GWは恒例の「ことでんレトロ」(16)午前中が勝負だったのに... [ことでん旧型たち [高松琴平電鉄]]
朝7時過ぎの回送から始まって、17時の入庫まで1日中、琴平線にレトロ電車が走る日。
でも、天気予報は「午後から雨」の予報。午後の「レトロ4連」は“絶望的”と見るか、
午後の運転でも光線状態を心配せずに撮れると捉えるべきか...
カメラに防水シートを被せて撮るのは面倒。なにより、列車を待っている間が...
でも、それ以外にも大きなポイントがあった、この日の「レトロ電車特別運行」。
まず7時過ぎ、仏生山から高松築港へとレトロ4連(?)が送り込まれる。その回送を。
【2018年5月6日8時32分】 高松琴平電鉄琴平線・滝宮-羽床(後追い)
そう、午前中の1往復、ぬぁんと...
吊り掛け駆動とカルダン駆動、非冷房車と冷房車、15 m級と18 m級。
車体の大きさも塗色も走行音も全然違った2編成併結の4両編成での運転となった。
これは、近年、実現することの無かった大注目の編成だったのである。
…… ……
2018年5月6日(日)曇りのち雨
朝から雲の多い空模様。午後から雨になる...という予報で。
ホテルをチェックアウト、でも、荷物はフロントで預かって貰って高松築港駅。
1日フリーきっぷを買って...
6:30発の下り電車でやって来たのは太田駅、三条寄りの直線区間、踏切から撮ろうと。
さて、どちらを向いて構えるか...
【2018年5月6日6時57分】 高松琴平電鉄琴平線・太田-三条
南側(太田駅側)は住宅街、いくら複線用地が確保されているとはいえ、まだ早朝、
太陽は低く建物の影が電車の側面を斑(まだら)にする。
南向きにカメラを構えるものの、陽の長い季節になってきたからか、正面は逆光とは
ならずに。後追い重視か、前から行くか...
でも...
【2018年5月6日7時09分】 高松琴平電鉄琴平線・三条-太田(後追い)
直後に下ってきた琴電琴平ゆき、「バーバパパ」ラッピング編成はこんな感じ。
そう、空のかなりの部分を灰色の雲が“占拠”しており、陽が射したり暗転したり。
このあたり、RAW撮影だと“許容範囲”が広くなって、気楽に撮れるのだが、
それはさておき。曇ってくれれば建物の影も気にならず。
【2018年5月6日7時12分】 高松琴平電鉄琴平線・太田-三条
お目当ての電車の“前走”となる高松築港ゆきも、陽が射さず、建物の影を気にせずに
撮ることができた。この朝は、なぜか1100形(もと京王5000系)に出くわすような...。
さて、緊張も高まってくる。
長い直線区間なので太田駅に進入してくる手前から視認できる上に、何と言っても
重厚な、そして何より盛大な吊り掛けサウンド。レトロ電車の接近はかなり手前から
分かるのだが...
ぬぁんと...、そのタイミングで陽が射してきて。嗚呼。
三脚に固定したEOSくん、いまさら後追い構図に変更しても...
【2018年5月6日7時20分】 高松琴平電鉄琴平線・太田-三条
というわけで、そのまま。う~ん。落ちるべくして影が落ちて列車側面はお手本の
ような“マンダーラ”になって...
と、実際に落ち込んだのはもう少し後。無我夢中でEOSくんをを三脚から下ろして
すかさず、後追い。
【2018年5月6日7時20分】 高松琴平電鉄琴平線・太田-三条(後追い)
ファンタゴンレッドの旧標準色、23号車の奥に500号車を挟んで、現行の琴平線標準色
1070形の黄色い塗色がチラッと。
…… ……
急ぎ、太田駅に戻って乗り込んだのは7:44発の琴電琴平ゆきだった。
もう、この時点で次の撮影地は決めていた。それは...
【2018年5月6日8時26分】 高松琴平電鉄琴平線・羽床-滝宮(後追い)
羽床駅手前の築堤。場所は駅至近...でも、歩くとちょっと迂回しないとならず
すぐ目の前に三脚の列が見えているのに...気持ちばかり焦ってしまうのである。
背後は雑木林の様な感じになっていてスッキリした編成写真を狙えるポイント。
しかも、踏切の周囲にかなり足場も広くて、大人数でも余裕をもって撮れる場所、
と、恵まれたポイントなのだが...
この場所、写真ではスッキリした好撮影地に見えるが、すぐそばが養豚場で。
風に乗って流れてくる特有の“かほり”に耐えながらの撮影を強いられるのである。
(※ 意見には個人差があります)
「バーバパパ」での、試し撮りはバッチリ。自信をもってシャッターを切ったが...
【2018年5月6日8時32分】 高松琴平電鉄琴平線・滝宮-羽床
これは空港に戻ってから、撮った画像をパソコンに取り込んで。ショックだった。
「駅のホームが見える場所だし...」とタカをくくっていた。
露光条件は、1/800秒、F6.3という設定。でも...、23号車の“顔”が甘めに見ても
ぱっと見にわかるほど被写体ブレしているのだった。
「うまく撮れた」と思っていた写真が、実は“撃沈”の1枚だった...
このショックは計り知れないものがある。
しかも...
毎月一度、撮ることができる「レトロ特別運行」の編成ではなく“新旧混結”という
(最近では)稀に見るスゴい編成だったのに...
【2018年5月6日8時32分】 高松琴平電鉄琴平線・滝宮-羽床(後追い)
またもや、咄嗟に撮った後追いカットを載せるしか無くなったのである。
(このときは、被写体ブレに気づいていなかったのだが...)
琴電琴平へ向かっていった“珍編成”、すぐに折返し、仏生山ゆきとして戻ってくる。
【2018年5月6日9時35分】 高松琴平電鉄琴平線・一宮-円座(後追い)
急ぎ、<変態鉄>が向かったのは、やはり、この場所。2日連続の香東川鉄橋だった。
でも、ドン曇りの灰色の空。川の中に下りていって見上げて撮るのも...
今回は定番の、堤防上に陣取っての撮影にしてみたのだった。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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でも、天気予報は「午後から雨」の予報。午後の「レトロ4連」は“絶望的”と見るか、
午後の運転でも光線状態を心配せずに撮れると捉えるべきか...
カメラに防水シートを被せて撮るのは面倒。なにより、列車を待っている間が...
でも、それ以外にも大きなポイントがあった、この日の「レトロ電車特別運行」。
まず7時過ぎ、仏生山から高松築港へとレトロ4連(?)が送り込まれる。その回送を。
【2018年5月6日8時32分】 高松琴平電鉄琴平線・滝宮-羽床(後追い)
そう、午前中の1往復、ぬぁんと...
吊り掛け駆動とカルダン駆動、非冷房車と冷房車、15 m級と18 m級。
車体の大きさも塗色も走行音も全然違った2編成併結の4両編成での運転となった。
これは、近年、実現することの無かった大注目の編成だったのである。
…… ……
2018年5月6日(日)曇りのち雨
朝から雲の多い空模様。午後から雨になる...という予報で。
ホテルをチェックアウト、でも、荷物はフロントで預かって貰って高松築港駅。
1日フリーきっぷを買って...
6:30発の下り電車でやって来たのは太田駅、三条寄りの直線区間、踏切から撮ろうと。
さて、どちらを向いて構えるか...
【2018年5月6日6時57分】 高松琴平電鉄琴平線・太田-三条
南側(太田駅側)は住宅街、いくら複線用地が確保されているとはいえ、まだ早朝、
太陽は低く建物の影が電車の側面を斑(まだら)にする。
南向きにカメラを構えるものの、陽の長い季節になってきたからか、正面は逆光とは
ならずに。後追い重視か、前から行くか...
でも...
【2018年5月6日7時09分】 高松琴平電鉄琴平線・三条-太田(後追い)
直後に下ってきた琴電琴平ゆき、「バーバパパ」ラッピング編成はこんな感じ。
そう、空のかなりの部分を灰色の雲が“占拠”しており、陽が射したり暗転したり。
このあたり、RAW撮影だと“許容範囲”が広くなって、気楽に撮れるのだが、
それはさておき。曇ってくれれば建物の影も気にならず。
【2018年5月6日7時12分】 高松琴平電鉄琴平線・太田-三条
お目当ての電車の“前走”となる高松築港ゆきも、陽が射さず、建物の影を気にせずに
撮ることができた。この朝は、なぜか1100形(もと京王5000系)に出くわすような...。
さて、緊張も高まってくる。
長い直線区間なので太田駅に進入してくる手前から視認できる上に、何と言っても
重厚な、そして何より盛大な吊り掛けサウンド。レトロ電車の接近はかなり手前から
分かるのだが...
ぬぁんと...、そのタイミングで陽が射してきて。嗚呼。
三脚に固定したEOSくん、いまさら後追い構図に変更しても...
【2018年5月6日7時20分】 高松琴平電鉄琴平線・太田-三条
というわけで、そのまま。う~ん。落ちるべくして影が落ちて列車側面はお手本の
ような“マンダーラ”になって...
と、実際に落ち込んだのはもう少し後。無我夢中でEOSくんをを三脚から下ろして
すかさず、後追い。
【2018年5月6日7時20分】 高松琴平電鉄琴平線・太田-三条(後追い)
ファンタゴンレッドの旧標準色、23号車の奥に500号車を挟んで、現行の琴平線標準色
1070形の黄色い塗色がチラッと。
…… ……
急ぎ、太田駅に戻って乗り込んだのは7:44発の琴電琴平ゆきだった。
もう、この時点で次の撮影地は決めていた。それは...
【2018年5月6日8時26分】 高松琴平電鉄琴平線・羽床-滝宮(後追い)
羽床駅手前の築堤。場所は駅至近...でも、歩くとちょっと迂回しないとならず
すぐ目の前に三脚の列が見えているのに...気持ちばかり焦ってしまうのである。
背後は雑木林の様な感じになっていてスッキリした編成写真を狙えるポイント。
しかも、踏切の周囲にかなり足場も広くて、大人数でも余裕をもって撮れる場所、
と、恵まれたポイントなのだが...
この場所、写真ではスッキリした好撮影地に見えるが、すぐそばが養豚場で。
風に乗って流れてくる特有の“かほり”に耐えながらの撮影を強いられるのである。
(※ 意見には個人差があります)
「バーバパパ」での、試し撮りはバッチリ。自信をもってシャッターを切ったが...
【2018年5月6日8時32分】 高松琴平電鉄琴平線・滝宮-羽床
これは空港に戻ってから、撮った画像をパソコンに取り込んで。ショックだった。
「駅のホームが見える場所だし...」とタカをくくっていた。
露光条件は、1/800秒、F6.3という設定。でも...、23号車の“顔”が甘めに見ても
ぱっと見にわかるほど被写体ブレしているのだった。
「うまく撮れた」と思っていた写真が、実は“撃沈”の1枚だった...
このショックは計り知れないものがある。
しかも...
毎月一度、撮ることができる「レトロ特別運行」の編成ではなく“新旧混結”という
(最近では)稀に見るスゴい編成だったのに...
【2018年5月6日8時32分】 高松琴平電鉄琴平線・滝宮-羽床(後追い)
またもや、咄嗟に撮った後追いカットを載せるしか無くなったのである。
(このときは、被写体ブレに気づいていなかったのだが...)
琴電琴平へ向かっていった“珍編成”、すぐに折返し、仏生山ゆきとして戻ってくる。
【2018年5月6日9時35分】 高松琴平電鉄琴平線・一宮-円座(後追い)
急ぎ、<変態鉄>が向かったのは、やはり、この場所。2日連続の香東川鉄橋だった。
でも、ドン曇りの灰色の空。川の中に下りていって見上げて撮るのも...
今回は定番の、堤防上に陣取っての撮影にしてみたのだった。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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2018-06-12 10:00
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コメント(3)
新旧混結、すごいですね。
というか、総括制御できるようにしてしまう琴電がすごい。
by skekhtehuacso (2018-06-12 22:17)
カルダン車と吊り掛け車の併結は昔営業運転でやってましたね。こりゃ見たかったなあ~
by Cedar (2018-06-12 23:31)
コメントありがとうございます。
☆ skekhtehuacso さん
カルダン駆動のまま、琴電に入線したのは1981年(昭和56年)の
阪神からの譲渡車が最初だったようです。それまでは、阪神の
初代ジェットカーなども、入線に際して旧性能(吊り掛け駆動)化
という信じられないような改造をしていたようです。
この新旧併結の運転、2000年台に入ってからも続いていて、
朝ラッシュの長尾線で、乗った記憶があったので写真を探して
みましたが、撮っていなかったようで...
☆ Cedarさん
正直、自分もレトロ4連より、こちらに注目していました。
いまは「レトロ電車」の一員である3000形300号車を含む数両が
2007年7月まで、旧名古屋市交の車両に増結される運用が
長尾線で残っており、それが同社での最後の吊り掛け車定期運用
だったそうです。自分も乗ったことがあったのですが...
その日は「旧型2連」も運用入りしており、そちらばかりを
撮っていて。もったいないことをしました。
by ferrum_queserasera (2018-06-13 01:08)