40.夏の千里は緑のカーペットの如く [飛越ゴハチを追った日々]
あぁ~あ、大相撲初場所...
何とか、全勝優勝だけは阻止して欲しいが...
さて、今日は、久しぶりのこのシリーズ。
昭和30年台から40年台にかけて、国鉄の在来線輸送全盛期に
全国を駆け回った急行型ディーゼル車、キハ58・28系--通称ゴハチニハチ。
この1,800両近くに上る仲間の(事実上)最後の4両の活躍の場となったのが
高山本線の富山側、越中八尾-富山での朝晩の通勤通学列車。
旧型のキハが残されたのは富山市が実施主体となった増発社会実験によるもの。
この社会実験も2011年3月までとなっており、
2010年は、飛越ゴハチにとって最後のシーズン。
四季折々の富山平野を走り抜ける、この名車の勇姿を必死になって撮り続けた。
…… ……
2010年7月22日 晴れ
富山の夏は暑い。3日連続となった撮影の最後の朝は「千里のカーブ」。
「草いきれ」というのだろうか、独特の、あのモアッとした感じ...
汗を拭いながら、水田地帯での撮影となった。
【2010年7月23日6時24分】 高山本線・富山駅
<撮影データ>
Canon EOS 5D/EF35-350/3.5-5.6L USM
焦点距離 140.0 mm 露出 F10.0 1/500秒 ISO400
プログラムAE AIフォーカスAF WBオート
まずは、毎度の朝6時過ぎの富山駅。国鉄急行色のキハ58・28編成が八尾から戻ってきた。
すぐに発車する越中八尾ゆきで千里まで先行し、次の、7時過ぎのキハ58・28を
撮影地で迎えるのが定番化していた。
この日は、千里駅で下車、北に、速星の方に5分ほど歩くと住宅街は途絶えて
一面の水田地帯。そこを緩やかにカーブを描いて高山本線の線路、
初めて飛越ゴハチを撮った時からのお気に入りの撮影地だった。
【2010年7月23日7時09分】 高山本線・千里-速星(後追い)
<撮影データ>
Canon EOS 5D/EF35-350/3.5-5.6L USM
焦点距離 160.0 mm 露出 F8.0 1/400秒 ISO200
プログラムAE AIフォーカスAF WBオート
まずは、富山ゆきの列車がキハ120形3連で走り去った。
ちなみに、この列車は自分が乗ってきた列車が八尾で折り返してきたもの。
富山に向かう高校生たちと会社員で超満員。
【2010年7月23日7時34分】 高山本線・速星-千里
<撮影データ>
Canon EOS 5D/EF35-350/3.5-5.6L USM
焦点距離 170.0 mm 露出 F9.0 1/400秒 ISO200
プログラムAE AIフォーカスAF WBオート
続いてキハ58・28がやって来た。
この季節、朝の時間帯はキハの顔に光が回らないが、
インカーブからの、この撮り方はキライではなかった。
【2010年7月23日8時14分】 高山本線・千里-速星
<撮影データ>
Canon EOS 5D/EF35-350/3.5-5.6L USM
焦点距離 120.0 mm 露出 F10.0 1/400秒 ISO200
プログラムAE AIフォーカスAF WBオート
畦道を歩きながら、いろいろな撮り方ができるのもこの地点の良さだった。
引退間際の混乱と「おわら」の時期を除けば、毎朝、1~2名の<同業者>さんを
見かければ多い方で、気兼ねなく自由なカメラポジションで楽しめた。
この日の「こだわり」はローアングル。
普段より三脚を低めに設定し、車両を見上げるように撮ったので、
折返しの富山ゆきは、背後の家並みが隠れ、青空が目立つ構図で撮れた...
と、自己満足。
【2010年7月23日9時19分】 高山本線・速星-千里
<撮影データ>
Canon EOS 5D/EF35-350/3.5-5.6L USM
焦点距離 160.0 mm 露出 F8.0 1/400秒 ISO200
プログラムAE AIフォーカスAF WBオート
2本目の越中八尾ゆきは、最初の構図のリベンジ。
2時間近くが経過して、少しは前面に光が回るかと思ったが、似たり寄ったり。
でも、富山の農家らしい屋敷林(?)が映り込んでいて、キライじゃない1枚。
【2010年7月23日10時10分】 高山本線・千里-速星
<撮影データ>
Canon EOS 5D/EF35-350/3.5-5.6L USM
焦点距離 120.0 mm 露出 F9.0 1/320秒 ISO200
プログラムAE AIフォーカスAF WBオート
最後は、自分にとって「飛越ゴハチ定番カット」のコレ。
前景が水田、背景が山並みになるので、好きな構図だったが、
悩みだったのは信号機の後ろに見える2軒。
山小屋風(?)の左の焦げ茶色は許せても、右の白いのは何とかしたかった。
車両で隠そうにもちょっとだけ、はみ出るし、何か目障りだし...
まぁ、でも「富山の夏の朝」という雰囲気は写し止められたかな...
そう、最後のシーズン。ゴハチニハチにとって最後の夏を自分なりに撮れたことに
満足しながらタクシーで富山空港に向かったのだ。
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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何とか、全勝優勝だけは阻止して欲しいが...
さて、今日は、久しぶりのこのシリーズ。
昭和30年台から40年台にかけて、国鉄の在来線輸送全盛期に
全国を駆け回った急行型ディーゼル車、キハ58・28系--通称ゴハチニハチ。
この1,800両近くに上る仲間の(事実上)最後の4両の活躍の場となったのが
高山本線の富山側、越中八尾-富山での朝晩の通勤通学列車。
旧型のキハが残されたのは富山市が実施主体となった増発社会実験によるもの。
この社会実験も2011年3月までとなっており、
2010年は、飛越ゴハチにとって最後のシーズン。
四季折々の富山平野を走り抜ける、この名車の勇姿を必死になって撮り続けた。
…… ……
2010年7月22日 晴れ
富山の夏は暑い。3日連続となった撮影の最後の朝は「千里のカーブ」。
「草いきれ」というのだろうか、独特の、あのモアッとした感じ...
汗を拭いながら、水田地帯での撮影となった。
【2010年7月23日6時24分】 高山本線・富山駅
<撮影データ>
Canon EOS 5D/EF35-350/3.5-5.6L USM
焦点距離 140.0 mm 露出 F10.0 1/500秒 ISO400
プログラムAE AIフォーカスAF WBオート
まずは、毎度の朝6時過ぎの富山駅。国鉄急行色のキハ58・28編成が八尾から戻ってきた。
すぐに発車する越中八尾ゆきで千里まで先行し、次の、7時過ぎのキハ58・28を
撮影地で迎えるのが定番化していた。
この日は、千里駅で下車、北に、速星の方に5分ほど歩くと住宅街は途絶えて
一面の水田地帯。そこを緩やかにカーブを描いて高山本線の線路、
初めて飛越ゴハチを撮った時からのお気に入りの撮影地だった。
【2010年7月23日7時09分】 高山本線・千里-速星(後追い)
<撮影データ>
Canon EOS 5D/EF35-350/3.5-5.6L USM
焦点距離 160.0 mm 露出 F8.0 1/400秒 ISO200
プログラムAE AIフォーカスAF WBオート
まずは、富山ゆきの列車がキハ120形3連で走り去った。
ちなみに、この列車は自分が乗ってきた列車が八尾で折り返してきたもの。
富山に向かう高校生たちと会社員で超満員。
【2010年7月23日7時34分】 高山本線・速星-千里
<撮影データ>
Canon EOS 5D/EF35-350/3.5-5.6L USM
焦点距離 170.0 mm 露出 F9.0 1/400秒 ISO200
プログラムAE AIフォーカスAF WBオート
続いてキハ58・28がやって来た。
この季節、朝の時間帯はキハの顔に光が回らないが、
インカーブからの、この撮り方はキライではなかった。
【2010年7月23日8時14分】 高山本線・千里-速星
<撮影データ>
Canon EOS 5D/EF35-350/3.5-5.6L USM
焦点距離 120.0 mm 露出 F10.0 1/400秒 ISO200
プログラムAE AIフォーカスAF WBオート
畦道を歩きながら、いろいろな撮り方ができるのもこの地点の良さだった。
引退間際の混乱と「おわら」の時期を除けば、毎朝、1~2名の<同業者>さんを
見かければ多い方で、気兼ねなく自由なカメラポジションで楽しめた。
この日の「こだわり」はローアングル。
普段より三脚を低めに設定し、車両を見上げるように撮ったので、
折返しの富山ゆきは、背後の家並みが隠れ、青空が目立つ構図で撮れた...
と、自己満足。
【2010年7月23日9時19分】 高山本線・速星-千里
<撮影データ>
Canon EOS 5D/EF35-350/3.5-5.6L USM
焦点距離 160.0 mm 露出 F8.0 1/400秒 ISO200
プログラムAE AIフォーカスAF WBオート
2本目の越中八尾ゆきは、最初の構図のリベンジ。
2時間近くが経過して、少しは前面に光が回るかと思ったが、似たり寄ったり。
でも、富山の農家らしい屋敷林(?)が映り込んでいて、キライじゃない1枚。
【2010年7月23日10時10分】 高山本線・千里-速星
<撮影データ>
Canon EOS 5D/EF35-350/3.5-5.6L USM
焦点距離 120.0 mm 露出 F9.0 1/320秒 ISO200
プログラムAE AIフォーカスAF WBオート
最後は、自分にとって「飛越ゴハチ定番カット」のコレ。
前景が水田、背景が山並みになるので、好きな構図だったが、
悩みだったのは信号機の後ろに見える2軒。
山小屋風(?)の左の焦げ茶色は許せても、右の白いのは何とかしたかった。
車両で隠そうにもちょっとだけ、はみ出るし、何か目障りだし...
まぁ、でも「富山の夏の朝」という雰囲気は写し止められたかな...
そう、最後のシーズン。ゴハチニハチにとって最後の夏を自分なりに撮れたことに
満足しながらタクシーで富山空港に向かったのだ。
(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。
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う~ん、やっぱ国鉄色好きだなあ。
by johncomeback (2013-01-27 06:31)
johncomebackさん
いつもコメントありがとうございます。
田園風景にも都会にも、国鉄色というのはよく映えるものですね。
by あるまーき (2013-01-27 09:36)
ディーゼルカーは国鉄形の無骨なデザインが好きですね~。
ああ、多層建て列車が懐かしい…
by とーる (2013-01-27 13:36)
とーるさん
コメントありがとうございます。
そうですね。国鉄型の実用本位のデザインには最近の車両にはない良さがあったと思います。
多層建て列車、気動車急行に関しては、自分には本の中で知るだけの存在ですが、ああいう長編成の列車を見てみたかった、乗ってみたかったと思います。
by あるまーき (2013-01-27 13:47)