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201607-08 暑くて熱い富山へ(5)チグハグ感の消えない午後 [雷鳥色の電車たち[富山地鉄]]

今日の話題に入る前に。

「王様の耳はロバの耳」

というのは、イソップ童話だっただろうか!? 
<鉄>の世界でも、とりわけ特定の人を対象としたイベントでは、当日まで
詳細な日時や内容をバラしてはいけない...と主催者から要請されるのが一般的。

多くの場合、鉄道会社への無用な問合せ電話を防止するため、それから会費制の
有料の撮影会の場合、いわゆる“フリーライド”の不届き者が集まるのを
防止するため。

でも、昨日だっただろうか、某鉄道会社の関係から1通のメールが。
あのキハが...、あのキハが、いよいよ動き出すというのである。

01_199207_okutone_hatiouji_tec400_25.jpeg
【1992年5月頃】 中央本線・八王子駅

同社の公式サイトで発表されたら詳しく書こうと思うのだが...
(同社関係では事前に発表されるケースが多い)

いやいや、写真の、この車両が“復活”するわけではない。
(写真のキハ30 98号車は倉敷貨物ターミナル構内で部品取り用として留置)

では...
……  ……

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【2016年7月3日10時44分】 水島臨海鉄道水島本線・球場前-西富井

このキハは“復活”ではない。いまなお、現役。

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【2011年3月1日10時35分】 高山本線・富山駅

こちらは...、もし、あの日に戻れるなら、戻ってきて欲しいが。

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【2016年5月21日13時10分】 関東鉄道常総線・水海道車両基地

それなら、こちらのキハが本線運用に復帰!?
否、そんなことはないはず。

DPP_1197.JPG
【2015年1月18日12時19分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル

ちなみに、コチラは公式サイトにも書かれているように、冷房使用期間は
運用に入らないことになっている。今秋以降、狙ってみたいと思っている1両。

それなら、一体!?

それが動き出す日、<変態鉄>は仕事が休みの予定になっている。
お盆休みにかかってしまって...、そこは悩みだが、何とか駆けつけたいと
思っている次第。

ということで、遅々として進んでいないが7月30日の富山での撮影記。

08_DPP_5008.JPG
【2016年7月30日14時52分】 富山地鉄・稲荷町駅

稲荷町車両基地で「特急 立山」を表示して休んでいた10025-10026編成を見て、
狂喜乱舞した後は...

……  ……

2016年7月30日(土)晴れ

06_DPP_5004.JPG
【2016年7月30日12時50分】 富山地鉄本線・越中荏原-越中三郷(後追い)

この日の昼、常願寺川鉄橋で見かけた14722編成、慌ててカメラを構えつつ
「普通 電鉄黒部」表示だったのを確認済み。急ぎ、手元の「地鉄電車時刻表」を
確認すれば、それは、第37列車。電鉄黒部には13:44着。

この先の運用は“予想”するしかないのだが、電鉄黒部を14:17発の宇奈月ゆき
第239列車くらいしか...、後続の特急UN3列車に道を譲るために、電鉄黒部駅で
長時間停車するため、列車番号を分けたものだと推定。とすれば、14722編成は、
このまま、宇奈月温泉駅 14:50着になるはず。宇奈月から電鉄富山までは電車で
1時間半はかかる。ということは、富山近辺で“ちてつ顔”の電車が撮れるのは
17時前後。まだまだ十分に時間が...。ということで。

02_DPP_5084.JPG
【2016年7月30日15時20分】 富山地鉄上滝不二越線・稲荷町駅

稲荷町駅を15:21発、第627列車、上滝不二越線の岩峅寺ゆきに。
何の変哲もない、「30かぼちゃ」の運用。

不二越、大泉、3つ目の駅が南富山。ここで市内軌道線に乗り換え。
そう、無意味に周回して楽しむ<変態鉄>の楽しみなのである。
地鉄電車のフリーきっぷは市内軌道線も乗れるので。富山で時間があればコレを
楽しんでいる。

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【2016年7月30日15時30分】 富山地鉄市内軌道線・南富山駅前電停

南富山駅の改札を出ると、すぐ前で待っているのは市内軌道線のデ7000形。
戦後の富山の街をずっと見てきたはずの、この電車もとうとう置き換えが本格化。
自分にとっても思い出深い電車だけに、もうちょっとキチンと撮っておきたいが。

そんな市内軌道線の吊り掛けサウンドを満喫した後は、16時過ぎ、やって来たのは
東新庄駅。住宅街の中にある駅で、周辺にめぼしい撮影地はないが...

東新庄駅の電鉄富山寄りはS字カーブを描いている。
周囲は、ちょっとゴチャゴチャしてしまうが、夕陽を浴びた、あの“顔”を
「正面ドカン」で撮れるのではないか!? というのが、今回の狙い。

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【2016年7月30日16時17分】 富山地鉄本線・新庄田中-東新庄(後追い)

この区間、本線と立山線と、それから上市ゆきなどの区間便もあって、
地方私鉄とは思えないくらいひっきりなしに電車がやって来る。

ギンギラギンの17480形立山線ローカル。夕陽を浴びてステンレスの車体が
輝いていた瞬間を。でも、やはり悩みは架線柱。ただ、古レールを組んでつくった
タイプなのでこれはこれで邪魔にはならないかと。

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【2016年7月30日16時29分】 富山地鉄本線・東新庄-新庄田中

そして、予想通り、16時半。宇奈月温泉駅を15時ちょうど発の第142列車となって
14722編成が帰ってきたのだった。

S字カーブの途中にある分岐機、2両編成の電車はその身をよじらせるようにして
ゆっくりと通過、いよいよ<変態鉄>の方へ。

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【2016年7月30日16時29分】 富山地鉄本線・東新庄-新庄田中

“本命”と思っていたショットはコチラだった。
でも、右の架線柱の下の方にある白い箱状のものが電車と交錯しているのが
ちょっと気になってしまって...

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【2016年7月30日16時29分】 富山地鉄本線・東新庄-新庄田中

このシリーズの初回の記事、トップに載せた写真は、1つ上の写真を思いっきり
トリミングしたものだった。

ということで、ちょっと満足して、東新庄駅に戻ったのだった。
ちょうど、電車の間隔が空くところだったようで、下り電車が2本続いたが...

07_DPP_5091.JPG
【2016年7月30日16時54分】 富山地鉄本線・東新庄駅

何と、電鉄富山駅をすぐに折り返してきた14722編成。第151列車の宇奈月温泉ゆき。
ということは、再び富山に戻ってくるのは夜遅くなるはずで...

そんなところに、ちょうど自分が乗車する“30かぼちゃ”の電鉄富山ゆき。

08_DPP_5089.JPG
【2016年7月30日16時54分】 富山地鉄本線・東新庄駅

並びシーンを撮ろうとしていたら、ちょうどモハ14722のオデコのところに
架線柱の影が落ちてしまって...。嗚呼。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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