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半夏生の明石、そして倉敷へ(5)懐かしの地へ<後編> [町歩き(鉄分薄め)]

いつの間にか、「史跡探訪ブログ」になりつつある拙ブログ。でも、<鉄>ブログである。
ただ、今日はもう1回だけ五色塚古墳の話題。

「水島臨海のキハの話題は、いつになったら書くんだ!!」
というお叱りの声が聞こえて来る前に、明日からは<鉄>ブログに戻る予定である。

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【2016年7月3日10時44分】 水島臨海鉄道水島本線・球場前-西富井

ちなみに、臨鉄キハの話題が出てくるのは3日後の予定。もうしばらく神戸の話題が続く。

ということで、今日も<鉄>分が薄めの記事が続くのだが...。

……

2016年7月2日(土)曇りのち晴れ

古墳が盛んに造られたのは、いまから1500年以上前のこと。当然、どこも木々に覆われ、
また、盗掘やその後の時代の開発の影響などもあって、なかなか原型を留めている所は少ない。
そんな中で、小学校の頃、歴史の教科書に載っていた五色塚古墳に興味を持って、
中学に入った年の夏休み、宿題を言い訳にして、本当に来てしまったのは26年前のこと。

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【2016年7月2日13時10分】 神戸市垂水区五色山・五色塚古墳

26年ぶりに上るのだが...

徐々に当時の記憶がよみがえってくるのである。

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【2016年7月2日13時11分】 神戸市垂水区五色山・五色塚古墳

まずは南側にある「前方」部を。
26年間で変わったのは、正面の大きな吊り橋だろうか。霞ヶ丘の隣が舞子公園、
その舞子公園駅のほぼ真上から淡路島を結んでいるのが、明石海峡大橋。
そのまま淡路島を貫いて、大鳴門橋を経て四国入りする経路は高速バスで何度も
通っている。でも、当時は、まだ瀬戸大橋(児島-坂出ルート)の完成からも日が浅く
ここに橋が架かるとは信じられなかった頃のこと。

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【1990年8月頃】 神戸市垂水区五色山・五色塚古墳

26年前。この写真はさらに高いところにある「後円」部の縁から「前方」部を見下ろした
カットだが、ほぼ同じ方向に瀬戸内海が見えている。

05_DPP_4440.JPG
【2016年7月2日13時13分】 神戸市垂水区五色山・五色塚古墳

「前方」部から「後円」部を見上げたカット。
こう見るとなんだか公園のような広場のような...

実際、<変態鉄>と入れ替わりのように帰って行ったが、周辺の方にとっては史跡と言うより
ちょうど良い子供の遊び場のような感じで、何組かの家族連れが小さな子供を遊ばせていた。

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【1990年8月頃】 神戸市垂水区五色山・五色塚古墳

このカット、ほぼ同じ撮り方で26年前にも撮っていた。
ちょっと雑草が増えたくらいの差異だろうか??
まさか、古墳の“定点比較”を撮るとは思っても見なかった。
とはいえ、4世紀後半に造られ、この地方の豪族を葬ったとされる同古墳の1500年あまりの
歴史の中では、“たった26年後”ではあるのだが...

というわけで、階段を上れば後円部である。

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【1990年8月頃】 神戸市垂水区五色山・五色塚古墳

ぐるっと1週並べられた埴輪たちの向こうに住宅街が広がるこの光景も26年前とほぼ同じ。

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【2016年7月2日13時23分】 神戸市垂水区五色山・五色塚古墳

もちろん、振り返れば瀬戸内海、その向こうに淡路島を望むのも変わっていない。

さて、<鉄>としては、やはり、「前方」部の端の様子が気になるわけで...
五色塚古墳の、左端の方はほんのかすかに削り取られたような形になっている。
そう、山陽電車の線路が通っているのである。山陽垂水を出て霞ヶ丘に到着する直前、
海とは反対側の車窓(姫路ゆきの右側)を凝視していると、この古墳が見える。

ということは...

「前方」部に戻って、カメラを構えたまま埴輪の近くをウロウロ、完全なる不審者である。
でも、マンションをかわしながら山陽電車の線路が見えるように...

三脚を立てるわけにもいかない場所で(そもそも持っていなかったが...)、
構図を決めるまでに結構苦労したのだった。その中で自分なりにベストポジションを。

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【2016年7月2日13時17分】 山陽電鉄本線・霞ヶ丘-山陽垂水

それにしても、マンションの影からいきなり飛び出してくる電車...
ずっとカメラを構えたまま、待ち続けねばならず緊張を強いられる撮影でもあった。

さぁ、再び霞ヶ丘駅に戻って、13:46発の阪急三宮ゆき普通電車で向かった先は...
(明日から再び<鉄>ネタに戻ります)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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