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さようなら黄色と紺色のツートンカラー(9=最終回)NH036便

もう1年以上になる、この“コロナ禍”。趣味活動でも仕事でも困ったことばかりだが...
でも、1年が経ってみて、自分の立場で思うのは、これは降って湧いたような突発的な出来事...だったかも知れないが、これによる世の中の変化というのは少なからずが、そもそもそういう流れで穏やかに移り変わっていたもの、その背中を押されて急加速した...みたいな見方をしている。突然、コロナに腕を引っ張られて全然違う方向へとひきづられていく...というイメージではなく、いままで進んできた線上に、ただその進む速さが急激に変化した...と。
全部ではないが、そう思わされることも多いように思えてくるのである。

さて、急に話のスケールは小さくなるが、このコロナ禍の影響、趣味活動での“寂しいこと”の1つに「紙の時刻表」が消えゆくこと...が挙げられる。
最近はネットで予約するのが当然だったので、ヒコーキの時刻表というのを貰うこともなくなっていたが、ANAでも廃止となり。ささやかなコスト削減という意味でもあったかも知れないが...
そして、JRの...、JTBと交通新聞社が「全国時刻表」の“2本柱”だが、交通新聞社の小型版が来月で休刊すると。

ネットの普及で紙の時刻表の需要も...、長期的に見れば紙媒体というのは、徐々に減っていくとは思っていたが、これだけ経済に大きな打撃を受けた1年間、一気にその流れが加速しているような気がする。
“機内Wi-fi”が普及してきたこともあって、ヒコーキの「機内誌」も「オーディオサービス」も大幅に簡素化され。毎回、楽しみにしていた“翼の王国”も教科書サイズの小型版だけ。それも、機内でCAさんにリクエストしてもってきて貰う形式になり。
時代の変化...とはいえ、アタマでは分かっていても、ちょっと寂しいのである。

山陽電車の記念きっぷを受け取る...ただ、それだけの理由で姫路まで往復した<変態鉄>、予定より早いヒコーキで羽田へと戻ったのだった。

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【2020年1月11日16時09分】 山陽電鉄本線・山陽塩屋-須磨浦公園(後追い)

あぁ、ツートンカラーの山陽電車、たった一度しか撮りに行くことができなかった。でも、この夕方...
このときは、撮るつもりは無かった。明石の街を堪能して、玉子焼き...明石焼きも食べて、あとは三宮のホテルに戻るだけだった。
そのときの直特の車内で、ツートンの運用表を見て。すぐ後を追ってきていることが分かっていた。夕方の“スマシオ”、ここは<鉄>の間では、「朝の上り電車専用」という固定観念のようなものがあるみたいで。
夕方のスマシオのカーブ、自分ひとりで独占して。夕陽を浴びながら海岸沿いを走る、このシーンを撮ることができたのだった。

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