2017夏、中国地方へ(19)日本一短い!? [鉄分の濃い旅行記録]
この旅、前半の宿泊地は広島県呉市。すぐ近くには全国の鉄道路線の
「日本一」がある...と聞いて訪れないわけには。
【2017年9月1日9時30分】 呉線・安芸川尻駅付近
さて、拙ブログをお読みの方なら覚えている...訳がない。
まぁ、誰も気にしていないだろうけれど、自分でもあるとき、ふと気づいて。
それ以来、ずっと気にしているのが...
9月3日
最初は意識していなかったのだが...
本当は仕事のサイクルの関係で、まとまった休みが取りやすい時期にあたる
だけなのだが...
まず、2013年9月3日は...
…… ……
コチラ。
根室本線を走る、第2429D列車。道央の滝川から富良野、新得、帯広を経由して
釧路までを8時間かけて走る、当時の「日本最長の普通列車」に乗車した。
キハ40系のボックスシートで駅弁を食べつつ過ごす8時間。(→ こちら)
(根室本線は一部区間で不通になっており、いまは、この列車も区間運休中)
そして、その翌年...
2014年9月3日は奈良県へ。
【2014年9月3日9時07分】 奈良交通バス車内(八木駅バス停・停車中に撮影)
奈良交通が運転する「八木新宮特急バス」、特急とは名ばかり。
山間部の隘路、国道157号線をゆくローカルバス。車内表示にも、さらっと
出ているように「新宮駅 約6時間20分」。高速道路を経由しない路線バス
としては日本最長の路線である。
そのときに、気づいてしまった。2年連続で「9月3日に日本最長」!!
となれば、翌2015年9月3日が近づいてくるにしたがって、「日本最長」を探して。
でも、ちょっと行ける範囲に見つからず。
では、「日本一短い」!!
成田空港開港をめぐる複雑な事情の中で開業した、わずか2 kmのミニ私鉄、
芝山鉄道線に乗りに行ってきた。
なぜか、よく分からないのだが、その始発駅(?)でもある東成田駅を取りあげた、
この記事(→ こちら)が拙ブログの人気記事の1つになっている。
もう、こうなるとブロガーとしては、2016年も。
9月3日を目前にして、アレコレと。
そして、近場に見つけてきた。今度は「世界一」。
懸垂式モノレールとしては世界最長の路線が千葉都市モノレール。
それなら、2017年は??
9月3日(日)には、「日本一」では無い出撃先が先に決まっていた。
ということで、一足早く。9月1日に「日本一」を訪れたのだった。
と、前置きばかり長くなるのが、拙ブログの悪いところ。
2017年9月1日(金)晴れのち曇り
呉の3つ先の駅が広。なぜかJR呉線の、それも快速停車駅には漢字1文字の駅名が
多くて。坂、呉、広と。広島からの電車は大半が広まで。ここからさらに東へ、
三原方面に向かうには、広で乗り換えになる。
この朝は、広ゆきに乗って。
【2017年9月1日8時24分】 呉線・呉駅
旅先の<変態鉄>としては、少しゆっくり。7時半に出発して駅内の定食屋で
朝食を食べてから。8:33発の広ゆきは227系の6連、でも、ドア横に人が立っている
くらいの乗車率で、終点まで座れず。
【2017年9月1日8時47分】 呉線・広駅
3つ目が終点、広。跨線橋を渡って3番のりばには“末期色”107系2連のワンマン
電車が停車中。三原ゆきワンマン電車に乗り換える乗客はわずか。
ロングシートは空席が目立っていた。
相変わらず、瀬戸内海に沿って、海沿いのわずかな土地にへばりつくように走る。
【2017年9月1日9時02分】 呉線・安芸川尻駅
2つめの駅が安芸川尻。ここに「日本一」があるのだ。
お気づきだろうか!?
その“日本一”は駅のすぐ目と鼻の先、この写真にもバッチリ写っている。
でも、その前に...
【2017年9月1日9時05分】 呉線・安芸川尻駅
この朝も気持ちの良い青空。海の気配を感じる場所、開放的な感じの
島式ホーム1本の駅は、“呉線らしい駅”。2両ワンマンの電車にとって
必要以上に長く感じるホームは、かつて東京からの寝台列車も通っていた呉線の
過去の栄光...だろうか。
無人駅だろうと思っていたら、業務委託だろうか改札口では、
JRの関連会社の社員が集札掛を。
これまた、簡素ながら良い感じの駅舎だった。
【2017年9月1日9時06分】 呉線・安芸川尻駅付近
駅舎のヨコに掲げられた観光案内図に、その「日本一」が書かれていた。
そう、「日本で一番短い鉄道トンネル」がこの駅のすぐヨコにあるのだ。
さて、安芸川尻駅と言えば、そもそもは標高839 m、地質的に面白いだけでなく
瀬戸内海の夕景を眺めるビューポイントとしても知られる野呂山の登山口として
知られる駅だった。そう、広島県民にとってのちょっとしたハイキング...というか
そんなスポット。
【2017年9月1日9時07分】 広島県呉市川尻町西付近
さて、その駅舎を背に左の方角へ。野呂山の登山道の案内にしたがって急な坂道を
上っていくと、すぐに呉線の線路をオーバークロスする。
この道路の真下が、その“トンネル”である。
正式には「川尻トンネル」、その長さは8.7 mとされている。
【2017年9月1日9時08分】 呉線・安登-安芸川尻
さて、トンネルの両側とも、先ほどの広めの道路から線路沿いに入っていく道...
というか、通路のようなものがある。駅至近と言うこともあって、周囲は住宅が
建て込んでおり、住民の方の生活感の溢れる路地である。
まずは駅側、つまりトンネルの西側から撮ったのがこの写真。
それにしても、晴れているとトンネルの記録写真(← 滅多に撮らないけど...)は
撮りにくいことこの上なく。
それでも、こちらから見れば、小判型でトンネルらしい開口部。
【2017年9月1日9時11分】 呉線・安芸川尻駅付近
でも、反対側、トンネルの東側に回れば、上を通る道路(2枚上の写真にある
少し幅のあるクルマの通れる道)が線路を跨いでいる架道橋のようにしか
見えないのである。逆光で何だか分かりづらいのだが、奥の方は小判型で...
それでも、何だか「トンネル」らしくは見えないのが、ちょっと寂しいところ。
さてさて、再び、駅の方へ。
【2017年9月1日9時15分】 呉線・安芸川尻駅付近
ホームの向かい側、ちょうど2両ワンマン電車の停車位置付近の向かい側付近に
立てば、川尻トンネルを正面から撮れそう。ここでカメラを構えて、10時台に
続けてやってくる上下の普通列車を撮ることにした。(つづく)
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「日本一」がある...と聞いて訪れないわけには。
【2017年9月1日9時30分】 呉線・安芸川尻駅付近
さて、拙ブログをお読みの方なら覚えている...訳がない。
まぁ、誰も気にしていないだろうけれど、自分でもあるとき、ふと気づいて。
それ以来、ずっと気にしているのが...
9月3日
最初は意識していなかったのだが...
本当は仕事のサイクルの関係で、まとまった休みが取りやすい時期にあたる
だけなのだが...
まず、2013年9月3日は...
…… ……
コチラ。
根室本線を走る、第2429D列車。道央の滝川から富良野、新得、帯広を経由して
釧路までを8時間かけて走る、当時の「日本最長の普通列車」に乗車した。
キハ40系のボックスシートで駅弁を食べつつ過ごす8時間。(→ こちら)
(根室本線は一部区間で不通になっており、いまは、この列車も区間運休中)
そして、その翌年...
2014年9月3日は奈良県へ。
【2014年9月3日9時07分】 奈良交通バス車内(八木駅バス停・停車中に撮影)
奈良交通が運転する「八木新宮特急バス」、特急とは名ばかり。
山間部の隘路、国道157号線をゆくローカルバス。車内表示にも、さらっと
出ているように「新宮駅 約6時間20分」。高速道路を経由しない路線バス
としては日本最長の路線である。
そのときに、気づいてしまった。2年連続で「9月3日に日本最長」!!
となれば、翌2015年9月3日が近づいてくるにしたがって、「日本最長」を探して。
でも、ちょっと行ける範囲に見つからず。
では、「日本一短い」!!
成田空港開港をめぐる複雑な事情の中で開業した、わずか2 kmのミニ私鉄、
芝山鉄道線に乗りに行ってきた。
なぜか、よく分からないのだが、その始発駅(?)でもある東成田駅を取りあげた、
この記事(→ こちら)が拙ブログの人気記事の1つになっている。
もう、こうなるとブロガーとしては、2016年も。
9月3日を目前にして、アレコレと。
そして、近場に見つけてきた。今度は「世界一」。
懸垂式モノレールとしては世界最長の路線が千葉都市モノレール。
それなら、2017年は??
9月3日(日)には、「日本一」では無い出撃先が先に決まっていた。
ということで、一足早く。9月1日に「日本一」を訪れたのだった。
と、前置きばかり長くなるのが、拙ブログの悪いところ。
2017年9月1日(金)晴れのち曇り
呉の3つ先の駅が広。なぜかJR呉線の、それも快速停車駅には漢字1文字の駅名が
多くて。坂、呉、広と。広島からの電車は大半が広まで。ここからさらに東へ、
三原方面に向かうには、広で乗り換えになる。
この朝は、広ゆきに乗って。
【2017年9月1日8時24分】 呉線・呉駅
旅先の<変態鉄>としては、少しゆっくり。7時半に出発して駅内の定食屋で
朝食を食べてから。8:33発の広ゆきは227系の6連、でも、ドア横に人が立っている
くらいの乗車率で、終点まで座れず。
【2017年9月1日8時47分】 呉線・広駅
3つ目が終点、広。跨線橋を渡って3番のりばには“末期色”107系2連のワンマン
電車が停車中。三原ゆきワンマン電車に乗り換える乗客はわずか。
ロングシートは空席が目立っていた。
相変わらず、瀬戸内海に沿って、海沿いのわずかな土地にへばりつくように走る。
【2017年9月1日9時02分】 呉線・安芸川尻駅
2つめの駅が安芸川尻。ここに「日本一」があるのだ。
お気づきだろうか!?
その“日本一”は駅のすぐ目と鼻の先、この写真にもバッチリ写っている。
でも、その前に...
【2017年9月1日9時05分】 呉線・安芸川尻駅
この朝も気持ちの良い青空。海の気配を感じる場所、開放的な感じの
島式ホーム1本の駅は、“呉線らしい駅”。2両ワンマンの電車にとって
必要以上に長く感じるホームは、かつて東京からの寝台列車も通っていた呉線の
過去の栄光...だろうか。
無人駅だろうと思っていたら、業務委託だろうか改札口では、
JRの関連会社の社員が集札掛を。
これまた、簡素ながら良い感じの駅舎だった。
【2017年9月1日9時06分】 呉線・安芸川尻駅付近
駅舎のヨコに掲げられた観光案内図に、その「日本一」が書かれていた。
そう、「日本で一番短い鉄道トンネル」がこの駅のすぐヨコにあるのだ。
さて、安芸川尻駅と言えば、そもそもは標高839 m、地質的に面白いだけでなく
瀬戸内海の夕景を眺めるビューポイントとしても知られる野呂山の登山口として
知られる駅だった。そう、広島県民にとってのちょっとしたハイキング...というか
そんなスポット。
【2017年9月1日9時07分】 広島県呉市川尻町西付近
さて、その駅舎を背に左の方角へ。野呂山の登山道の案内にしたがって急な坂道を
上っていくと、すぐに呉線の線路をオーバークロスする。
この道路の真下が、その“トンネル”である。
正式には「川尻トンネル」、その長さは8.7 mとされている。
【2017年9月1日9時08分】 呉線・安登-安芸川尻
さて、トンネルの両側とも、先ほどの広めの道路から線路沿いに入っていく道...
というか、通路のようなものがある。駅至近と言うこともあって、周囲は住宅が
建て込んでおり、住民の方の生活感の溢れる路地である。
まずは駅側、つまりトンネルの西側から撮ったのがこの写真。
それにしても、晴れているとトンネルの記録写真(← 滅多に撮らないけど...)は
撮りにくいことこの上なく。
それでも、こちらから見れば、小判型でトンネルらしい開口部。
【2017年9月1日9時11分】 呉線・安芸川尻駅付近
でも、反対側、トンネルの東側に回れば、上を通る道路(2枚上の写真にある
少し幅のあるクルマの通れる道)が線路を跨いでいる架道橋のようにしか
見えないのである。逆光で何だか分かりづらいのだが、奥の方は小判型で...
それでも、何だか「トンネル」らしくは見えないのが、ちょっと寂しいところ。
さてさて、再び、駅の方へ。
【2017年9月1日9時15分】 呉線・安芸川尻駅付近
ホームの向かい側、ちょうど2両ワンマン電車の停車位置付近の向かい側付近に
立てば、川尻トンネルを正面から撮れそう。ここでカメラを構えて、10時台に
続けてやってくる上下の普通列車を撮ることにした。(つづく)
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2017-09-29 03:00
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コメント(2)
227系の運行開始や路線カラーの導入によって広島地区のJRも印象が大分変わりましたね。感慨深いものがあります。
by UZ (2017-09-29 07:57)
UZさん
コメントありがとうございます。
遅くなりまして、申し訳ありません。
時間帯によっては、広島駅のホームにいるのも全て227系...
などということもあるようで。115系は土休日ダイヤの方が日中に見かけることが多かったかも知れません。
115系も個性派揃いだった時代もちょっと懐かしいです。
でも、227系も乗り心地も良く。関東の者としては羨ましい限りです。
by あるまーき (2017-09-30 02:19)