西本郷陸橋で、朝のゴハチニハチを撮ることにした。
【2010年5月6日6時22分】 高山本線・富山駅
＜撮影データ＞
Canon EOS 5D／EF35-350/3.5-5.6L USM
焦点距離 350.0 mm 露出 F7.1 1/400秒 ISO200
プログラムAE AIフォーカスAF WBオート
スタートは毎度お馴染み、朝6時の富山駅。
この前の訪問は、4月のはじめ（→ こちら）、そのときとは様子が違う...
そう、とうとう新幹線工事に伴い、幼い頃から見てきた「西ホーム」も取り壊し。
仮設ホームに移転していた。
朝の清々しい光を浴びながら、越中八尾から戻ってきたゴハチニハチ。
隣では、8時の名古屋ゆき「ワイドビューひだ」になるキハ85系が、まだお休み中。
【2010年5月6日6時24分】 高山本線・富山駅
＜撮影データ＞
Canon EOS 5D／EF35-350/3.5-5.6L USM
焦点距離 60.0 mm 露出 F10.0 1/250秒 ISO200
プログラムAE AIフォーカスAF WBオート
この朝は朱色にクリームの“国鉄急行色編成”。
でも、線路間には、ところどころに俗に「ホッチキス」と呼ばれる悪趣味な柵が...
せっかくの車両に被るのも不満だった。
【2010年5月6日7時24分】 高山本線・西富山－婦中鵜坂
＜撮影データ＞
Canon EOS 5D／EF35-350/3.5-5.6L USM
焦点距離 110.0 mm 露出 F7.1 1/500秒 ISO200
シャッター速度優先AE AIフォーカスAF WBオート 三脚使用
婦中鵜坂駅で下車。すっかり通い慣れた道を、西本郷の陸橋へ。
晴れていること、かつ、水面を揺らすような風が吹かないこと...
鉄道写真において、「水鏡」がキレイに撮れるチャンスは意外と少ない。
今朝は、その条件が揃っている!! テンションも上がる。
心持ち広角側にして、水面に列車が映り込む場所をとっておいた。
でも、＜万年初心者・撮り鉄＞の自分。
畦道を画面中央に入れてしまった。これでは、築堤上の列車が意図した位置まで
来ると、大事なゴハチの顔が畦道で... 気付いたのは撮った後...あ～ぁ
（だから、手前で撮った方のカットを掲載するしかなかった...）
【2010年5月6日7時49分】 高山本線・西富山－婦中鵜坂
＜撮影データ＞
Canon EOS 5D／EF35-350/3.5-5.6L USM
焦点距離 35.0 mm 露出 F9.0 1/500秒 ISO200
シャッター速度優先AE AIフォーカスAF WBオート 三脚使用
それならば...
と、陸橋を下り田んぼの脇に入り込んで撮影。
このシンメトリーな構図は、好みの分かれるところだが、
でも、普段は無視するキハ120、ステンレス車体がギラリと輝いてくれた。
案外、自分の中では、お気に入りの1枚。
【2010年5月6日8時13分】 高山本線・西富山－婦中鵜坂
＜撮影データ＞
Canon EOS 5D／EF35-350/3.5-5.6L USM
焦点距離 35.0 mm 露出 F9.0 1/500秒 ISO200
シャッター速度優先AE AIフォーカスAF WBオート 三脚使用
ステンレス車体なら「ギラリ!!」が狙える...
と味をしめて、8時過ぎの特急「ワイドビューひだ」も「ギラリ!!」写真で。
広角特有の歪んだ写り方、これも好みの分かれるところ。
【2010年5月6日8時31分】 高山本線・西富山－婦中鵜坂
＜撮影データ＞
Canon EOS 5D／EF35-350/3.5-5.6L USM
焦点距離 48.0 mm 露出 F10.0 1/500秒 ISO200
シャッター速度優先AE AIフォーカスAF WBオート 三脚使用
そして、お目当て、キハ58・28が富山ゆきとして戻っていった。
少し波立っている?? でも、国鉄急行色は水面に映ってもキレイ。
車両デザイナーなんて、まだ一般的でなかった昭和30年台、
どんな景色にも良く映える、この塗装を決めた国鉄技術陣のセンスには
本当に脱帽である。
【2010年5月6日9時09分】 高山本線・西富山－婦中鵜坂
＜撮影データ＞
Canon EOS 5D／EF35-350/3.5-5.6L USM
焦点距離 75.0 mm 露出 F6.3 1/800秒 ISO200
シャッター速度優先AE AIフォーカスAF WBオート 三脚使用
この日は普段より、呉羽丘陵がクッキリと見えている気がした。
最後の越中八尾ゆきは築堤上を走る所を定番の構図で狙ったが...
白の軽トラ...!!!!!、撃沈である。何もこのタイミングで走ってこなくても...
もっとサイドがちに引きつけて、水鏡構図にしておけば...（後の祭り）
そして、続行でやってくるのが、速星の化学工場向けの貨物列車。
いつもの長編成を想定して、構えていたら...
【2010年5月6日9時09分】 高山本線・西富山－婦中鵜坂
＜撮影データ＞
Canon EOS 5D／EF35-350/3.5-5.6L USM
焦点距離 130.0 mm 露出 F5.6 1/800秒 ISO200
シャッター速度優先AE AIフォーカスAF WBオート 三脚使用
「ああぁ～ぁ!!!!!」
何と機関車単機。ズームを望遠側に切り替えて撮ってはみたが、何とも中途半端。
【2010年5月6日10時14分】 高山本線・速星－婦中鵜坂
＜撮影データ＞
Canon EOS 5D／EF35-350/3.5-5.6L USM
焦点距離 230.0 mm 露出 F5.6 1/500秒 ISO200
シャッター速度優先AE AIフォーカスAF WBオート 三脚使用
最後は、やはり、この構図。
待機しているディーゼル機関車が“貨物更新色”なのは残念だが...
【2010年5月6日10時14分】 高山本線・速星－婦中鵜坂
＜撮影データ＞
Canon EOS 5D／EF35-350/3.5-5.6L USM
焦点距離 230.0 mm 露出 F5.6 1/500秒 ISO200
シャッター速度優先AE AIフォーカスAF WBオート 三脚使用
国鉄時代からの跨線橋が残る速星駅を背景に、国鉄急行色のキハは富山に向かった。
（※）撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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吹雪の降りしきる寒い日々が続いていますが、春の写真を見ると少しは気が楽になるように思います。
この風景が再びみられるまであと半年、寒さに耐え忍ぼうとおもいます。
ところで・・・電動ヤスリでガリガリやっている鉄道模型とは、一体なんなのでしょう？
鉄コレの車両でしょうか、それとも以前からお持ちの、あんな車両でしょうか・・・？
by T_saga (2012-12-08 22:19)
T_sagaさん
コメントありがとうございます。
日本海側は今日も雪と強風で大変だったと聞いておりますが、お住まいの周辺は大丈夫でしょうか。寒さが厳しいほど、春が素晴らしいとも言われます。春先、雪解けの、美しい立山連峰を見に行きたいとは思っています。
さて、模型の件ですが...
一般的には「車両工作」なんて部類に入る立派なものではありません。
「軽加工」程度のものですが、10年以上のブランクで復帰した者にとっては久々の工作となりました。＜鉄コレ＞の4両を“ルックス重視”でワンポイント、弄ってみた感じです。2～3日中には記事にしたいと思っております。何卒、期待せずにお待ち下さい。
by あるまーき (2012-12-08 23:32)
国鉄急行色の水鏡とは豪勢なカットですね〜！
田んぼに水が張られるのは、ほんの数日だけ。
しかも風が吹くと水鏡にならないので、
これが撮れたときは本当に嬉しかったのではないでしょうか。
by あおたけ (2012-12-11 18:19)
あおたけさん
コメントありがとうございます。
そうですね、一度狙ってみたかったカットなので、やはり嬉しかったです。
でも、水面への映り方を計算して構図決めするというのは、自分には難しかったです。でも、ゴハチ最後の春、良い記録になりました。
by あるまーき (2012-12-12 00:27)