SSブログ

05. 分かれ道の駅(本線 立山線・寺田駅) [探訪!! ちてつ百景]

ここ最近、撮った写真はブログにアップするのが中心で
あまり、プリントすることがなくなっていた。
理由があって、今日、会社から帰宅してから今までかかって
まぁまぁ、ちゃんと撮れているかな~くらいのレベルのものを
30枚くらい、まとめてプリントアウトした。
A4サイズに引き延ばすとピントの甘さとかいろいろとボロが見つかるものだ。
やっぱり、もっと考えて撮らないといつまでたってもレベルアップできそうにない。

……  ……

さて、今日は地鉄の駅をご紹介したい。
電鉄富山を出た電車は、常願寺川を渡り、あの越中三郷駅(→ こちら)を
出てしばらくすると、この寺田駅に到着する。ここまで富山から10 km。

IMG_1738.JPG
【2012年3月2日12時28分】 富山地鉄本線・寺田駅
<撮影データ>
Canon PowerShot SX100 IS
焦点距離 9.1 mm 露出 F4.0 1/1250秒 ISO400 WBオート

初めて、この駅に降り立ったのは、3月はじめの雪の舞う日。
1時間近くをホームのベンチで凍えながら過ごしたんだっけ。

……  ……

IMG_2548.JPG
【2012年6月26日11時25分】 富山地鉄本線・寺田駅
<撮影データ>
Canon PowerShot SX100 IS
焦点距離 7.3 mm 露出 F5.0 1/1250秒 ISO200 WBオート

駅構内に入るところの分岐器で、宇奈月温泉に向かう本線と、立山線が別れる。
ここも稲荷町と同様、駅は大きな三角形状になっており、
その2つの辺が、本線と立山線のホーム。

IMG_2525.JPG
【2012年6月26日11時13分】 富山地鉄本線・寺田駅
<撮影データ>
Canon PowerShot SX100 IS
焦点距離 6.0 mm 露出 F4.0 1/1250秒 ISO200 WBオート

その立山線ホームの側、三角形の外側に歴史を感じさせる木造駅舎。
駅員さんも常駐していて、東新庄駅の紹介(→ こちら)でとりあげた常備券も
買うことができる。

IMG_2523.JPG
【2012年6月26日11時13分】 富山地鉄本線・寺田駅
<撮影データ>
Canon PowerShot SX100 IS
焦点距離 16.1 mm 露出 F4.0 1/800秒 ISO200 WBオート

この駅舎の正面玄関に掲げられた駅名板も旧字体、右書き。
1931年(昭和6年)の富山電鉄の駅としての開業以来のものだろうか。

IMG_2522.JPG
【2012年6月26日11時12分】 富山地鉄本線・寺田駅
<撮影データ>
Canon PowerShot SX100 IS
焦点距離 6.0 mm 露出 F4.0 1/80秒 ISO200 WBオート

広告入りのこんな木製ベンチも何だかホッとする。
駅舎を出て、構内踏切を渡ってみよう。

IMG_2546.JPG
【2012年6月26日11時16分】 富山地鉄本線・寺田駅
<撮影データ>
Canon PowerShot SX100 IS
焦点距離 6.0 mm 露出 F5.0 1/1250秒 ISO200 WBオート

両線のホームの間、三角形の内部にあたる位置には広い空間。
信号塔だろうか、一部、2階建ての待合室(閉鎖中?)がある。

IMG_2528.JPG
【2012年6月26日11時14分】 富山地鉄本線・寺田駅
<撮影データ>
Canon PowerShot SX100 IS
焦点距離 10.3 mm 露出 F4.0 1/320秒 ISO200 WBオート

立山ゆきのホームから見ると、こんな感じ。
木製のホーム支柱、色褪せた明朝体の活字が昭和レトロを醸し出す
宇奈月温泉の観光PR板。飲料水の自販機だけが21世紀の現在を物語っている。

IMG_2534.JPG
【2012年6月26日11時17分】 富山地鉄本線・寺田駅
<撮影データ>
Canon PowerShot SX100 IS
焦点距離 12.8 mm 露出 F4.0 1/125秒 ISO200 WBオート

さきの写真、右下隅の駅名板にお気づきになっただろうか。
ACコードが垂れ下がったまま、無造作に置かれている。

なぜ、使わないのだろう?
と、何気なく前回の訪問時に撮ったカット(→ こちらの記事)と見比べて
気付いたのだが...、ちょっとした間違い探し(!?)。

IMG_2543.JPG
【2012年6月26日11時21分】 富山地鉄本線・寺田駅
<撮影データ>
Canon PowerShot SX100 IS
焦点距離 6.7 mm 露出 F4.0 1/60秒 ISO200 WBオート

タイル張りの洗面台、白い看板は指定席特急料金の案内板。
JR初期までは、大阪から北陸本線経由の直通特急もあったのだが...
でも、気になったのは黄色いケロリンの看板。
銭湯と聞けばケロリン、ケロリンと言えば、あの風呂桶。
(と言って、お分かりいただけるだろうか...)

……  ……

今日、ご紹介したい1枚はコレ。
その閉鎖された待合室の建物、一部は信号扱い所だったとのこと。
その役割を終えて久しいはずだが、窓ガラスごしに目を凝らすと
こんなものが、その姿を留めていた。

IMG_2535.JPG
【2012年6月26日11時17分】 富山地鉄本線・寺田駅
<撮影データ>
Canon PowerShot SX100 IS
焦点距離 18.1 mm 露出 F3.5 1/15秒 ISO200 WBオート

ちなみに、冒頭で説明した線路配置、水色になっている部分がホームで
左手が富山方、右が宇奈月温泉方面、右下に伸びているのが立山方面。

……  ……

意味深なタイトルだったが、実は読んで字の如く、2線の分岐駅の話だったのだ。

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

あなたの「ポチッ!」こそが、励みになります。あっ、あと、「nice!」も。
にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村

nice!(19)  コメント(6)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 19

コメント 6

@赤坂

ちなみに立山線の駅舎寄りホームはかつて島式のようになっており、駅の脇にあった農業倉庫まで専用線が伸びていました。寺田常備のワムもいたそうです。

駅名看板は「床に置いといても分かるだろう」という気持ちの表れなのでしょうか。その割には「ちごづか」「えっちゅうふなはし」の方向が逆ですが・・・。

ケロリンの風呂桶、私の家で使ってます。コアなファン向けに売られているというのを最近になって知りました。
by @赤坂 (2012-07-21 10:59) 

あるまーき

@赤坂さん

地元ならではのフォローありがとうございます。
稚子塚側は、何かありそうな気はしましたが、観察する余裕というか気力が残っていませんでした。次の機会に観察したいと思います。

駅名板をなぜ取り外したかは謎ですね。あのコンセントで点くのなら、うちに譲って欲しい気がしますが...

ケロリンをご自宅でお使いとは...恐れ入りました(笑)

P.S. 水面下で出撃準備が進行中です。お忙しい時期かとは思いますが、チャンスがあれば、また、コラボ撮影できるのを楽しみにしております。

by あるまーき (2012-07-21 11:09) 

ぱす

はじめまして。信号扱い所が廃止ということはCTC化完了ということでしょうか?制御基盤の線路配置に見事に立山線の左方に脱線ポイントが設定されていますね。本線Gで立山線が脱線側、本線Rで立山線Gに連動と思わず妄想してしまいました。富山地鉄は学生の頃、稲荷町電車区を見学させていただき、昼食時に事務所で社員の皆様と一緒に仕出しお弁当を御馳走して貰った想い出が有ります。少し前ですがNHK-ETV「明日をつかめ」で抵抗制御のブラシを整備する地鉄社員が特集されてましたね。

by ぱす (2012-07-21 22:01) 

あるまーき

ぱすさん

はじめまして。コメントありがとうございます。
地鉄線の駅って、結構古いものが残っており、駅舎自体も懐かしい感じですが使われなくなって久しいと思うものも、大小さまざま散見されます。

さて、こんな記事を書いておきながら、信号とかそういう話はズブの素人なので、ご質問の件への回答は「???」なのですが、地鉄線自体のCTC化は昭和40年代前半までに終了しています。そして、この信号扱所も、機能を止めてから結構時間が経過している感じを受けました。

お話のNHKの番組、話は聞いたことがありますが、残念ながら見ておりません。「NHKアーカイブス」にでもないのか、今度、探してみたいと思います。
by あるまーき (2012-07-21 23:27) 

maipenrai

うーむ…思わずうなる物件の数々。
 ますます再訪の思いが募る地鉄なのであります。
by maipenrai (2012-07-22 22:08) 

あるまーき

maipenraiさん

コメントありがとうございます。
こういう、唸らせるアイテムが、そこかしこにフツーに残っているのが地鉄の奥深さですね。以前とりあげた、三郷駅もそうですが、電車の発着時以外は誰もいない駅なのですが、何時間いても飽きることがありません。
来月早々にも富山に行って参りますので、続編もご覧戴けるよう、お待ちしております。
by あるまーき (2012-07-22 22:13) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0