サクラ咲く、富山へ(12)デキホキ撮影会(あの鉄橋にて) [雷鳥色の電車たち[富山地鉄]]
今日の話題に入る前に。
気がつけば、3年連続となった大型連休の「ことでん」出撃。
あのレトロ電車たちを撮るための出撃は、年々“本格化”してきており。
一昨年は日帰り、去年は琴平線でのレトロ4連運行の前日、仏生山工場で
行われたイベントにも参加。
そして、今年は...
【2016年4月30日13時58分】 高松琴平電鉄・仏生山車両所東工場
5月3日から7日まで4泊5日という長丁場。いつもとは違って、片原町駅近くの
ビジホを拠点に、今回は長尾線のレトロ電車にも“初参戦”することにした。
と言うわけで、ことでんの撮影地を“予習”しておかないといけないのだが、
仕事に追われていて、その時間がとれないのである。
でも、拙ブログ、まだまだ続く4月の富山地鉄の話題。
…… ……
※ この撮影会は、富山地方鉄道が開催したイベントではありません。
このブログ記事に関して、地鉄に問合せを行うことは、
各方面に多大なご迷惑をおかけすることにもなりますので絶対におやめください。
なお、都合により、この撮影記では撮影時刻の記載は省かせていただきます。
2017年4月9日(日)雨時々止む
今回の主役「デキ12021」号機というのは1958年(昭和33年)に東芝で
製造された電気機関車。新製当時の写真はモノクロでしか見たことがないのだが
塗色はちょっと違っていたのだろうか??
1形式1両だけの製造、そもそも当初の所有者は関西電力。もちろん、活躍の場は
富山地鉄だったわけだが。黒部川第4発電所、いわゆる「クロヨン」の建設資材
輸送を目的に新製、当初から発電所完成後は富山地鉄の“移籍”する予定だったが
その後、富山地鉄の電気機関車として国鉄からの連絡輸送など貨物などに活躍、
貨物列車全廃後も主にバラスト輸送などの工事臨時列車の牽引や、
稲荷町車庫での入換作業などに使われている。
これらの用途には法令上の“車両”ではなく、“機械”扱いのモーターカーを
使う鉄道事業者が増えているが路線長が長いこともあって終電後の時間だけでは
バラスト散布を済ませて“帰還”するのが難しいことなどが理由なのだろうか??
いまも地鉄では、バラスト輸送・散布はデキ12021がホキ車2両を牽引する
臨時列車の形で日中に運転される。とはいえ、東京に住んでいる<変態鉄>が
そう簡単に、年に1~2度だけのバラスト散布作業の日を狙って富山を訪問するのは
“二階から目薬”より難しいかも知れない。(それでも一度だけ遭遇したが...)
だからこそ、こういう撮影会に混ぜてもらえるのは何とも嬉しいこと。
残念ながら生憎の天候で、立山連峰をバックに疾走するデキホキの姿を
捉えることは叶わなかったが、“ド定番”の撮影地でもドキドキしながらの
撮影だったのである。尤も、寒さでブルブル...だったのも確かだが。
「千垣の鉄橋」にも立ち寄ったのだった。
伝えられた通過予定時刻までには少しの余裕。先行する営業列車は「60だいこん」。
ここ、有名撮影地で並行する道路橋からの撮影になるのだが、送電線があって
撮りやすそうで、立ち位置を決めるのに意外と悩んでしまう撮影地でもある。
この鉄橋の下を流れているのは常願寺川、住所は富山市になるのだが
でも、市内に比べて標高が高いので、霧というか雲が...
背後の山並みは霞んで見えないのである。
さぁ、いよいよデキホキ。まさに、そろりそろりと。
この鉄橋、特急電車でもかなり減速して通過する。慌てて連写してしまうと
いざという場面で、書き込みが追いつかなくなってシャッターが切れなくなる。
架線柱のスパンに「デキホキ」合わせて3両を収めたくて...
う~ん、この位置でベストだったのか、はたまた...
道路を横断して反対側へ。晴れれば立山室堂方面まで見渡せるときもあるそうだが...
この日はそんな遠景は見えるはずもなく。
でも、すぐ先の有峰口駅に進入してくる電鉄富山ゆきの姿を撮ることができた。
そして、デキの機回し作業の様子を望遠で撮ったら...
冬季限定の千垣側のポイントへ。普段の単独行なら、ゆっくり撮って後続電車で...
となるのだが、撮影会だと団体行動。撮影後の帰りの経路を確認しながら
斜面を下って...
通りかかった立山ゆき下り電車で試し撮り。
枝がちょっと目障りで...、う~ん。
でも、極楽坂、粟巣野といった立山周辺のスキー場の広告看板をバックにした
カットは、鉄道誌の写真で見て、一度は撮ってみたいと思っていた。
そして、デキホキ。あの枝に引っかけないように少し奥で。
枝がかかることは分かっていても、とりあえず連写。
引きつけたカットも撮ったら、雨でぬかるんで滑りやすい急斜面を三脚を担いで
急ぐのだった。千垣駅近くで待っていてくれたバスに乗り込んだら、
次の撮影地へ。(つづく)
…… ……
なぜか、たびたびの中断を挟みながらのこのシリーズ。
明日からは高松からの<速報版>を挟むので、続編は9日(火)の早朝以降に
アップすることになるかと思います。しばし、お待ちを。
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
あなたの「ポチッ!」こそが、励みになります。あっ、あと、「nice!」も。
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気がつけば、3年連続となった大型連休の「ことでん」出撃。
あのレトロ電車たちを撮るための出撃は、年々“本格化”してきており。
一昨年は日帰り、去年は琴平線でのレトロ4連運行の前日、仏生山工場で
行われたイベントにも参加。
そして、今年は...
【2016年4月30日13時58分】 高松琴平電鉄・仏生山車両所東工場
5月3日から7日まで4泊5日という長丁場。いつもとは違って、片原町駅近くの
ビジホを拠点に、今回は長尾線のレトロ電車にも“初参戦”することにした。
と言うわけで、ことでんの撮影地を“予習”しておかないといけないのだが、
仕事に追われていて、その時間がとれないのである。
でも、拙ブログ、まだまだ続く4月の富山地鉄の話題。
…… ……
※ この撮影会は、富山地方鉄道が開催したイベントではありません。
このブログ記事に関して、地鉄に問合せを行うことは、
各方面に多大なご迷惑をおかけすることにもなりますので絶対におやめください。
なお、都合により、この撮影記では撮影時刻の記載は省かせていただきます。
2017年4月9日(日)雨時々止む
今回の主役「デキ12021」号機というのは1958年(昭和33年)に東芝で
製造された電気機関車。新製当時の写真はモノクロでしか見たことがないのだが
塗色はちょっと違っていたのだろうか??
1形式1両だけの製造、そもそも当初の所有者は関西電力。もちろん、活躍の場は
富山地鉄だったわけだが。黒部川第4発電所、いわゆる「クロヨン」の建設資材
輸送を目的に新製、当初から発電所完成後は富山地鉄の“移籍”する予定だったが
その後、富山地鉄の電気機関車として国鉄からの連絡輸送など貨物などに活躍、
貨物列車全廃後も主にバラスト輸送などの工事臨時列車の牽引や、
稲荷町車庫での入換作業などに使われている。
これらの用途には法令上の“車両”ではなく、“機械”扱いのモーターカーを
使う鉄道事業者が増えているが路線長が長いこともあって終電後の時間だけでは
バラスト散布を済ませて“帰還”するのが難しいことなどが理由なのだろうか??
いまも地鉄では、バラスト輸送・散布はデキ12021がホキ車2両を牽引する
臨時列車の形で日中に運転される。とはいえ、東京に住んでいる<変態鉄>が
そう簡単に、年に1~2度だけのバラスト散布作業の日を狙って富山を訪問するのは
“二階から目薬”より難しいかも知れない。(それでも一度だけ遭遇したが...)
だからこそ、こういう撮影会に混ぜてもらえるのは何とも嬉しいこと。
残念ながら生憎の天候で、立山連峰をバックに疾走するデキホキの姿を
捉えることは叶わなかったが、“ド定番”の撮影地でもドキドキしながらの
撮影だったのである。尤も、寒さでブルブル...だったのも確かだが。
「千垣の鉄橋」にも立ち寄ったのだった。
伝えられた通過予定時刻までには少しの余裕。先行する営業列車は「60だいこん」。
ここ、有名撮影地で並行する道路橋からの撮影になるのだが、送電線があって
撮りやすそうで、立ち位置を決めるのに意外と悩んでしまう撮影地でもある。
この鉄橋の下を流れているのは常願寺川、住所は富山市になるのだが
でも、市内に比べて標高が高いので、霧というか雲が...
背後の山並みは霞んで見えないのである。
さぁ、いよいよデキホキ。まさに、そろりそろりと。
この鉄橋、特急電車でもかなり減速して通過する。慌てて連写してしまうと
いざという場面で、書き込みが追いつかなくなってシャッターが切れなくなる。
架線柱のスパンに「デキホキ」合わせて3両を収めたくて...
う~ん、この位置でベストだったのか、はたまた...
道路を横断して反対側へ。晴れれば立山室堂方面まで見渡せるときもあるそうだが...
この日はそんな遠景は見えるはずもなく。
でも、すぐ先の有峰口駅に進入してくる電鉄富山ゆきの姿を撮ることができた。
そして、デキの機回し作業の様子を望遠で撮ったら...
冬季限定の千垣側のポイントへ。普段の単独行なら、ゆっくり撮って後続電車で...
となるのだが、撮影会だと団体行動。撮影後の帰りの経路を確認しながら
斜面を下って...
通りかかった立山ゆき下り電車で試し撮り。
枝がちょっと目障りで...、う~ん。
でも、極楽坂、粟巣野といった立山周辺のスキー場の広告看板をバックにした
カットは、鉄道誌の写真で見て、一度は撮ってみたいと思っていた。
そして、デキホキ。あの枝に引っかけないように少し奥で。
枝がかかることは分かっていても、とりあえず連写。
引きつけたカットも撮ったら、雨でぬかるんで滑りやすい急斜面を三脚を担いで
急ぐのだった。千垣駅近くで待っていてくれたバスに乗り込んだら、
次の撮影地へ。(つづく)
…… ……
なぜか、たびたびの中断を挟みながらのこのシリーズ。
明日からは高松からの<速報版>を挟むので、続編は9日(火)の早朝以降に
アップすることになるかと思います。しばし、お待ちを。
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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