SSブログ

2つの“現役最古の電車”を撮りに(2)ぶっしょうざんっ!! [ことでん旧型たち [高松琴平電鉄]]

あまり、「うどん県」というか高松には縁もゆかりも...
別に知り合いがいるわけでも無し、暮らしていたことがあるわけでも無し。

でも、高松に来ると何だか故郷に帰ってきたような...
ひとり勝手に「落ち着く!!」などと言っているのである。
そんな、<変態鉄>にとって、「うどん」とともに高松の街に欠かせないと
思っているのが、「ことでん」、高松琴平電鉄である。

車輌の面でも沿線風景も、職員の方の親切な対応をとっても...
2015年春の訪問以来、すっかり魅せられている。
そんな、「ことでん」を撮りに訪れる者として、まず最初に訪れるのは、

01_DPP_00000228.JPG
【2016年12月17日14時23分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山-太田

仏生山である。駅に隣接した車庫・工場には琴平線・長尾線系統の各車両が
留置されており、その中には製造から90年を迎える「レトロ電車」たちの姿も。

空港から仏生山に向かうはずなのだが...


……  ……

2016年12月17日(土)晴れ

羽田からのNH535便。弁当を広げながらも<変態鉄>は迷っていた。
ヒコーキは名古屋上空を過ぎた頃から雲の上、地上の様子も見られなくなって。

02_IMG_7003.JPG
【2016年12月17日13時26分】 NH535便(JA111A機内)

再び晴れてきたのは瀬戸内海の上空あたり。
遠くに見えている高いビルがJR高松駅の周辺、ホテルクレメントの付近。

そして、着陸態勢に入っても、<変態鉄>の気持ちは固まらないまま。
そう、乗ってきたヒコーキは“A321ceo”の初号機なのである。
高松空港のターミナルビルから滑走路を挟んで真向かいには「さぬきこどもの国」。
自分のカメラでも、離陸していく姿が撮れる。たぶん、数十分で羽田ゆきとして
離陸するはずであり、しかも土日には無料の送迎バスが...

手荷物として預けていた三脚が出てくるのを待つ間も...

そして、ホントに仕方の無い「中途半端な結論」。
ターミナルビル屋上の送迎デッキから撮ってみることにした。

エレベータで送迎デッキへ。
羽田とは違って、地方の空港の送迎デッキはフェンスのところどころに
カメラのレンズがちょうど入るサイズの丸穴が開けられており、
EOSくんに、28-300という図体のデカい機材でも、お気軽に楽しめる。

左を見れば...

03_DPP_00000190.JPG
【2016年12月17日13時43分】 香川県高松市・高松空港

<変態鉄>にとっての“永遠の憧れ”、その機体が留められているのである。
“Aerolab”のYS-11型機である。時刻表に「YS」の文字がある時代は
知っていても、当時、ヒコーキに乗る機会がなかなか無くて...。
乗りたいと思ったときには、すでに退役していたのである。

“MRJ”が飛び立つまでは「国産唯一の旅客機」である。

さて、ANAにとっては最新の“A321-200”型機は...

s5_DPP_00000077.JPG
【2016年12月17日13時43分】 香川県高松市・高松空港

羽田より近い位置で撮ることができただけでも大満足だった。
ちなみに「さぬきこどもの国」にも、ANKから寄贈されたYS-11型機が
保存されている。よ~く目を凝らせば、後方にトリトンカラーのYSの姿が。

さて、送迎デッキにもスピーカーがあって、ターミナルビルの館内放送は流れる。
放送がまもなくリムジンバスが発車すること、この後はしばらく間隔が
空くことがアナウンスされた。わずかな望み、大急ぎでエレベータ。

「バス、まだ大丈夫ですか??」、案内カウンターのお姉さんに声をかけると...

「どこまで行かれるの??」、バスの運転手さん。

「空港通り一宮!!!」

「車内で払って!!」、本当は乗車前に券売機で乗車券を買うべきなのだが...
ことでんリムジンバス、<変態鉄>が乗り込むとドアが閉まって出発。

04_IMG_7008.JPG
【2016年12月17日14時06分】 香川県高松市寺井町付近

と、10分で空港通り一宮バス停。文字通り市街地と空港を結ぶバイパス道路に
あるバス停、周辺は郊外のロードサイド型店舗ばかりで...

すぐ後ろは陸橋、ことでん琴平線と立体交差しており、そこには「空港通り駅」
でも、<変態鉄>は歩くのである。すぐ目の前の「三名町」交差点を右折、
10分ほど歩けば仏生山車両所の裏に出るのである。

まずは、太田駅側の墓地の近くの踏切へ。

05_DPP_00000191.JPG
【2016年12月17日14時19分】 高松琴平電鉄琴平線・仏生山-太田

駅構内はずれには、決まって「レトロ電車」が2両停まっている。
基本的に、次に運用に入る2両が組成されて留置されているケースが多いような。
この日は、3000形300号車の姿が確認できた。

s6_DPP_00000078.JPG
【2016年12月17日14時23分】 高松琴平電鉄・仏生山-太田(後追い)

午後になると影の落ち方がちょっとビミョーだが、もと京王5000系の
ことでん1100系、高松築港ゆきと並んだ瞬間を。

06_DPP_00000192.JPG
【2016年12月17日14時27分】 高松琴平電鉄・仏生山車両所東工場付近

一面のコスモスと、隣には季節外れのヒマワリが咲き誇る畦道を歩けば...

ちなみに、この写真に写る2両編成の2扉車は1070形、「レトロ電車」を
除けば、同社で最古参の電車となった。もと京急600形である。
地元で無い<変態鉄>には、走行シーンを撮るのが最も難しい電車かも。
2015年には、1070形の特別運行もあったが、そのとき、まだ<変態鉄>は
この車輌の希少性に気づいていなかった。嗚呼。

07_DPP_00000229.JPG
【2016年12月17日14時31分】 高松琴平電鉄・仏生山車両所東工場付近

そして、“仏生山のヌシ”「デカ」も元気そうだったのである。
ちなみにこの日は定期検査での入場車だろうか、1080形に阻まれてサイドは...。

s1_DPP_00000080.JPG
【2016年12月17日14時31分】 高松琴平電鉄・仏生山車両所付近

琴平線の電車は黄色。その琴平線各形式が並ぶ姿も...
すでに14時半、陽の短い時期だけに太陽は西に傾いており、手前に停まった
金比羅さんのラッピング電車を照らし出していた。

そのすぐ横には、もう1両のレトロ電車が待機している。

s8_DPP_00000082.JPG
【2016年12月17日14時33分】 高松琴平電鉄・仏生山車両所付近

この日は、転入車の中で唯一「レトロ電車」として動態保存された23号車。
この赤の塗り分け塗装が、<変態鉄>にとって、一番、なじみのある
カラーかも知れない。路線別の車体塗色になったのは2000年代に入ってから。
<変態鉄>が初めて撮りに訪れたときは「そごうカラー」へ塗り変わる頃。

と、仏生山車両所の東側を歩いて仏生山駅までやってくるのが、
高松における<変態鉄>のルーティンに。

そんな、いつ行ってもコーフンするシーンに出会えるのが仏生山なのである。

08_DPP_00000084.JPG
【2016年12月17日14時54分】 高松琴平電鉄琴平線・高松築港駅

仏生山駅 14:41発の高松築港ゆきでホテルに向かったのだった。

……  ……

チェックインして荷物を置いたら、ちょっと外出!!

09_IMG_7012.JPG
【2016年12月17日16時52分】 香川県高松市常盤町・瓦町FLAG

「ことでん」を撮りに来たクセして、ことでんの時刻表を忘れてくるという
愚挙を...、駅でお願いして時刻表をいただいたのだった。

そうであれば、もちろん、「瓦町FLAG」へ。

10_IMG_7011.JPG
【2016年12月17日16時48分】 香川県高松市常盤町・瓦町FLAG

レストラン街には「こがね製麺」がオープンしていたのが前回訪問時との違い。
“セルフ式”が当たり前の「さぬきうどん」だが、ここは珍しくフルサービス。

ということはお値段が...

と、ちょっと警戒してしまったが、でも、セルフ店よりお得で。

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

あなたの「ポチッ!」こそが、励みになります。あっ、あと、「nice!」も。
にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村

nice!(17)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 17

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0