関鉄常総線「のんびり乗車会&撮影会」20160521(1)ぷろろーぐ [常総線のキハとその仲間たち[関東鉄道]]
関東鉄道常総線は常磐線の取手から水戸線の下館まで茨城県をほぼ南北に貫く
非電化のローカル私鉄。旧国鉄の通勤型ディーゼル動車キハ35系を譲受して
使っていたので、拙ブログでも何度となくその撮影記をご紹介してきたが...
そんなキハ35系たちも事実上引退し、大半はすでに海外譲渡されてしまった。
と、そんなことより「関東鉄道常総線」が全国ニュースになったのは昨年秋。
【2016年5月21日14時02分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地
2015年9月10日、大雨で鬼怒川堤防が決壊、石下付近を中心に水海道車両基地も水没。
復旧までに2ヶ月余りを要したということだろうか。
そんな関鉄常総線、定期的に水海道車両基地を公開してのファン向けのイベントを
開催してくれる。でも、このイベントに参加できたのは“偶然”でもあった。
本当は富山に行くことが決まっており、この日、東京には居ないはずだった。
…… ……
暫く前の記事に書いたように、いま<変態鉄>が気になっているのは富山の鉄道。
自分も所属している「くろてつの会」の年次総会出席も兼ねて、土日に富山を訪れ、
5月22日(月)の朝、「早朝の月岡で...」を狙って、すでに準備を始めていた。
そして、5月は、仕事がそれほど忙しくならず、穏やかに過ぎていく筈だった。
でも、でも...である。
ちょっと仕事面で想定外の事態なども起こって、この翌日の日曜は出社しないと
いけない羽目に。という訳で、富山に行っても土曜のうちには帰ってこないと
ならず...嗚呼。年次総会の席にちょっとだけ顔を出してトンボ帰りという政治家並みの
強行日程となってしまい...、今年度の参加は辞退することにさせてもらったのだった。
それが確定してしまったのは4月下旬。でも、意気消沈していた<変態鉄>を
変態の...いや、<鉄>の神は見放さなかった??
ちょうど、その頃、関東鉄道の公式サイトにこのイベントの話題を発見して
しまったのだった。
「DD502塗装修復記念 のんびり乗車会&撮影会」
である。募集定員は100名。ありがたいのはカウントダウン形式で残り人数が
ウェブサイトに表示されていること。ポチッ、ポチッとしてしまった。
…… ……
2016年5月21日(土)晴れ
早起きして秋葉原、ここからTX線で守谷駅へ。
【2016年5月21日9時22分】 つくばエクスプレス線・守谷駅
改札を出ると向かい側が常総線の改札口。でも、<変態鉄>は駅の近くのコンビニに
向かっていたのであった。そう、お腹の方に緊急事態が発生していたのである。
【2016年5月21日14時02分】 関東鉄道常総線・南守谷-守谷
そんなときでも、コンビニ横の踏切機が鳴り出せばカメラを構えずには
居られないのが<変態鉄>なのである。常総線は非常に珍しい非電化複線。
これは茨城県の石岡にある地磁気観測所に影響を与えないため、というのは
有名な話。でも、車両面では21世紀になってからの新型ディーゼル動車が
中心になってしまって、<変態鉄>にとってはちょっと面白みに...。
でも、そんな中でも国鉄型キハの廃車発生品にオリジナルの車体を組み合わせた
キハたちが取手口の朝ラッシュ輸送のために残っている。
【2016年5月21日11時25分】 関東鉄道常総線・下妻駅
それがキハ0系と、キハ310系。普段は休日運用には充当されないことに
なっている両形式、そのうちキハ310系を3両編成の撮影会列車に仕立てて、
それとのすれ違いシーンの撮影を行うためだけに、運用変更の手配をしてまで
キハ0系を定期列車代走に充当してくれた関東鉄道である。
しかも、単行ワンマン運転と決まっている水海道以北の区間で出会うように。
【2016年5月21日9時39分】 関東鉄道常総線・守谷駅
通勤路線として地味な鉄道...でありながら、こういうイベント時のファンサービスの
レベルの高さは驚くべきものがあるのだが...
【2016年5月21日9時40分】 関東鉄道常総線・守谷駅
まずは守谷駅の改札先、コンコースで並んで受付だったのである。
参加費は3,999円というちょっと不思議な。参加費を払い、1日フリーきっぷを
受け取るのと同時に急行券を模した指定券を受け取った。
このほか、パンフレット類の入った袋を渡された。
車両基地内での撮影会の車両配置図、乗車会列車の詳細なスケジュールとか...
布シールタイプの「関鉄」マークが参加証の替わり。
受付は9時40分頃。乗車会列車の発車時刻は10:30とアナウンスされていたが...
【2016年5月21日10時22分】 関東鉄道常総線・守谷駅
この日の乗車会列車は「急行 つくばね」との案内だった。
すでに守谷駅ホームの先端部には数名が。そう、もちろん自分もそのひとり。
普段、キハ310系は2両編成でラッシュ時の取手-水海道間で運転される。
そのうち、1編成、キハ314+キハ313編成は朱色とクリームのツートンカラー、
旧塗色に復元されているのだが、今回はその中間に別編成のキハ316号車を挿入した、
普段は考えられない3両編成。この入線風景を撮らずには居られないのが<鉄>。
この日の参加者は100名。いち早くベストポジションを抑えないと...
そして...
【2016年5月21日10時20分】 関東鉄道常総線・守谷駅
「急行 つくばね」のマークを掲出したキハ310系編成が。
新守谷駅から続く直線区間を、上り線をゆっくりと回送されてきた。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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非電化のローカル私鉄。旧国鉄の通勤型ディーゼル動車キハ35系を譲受して
使っていたので、拙ブログでも何度となくその撮影記をご紹介してきたが...
そんなキハ35系たちも事実上引退し、大半はすでに海外譲渡されてしまった。
と、そんなことより「関東鉄道常総線」が全国ニュースになったのは昨年秋。
【2016年5月21日14時02分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地
2015年9月10日、大雨で鬼怒川堤防が決壊、石下付近を中心に水海道車両基地も水没。
復旧までに2ヶ月余りを要したということだろうか。
そんな関鉄常総線、定期的に水海道車両基地を公開してのファン向けのイベントを
開催してくれる。でも、このイベントに参加できたのは“偶然”でもあった。
本当は富山に行くことが決まっており、この日、東京には居ないはずだった。
…… ……
暫く前の記事に書いたように、いま<変態鉄>が気になっているのは富山の鉄道。
自分も所属している「くろてつの会」の年次総会出席も兼ねて、土日に富山を訪れ、
5月22日(月)の朝、「早朝の月岡で...」を狙って、すでに準備を始めていた。
そして、5月は、仕事がそれほど忙しくならず、穏やかに過ぎていく筈だった。
でも、でも...である。
ちょっと仕事面で想定外の事態なども起こって、この翌日の日曜は出社しないと
いけない羽目に。という訳で、富山に行っても土曜のうちには帰ってこないと
ならず...嗚呼。年次総会の席にちょっとだけ顔を出してトンボ帰りという政治家並みの
強行日程となってしまい...、今年度の参加は辞退することにさせてもらったのだった。
それが確定してしまったのは4月下旬。でも、意気消沈していた<変態鉄>を
変態の...いや、<鉄>の神は見放さなかった??
ちょうど、その頃、関東鉄道の公式サイトにこのイベントの話題を発見して
しまったのだった。
「DD502塗装修復記念 のんびり乗車会&撮影会」
である。募集定員は100名。ありがたいのはカウントダウン形式で残り人数が
ウェブサイトに表示されていること。ポチッ、ポチッとしてしまった。
…… ……
2016年5月21日(土)晴れ
早起きして秋葉原、ここからTX線で守谷駅へ。
【2016年5月21日9時22分】 つくばエクスプレス線・守谷駅
改札を出ると向かい側が常総線の改札口。でも、<変態鉄>は駅の近くのコンビニに
向かっていたのであった。そう、お腹の方に緊急事態が発生していたのである。
【2016年5月21日14時02分】 関東鉄道常総線・南守谷-守谷
そんなときでも、コンビニ横の踏切機が鳴り出せばカメラを構えずには
居られないのが<変態鉄>なのである。常総線は非常に珍しい非電化複線。
これは茨城県の石岡にある地磁気観測所に影響を与えないため、というのは
有名な話。でも、車両面では21世紀になってからの新型ディーゼル動車が
中心になってしまって、<変態鉄>にとってはちょっと面白みに...。
でも、そんな中でも国鉄型キハの廃車発生品にオリジナルの車体を組み合わせた
キハたちが取手口の朝ラッシュ輸送のために残っている。
【2016年5月21日11時25分】 関東鉄道常総線・下妻駅
それがキハ0系と、キハ310系。普段は休日運用には充当されないことに
なっている両形式、そのうちキハ310系を3両編成の撮影会列車に仕立てて、
それとのすれ違いシーンの撮影を行うためだけに、運用変更の手配をしてまで
キハ0系を定期列車代走に充当してくれた関東鉄道である。
しかも、単行ワンマン運転と決まっている水海道以北の区間で出会うように。
【2016年5月21日9時39分】 関東鉄道常総線・守谷駅
通勤路線として地味な鉄道...でありながら、こういうイベント時のファンサービスの
レベルの高さは驚くべきものがあるのだが...
【2016年5月21日9時40分】 関東鉄道常総線・守谷駅
まずは守谷駅の改札先、コンコースで並んで受付だったのである。
参加費は3,999円というちょっと不思議な。参加費を払い、1日フリーきっぷを
受け取るのと同時に急行券を模した指定券を受け取った。
このほか、パンフレット類の入った袋を渡された。
車両基地内での撮影会の車両配置図、乗車会列車の詳細なスケジュールとか...
布シールタイプの「関鉄」マークが参加証の替わり。
受付は9時40分頃。乗車会列車の発車時刻は10:30とアナウンスされていたが...
【2016年5月21日10時22分】 関東鉄道常総線・守谷駅
この日の乗車会列車は「急行 つくばね」との案内だった。
すでに守谷駅ホームの先端部には数名が。そう、もちろん自分もそのひとり。
普段、キハ310系は2両編成でラッシュ時の取手-水海道間で運転される。
そのうち、1編成、キハ314+キハ313編成は朱色とクリームのツートンカラー、
旧塗色に復元されているのだが、今回はその中間に別編成のキハ316号車を挿入した、
普段は考えられない3両編成。この入線風景を撮らずには居られないのが<鉄>。
この日の参加者は100名。いち早くベストポジションを抑えないと...
そして...
【2016年5月21日10時20分】 関東鉄道常総線・守谷駅
「急行 つくばね」のマークを掲出したキハ310系編成が。
新守谷駅から続く直線区間を、上り線をゆっくりと回送されてきた。(つづく)
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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