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臨鉄キハ乗車・撮影会0615(7=最終回)一夜明けて、キハの通勤列車。 [水島臨海鉄道キハ20]

中断を挟んで長々と続けてきた、6月中旬の水島臨海鉄道の撮影記、これで最終回。
大興奮だった「乗車・撮影会」の翌朝、キハ20を置き換えたキハ37・38形式の朝の運用、
つまり、いまの臨鉄の“普段着の姿”を記録しておくことにした。

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【2014年6月15日12時22分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル

もちろん、キハ20は来ない。前日に乗車したキハ30も「予備車の予備車」の立場。
キハ37・38という“分割民営化世代”のキハたちは、<変態鉄>のストライクゾーンからは
少し外れているという気もするが...、でも、一度は記録しておきたい。
……  ……

2014年6月16日(月)曇り

6時起床で向かった先は、いつもの球場前駅付近。

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【2014年6月16日7時14分】 水島臨海鉄道・倉敷市-球場前(後追い)

昨日の“乗車会”に充当されたキハ38+キハ37の“国鉄色編成”が来るか、
キハ37+キハ37の“水島色編成”が来るのか...

どちらが来るのか、ワクワクしながら、いつもの踏切へ。
まずは、MRT300で試し撮り。

そして...、今日の編成は、昨日も乗った国鉄色編成。
さぁ、球場前駅を発車して、こちらにやって来る!!

キハ37+キハ38の走行シーンを、ここ倉敷で撮るのは初めてのこと。
やはり、レリーズスイッチを握る手にも力が入った。

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【2014年6月16日7時22分】 水島臨海鉄道・球場前-倉敷市

と、列車が思った位置に来る直前、シャッターが切れなくなった。
そう、<ケチ鉄>として知られる<変態鉄>、廉価版のCFカードを使っているのだ。
デジタルカメラの場合、フィルムに光を当てるのではなくて、光を電気的信号に変換、
これを、記憶媒体に書き込むわけで、連写時には、カメラの性能だけでなく、
使っているメモリー(わが愛機の場合、Compact Flashという“四角いメモリーカード”)の
スペックにも大きく依存してしまう。そう、簡単に言えば、カメラの連写性能が
足りていても、CFカードが読み書きの速度が遅い廉価版だと、撮影した画像データを
CFに転送する部分で溢れてしまうのだ。このため、シャッターが切れなくなる。

先日、jpeg派からRAW撮影派に“移籍”した自分、RAWは便利なのだが、データサイズが
大きくなってしまい、C国製の安物のCFカードを使っている影響が顕著になっていた。

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【2014年6月16日7時22分】 水島臨海鉄道・球場前-倉敷市

という訳で、RAW画像を思いっきりトリミングしたヨコ位置の1枚。
ここの撮影地は、線路の手前が荒れた草地、奥が工場の建屋、背後には送電線も
あり、なかなか構図決めが難しい場所でもあるのだ。

列車アップのこの構図の方が良かったような...。

さて、倉敷市駅に向かったキハは、すぐに折り返して自工前ゆきとして戻ってくる。
球場前駅の西富井方にある踏切へ、急ぎ足で移動。

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【2014年6月16日7時36分】 水島臨海鉄道・球場前-西富井(後追い)

毎回のように撮る、この踏切。
この朝は後追いショットだが、地平駅の球場前を出発して高架駅の西富井に向かって
急勾配の築堤を駆け上がるキハを青空バックで撮れるので、
自分としてなかなか気に入っている撮影地。

……  ……

自工前に向かったキハ、次に倉敷市に戻ってくるのは9時。あと1時間半。
次の撮影地はどこにしようか...

空港バスの時刻の関係もあって、浦田とか自工前とか、この朝は“深追い”はムリ。
定番ではあるが、倉敷市駅横の跨線橋から撮ることにして、倉敷市ゆきMRT300形に。

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【2014年6月16日8時34分】 水島臨海鉄道・倉敷市-球場前(後追い)

コンビニによって、再び倉敷市駅に戻ると、まもなくキハが戻ってくる時刻。
まずは、MRT300形で試し撮り。

手前に臨鉄の線路、横に見えているのは山陽本線、ちょうど倉敷駅の構内外れに
あたるこの跨線橋、反対を向けば倉敷駅のホームを一望できる。
ちなみに、この跨線橋の真下あたりから、伯備線は急カーブで画面右の方へ
分かれていく。写真の右隅に写る地下通路の入口のすぐ隣が伯備線のレール。

並走シーンとはいかなかったが、背後には、倉敷駅に到着する115系普通電車、
“まっき色”の編成が映り込んでいる。

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【2014年6月16日8時45分】 水島臨海鉄道・球場前-倉敷市

と、国鉄色キハが満員の乗客を乗せて、ゆっくりと近づいてきた。

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【2014年6月16日8時46分】 水島臨海鉄道・球場前-倉敷市(後追い)

自分の立つ歩道橋の下を潜って、ゆっくりゆっくりと倉敷市駅に入っていった。
隣の道路は、多くの通勤通学客の自転車が行き交い、朝の活気ある雰囲気が撮れる。
ちなみに、この撮影地の歩道橋は、公共駐輪場への通路も兼ねている。

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【2014年6月16日8時47分】 山陽本線・西阿知-倉敷

さて、この歩道橋の上を行ったり来たりすれば、山陽本線との掛け持ち撮影も可能。
EF66電気機関車が牽引する長編成のコンテナ列車も、頻繁にやって来る。

JR線の方も色とりどり、さまざまな形式の列車が行き交い、見ていて飽きないのだ。
キハは、9時まで倉敷市駅で停車中。折返し待ちの間に山陽本線を“監視”していたら
この高速コンテナ列車が偶然にも撮れたのであった。

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【2014年6月16日8時53分】 水島臨海鉄道・倉敷市-球場前

さぁ、折返し。9時ちょうど、倉敷市駅のホームの発車ベルの音が聞こえてきた。
足下の踏切が鳴り出す。JR倉敷駅のホームをバックに、キハがやって来た。
この撮影行、最後の撮影機会。

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【2014年6月16日8時53分】 水島臨海鉄道・倉敷市-球場前(後追い)

振り返って、自工前に戻っていくキハを見送って、荷物を取りにホテルに戻るのだった。

……  ……

今回のイベント、自分にとっては、予想を超えた大満足の内容だった。

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【2014年6月15日11時04分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル

グッズ販売(カンバッジ、下敷きと同社キハの勇姿を収めたDVDなど)も
同社にとって初めて。このイベント会場で販売ブースを設けていた。

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【2014年6月15日9時05分】 水島臨海鉄道・倉敷貨物ターミナル

撮影に夢中になっていて、終了直前にしか覗くことができなかったが、
すでに一部商品は売り切れており、ということは...

どちらかと言えば、お堅いイメージだった(← 失礼!!)水島臨海鉄道が、
ファンサービスのためのイベント開催など、今後、面白い展開を考えてくるかも
知れない。大手各社のイベントにはない、手作り感溢れる内容は、
臨鉄職員の皆さんの親切さの伝わってくるものでもあった。
機会があれば、また、倉敷まで駆けつけようと誓いつつ、
岡山空港のレストランでカレーピラフを食すのだった。(おわり)

(※)RAW撮影が多くなってきており、画像を編集してから掲載するようになりました。
<撮影データ>の掲載は、特別な理由がある場合を除いて中止することにしました。
どうぞご了承下さい。

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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arail206

おっ! 帽章ですね。まだここは撮ってないです!
by arail206 (2014-07-01 19:30) 

あるまーき

arail206さん

コメントありがとうございます。
偶然、グッズ販売の机の上においてあったところを撮りました。
なかなか、撮らせてもらうチャンスもないもので...
by あるまーき (2014-07-01 22:08) 

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