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秋の瀬戸内に旧型車を追う(3)折返し待ち撮影会?? [ことでん旧型たち [高松琴平電鉄]]

昨日の記事で取り上げたレンズの不具合、Canonのサービスセンターに持ち込んだところ
やはり、手ブレ補正の誤作動によるもの。部品交換で...、富山あたりまでヒコーキで
往復できそうな料金の見積もりが。嗚呼。

ブログを書いているその本人ですら、何が何だか分からなくなってくるほど、
「出撃過多」な現在の自分。おかげで仕事はたまるばかり...。
今回のレンズの不具合は、まぁ、そういう意味で、あまり出撃ばかりではなく、
「しばらくの間、ゆっくりせよ!!」という“天の声”だろうと勝手に判断して、
11月の出撃計画を見直し。家でゆっくり過ごそうと考えている。

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という訳で、拙ブログは今日から通常モードに戻る。
「はて、どこまで書いたっけ??」、調べて見ると10月11日(日)の
「ことでんレトロ電車撮影記」のうち、往路を畑田-陶の田園地帯で撮ったあたりだった。
天気予報は「曇り昼頃から晴れ」だったはずなのだが...
時折、陽射しはみえてきたとはいえ、灰色の厚い雲の下、難しい撮影となった。

……  ……

2015年10月11日(日)曇りのち晴れ

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【2015年10月11日11時24分】 高松琴平電鉄琴平線・畑田駅

「レトロ電車」の15分後、11:33に畑田を出る琴電琴平ゆきには、各駅からカメラを
手にした、パッと見だけでそれとわかる“同業者さん”たちが大挙して乗車。
地元の人たちの姿もあって...

すっかり通い慣れた区間、12:02に琴電琴平駅に到着すると隣のホームには
7分前、11:55に到着した“レトロ電車”の姿。

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【2015年10月11日11時54分】 高松琴平電鉄琴平線・琴電琴平駅

駅舎を出た付近からフェンス越しに形式写真が撮れるのも、いつも通り。
琴平線の前身・琴平電鉄の開業は、ちょうど大正が昭和に変わる頃。
当時の電車は、やはり国電、いや省電がそうであったように、焦げ茶色塗り潰し
だったという。3000形300号車は1926年(大正15年)生まれ、まもなく90歳である。

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【2015年10月11日11時56分】 高松琴平電鉄琴平線・琴電琴平駅

そして反対サイドは1000形120号車、こちらは茶色ツートン。
こちらのシックな装いも、ことでんらしくて好きなのだが...
こちらも自社発注車、生まれは同じく1926年(大正15年)、90年間ともに
讃岐を走り抜けてきた。

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【2015年10月11日11時56分】 高松琴平電鉄琴平線・琴電琴平駅

フェンス、駐輪場、電柱...
駅ヨコだけあって障害物が多く、また、金比羅さんにも近い観光の拠点駅だけあって
駅付近は人通りも絶えず、撮影はなかなか思い通りに進まないものだが、
だからこそ、いろいろなアングルでカメラを向けてみたくなるのが<変態鉄>。

琴電琴平駅に隣接してたつのは、高灯籠。江戸時代末期1860年(万延元年)に
完成したという、木造では日本最大の灯籠だそうだ。琴平と言えば、海岸から
10キロ以上離れた場所にあるが、それでも瀬戸内海をゆく船にとっても、
また、丸亀付近から金比羅さんを目指した参拝客にとっても良きランドマークに
なったという。

フェンスが入ってしまってうまく撮れないのだが「レトロ電車と高灯籠」の1枚。

さて、折返し12:13発の高松築港ゆきで上り電車の撮影地に先行しないと...
急いで駅舎に戻った。

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【2015年10月11日11時57分】 高松琴平電鉄琴平線・琴電琴平駅

行き止まり式のホーム、1面2線の配置の琴電琴平駅。改札越しにはこんなシーン。
「古き佳き電鉄のターミナル駅」といった感じがよく残っているのである。

この写真にも写っているように、レトロ電車は<鉄>でない一般の旅行者、
金比羅さん詣でにやって来た参拝客からも注目の的。

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【2015年10月11日12時00分】 高松琴平電鉄琴平線・琴電琴平駅

若い女性たちもスマホ片手にレトロ電車を。

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【2015年10月11日12時01分】 高松琴平電鉄琴平線・琴電琴平駅

でも、ことでんと言えば...、何と言っても“ことちゃん”は外せない。
ことでんの駅のゴミ箱にも“ことちゃん”が描かれている。イルカの駅員である。
決してペンギンではない。ということで、「ことちゃんとレトロ電車」の1枚。

そして、畑田から乗ってきたのと同じ編成の折返しに乗り込むのだった。

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【2015年10月11日13時44分】 高松琴平電鉄琴平線・榎井駅

さぁ、上りレトロ電車まであと1時間。どこで撮ろうか...
最初の停車駅・榎井(えない)駅で下車したのだった。

となれば、ことでんの超有名撮影地のあの鉄橋を目指す...わけではない。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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いっぷく

元京急。旧600形は大幅に車体更新してわかりませんでしたが、
1211は旧700形、1088は旧1000形ですね

by いっぷく (2015-10-31 18:52) 

あるまーき

いっぷくさん

コメントありがとうございます。
さすが、京急電車についての鋭いご指摘、まさに仰る通りです。
旧600形の1070形は現在朝晩ラッシュ時の増結運用が中心で「顔」が変わってしまっていますが、隅にRを付けた大きな側窓などにかつての面影を感じることができます。ちなみに車内はロングシート化されています。一方、旧700、1000形は車内は京急時代と大きく変わっていません。一部の車両には「KHK」のロゴが入った扇風機が残っていたりと、京急時代にかなり近い状態です。
「ことでん」も1435mm軌間なので、京急の車両というのは好都合だったのでしょうか。いまも琴平線・長尾線の主力として活躍しています。
by あるまーき (2015-10-31 20:41) 

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