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2013年「撮り納め」は、い鉄で(2) [いすみ鉄道 国鉄型キハ]

今日の話題に入る前に。
朝の井の頭線、とうとう、朝のラッシュが戻ってきてしまった。
明日まで朝イチの出社となる勤務シフト。今朝は富士見ヶ丘で始発電車に乗り換えた。
そう、1本早いのに乗ってでも座りたくなるお年頃なのだ。

今日もカバンにはコンデジをしのばせていた。

……  ……

01_IMG_0070.JPG
【2014年1月5日8時31分】 京王井の頭線・渋谷駅
<撮影データ>
Canon PowerShot SX100 IS
焦点距離 20.1 mm 露出 F3.5 1/25秒 ISO800 WBオート

昨日に続いて“看板付”編成がやって来た。昨日の「迎春」マークとは
今日もすれ違ったが、今朝の乗った電車のマークは「年末年始輸送安全総点検」、
季節ごとに、この「輸送安全総点検」マークはコンスタントに出てくる。

どちらかと言えば、乗客にアピールするものというよりは、
内部向きなものであるような気がするのだが、毎シーズン、掲出しているのは、
富士見ヶ丘区としての“こだわり”があるのだろうか??

02_IMG_0071.JPG
【2014年1月5日8時31分】 京王井の頭線・渋谷駅
<撮影データ>
Canon PowerShot SX100 IS
焦点距離 60.0 mm 露出 F4.3 1/30秒 ISO800 WBオート

それにしても7色の前面カラーが有名な井の頭線、
わざわざサーモンピンクの編成の前面に、同じ色の電車をデザインしたマーク、
マークと掲出編成の色を揃えるという、う~ん、芸が細かい。
さらに、マークをアップで撮ってみたら、第31編成の車番まで正確に再現されていた。
この編成に掲出するために作ったマークなのだろうか??

8時半の渋谷駅ホームで、カメラを取り出していた、怪しいオッサンがこの自分。

さて、今日の話題。大晦日の「いすみ鉄道撮影記」の続き。

2013年12月31日(火)晴れ

大糸線での活躍を最後に“引退”したキハ52形ディーゼル動車を購入して、
“観光急行”として運転開始した当初から、ささやかながら、いすみ鉄道を
応援してきた<変態鉄>。ゴーニーに乗る度に、車内に掲示されたネームプレートを
見てニヤニヤしているのは、内緒にしておきたいのだが...

実は、このいすみ鉄道、年末年始のかき入れ時に...
せっかく、正月休みにも初めてキハを運転することになっていたのに...

12月28日のお昼頃、終着の上総中野駅と西畑駅の間で脱線事故が発生したのだ。
29日から大多喜-大原間で折返し運転、大多喜-上総中野間バス代行となった。
“ピンチの時こそ、売店でのグッズ購入などで少しでも応援したい”という気持ち90%、
珍しい「バス代行」を見たいという“野次馬根性”が10%、
それが、大晦日のい鉄遠征のキッカケだったのだ。

03_IMG_0006.JPG
【2013年12月31日10時10分】 いすみ鉄道・久我原-総元
<撮影データ>
Canon PowerShot SX100 IS
焦点距離 6.0 mm 露出 F8.0 1/1600秒 ISO400 WBオート

そんなとき、前日の晩に伝わってきたのが、列車運転区間を総元まで延長するとの情報。
これはちょっと意外だったが、でも、だからこそ、久我原-総元間の踏切に
出向いたのだった。(結果的には完膚無きまでの撃沈劇だったが...)

12_0Y6C0293.JPG
【2013年12月31日11時45分】 いすみ鉄道・久我原-総元(後追い)
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 300.0 mm 露出 F8.0 1/500秒 +2/3段補正 ISO400
プログラムAE AIフォーカスAF WB太陽光

前記事にも載せた、このカットを撮って、すかさず、下のバス通りへ。
い鉄の鉄橋を潜った先の交差点を左折、急な坂を10分ほど歩けば、総元駅。

ここで折返し待ちをしているキハに余裕で追いつけるのだった。
代行バスを含めて、時刻表通りの運転となっているので、上総中野ゆきとして
総元に到着したキハの乗客は駅前にいる代行バスへ、そのバスが列車と同じダイヤで
上総中野から帰ってきて、その乗客の乗り換えを待って、大原ゆきとして列車が
発車してゆくダイヤ。定刻12:24まで、まだ30分あまり。

04_0Y6C0329.JPG
【2013年12月31日12時06分】 いすみ鉄道・総元駅
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 50.0 mm 露出 F7.1 1/125秒 +1段補正 ISO400
プログラムAE AIフォーカスAF WB太陽光

カラカラカラカラ...、静かな無人駅。懐かしいアイドリング音を奏でながら、
目の前のホームでキハが休んでいた。

「(発車の)10分くらい前にドアを開けますから...」
キハの前で待機しているい鉄職員さん。

05_0Y6C0328.JPG
【2013年12月31日12時06分】 いすみ鉄道・総元駅
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 120.0 mm 露出 F5.6 1/125秒 +1段補正 ISO400
プログラムAE AIフォーカスAF WB太陽光

駅舎の壁には、バス代行を知らせる貼り紙があった。

06_0Y6C0322.JPG
【2013年12月31日12時03分】 いすみ鉄道・総元駅付近
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 170.0 mm 露出 F8.0 1/320秒 +2/3段補正 ISO400
プログラムAE AIフォーカスAF WB太陽光

そして、すでに駅の久我原よりの踏切周辺は“ニワカ撮影会”状態。
多くの人が線路周辺からカメラを向けていた。

光線状態は逆光だが、それでも、幌付きのキハ28の顔をゆっくりと撮れる。
この機会を逃すわけにはいかない。
「まるでJRの頃みたいだなぁ」、自分より年下、学生さんだろうか。
ヘッドマーク無しのキハ2連が、無人駅で佇んでいる光景...、何ともいえない。

この写真が撮れただけでも、自分にとっては「来た甲斐があった!!」

0Y6C0336.JPG
【2013年12月31日12時07分】 いすみ鉄道・総元駅
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 80.0 mm 露出 F10.0 1/250秒 ISO400
プログラムAE AIフォーカスAF WB太陽光

上総中野方、キハ52の停車位置のすぐ先の線路上には簡素な車止め標識。
1日も早い復旧を願っている気持ちは、<変態鉄>だって、それは変わらない。

0Y6C0351.JPG
【2013年12月31日12時09分】 いすみ鉄道・総元駅
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 220.0 mm 露出 F8.0 1/500秒 +1段補正 ISO400
プログラムAE AIフォーカスAF WB太陽光

“幌付きキハ28 2346の顔”を撮って満足した後は、停車中のキハのディテール観察。
このサボ、ステッカーとはいえ、青い部分「大多喜-上総中野 普通」の上から
「上総中野-大多喜 普通列車(上総中野-総元 バス代行)」、
“バス代行”と書かれたサボなんて、Jから始まる日本最大級の鉄道会社なら
そんなものをわざわざ用意することは絶対に有り得ない。

07_0Y6C0348.JPG
【2013年12月31日12時08分】 いすみ鉄道・総元駅
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 40.0 mm 露出 F9.0 1/160秒 +1段補正 ISO400
プログラムAE AIフォーカスAF WB太陽光

ちゃんとゴーニーの方のサボも、この“バス代行”仕様になっていた。
これも貴重な記録となった。

「まもなく発車時刻になります」、車内に入るように促される頃、駅前には...

08_0Y6C0370.JPG
【2013年12月31日12時17分】 いすみ鉄道・総元駅付近
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 210.0 mm 露出 F11.0 1/800秒 ISO400
プログラムAE AIフォーカスAF WB太陽光

見覚えのあるバスの姿が見えてきた。“列車代行”の方向幕。

すかさず、キハの車内に戻った。普段、急行列車の時にはキハ28の方が指定席車。
最近では、レストラン列車用のテーブルがセットされ、“国鉄型”にこだわる
<変態鉄>としては、ちょっと残念だったのだが...

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【2013年12月31日12時18分】 いすみ鉄道・キハ28 2346車内
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 35.0 mm 露出 F5.6 1/100秒 +2/3段補正 ISO400
プログラムAE AIフォーカスAF WBオート

正月休みを前に、一時的にテーブルが片付けられていた。

ズラッと並んだ紺色モケットの四人掛けボックスシート、暖房の効きすぎた車内、
窓からさし込んでくる冬の陽の光...、わずかな乗客を乗せて総元を発車するキハ28、
DMH17H型エンジンの音と振動に身を委ねる、何とも幸せな時間を過ごせた。

10_0Y6C0417.JPG
【2013年12月31日12時40分】 いすみ鉄道・キハ28 2346車内
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 260.0 mm 露出 F5.6 1/30秒 +1/3段補正 ISO400
プログラムAE AIフォーカスAF WBオート

ちなみに、「帝国車輛 昭和39年」の製造銘板は残っていたが、
確か、隣には「改造 JR西日本松任工場」の改造銘板があったはずだが、
こちらは撤去されていた。

上総中野で接続しているはずの小湊鐵道も昨年の大雨の影響で養老渓谷-上総中野間が
引き続きバス代行となっている。“房総横断鉄道”が分断されていることも
無関係ではないであろうが、キハの車内の乗客は思っていたよりも少なかった。

でも、<変態鉄>としては「昭和のキハの旅」を楽しむことができたというのも
確かなのだが...(ローカル線のキハが満員列車では...、空いている方が好き。)

このキハ28 2346、何度も書いたように「飛越ゴハチ」、唯一の生き残り。
そんな名残もしっかり残されている。

11_0Y6C0391.JPG
【2013年12月31日12時19分】 いすみ鉄道・キハ28 2346車内
<撮影データ>
Canon EOS 5D Mark III/EF28-300mm f/3.5-5.6L IS USM
焦点距離 105.0 mm 露出 F5.0 1/40秒 +2/3段補正 ISO400
プログラムAE AIフォーカスAF WBオート

「1 富山」「2 西富山」「3 婦中鵜坂」「4 速星」...、「10 猪谷」まで
懐かしい駅名が並んだままになっている。そう、「飛越ゴハチ」はいまも生きている。

さて、この日の「観光急行」、何と急行運転となる大多喜以降も急行料金免除。
大多喜駅で降りて歩いて撮影地に向かうつもりだったが、撮影地最寄りの
城見ヶ丘駅まで急行区間にも1駅だけ乗車。

料金不要でも大多喜駅からは急行運転。アテンダントさんが乗り込むと、
大多喜発車後には「アルプスの牧場」のオルゴールが流れて車内放送。
2013年の最後の日は何とも幸せな<乗り鉄>となったのだった。

(※)撮影時刻は写真データのものです。したがって、実際の時刻とは多少前後します。

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コメント 2

suzuran6

そう、がらがらの車両でボックス一つ占領して、窓枠にに肘かけて車窓を眺める ・・・
極楽でしょうね。

by suzuran6 (2014-01-07 19:05) 

あるまーき

suzuran6さん

コメントありがとうございます。
そうなんです。しかも、キハ28の紺色のモケットのボックスシートですから、わずか10分足らずではありましたが、まさに至福の時でした。
by あるまーき (2014-01-07 19:22) 

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