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臨鉄キハ“最終戦”(2)朝のキハは移動攻撃!! [水島臨海鉄道キハ20]

重ねてのお知らせです。先週あたりから、怪しいブランド品販売を持ちかける、
胡散臭い日本語の、怪しい迷惑投稿が続いておりましたので、
現在、当ブログのコメント欄は「受付/承認後表示」設定にしております。

これには、当ブログをお読みいただく皆さんからの感想や質問、お叱りのコメントを
排除する意図は全くありません。従来通り、どうぞお気軽に書き込んで下さい。
なお、自分の方の都合により、いただいたコメントに関して、その表示までに
時間を要する場合がありますので、どうぞご了承下さい。

IMG_1277.JPG
【2014年4月23日10時18分】 水島臨海鉄道水島本線・三菱自工前駅
<撮影データ>
Canon PowerShot SX280 HS
焦点距離 10.2 mm 露出 F4.0 1/1000秒 ISO200
プログラムAE CONTINUOUS AF WBオート

さて、新しい車両がデビューすると言うことは、古い車両が消えていくことも意味する。
この10年くらいの間、何度も撮りに訪れた水島臨海鉄道のキハ20形。

昭和30年台に登場したキハの活躍も、5月上旬まで。
「これが最後の機会になる」と倉敷を訪れたのは23・24日。
……  ……

2014年4月23日(水)快晴

寝台特急「サンライズ」は、定刻6:46に倉敷着。
コインロッカーに荷物を入れて、急ぎ、倉敷駅隣の臨鉄・倉敷市駅。

0Y6C7917.JPG
【2014年4月23日9時21分】 水島臨海鉄道水島本線・三菱自工前-水島
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 80.0 mm 露出 F11.0 1/500秒 +2/3段補正 ISO400
プログラムAE AIフォーカスAF WB太陽光 三脚使用

水島臨海鉄道水島本線は、住宅街と工業地帯を走る全長11キロ余りの路線。
1~2両のディーゼル動車が20~40分間隔で走っているのだが、全線の半分ほどは
コンクリートの高架、あとは住宅街の中を走る区間なので、すっきり撮れる場所は
かなり限定されてしまう。つまり、毎度、パターン化した写真しか撮れないが、
今回は、最後の撮影となるので、その、これまでに何度も撮った場所で
もう一度撮り直そうと決めていた。

0Y6C7797.JPG
【2014年4月23日7時03分】 水島臨海鉄道水島本線・球場前-倉敷市
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 130.0 mm 露出 F13.0 1/640秒 ISO400
プログラムAE AIフォーカスAF WBオート

まずは、ココ。倉敷市駅の次の球場前駅。そのすぐ近くの小さな踏切から。
やはり、市街地を走る路線。空を横切る電線が気になるのだが...
だからといって、ヨコ位置では工場や倉庫が写り込むし...、それが臨鉄撮影の悩み。

倉敷市ゆきとして通過した白い新形気動車が倉敷市で折り返してきて通過、
その列車と、球場前の次の駅、西富井で交換して上ってくる倉敷市ゆきがキハ20。

0Y6C7809.JPG
【2014年4月23日7時22分】 水島臨海鉄道水島本線・球場前-倉敷市
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 135.0 mm 露出 F8.0 1/800秒 ISO400
マニュアル露出 マニュアルフォーカス WB太陽光 三脚使用

踏切の音、ゆっくりゆっくりとキハの2連が入線してきた。
その色は...、朱色とクリームの国鉄気動車標準色風の2両。

0Y6C7834.JPG
【2014年4月23日7時22分】 水島臨海鉄道水島本線・球場前-倉敷市
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 135.0 mm 露出 F8.0 1/800秒 ISO400
マニュアル露出 マニュアルフォーカス WB太陽光 三脚使用

やがて、球場前駅を出発したキハがゆっくりと自分の前を行き過ぎた。
今日は、“1発目”が“納得の1枚”、これで次から穏やかな気持ちで撮ることができる。

0Y6C7837.JPG
【2014年4月23日7時24分】 水島臨海鉄道水島本線・球場前-倉敷市
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 300.0 mm 露出 F9.0 1/640秒 +1/3段補正 ISO400
プログラムAE AIフォーカスAF WB太陽光

振り返れば、満員の乗客を乗せて終着・倉敷市に向かうキハ。
線路の右側、南側は2~3年前までは田んぼがひろがっており、もう少し、倉敷市側の
老松付近で“はざかけピン”で撮ったキハの意外な写真を、開設当初の拙ブログで
ご紹介したことがあった(→ こちら)。
倉敷市-球場前は、この2~3年で急速に田んぼの宅地化が進み、
ほとんど撮れなくなってしまったのだ。

さて、倉敷市駅に向かったキハは、すぐに三菱自工前ゆきとして戻ってくる。
時間がない...

急ぎ、移動したのは球場前駅の先にある上り勾配途中の小さな踏切。
慌ててカメラをセット。でもカーブ内側の木の枝が入り込むのが気になって...
でも、カメラを右に振れば、踏切脇の古枕木の柵が入ってしまう。
やむなく、2両編成ギリギリの撮り方を狙ったのだが、

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【2014年4月23日7時37分】 水島臨海鉄道水島本線・西富井-球場前(後追い)
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 130.0 mm 露出 F9.0 1/800秒 ISO400
マニュアル露出 AIフォーカスAF WB太陽光 三脚使用

あ゛ぁーーっ!!
2両編成、40メートルって意外と長い。このままでは“ケツ切れ撃沈”。
あわててズームリングを回したので、何とか編成全景を捉えたのだが...

右下には、ちゃんと柵が写り込んでしまった。あぁ...撃沈。
編成長が予めわかっていて、なぜ、こんなミスを繰り返すのか...
とにかく学習能力のない自分、でも、落胆しているヒマはなかった。

できるだけ、色々な撮影地を回ろう。球場前 8:04発の自工前ゆきに乗り込み、
2つ目、浦田駅で下車。駅のすぐ倉敷市寄りにある歩道橋付近から望遠レンズで
狙うと、住宅街をカーブして抜けてくるキハを正面がちに撮ることができる。

歩道橋の階段“中腹”の踊り場付近で撮るのが一般的だが、この日は下側で。

0Y6C7870.JPG
【2014年4月23日8時25分】 水島臨海鉄道水島本線・福井-浦田(後追い)
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 300.0 mm 露出 F8.0 1/640秒 ISO400
マニュアル露出 AIフォーカスAF WB太陽光 三脚使用

まずは、三菱自工前ゆきで試し撮り。この三菱自工前ゆきが浦田駅の次の弥生駅で
交換する倉敷市ゆきがキハ20形。つまり、後追いで撮ることになる。

0Y6C7876.JPG
【2014年4月23日8時35分】 水島臨海鉄道水島本線・福井-浦田(後追い)
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 300.0 mm 露出 F8.0 1/640秒 ISO400
マニュアル露出 AIフォーカスAF WB太陽光 三脚使用

アウトカーブから捉えたこの1枚、自分にとっては“納得の1枚”となった。

0Y6C7901.JPG
【2014年4月23日8時35分】 水島臨海鉄道水島本線・福井-浦田(後追い)
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 300.0 mm 露出 F8.0 1/640秒 ISO400
マニュアル露出 AIフォーカスAF WB太陽光 三脚使用

カーブの向こう、住宅街の中に消えていくキハを追って、ここでの撮影は終了。

さて、臨鉄キハの“ネグラ”は自工前駅の先、倉敷貨物ターミナルにある。
キハの運用は、自工前 7:07発の倉敷市ゆきからはじまり、自工前 9:29着まで、
倉敷市-三菱自工前間をちょうど2往復。いま、「浦田の歩道橋」で撮ったのは
2往復目の上り便。これが折り返して来る、次の自工前ゆきが、この朝、最後のチャンス。

浦田 8:53発の水島ゆきで終点・水島には9:04着。あと20分でキハが来る。
三菱自工前駅付近で撮ろうと、工業地帯の大通りを急ぎ足で。

倉敷市から水島までの間は、僅かに残った畑の他は、住宅密集地を走る。
最後の1区間、水島-三菱自工前は、製鉄所、自動車工場、それから税関支所などの
港湾施設...、臨海工業地帯に相応しい光景。広い道路は、大型トラックが
ひっきりなしに通り過ぎるほか、隣接する自動車メーカーで製造されたクルマが、
ナンバープレートを付けない状態で走っているのも見られる。
(自工前駅周辺の地域は「特区」として、無ナンバー車でも走行できるとのこと)

そんな中で、自工前駅のすぐ手前、工場のプラントをバックに。

0Y6C7928.JPG
【2014年4月23日9時21分】 水島臨海鉄道水島本線・水島-三菱自工前(後追い)
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 80.0 mm 露出 F11.0 1/320秒 ISO400
プログラムAE AIフォーカスAF WB太陽光 三脚使用

山深いローカル線をゆく姿も似合うが、工業地帯の通勤列車で余生を送るキハ20も、
なかなかよく似合っていた。

IMG_1215.JPG
【2014年4月23日9時35分】 水島臨海鉄道水島本線・三菱自工前駅付近
<撮影データ>
Canon PowerShot SX280 HS
焦点距離 10.2 mm 露出 F4.0 1/1000秒 ISO200
プログラムAE CONTINUOUS AF WBオート

キハ20が引き上げていくのを見送りながら、自分もそれを追って
倉敷貨物ターミナルに向かって歩いて行った。(つづく)

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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